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22.散った想い
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年末に向けて貴弘の会社は猫の手も借りたいほど忙しくなっていった。普段も納期やら急ぎの催促の連絡があるが十二月は怒涛だ。貴弘も受話器を片手にパソコンの前に座っていた。取引先の応対中で……その表情は真剣だ。
「少々お待ちください。……悪い。有川、このデータおかしくないか? そっちのパソコンでもう一度確認してくれ……あ、崎山さんこれお願いしていいですか? すみません」
通話の合間に有川にデータが書かれたファイルを手渡し、同時に会話の途中で言い渡された取引先の急ぎの仕事が書かれた付箋を向かいに座る同僚に手渡した。
貴弘はここ数日仕事の鬼と化している。有川や周りの同僚たちは最近の貴弘の様子を見てきただけに今度は何があったのかと気になるが次から次に仕事が舞い込んでくるので与えられた仕事をこなすだけで手一杯だ。有川は心配そうに貴弘を盗み見た後仕事のメールを確認して仕事を再開した。
今日も貴弘は残業をしていた。ここ数日は急ぎの仕事が重なり残業しなければ追いつかない。それも自分が余計な仕事を増やしているからなので致し方ない。ポツポツと同じフロアで同じように残って仕事を片している同僚がいたが少しずついなくなった……。また明日以降も追い込みが付き合って続く。無理をして体調を崩せば大変なことになる事を皆身をもって知っている。
この部分で終わるか……。
壁の時計を見ると一時間半も経っていた。貴弘はパソコン画面を見ながらコーヒーが入ったカップを口に付けるがその中身は空だった。貴弘が面倒臭そうに席を立つと後ろ席に有川が座っていた。不貞腐れたように貴弘を睨んでいる。怨みたっぷりの視線が怖い。同じく残業していた有川だが随分前に退社したはずだった。
「うわっ……何だよ、驚かすな。まだ帰ってなかったのか」
「いつまで仕事するのか根比べしてみようかなって。んで? なんでここ最近仕事人間になっちゃったんだ?」
有川は貴弘が握っていたカップを机の上に置くとそばに置いていた袋から缶コーヒーを取り出して貴弘に投げた。自分の分の缶コーヒーの爪を起こすと話を聞こうと椅子ごと距離を詰める。有川のしつこさは健在だ。
貴弘はデーターを保存してパソコンの電源を切った。溜息をつくと缶コーヒーを一口飲んだ。甘さが疲れた脳に染み渡るようだった。
「どうせ、風香ちゃんだろ? 何か進展あったのか? ま、あれば早く家に帰っているはずだよな」
有川は鋭く痛い所を突いてきた。あの晩から風香を幼馴染みとして思えるように貴弘は努力していた。そのために仕事にいつも以上に真剣に取り組んでいた。変な考えを取っ払うには何かに追われているのが一番だ。風香もあの日のことは何も触れなかった……いつものように言葉を交わした。ただ、どことなく俺がリビングにいると気まずそうだった。
有川にあの晩の出来事を話すと最初は興奮気味だったが風香の涙のことを話すと自分のことのように落ち込み出した。有川は自分のことのように喜び、悲しんでくれる。共感性が高い男だ。良き理解者に思えて嬉しかった。有川は何かを考えているようだったが特に俺に何も言わなかった。
「とりあえず、気まずそうだし……俺を家に呼んでくれよ! それがいいって、な?」
「は? このタイミングで? いや、まぁ……いいけど。風香に確認する」
随分前から有川に家に招待すると約束していた。暫くすれば諦めるだろうと思っていたが本人は忘れていなかったらしい。
貴弘は次の金曜日の予定を聞くと有川は嬉しそうに笑った。「風香ちゃんに会えるなぁ」と嬉しそうに携帯電話のスケジュール帳に入力している。あまりに急な予定だがそこはうまく段取りがいったようだ。有川は満足そうに缶コーヒーを飲み干すと貴弘を残して一人会社を後にした。
貴弘はその背中を見送ると携帯電話が震えた……風香からメールが届いた。内容を確認すると貴弘は簡素に了解とだけ入力して送信した。
会社を後にした有川がオフィス街を抜けて一人暮らしをしている部屋に向かっていた。有川は会社まで徒歩で通えるほどの距離に住んでいる。いつものように仕事終わりに一杯ひっかけて帰る会社員たちを横目に帰ろうとすると立ち飲み屋に知った顔を見つけて暖簾をくぐった。
「君、可愛いね……おでんの大根奢ってくれない?」
「……煽てるわね。どうぞ?」
速水が一人でビール片手に熱々のおでんを頬張っていた。スーツ姿の男たちがずらりとカウンターを占領している中小さな女が一人立ち飲み屋にいるのは目立つ。隣の客にスペースを作ってもらい無理やり隣に立つと大将にビールとおでんのセットを注文する。速水はそんな有川を苦笑いしながら見上げた。ビールが到着すると二人は肩を寄せ合って乾杯した。
「速水さん一人酒なんて珍しいね、しかも平日に」
「あ……まぁね。たまにはこうして呑むわよ」
その横顔は少し寂しそうだった。有川はその横顔に何かを悟って何度も頷いた。
「……高畑に、フラれたの?」
有川の言葉に速水は驚いた顔を見せる。慌てて有川は言葉を紡ぐ。
「いやいや待て。高畑は何も言ってないぞ。俺は何も聞いていない……。ただ、失恋した時の女の顔ぐらいは分かる」
速水は小さく頷くと「そっか……なるほどね」と言い黙りこんだ。少しずつ速水は告白してフラれた時のことを話し始めた。有川は黙って聞いていたが話が終わると感心したように速水の肩を叩いた。有川は速水の肉食系の告白に感動した……。好きな男に代わりでもいいからと、待つと言った速水の思いに感服した。思わぬ称賛に速水は吹き出して笑った。
「告白できて良かったなって思ってるんだけど……もう少し早かったら良かったなって……変わったのかなって……もう何年も気になる存在だったのに。同棲始めたのここ数ヶ月前なんでしょ? それまで連絡先も知らないただの隣に住む幼馴染だったのに──なんて、ね……過去のことばっかり目がいっちゃうのよね。変えられないのに……」
貴弘の想いを聞いた後でも少し早ければ自分にもチャンスがあったのではないかと悔やんでいた。速水は涙が出そうになり慌ててビールを呑んでごまかした。有川は視線を逸らして気付かないふりをした。有川はおでんの大根を切り分けると速水の空いた皿に置いた。立ち飲み屋の賑わいは心地良かった。速水は失恋してから泣きたくなるとこの店に訪れていた。
「……間に合わないことだってある。人の気持ちやタイミングなんて……どうしようもないよな。それでも思い続けるのは止めないほうがいい。どうせもがくのは一緒だから」
「有川くん……」
「──なんてね。それは普通じゃないのー? 当然じゃん。無理すんなよなっ」
速水は有川の横顔を見つめた。いつもへらへらして軽い有川らしくない言葉に思わず見入ってしまう。まるで叶わない恋をしている男の顔だった。女の子が大好きな有川は……本当の有川の姿ではないのではないかと速水は思った。
「まだ、好きでいていいのかな?」
「当たり前じゃん」
速水の肩に自分の肩をぶつけると有川は笑った。速水は有川に話を聞いてもらって良かったと思った。
「少々お待ちください。……悪い。有川、このデータおかしくないか? そっちのパソコンでもう一度確認してくれ……あ、崎山さんこれお願いしていいですか? すみません」
通話の合間に有川にデータが書かれたファイルを手渡し、同時に会話の途中で言い渡された取引先の急ぎの仕事が書かれた付箋を向かいに座る同僚に手渡した。
貴弘はここ数日仕事の鬼と化している。有川や周りの同僚たちは最近の貴弘の様子を見てきただけに今度は何があったのかと気になるが次から次に仕事が舞い込んでくるので与えられた仕事をこなすだけで手一杯だ。有川は心配そうに貴弘を盗み見た後仕事のメールを確認して仕事を再開した。
今日も貴弘は残業をしていた。ここ数日は急ぎの仕事が重なり残業しなければ追いつかない。それも自分が余計な仕事を増やしているからなので致し方ない。ポツポツと同じフロアで同じように残って仕事を片している同僚がいたが少しずついなくなった……。また明日以降も追い込みが付き合って続く。無理をして体調を崩せば大変なことになる事を皆身をもって知っている。
この部分で終わるか……。
壁の時計を見ると一時間半も経っていた。貴弘はパソコン画面を見ながらコーヒーが入ったカップを口に付けるがその中身は空だった。貴弘が面倒臭そうに席を立つと後ろ席に有川が座っていた。不貞腐れたように貴弘を睨んでいる。怨みたっぷりの視線が怖い。同じく残業していた有川だが随分前に退社したはずだった。
「うわっ……何だよ、驚かすな。まだ帰ってなかったのか」
「いつまで仕事するのか根比べしてみようかなって。んで? なんでここ最近仕事人間になっちゃったんだ?」
有川は貴弘が握っていたカップを机の上に置くとそばに置いていた袋から缶コーヒーを取り出して貴弘に投げた。自分の分の缶コーヒーの爪を起こすと話を聞こうと椅子ごと距離を詰める。有川のしつこさは健在だ。
貴弘はデーターを保存してパソコンの電源を切った。溜息をつくと缶コーヒーを一口飲んだ。甘さが疲れた脳に染み渡るようだった。
「どうせ、風香ちゃんだろ? 何か進展あったのか? ま、あれば早く家に帰っているはずだよな」
有川は鋭く痛い所を突いてきた。あの晩から風香を幼馴染みとして思えるように貴弘は努力していた。そのために仕事にいつも以上に真剣に取り組んでいた。変な考えを取っ払うには何かに追われているのが一番だ。風香もあの日のことは何も触れなかった……いつものように言葉を交わした。ただ、どことなく俺がリビングにいると気まずそうだった。
有川にあの晩の出来事を話すと最初は興奮気味だったが風香の涙のことを話すと自分のことのように落ち込み出した。有川は自分のことのように喜び、悲しんでくれる。共感性が高い男だ。良き理解者に思えて嬉しかった。有川は何かを考えているようだったが特に俺に何も言わなかった。
「とりあえず、気まずそうだし……俺を家に呼んでくれよ! それがいいって、な?」
「は? このタイミングで? いや、まぁ……いいけど。風香に確認する」
随分前から有川に家に招待すると約束していた。暫くすれば諦めるだろうと思っていたが本人は忘れていなかったらしい。
貴弘は次の金曜日の予定を聞くと有川は嬉しそうに笑った。「風香ちゃんに会えるなぁ」と嬉しそうに携帯電話のスケジュール帳に入力している。あまりに急な予定だがそこはうまく段取りがいったようだ。有川は満足そうに缶コーヒーを飲み干すと貴弘を残して一人会社を後にした。
貴弘はその背中を見送ると携帯電話が震えた……風香からメールが届いた。内容を確認すると貴弘は簡素に了解とだけ入力して送信した。
会社を後にした有川がオフィス街を抜けて一人暮らしをしている部屋に向かっていた。有川は会社まで徒歩で通えるほどの距離に住んでいる。いつものように仕事終わりに一杯ひっかけて帰る会社員たちを横目に帰ろうとすると立ち飲み屋に知った顔を見つけて暖簾をくぐった。
「君、可愛いね……おでんの大根奢ってくれない?」
「……煽てるわね。どうぞ?」
速水が一人でビール片手に熱々のおでんを頬張っていた。スーツ姿の男たちがずらりとカウンターを占領している中小さな女が一人立ち飲み屋にいるのは目立つ。隣の客にスペースを作ってもらい無理やり隣に立つと大将にビールとおでんのセットを注文する。速水はそんな有川を苦笑いしながら見上げた。ビールが到着すると二人は肩を寄せ合って乾杯した。
「速水さん一人酒なんて珍しいね、しかも平日に」
「あ……まぁね。たまにはこうして呑むわよ」
その横顔は少し寂しそうだった。有川はその横顔に何かを悟って何度も頷いた。
「……高畑に、フラれたの?」
有川の言葉に速水は驚いた顔を見せる。慌てて有川は言葉を紡ぐ。
「いやいや待て。高畑は何も言ってないぞ。俺は何も聞いていない……。ただ、失恋した時の女の顔ぐらいは分かる」
速水は小さく頷くと「そっか……なるほどね」と言い黙りこんだ。少しずつ速水は告白してフラれた時のことを話し始めた。有川は黙って聞いていたが話が終わると感心したように速水の肩を叩いた。有川は速水の肉食系の告白に感動した……。好きな男に代わりでもいいからと、待つと言った速水の思いに感服した。思わぬ称賛に速水は吹き出して笑った。
「告白できて良かったなって思ってるんだけど……もう少し早かったら良かったなって……変わったのかなって……もう何年も気になる存在だったのに。同棲始めたのここ数ヶ月前なんでしょ? それまで連絡先も知らないただの隣に住む幼馴染だったのに──なんて、ね……過去のことばっかり目がいっちゃうのよね。変えられないのに……」
貴弘の想いを聞いた後でも少し早ければ自分にもチャンスがあったのではないかと悔やんでいた。速水は涙が出そうになり慌ててビールを呑んでごまかした。有川は視線を逸らして気付かないふりをした。有川はおでんの大根を切り分けると速水の空いた皿に置いた。立ち飲み屋の賑わいは心地良かった。速水は失恋してから泣きたくなるとこの店に訪れていた。
「……間に合わないことだってある。人の気持ちやタイミングなんて……どうしようもないよな。それでも思い続けるのは止めないほうがいい。どうせもがくのは一緒だから」
「有川くん……」
「──なんてね。それは普通じゃないのー? 当然じゃん。無理すんなよなっ」
速水は有川の横顔を見つめた。いつもへらへらして軽い有川らしくない言葉に思わず見入ってしまう。まるで叶わない恋をしている男の顔だった。女の子が大好きな有川は……本当の有川の姿ではないのではないかと速水は思った。
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「当たり前じゃん」
速水の肩に自分の肩をぶつけると有川は笑った。速水は有川に話を聞いてもらって良かったと思った。
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