ターゲットは淋しい家族ないオッサン!

鬼龍院美沙子

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ターゲットは淋しいオッサン。

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様々な事情で高校進学をしなかったヤンキー女達。
家庭不和の中で必死に生きてきて中卒だからと言って仕事もまともにない。
一般的な社会常識もない。
全く人を信じることができない。
仕事は女を売ることだけしかない人生だった。
もう還暦になり生活が益々しんどくなってきた。
久しぶりに昔の仲間が三人集まりビールを飲みながら旦那の愚痴子供の愚痴パートの愚痴に花がさく。
ミチコは10年前15歳歳上の旦那が心臓発作で亡くなりマンションが自分の物になり保険金も入る。
結婚生活は五年だった。
それまでに身寄りのない男性三人と同棲してた経験がある。
二人には安心させて愛してるからと入籍させてた。
二人は建築現場で事故で亡くなる。
勿論保険金が入る。
それで働くこともなく生活してる。
二人が言った。あんたの歴代の旦那みんな死んでるやん。
丸であんたの人生自由にさせる為に金だけ置いて行ったんやね。
家の旦那も死んでくれたら楽やのに。
介護の世話なんかようせんわ!酒ばっかり飲んで!
あんた独身やけど男おるやろ?
今何人いてるんや?
そんなにいてないで!
笑いながら言ってた。
その中で圭子が言う。
旦那真剣に殺そうと思うねん。
ミチコ教えてや!
アホなこと言うたらアカン!
旦那より金儲けエエ話しあるで(笑)。
後妻業ってあったやん。
結婚相談所に入り入籍して事故で亡くなり保険金と財産自分の物にする事件。
あれやで!結婚相談所に入るの?アホな!近所で淋しいオッサンなんぼでもいるやん!
ターゲットはそいつや!
金なかったら保険に加入させて入籍するんや。私欲しいならちゃんと入籍してと言うんや!
責任入ったらこっちのもんや!
あんたそれで金儲けしてたんか?勝手に死んだんやよ。
別れ話し匂わせたら鬱になってエッチも止めてと途中で拒否するんやよ。仕事どころやないように追い込むやよ。常に不安にさせて頭おかしくするや。
ほとんどの男が事故するやん。
飴と鞭やで!
背筋に寒い物が走った。
ラインや電話で愛してる。淋しいからって最初はこっちから行くんや!私欲しいなら入籍しては1ヶ月もせんうちに入れてくれるで。3ヶ月程で拒否するんやよ。勝手に事故してくれる。
半信半疑だ。実は圭子は入籍してなかった。
離婚と言うか別居中だ。
誰かいてるの?
いてるよ。商店街に1人私達の同級生の山一や!
学級委員してた奴やん!
そうやよ。今、話題になった新興宗教団体に母親が洗脳されて山一が還暦やのにいまだに人格破壊されてるやん!オマケに独身や!
あいつ頭エエで!関係ないわ!
たかが商店のオヤジや!
そう言って笑いながら別れた。
圭子はミチコが言った言葉がどうも気になり山一のしてる商店に買い物に行った。
身長体重は以前病院で介護してたから予想はつく。
167/62位。
顔がキリとして眼鏡を掛けてる。同じ歳だが若い。
山一久しぶりと私は声を掛けた。色々と昔話になり楽しい。今度ご飯行こうやと誘われた。ゴメン人妻やったよね(笑)
私は離婚したと嘘を言い山一の店に近い所のマンションに住んでることを告げた。
子供もいないことも。
山一はそれから私に色々と親切にしてくれる。
頼みもしないことをしてくれる。
心がキュンキュンとしてくる。
目的は金だから。
山一と何度も食事に行き付き合ってから3ヶ月間生活の面倒をみてもらうことになった。
山一はとにかく仕事一筋だ。
そんな時に山一は年末に熱を出して私の家に泊まった。
そこから約束3ヶ月間一緒に住んだ。
山一はこれ以上ないまで私を大切にしてくれる。
正月に山一は彼のお父さんの墓に私を連れて行き墓の前で私はプロポーズされた。
目的が目的だからOKした。
山一は目の前で泣いてしまった。
ところが山一は仕事人間で夜は10時回らないと帰ってこない。
それに毎日私を抱きしめて離さない。
この体力とエネルギーは人間じゃない!
そんな時にミチコから連絡があった。
山一と直ぐに手を切れと言う。
理由は山一は左翼的団体の最高幹部だったこと。高校大学と柔道とレスリングしていてブチキレたら何をするかわからない。現に高校時代ツパリグループが山一を呼び出して喧嘩になったら全員病院送りになり山一はスポーツ推薦の大学も無くなり若干募集の吹田大学に4月に入ってから合格したらしい。
それに国家公務員上級試験を通り上場企業からも内定もらったが半年で父親ぎ倒れて店を継いだと言う。
山一を本当に怒らすと手がつけられない。ムカつくやったよの家に行き瞬間接着剤でドアの家業穴をふさいでポストに発煙筒を入れて帰ると有名だ。
また車で家に突っ込み家にを破壊してくる。
問題は山一は裏の経済界のトップだ。
山一を会長と周りは呼ぶ。
国会議員も挨拶にくる男だった。
山一のお父さんの墓参りをしたら車が急に止まり中からテレビで見る国会議員が挨拶にくる。私は彼に紹介された。家の奴ですと。
困惑する。
一緒に暮らして山一は家の中では常に私を抱きしめて離してくれない。大切にしてくれてる。伝わってくる。
ミチコは山一はヤバイやったよやから手を引けと真剣に言ってくる。
国会議員やあらゆる人が彼に挨拶にくる。
ここで入籍して山一が亡くなると警察は絶対私達のしてることを調べてる。
まさか山一がそんな男だとは知らなかった。
中高大学と当時の友人とは一切付き合いがなく仕事一筋だと聞いてる。
それに圭子は何だか山一に惚れてきてるようにも思える。
手を引けとミチコが大声で言うと圭子は何でそんなん言うの?私をの旦那様やよと言う。呆れてしまう。
分け前もありミチコは入籍してきた男達に飲ませたクスリを料理に毎日入れるように圭子に指示してた。
しかし山一には効かない。
山一は毎日腕立て伏せ100回以上スクワットも腹筋もしてる。
それに深夜に児童公園で懸垂もしてる。自己管理がしっかりしてる男だ。
国会議員とタメ口で笑いながら話す山一は中卒の自分達とは全く違う世界の人間だ。
圭子に山一のことを色々調査した内容をみせた。
大学時代はレスリングで全国的になり新聞にも出てた。
それに学生タレントとしてよくテレビにも出てた。
自己主張やなく政治的、道徳的な立場からテロリストになってる。
それに幼い頃から母親に虐待されてるが自分達と違ってグレることはなかった。
仕事も父親が自分を庇い守ってくれたから商店を継いでることも。
圭子は泣いてるがビジネスとして考えてくれと言い山一と別れさせた。
見返りにイケメンを圭子に与え山一を忘れさせた。
まさか山一が裏の顔は地元を仕切る程の男とは思わなかった。
バカにしてたし淋しい男だと思ってた。
政治経済やあらゆることを携帯で読みニュースをよく観てたと圭子から聞いてた。
圭子には私からのアドバイスと薬を渡してた。

暫くして家のチャイムが鳴った。
警察ですと言う。
ドアを開けると覚醒剤取締法違反だと言って家の中に警察が入ってきた。
後で聞いたが山一は私達の行動を全部知ってた。
山一は会長と呼ばれる立場で商店主の顔とは全く違う世界の顔があることを軽くみてた。
今までしてきた男達を事故にさせたことについて色々と警察で取り調べがあった。
悪いことはできないが男はバカだから女を抱くためなら何でもするし命さえ捧げるのが世の常だ。
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