狂い咲き

鬼龍院美沙子

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狂い咲き。

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旦那とは金銭的な付き合いしかない。
子供の手も離れて孫の世話に親の介護に振り回される。
旦那に愛情は悪いがない。
セックスももう忘れる位してない。
髪の毛もお婆さんになり足が痛む。
こんなになってしまった。
両乳首も垂れてる。お腹もポッコリしてお尻が大きい。
学生時代や独身時代の自分は男が私を欲しがり必死になってきたのに。
こんなになってしまった。
旦那が急死して私は今年7回忌の法要をした。
もう私の人生終わったと思い毎日を過ごしてた。
ある日近所の昔からの知り合いの五歳年下の男性が私を気をかけて声をかけてきた。
体の調子悪そうなのでと心配してくれる。
彼は家庭事情、両親のことで結婚できなかった。
てもそこそこの男だ。
何度も声をかけてきた。
悪い気はしない。
子供達は自分の人生を歩んでいる。
彼も事実上身寄りも何もない。私も頼る者もない。
もう一度だけ男に命懸けで愛されて狂い咲きたい。
その男の物になり人生を終えたい。
男を束縛監視して自由を奪い自分だけの人生にしてお互い一つになりたい。
そんなことばかり思ってた。
それが現実になり私はお互いの命さえ捧げる間柄になるとは思ってなかった。
旦那とは違う。本当に愛が欲しい。私に狂う愛情。
何度かの不倫は経験ある。
自分勝手な男に振り回されるのは嫌!
主導権は私でないと嫌!
白髪頭のポッチャリの私に狂う男が私には必要だ。
私に人生捧げる男。
私は今年67になる。
本当に欲しい。
それがいた。
私を気にかけてくれる男だ。
話しがあると私をマンションの共用リビングに座り待ってる。
誰もいないし彼は違和感ない仕事できているとしか思えない。
真剣な顔で私に命懸けのプロポーズをしてる。
冗談交じりに私は茶化したが彼は本気だ。
私は彼にその場で一生変わらない愛情でなら良いとプロポーズを受け入れた。
直ぐに二人で食事に行きそのままホテルに入り私は本気になる。それ以上に彼は本気だ。嬉しい。
お互い抱きしめ会って離れない。
愛してる。この言葉を何十回も私に言う。
彼の体は167に60キロの体重でボクサー選手みたいな体つきだ。私にプロポーズするために腕立て伏せや腹筋スクワットを何年もしてきた。
一物も大きくて太い。口いっぱいになる。
私の膣は何十年も使ってない。だから濡れても入らない。それでも構わないと私の全身を何時も掛けて愛撫してる。本当に愛されてる。
射精も彼は我慢する。シャワーすら浴びてない私の足の裏指先まで全身残すことなく愛撫される。
私は彼のプロポーズを受け入れる。
但し人に知れてはまずい。
子供達や近所の目がある。
秘密にする事を条件に一生離れない誓いをした。
それに彼の先祖のお墓参りも一緒にして私が妻で離れたらお互い死ぬとまで断言してくれた。私が彼が生きてる限りお互いだけしか愛さない誓いをした。
私はこの年齢で最高の幸せを男を手に入れた。
周りから若くなってますよねと指摘される。
ここまで愛されるのはない。
女として愛されて物事の分別さえわからなくなるのは幸せ。
たまにしか泊れないが私を抱きしめて離してくれない。
裏切ったら私は彼を殺す。私も死ぬ。
少しのキズで血が出てた指先を彼は血を吸い舐めてくれた。
何度か彼の一物を私の子宮に入れる為に潤滑ゼリーを購入した。
お互い異常なほど愛してる。
私に白髪を染めるのは禁止!
体のムダ毛の処理も禁止と言う。他の男に奪われたら大変だと言う。
私の汚れた下着を欲しがるがこれはスルーしてる。
お互い最愛の仲になって命懸けです。
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