お願いだから抱いて!

鬼龍院美沙子

文字の大きさ
1 / 1

お願いだから抱いて

しおりを挟む
還暦過ぎて会社からは定年退職を告げられた。
私は独身。四年生大学を卒業して海外旅行が趣味。
男はそれなりにいたが結婚までは考えなかった。
家庭持ちの男、会社に属してるから営業できるのに自分が会社を支えてると勘違いしてるアホ!それにマザコン!
うんざりするよ!
アホばっかりか!
だから私は独身できた。
昔の旧友達は孫の世話で精一杯。
私は父親が亡くなり母親はもう私の顔さえわからなくなってる。
兄弟達は海外でそれぞれ事業をしている。
バカみたいに占い師に金を払って恋占いする気持ちさえない。
出会い系サイトマッチングアプリアホらしくって話にならない。
男性経験は人生の中で五人いるが気持ちいいと思ったことは一度もない。
自分でやる方が気持ちいい。
風呂に入って出てきて全身を鏡で見た。
垂れた乳房にお尻。ポッコリのお腹。それに顔にシワがあり目尻が垂れ下がってる。
情けない現実だ。こんな私を真剣に愛して私の心を私の存在を命懸けで愛して必死になる男は世の中に存在するわけない。目的は金しかない!
私はケチで通ってきてるし全て予定通りでないとダメな女だったから。
そんな時に私のマンションから見える児童公園でもう何年も懸垂して帰る男がいた。
軽貨物車に乗り大きな文字で店の名前を書いてある。
でも今年はきてない。
理由は警察が頻繁に職務質問してたからと近所で聞いた。
黒のスラックスにブルーか白のカッターシャツ。
車の広告から近隣の商店だと直ぐにわかった。
久しぶりに女子会するからおいでよと高校時代の仲良しグループから連絡があり居酒屋で会った。
みんなそれぞれの人生をしている。
公立高校普通科だったから共学だった。
話題になったのは柔道部で卒業間際にツパリグループを全員入院させた山下君のことが話題になった。
身長も167で細身だ。でも彼は喧嘩でプロレス技でツパリグループ全員を病院送りにしたのは伝説になってる。
山下君は独身で身寄りがなく母親が新興宗教団体に洗脳されて人格破壊されて誰とも付き合いがないらしい。
でも時々彼はテレビに出演している。
度のきつい眼鏡を今はしている。
何人か彼の商店で買い物をしたと言う。
昔以上に愛想がよくバリバリの営業マンだと言ってた。
テレビにもよく出てた。
レスリングでも全国的に有名な選手で大学の名前もテレビで映りマラソンの高橋さんが有名だ。

山下って毎年留年にリーチかかってたやん。
盆と正月以外柔道部って毎日練習してたよね。
山下小さい体やのに無差別級に出場してたからね。
高校時代の私の元彼、山下に喧嘩売って半殺しになったやん。
テレビでやってるプロレス技ほんまにするから観てて背筋凍るよ。本物のレスラーになったと聞いてたよ。
それに夜のプロレスがテクニシャンで祐子に千晴が乱れて二人で山下の取り合いしたらしいよ。
複雑な家庭環境やから付き合った女性大事にするらしいわ。
理由が理由やから別れる時に山下号泣したらしいよ。
何か可哀想な人生やね。
お父さん亡くなり大学卒業してから直ぐに跡継いでそれから誰とも付き合いないからね。
あいつ私等より若いで頭の毛もあるし肌も綺麗でそれに昔の体型やよ。
私、山下の得意先になってるねん。勿論母親の時からね。
私は黙って山下の号泣した姿と祐子を優しく愛おしく抱いてる姿を想像してしまった。
誰もいない家に帰り私はパソコンでアダルトサイトを観て1人オナニーに吹けってる。
唾の飲みあいに69全身を舐めてお互いの排泄物さえ飲む行為。乳首やクリトリスに顔を舌を擦り付けて舐めて吸う行為に頭の中で山下に抱かれてる錯覚になってる。
我慢できない。
服を着替えて山下のしてる店に行く!我慢できないから。
誰もいない店の奥で裁断をしてる男性がいる。山下だ。
声を掛けるといらっしゃいと私に近づいてくる。商品のご説明させて頂きますよ。
私は山下君?下山ですと言うとビックリしてた。
毎晩児童公園で懸垂してたやろ?私の家の前に車停めて懸垂と腹筋と腕立て伏せして帰るよね。
山下はビックリしてた。
まだ仕事?もう終わるよ。
じゃあご飯ご馳走してよ。
ありふれた所で料理を頼み二人で笑いながら食べる。楽しい。落ち着く。本当に落ち着く男だ。私にワインを勧めて自分は貨物車だから飲まない。
私を酔わせて何かするの?
するよ!あんなことこんなことそれとこうやってあーやってね。二人で大爆笑だ。
送るよと言われて男なら奪いや!力強くで奪いや!
私はとんでもないことを言ってる。山下はショートホープに火を着けてゆっくり吸う。
白のストライプのカッターシャツに黒のズボン。
眼鏡を外してコンタクトレンズにしてる。
何も言わない。
来いよと抱きしめられた。
黙ってホテルに入る。
手を繋ぎ部屋に入った。しっかりと抱きしめられた。それに憧れの舌を絡みつけて後戻りできない私にしてや!舌を出して山下の舌を重ねて止まらないキス。シャワーも浴びないで私の全身を舐めて吸う。
股関にも顔を入れて私がおかしくなるまで吸う。山下の体はボクシング選手そのもの。
私は山下の胸に舌を這わした。
何度も何度も子宮に山下の精子が子宮の奥に注がれる。
女に生まれ初めて頭が真っ白になるまで抱かれた。
胸の辺りや股関の辺りにキスマークが沢山着けてくれた。
夢中で山下の一物を口に入れて大きくなるように吸い込んでる。
私のものだから。
私はお願いだから毎日抱いて私の不安を取り除いて!
淋しかったの!
あなたしか見えないの!
もう恥もプライドもない。
しっかり抱きしめて私の口の中を舌を這わしてる。
お願い捨てないで!
一生私の傍にいて!私みたいなお婆さんに必死に抱きしめて私を求めてくる男は山下しかいない。
私のどこが好きかキスしてと甘える。全身にキスする山下。
仕事でいなくなると捨てられると不安になる。
山下が何故結婚しのかったかその理由は亡き父親の店を継ぎ資金繰りに相当困ってきてること。それと何かあれば母親のことが原因になってる。
私を抱きしめてキスしてくる。
山下の背中が寂しく見える。
私は山下にもう私があなたを大切にして幸せにしてあげる。
私がいつもいるから安心して!生活の面倒もちゃんと私があなたを養うから。
かつて大阪の四天王の1人として君臨していた山下が私を抱きしめて泣いた。ほんまに離さんといてな!子供みたいに泣きじゃくる。私も彼も淋しい人間だから。



しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

離婚する両親のどちらと暮らすか……娘が選んだのは夫の方だった。

しゃーりん
恋愛
夫の愛人に子供ができた。夫は私と離婚して愛人と再婚したいという。 私たち夫婦には娘が1人。 愛人との再婚に娘は邪魔になるかもしれないと思い、自分と一緒に連れ出すつもりだった。 だけど娘が選んだのは夫の方だった。 失意のまま実家に戻り、再婚した私が数年後に耳にしたのは、娘が冷遇されているのではないかという話。 事実ならば娘を引き取りたいと思い、元夫の家を訪れた。 再び娘が選ぶのは父か母か?というお話です。

完結 そんなにその方が大切ならば身を引きます、さようなら。

音爽(ネソウ)
恋愛
相思相愛で結ばれたクリステルとジョルジュ。 だが、新婚初夜は泥酔してお預けに、その後も余所余所しい態度で一向に寝室に現れない。不審に思った彼女は眠れない日々を送る。 そして、ある晩に玄関ドアが開く音に気が付いた。使われていない離れに彼は通っていたのだ。 そこには匿われていた美少年が棲んでいて……

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】

星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。 だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。 しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。 王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。 そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。 地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。 ⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。

夫が妹を第二夫人に迎えたので、英雄の妻の座を捨てます。

Nao*
恋愛
夫が英雄の称号を授かり、私は英雄の妻となった。 そして英雄は、何でも一つ願いを叶える事が出来る。 そんな夫が願ったのは、私の妹を第二夫人に迎えると言う信じられないものだった。 これまで夫の為に祈りを捧げて来たと言うのに、私は彼に手酷く裏切られたのだ──。 (1万字以上と少し長いので、短編集とは別にしてあります。)

夫が運命の番と出会いました

重田いの
恋愛
幼馴染のいいなづけとして育ってきた銀狼族の族長エーリヒと、妻ローゼマリー。 だがエーリヒに運命の番が現れたことにより、二人は離別する。 しかし二年後、修道院に暮らすローゼマリーの元へエーリヒが現れ――!?

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

【完】はしたないですけど言わせてください……ざまぁみろ!

咲貴
恋愛
招かれてもいないお茶会に現れた妹。 あぁ、貴女が着ているドレスは……。

処理中です...