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1話 婚約破棄に憤怒する者と喜ぶ者
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結婚を間近に控え、その相手となる人が住むこのお屋敷に私が住み込んでからおよそ一ヶ月目の深夜のこと。
「聞いているの!? ルフェルミアさん!」
憤怒を隠しきれない、金切り声のような怒鳴り声が豪勢な造りの、私の室内に響き渡る。
「一体何があったのよ!? きちんと理由を説明しなさいッ!」
私の眼前でそう怒り心頭に発しているのは、私の婚約者であるヴァン・グレアンドルの母君であるミゼリア・グレアンドル。派手なドレスと嫌にギラギラした高級な装飾品をたくさん身に付けた気の強い女だ。
……そんなに顔を近づけられると少々口臭が気になるのだけれど。
「何よその目つきは? 何か文句があるのかしら!? たかが貧乏男爵家の小娘の分際でッ! ちょっとくらい魔力が高いからってイルドレッドなんて弱小男爵貴族ごときが、我がグレアンドルに逆らおうなんて百年早いんですからね!?」
この女はこの国、筆頭公爵家であるドウェイン・グレアンドル公爵の妻であり、つまりはいずれ私の義母になる予定の女である。
大の酒好きのせいでいつも酒臭い、ヒステリック女だ。
そしてイルドレッド、というのが私、ルフェルミアのラストネームである。
「いいえいいえ、逆らおうなんて滅相もございません」
と応えるも、その言葉とは裏腹に私ときたら微塵も謙った態度は見せず、ミゼリアお義母様の目をわざと見据えた。
そんなふざけた態度で返されれば当然――。
「だ、だから……なんなのよ、その目つきはぁッ!」
パシンッ!
と、私の右頬が叩かれるのも自明の理というもので。
「全て聞いたわよ! 婚約破棄された、ですって? どうして……どうしてそんな事になったのよ!?」
そう。
彼女ことミゼリア・グレアンドルにとってこの事は想定外すぎたのである。
「どうして、と申されましてもそれはヴァン様ご自身がお決めになられた事ですので」
「だからどうしてヴァンがあなたとの婚約を破棄するのよ!? この一ヶ月ほど、上手くやってきていたのでしょう!? あなただってヴァンとの関係は良好だと言っていたじゃないのッ!」
「上手くやってきていた、と申されましてもそれはあくまで私の感想であって、ヴァン様ご自身のお気持ちではありませんので。っていうか臭……」
ほんとに酒臭いわね、お義母様は。
「ふざけないでちょうだい!」
パシン!
と、再び私の右頬が彼女の平手によって叩かれる。
「あ、あ、あなたねぇ! あなたが悪いんでしょう!? ヴァンはついこの間まであなたと結婚する事になんの意義も唱えていなかったのよ!? 一体あなたは何をしたの!?」
おーおー、身体全体をわなわなと震えさせているわねぇ。よっぽど私の態度が気に入らないと見えるわねぇ。
けれど、まあそれも当然か。
この事はミゼリアお義母様にとって……ひいてはグレアンドル家にとって、とても想定外の出来事なのだから。
「しかも、しかも! よりにもよって今度はリアンとだなんて……ふざけるのにも程があるわッ! イルドレッド家ではそんなに男をひょいひょい取り替えるほど低い貞操観念なの!? そんな事は絶対に許しませんからねッ!」
リアン、というのはグレアンドル家の次男でヴァン様の弟君にあたる方のお名前だ。
「ですが私もリアン様も、互いの想いが一致しておりますし、ヴァン様とのご縁がなかった代わりと言ってはなんですが、これはこれで問題ないんじゃないですかね?」
「何も知らない癖にふざけないでちょうだいッ!」
パシン!
と、三度目の平手が私の頬を叩いた。
全く……三回もこんなに強く平手打ちするだなんて、普通のか弱いご令嬢ならとっくに号泣しているわよ?
私だからなんともないけれどね。
「とにかく! そんな勝手は許しませんからね! 今からヴァンやみんなをダイニングに呼び出して話し合いますからあなたもすぐに来なさい!」
「今からですか? もう深夜ですし私は眠たいですよ。明日でいいんじゃないですかあ?」
「今からですッ!!」
大声で叫ぶとミゼリアお義母様はまるで地団駄を踏むようにダンダンと床を強く踏みつけながら、バタン! と勢いよく扉を開閉して私の部屋から出て行った。
はあ。全く、なんだってこんな夜中のタイミングでバレてしまったのかしら。
話し合いなんてのは明日でいいというのに全くヴァン様ったら。
と、私の貴重な睡眠時間を妨げられてしまった事に若干の面倒臭さを感じつつ反面、内心では高揚感を抱きながらダイニングへと向かう準備を整える事にした。
……叩かれた右の頬、ちゃんと赤く出来ているかな?
「聞いているの!? ルフェルミアさん!」
憤怒を隠しきれない、金切り声のような怒鳴り声が豪勢な造りの、私の室内に響き渡る。
「一体何があったのよ!? きちんと理由を説明しなさいッ!」
私の眼前でそう怒り心頭に発しているのは、私の婚約者であるヴァン・グレアンドルの母君であるミゼリア・グレアンドル。派手なドレスと嫌にギラギラした高級な装飾品をたくさん身に付けた気の強い女だ。
……そんなに顔を近づけられると少々口臭が気になるのだけれど。
「何よその目つきは? 何か文句があるのかしら!? たかが貧乏男爵家の小娘の分際でッ! ちょっとくらい魔力が高いからってイルドレッドなんて弱小男爵貴族ごときが、我がグレアンドルに逆らおうなんて百年早いんですからね!?」
この女はこの国、筆頭公爵家であるドウェイン・グレアンドル公爵の妻であり、つまりはいずれ私の義母になる予定の女である。
大の酒好きのせいでいつも酒臭い、ヒステリック女だ。
そしてイルドレッド、というのが私、ルフェルミアのラストネームである。
「いいえいいえ、逆らおうなんて滅相もございません」
と応えるも、その言葉とは裏腹に私ときたら微塵も謙った態度は見せず、ミゼリアお義母様の目をわざと見据えた。
そんなふざけた態度で返されれば当然――。
「だ、だから……なんなのよ、その目つきはぁッ!」
パシンッ!
と、私の右頬が叩かれるのも自明の理というもので。
「全て聞いたわよ! 婚約破棄された、ですって? どうして……どうしてそんな事になったのよ!?」
そう。
彼女ことミゼリア・グレアンドルにとってこの事は想定外すぎたのである。
「どうして、と申されましてもそれはヴァン様ご自身がお決めになられた事ですので」
「だからどうしてヴァンがあなたとの婚約を破棄するのよ!? この一ヶ月ほど、上手くやってきていたのでしょう!? あなただってヴァンとの関係は良好だと言っていたじゃないのッ!」
「上手くやってきていた、と申されましてもそれはあくまで私の感想であって、ヴァン様ご自身のお気持ちではありませんので。っていうか臭……」
ほんとに酒臭いわね、お義母様は。
「ふざけないでちょうだい!」
パシン!
と、再び私の右頬が彼女の平手によって叩かれる。
「あ、あ、あなたねぇ! あなたが悪いんでしょう!? ヴァンはついこの間まであなたと結婚する事になんの意義も唱えていなかったのよ!? 一体あなたは何をしたの!?」
おーおー、身体全体をわなわなと震えさせているわねぇ。よっぽど私の態度が気に入らないと見えるわねぇ。
けれど、まあそれも当然か。
この事はミゼリアお義母様にとって……ひいてはグレアンドル家にとって、とても想定外の出来事なのだから。
「しかも、しかも! よりにもよって今度はリアンとだなんて……ふざけるのにも程があるわッ! イルドレッド家ではそんなに男をひょいひょい取り替えるほど低い貞操観念なの!? そんな事は絶対に許しませんからねッ!」
リアン、というのはグレアンドル家の次男でヴァン様の弟君にあたる方のお名前だ。
「ですが私もリアン様も、互いの想いが一致しておりますし、ヴァン様とのご縁がなかった代わりと言ってはなんですが、これはこれで問題ないんじゃないですかね?」
「何も知らない癖にふざけないでちょうだいッ!」
パシン!
と、三度目の平手が私の頬を叩いた。
全く……三回もこんなに強く平手打ちするだなんて、普通のか弱いご令嬢ならとっくに号泣しているわよ?
私だからなんともないけれどね。
「とにかく! そんな勝手は許しませんからね! 今からヴァンやみんなをダイニングに呼び出して話し合いますからあなたもすぐに来なさい!」
「今からですか? もう深夜ですし私は眠たいですよ。明日でいいんじゃないですかあ?」
「今からですッ!!」
大声で叫ぶとミゼリアお義母様はまるで地団駄を踏むようにダンダンと床を強く踏みつけながら、バタン! と勢いよく扉を開閉して私の部屋から出て行った。
はあ。全く、なんだってこんな夜中のタイミングでバレてしまったのかしら。
話し合いなんてのは明日でいいというのに全くヴァン様ったら。
と、私の貴重な睡眠時間を妨げられてしまった事に若干の面倒臭さを感じつつ反面、内心では高揚感を抱きながらダイニングへと向かう準備を整える事にした。
……叩かれた右の頬、ちゃんと赤く出来ているかな?
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