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仲間1
王様のお仕事(1)
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全ての用事は片付き、新たにカミュを加えての旅になる。しかしすぐに遠出する訳ではなく相談しての近場でハントキャンプと呼ぶ野営込みでのシャドウ狩りをするつもりでいた。
しかしその計画は街の外へ出る前にレウィンドの自警団の服を着た男性に呼び止められることで中止となってしまう。
「面会を希望してる人がいる、と…」
「はい、ココレット家とルーグワ家の両名の当主様ですね」
僕がレウィンドでダブルキングの名前を使ったことで、この街に居を構えていた貴族が話したいということらしい。ちなみに、カミュの話ではルーグワ家の貴族がギルドの食堂で給仕長をしているゴブリンさん達家族の保証人らしい。
王の名前を使わないで竜狩りの一件を解決できたら、このまますっと出れたのだけど騎士団まで動かしてしまったのだから簡単に終わり、とはならなかったんだろう。こればかりは自分が蒔いた種というべきだろうか。
「申し訳ありません」
呼び止めた自警団の人も頭を下げるのだけど、謝られることはしていないのですぐにいいよと声をかけう。
「これも一応、王の王だからね。森瑠、カミュすまないけど引き返すよー。えと、それでどこにいればいいのかな?」
「ハンターギルドの方に居ていただけたら助かります。両家とも貴方が格式高い扱いをされるのを嫌うだろうと表向きはレウィンドの隠れていた膿みを取り除けたという体でギルド員と今回力添えしていただいた騎士団の方々との軽い立食会を予定していますので、その中で話を交えることが出来るのでしたら、ということです」
かなり限定的な面会ではなく、それなりに人目のある場所で窮屈にならないように考慮してもらっての条件だ。そういった場所なら元々ギルド員であるカミュも、同じく森瑠も側にいても何も問題なさそうだ。
「分かったよ。了承したと、伝えてくれるかな」
「ありがとうございます。長く滞在させようとする気は毛頭無いとも伝えてくれと言われています。遅くても2日程で準備が出来るそうです」
「ありがとう。全く問題ないよ」
この後少しだけ伝言を持ってきてくれた自警団の人と言葉を交わしてから、今来た道を引き返す。急ぐ旅ではないのだから、滞在している期間で空いた時間を有意義に使うに限る。
「立食会かー、ご馳走出るんじゃん。食い逃しかけてたな」
危ない危ないとカミュが呟く。確かに、ちょっとしたお祝い毎を用意していたのなら、こんなに早く街を出ようとしなくて良かったのかもしれないとも苦笑する。
遅くて2日なら今日一日だったらほぼ自由時間がとれると言うことだろうし、一度ギルドに戻って自分たちが残るというのを僕のことを知っている騎士団の人達や極一部の人に認識してもらってから少しだけ街の外の出てハントに行ければいいかな、と考える。ハンターギルドに引き返す道すがら二人に考えを伝える。
「はい、私は瑠歌についていきます」
「軽食ぐらいは持って行こうぜ。俺が食堂で頼んでおくからその間に準備していてくれよ」
これで今日の予定は決まったということで、またギルドの建物の中へと足を踏み入れた。
「カミュ!良かった、えぇと…ちゃんと間に合ったみたいだな」
ギルドの建物に入ると一人の青年が声をかけてきた。話の振り方からして今回の件でも詳しい関係者って感じみたいだという印象を覚えているとカミュから紹介が入った。
「あぁ、瑠歌紹介するぜ。シング・ルーグワ、前に話したハンターギルドに属してる貴族の坊っちゃんな」
「坊っちゃん言うなって、まったく。俺のことはシングと気軽に呼んでください、一応今回の件の伝達係みたいなの親に任されてるんでよろしく」
「うん、よろしくねシング。僕達は、会食の時までこの街で自由行動してていいんだよね?」
一応と確認をしてみるとこくりと頷かれる。
「えぇ、自由にしててくれて大丈夫です。面会と言っても堅苦しいのは抜きのつもりでいるので。それでもダブルキングの名で一応は、確認?みたいな」
言い淀むようなシングの言葉だったけど言いたいことは理解できる。無事かどうかとか、何か困ってないかとか情報共有というものが必要だったりするから。
「それともうひとつ、今回の件のお礼と足止めのお詫びにと少し前にバルーンの特別討伐許可が出てたんで結晶を贈呈する準備もできてるんで、収納具拡張かテントかとかまだ加工前なんて融通ききますけどどうします?」
と、持ちかけられた幸運に思わずぱちぱちと目を瞬いた。バルーンワープの魔物の結晶石とは、なかなかの優遇っぷりだ。
この魔物はシャドウモンスターではないのだけど、他の魔物とちょっと区別が違う。長年生態系を研究してきた結果、他純粋魔物とくらべてもきちんと意思があるのか無いのかわからずで個体は分裂して増えていくという謎生物。そのくせ、人や生き物などを見ると吸い込んで食べようとするので、ある程度生息地で個体が増えていたら特別討伐という形で間引いて結晶石を回収している。
個々分裂という他の純粋魔物でもまず見れない、繁殖と言っていいのか分からない生態系なおかげである程度は冒険者が使う便利な魔道具が行き通ってる具合だ。
今回その一つを譲ってもらえるというならば、ここはありがたく受け取っておく方が今後いいかなと思う。
僕が身に着けている収納魔道具はまだ容量が余っている。そうなるとやっぱり。
「…テント、かな森瑠の個人用に」
バルーン、と名が付く魔物だからある程度予想はつくかもしれないけれどその結晶の力は空間に特化している。魔道具として加工すれば空間収納、もしくは野営する時に面倒な組み立てなどしなくていいテントにすることが出来る。
森瑠を連れていくようにしてから自分のテントの中で一緒に寝ていたけどプライベートな時間を作ってあげてもいいと思うんだよね。でも森瑠が僕と一緒のままでいいと言うならテント用に加工してもらった魔道具はまた別の用途にも使えるしとにかく無駄が無い。テント魔道具に加工したとしても、使う前までは加工された結晶石なままだから。
「いいんですか?瑠歌」
僕の呟きに申し訳なさそうにする森瑠にいいんだよ、と笑いかける。
「大丈夫だよ。僕も今まで道中でよくバルーンの結晶石が競売にかけられてた時とか落として収納具の拡張に利用してたからかなーり余裕あるんだよね。でも森瑠が、僕と同じテントでもいいとしても別の用途にも使えるしいいと思うんだ」
森瑠が使う使わないかは本人に任せるとして、今はテント用に加工してもらうように頼むのが一番だと思う。
「決まり、ですか?」
「うん、テント用で加工頼んでいいかな」
「了解。じゃあグゼさんのところに結晶石持ち込み行ってきますか」
と、グゼのじいちゃんに頼みに行くのか。魔導加工の技術者だから当然か、僕もレウィンド内でグゼ以上の魔導加工の技術者には覚えがないし。
「なら渡す時に僕や森瑠の名前出すといいかも。顔なじみなんだ」
「いいんですか?グゼのじいさん気難しいですからね、ダブルキングに献上~ぐらいは言ってもいいかなとか思ってたんだけど本人様から許可が出たなら遠慮なく交渉に使いますか」
「ふふ、そうしてくれていいよ」
「じゃあ、ご出立までに完成させてもらう為にも俺は一旦グゼさんの店に結晶石届けに行くので後ほど」
「うん、ありがとうー」
そうして出て行くシングを見送り、宿担当の受付に向かう。こちらも話は通ってたみたいですでに部屋は用意されていると鍵を渡された。
「ん。これで、僕がこの街に滞在するってことは大体は伝わるよね。それじゃ、メインに行こうか」
シングと話してる間にカミュが食堂で軽食の確保に向かっていたので準備はすぐ終わる。次に向かうはレウィンドの外。
しかしその計画は街の外へ出る前にレウィンドの自警団の服を着た男性に呼び止められることで中止となってしまう。
「面会を希望してる人がいる、と…」
「はい、ココレット家とルーグワ家の両名の当主様ですね」
僕がレウィンドでダブルキングの名前を使ったことで、この街に居を構えていた貴族が話したいということらしい。ちなみに、カミュの話ではルーグワ家の貴族がギルドの食堂で給仕長をしているゴブリンさん達家族の保証人らしい。
王の名前を使わないで竜狩りの一件を解決できたら、このまますっと出れたのだけど騎士団まで動かしてしまったのだから簡単に終わり、とはならなかったんだろう。こればかりは自分が蒔いた種というべきだろうか。
「申し訳ありません」
呼び止めた自警団の人も頭を下げるのだけど、謝られることはしていないのですぐにいいよと声をかけう。
「これも一応、王の王だからね。森瑠、カミュすまないけど引き返すよー。えと、それでどこにいればいいのかな?」
「ハンターギルドの方に居ていただけたら助かります。両家とも貴方が格式高い扱いをされるのを嫌うだろうと表向きはレウィンドの隠れていた膿みを取り除けたという体でギルド員と今回力添えしていただいた騎士団の方々との軽い立食会を予定していますので、その中で話を交えることが出来るのでしたら、ということです」
かなり限定的な面会ではなく、それなりに人目のある場所で窮屈にならないように考慮してもらっての条件だ。そういった場所なら元々ギルド員であるカミュも、同じく森瑠も側にいても何も問題なさそうだ。
「分かったよ。了承したと、伝えてくれるかな」
「ありがとうございます。長く滞在させようとする気は毛頭無いとも伝えてくれと言われています。遅くても2日程で準備が出来るそうです」
「ありがとう。全く問題ないよ」
この後少しだけ伝言を持ってきてくれた自警団の人と言葉を交わしてから、今来た道を引き返す。急ぐ旅ではないのだから、滞在している期間で空いた時間を有意義に使うに限る。
「立食会かー、ご馳走出るんじゃん。食い逃しかけてたな」
危ない危ないとカミュが呟く。確かに、ちょっとしたお祝い毎を用意していたのなら、こんなに早く街を出ようとしなくて良かったのかもしれないとも苦笑する。
遅くて2日なら今日一日だったらほぼ自由時間がとれると言うことだろうし、一度ギルドに戻って自分たちが残るというのを僕のことを知っている騎士団の人達や極一部の人に認識してもらってから少しだけ街の外の出てハントに行ければいいかな、と考える。ハンターギルドに引き返す道すがら二人に考えを伝える。
「はい、私は瑠歌についていきます」
「軽食ぐらいは持って行こうぜ。俺が食堂で頼んでおくからその間に準備していてくれよ」
これで今日の予定は決まったということで、またギルドの建物の中へと足を踏み入れた。
「カミュ!良かった、えぇと…ちゃんと間に合ったみたいだな」
ギルドの建物に入ると一人の青年が声をかけてきた。話の振り方からして今回の件でも詳しい関係者って感じみたいだという印象を覚えているとカミュから紹介が入った。
「あぁ、瑠歌紹介するぜ。シング・ルーグワ、前に話したハンターギルドに属してる貴族の坊っちゃんな」
「坊っちゃん言うなって、まったく。俺のことはシングと気軽に呼んでください、一応今回の件の伝達係みたいなの親に任されてるんでよろしく」
「うん、よろしくねシング。僕達は、会食の時までこの街で自由行動してていいんだよね?」
一応と確認をしてみるとこくりと頷かれる。
「えぇ、自由にしててくれて大丈夫です。面会と言っても堅苦しいのは抜きのつもりでいるので。それでもダブルキングの名で一応は、確認?みたいな」
言い淀むようなシングの言葉だったけど言いたいことは理解できる。無事かどうかとか、何か困ってないかとか情報共有というものが必要だったりするから。
「それともうひとつ、今回の件のお礼と足止めのお詫びにと少し前にバルーンの特別討伐許可が出てたんで結晶を贈呈する準備もできてるんで、収納具拡張かテントかとかまだ加工前なんて融通ききますけどどうします?」
と、持ちかけられた幸運に思わずぱちぱちと目を瞬いた。バルーンワープの魔物の結晶石とは、なかなかの優遇っぷりだ。
この魔物はシャドウモンスターではないのだけど、他の魔物とちょっと区別が違う。長年生態系を研究してきた結果、他純粋魔物とくらべてもきちんと意思があるのか無いのかわからずで個体は分裂して増えていくという謎生物。そのくせ、人や生き物などを見ると吸い込んで食べようとするので、ある程度生息地で個体が増えていたら特別討伐という形で間引いて結晶石を回収している。
個々分裂という他の純粋魔物でもまず見れない、繁殖と言っていいのか分からない生態系なおかげである程度は冒険者が使う便利な魔道具が行き通ってる具合だ。
今回その一つを譲ってもらえるというならば、ここはありがたく受け取っておく方が今後いいかなと思う。
僕が身に着けている収納魔道具はまだ容量が余っている。そうなるとやっぱり。
「…テント、かな森瑠の個人用に」
バルーン、と名が付く魔物だからある程度予想はつくかもしれないけれどその結晶の力は空間に特化している。魔道具として加工すれば空間収納、もしくは野営する時に面倒な組み立てなどしなくていいテントにすることが出来る。
森瑠を連れていくようにしてから自分のテントの中で一緒に寝ていたけどプライベートな時間を作ってあげてもいいと思うんだよね。でも森瑠が僕と一緒のままでいいと言うならテント用に加工してもらった魔道具はまた別の用途にも使えるしとにかく無駄が無い。テント魔道具に加工したとしても、使う前までは加工された結晶石なままだから。
「いいんですか?瑠歌」
僕の呟きに申し訳なさそうにする森瑠にいいんだよ、と笑いかける。
「大丈夫だよ。僕も今まで道中でよくバルーンの結晶石が競売にかけられてた時とか落として収納具の拡張に利用してたからかなーり余裕あるんだよね。でも森瑠が、僕と同じテントでもいいとしても別の用途にも使えるしいいと思うんだ」
森瑠が使う使わないかは本人に任せるとして、今はテント用に加工してもらうように頼むのが一番だと思う。
「決まり、ですか?」
「うん、テント用で加工頼んでいいかな」
「了解。じゃあグゼさんのところに結晶石持ち込み行ってきますか」
と、グゼのじいちゃんに頼みに行くのか。魔導加工の技術者だから当然か、僕もレウィンド内でグゼ以上の魔導加工の技術者には覚えがないし。
「なら渡す時に僕や森瑠の名前出すといいかも。顔なじみなんだ」
「いいんですか?グゼのじいさん気難しいですからね、ダブルキングに献上~ぐらいは言ってもいいかなとか思ってたんだけど本人様から許可が出たなら遠慮なく交渉に使いますか」
「ふふ、そうしてくれていいよ」
「じゃあ、ご出立までに完成させてもらう為にも俺は一旦グゼさんの店に結晶石届けに行くので後ほど」
「うん、ありがとうー」
そうして出て行くシングを見送り、宿担当の受付に向かう。こちらも話は通ってたみたいですでに部屋は用意されていると鍵を渡された。
「ん。これで、僕がこの街に滞在するってことは大体は伝わるよね。それじゃ、メインに行こうか」
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