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2話「イタズラな…」
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仕事場に戻った僕はいつも通り記事を作った、
お菓子を食べたせいか
なんだか少しずつ元気になっていた。
すると昨日心配な顔をしていた仕事仲間に会った
きっとあのお菓子はこの人のおかげだろう。
「昨日はお菓子ありがとうね」
とお礼をしたら、驚いた顔になって言われた。
「おや?ワタクシお菓子なんてアゲてませんよ?」
僕は勘違いしたことを謝って
すぐに自分の持ち場に戻った。
結局、あのお菓子は仕事仲間じゃないとしたら
一体誰なのだろうか…
上司にしてはお菓子嫌いだし…
やはり昨日の…幽霊…
……僕は考え込んでいるとまたインクをこぼして
記事が真っ黒になってしまった。
仕事を終え、仕事場から立ち去った。
外を出れば昨日と同じ夜になっていた。
同じ道に帰れば、
またあの足音が聞こえるのだろうか
そう思っていると足音は自分のだけしか
響かなかった…
昨日はただの幻なのか…
それとも誰かのイタズラなのか…
だとしたらお菓子をたべて大丈夫なのだろうか…
不安を寄せながらコツコツと歩いてると
昨日、籠が置いてあった街灯の所まで着いた。
だがもう籠はない、誰かが持ってたのだろうか…
周りをキョロキョロしてもやはり誰もいない
…昨日は…昨日はただ奇妙な体験をしただけだ
次はもうないだろう、と恐怖を抑えてなんとか
前向きに考えようとする自分がいた。
このまま帰ろうとして最後にふと後ろを見た。
見えた。
街灯の下に紫色のズキンが見えた。
昨日と同じ街灯の下にいた。
僕に見られてる事に気づいてズキンは慌てて
街灯の後ろに隠れた…が、隠しきれてない
普通に見える。
後ろからガサっと音がした
振り向くとすごく怖い怪物がいた。
僕はあまりに驚きすぎて硬直してしまったようだ。
足が動いてくれない。
きっとこの怪物に食べられるだろう。
あー…最後に素敵な女性とかに会えたらいいな…
………
よくよく見ると怪物はお菓子の入った籠を持ってる
この籠は見覚えあるぞ、昨日の籠だ。
僕はセメントで固められような口を動かして
詰まったような声を出して言った。
「き、き、み…君が…昨日…お菓子を食べ、く、」
ダメだ、怖すぎて言葉が…
怪物は自分が見えてることに気付いて
すぐにその場から立ち去った。
気付いたら街灯の下にいたズキンも消えている。
僕は街灯に照らされながら、膝から崩れ落ちて
気付いたら泣いていた。
恐怖と混乱、感謝と嬉しさが全部混ざってしまい
泥のような感情になってしまった。
立ち上がれなくて、少しその場に留まっていたら
1人の女性が近くに来て、
「大丈夫?」と声をかけてくれた。
こんな情けない
僕の姿を見せてしまって恥ずかしい…
………
……
…
彼女にどこか見覚えがあるような
そしてこの状況、前にも同じような…
……思い出せない、どうしても。
でも…この人は知らないけど知ってる…
この矛盾な言葉は言葉では伝わらない
これが感情の一つだ。
………
……
…
僕は「大丈夫です」と謝りながら
その場から立ち去って、家に帰った。
リビングに立たずんでいると、僕は考えていた
あの彼女とまた会うのだろうか
会ったところでなんだ。
他人なはず。話しかけたら嫌われるかも。
この不安な考えを流そうと
少し部屋を掃除した。
部屋を掃除すれば心も掃除されると信じながら。
すると古い箱の中から一冊の本が出てきた。
随分と懐かしい本だ。
誰から貰ったか忘れてしまったが、
「山に住む弱虫大男」という本だ。
話の内容は、
山に住んでいる大男がいた
洞窟の中に住んでいると1人の女性が現れた
でも弱虫の大男は女性を怖がって洞窟から
飛び出して逃げてしまうんだ。
なんで女性が大男に現れたか…それは…
正直全部の話はわからない
結構前だからもう忘れてしまってる。
その日の夜はその本を読んで過ごした。
お菓子を食べたせいか
なんだか少しずつ元気になっていた。
すると昨日心配な顔をしていた仕事仲間に会った
きっとあのお菓子はこの人のおかげだろう。
「昨日はお菓子ありがとうね」
とお礼をしたら、驚いた顔になって言われた。
「おや?ワタクシお菓子なんてアゲてませんよ?」
僕は勘違いしたことを謝って
すぐに自分の持ち場に戻った。
結局、あのお菓子は仕事仲間じゃないとしたら
一体誰なのだろうか…
上司にしてはお菓子嫌いだし…
やはり昨日の…幽霊…
……僕は考え込んでいるとまたインクをこぼして
記事が真っ黒になってしまった。
仕事を終え、仕事場から立ち去った。
外を出れば昨日と同じ夜になっていた。
同じ道に帰れば、
またあの足音が聞こえるのだろうか
そう思っていると足音は自分のだけしか
響かなかった…
昨日はただの幻なのか…
それとも誰かのイタズラなのか…
だとしたらお菓子をたべて大丈夫なのだろうか…
不安を寄せながらコツコツと歩いてると
昨日、籠が置いてあった街灯の所まで着いた。
だがもう籠はない、誰かが持ってたのだろうか…
周りをキョロキョロしてもやはり誰もいない
…昨日は…昨日はただ奇妙な体験をしただけだ
次はもうないだろう、と恐怖を抑えてなんとか
前向きに考えようとする自分がいた。
このまま帰ろうとして最後にふと後ろを見た。
見えた。
街灯の下に紫色のズキンが見えた。
昨日と同じ街灯の下にいた。
僕に見られてる事に気づいてズキンは慌てて
街灯の後ろに隠れた…が、隠しきれてない
普通に見える。
後ろからガサっと音がした
振り向くとすごく怖い怪物がいた。
僕はあまりに驚きすぎて硬直してしまったようだ。
足が動いてくれない。
きっとこの怪物に食べられるだろう。
あー…最後に素敵な女性とかに会えたらいいな…
………
よくよく見ると怪物はお菓子の入った籠を持ってる
この籠は見覚えあるぞ、昨日の籠だ。
僕はセメントで固められような口を動かして
詰まったような声を出して言った。
「き、き、み…君が…昨日…お菓子を食べ、く、」
ダメだ、怖すぎて言葉が…
怪物は自分が見えてることに気付いて
すぐにその場から立ち去った。
気付いたら街灯の下にいたズキンも消えている。
僕は街灯に照らされながら、膝から崩れ落ちて
気付いたら泣いていた。
恐怖と混乱、感謝と嬉しさが全部混ざってしまい
泥のような感情になってしまった。
立ち上がれなくて、少しその場に留まっていたら
1人の女性が近くに来て、
「大丈夫?」と声をかけてくれた。
こんな情けない
僕の姿を見せてしまって恥ずかしい…
………
……
…
彼女にどこか見覚えがあるような
そしてこの状況、前にも同じような…
……思い出せない、どうしても。
でも…この人は知らないけど知ってる…
この矛盾な言葉は言葉では伝わらない
これが感情の一つだ。
………
……
…
僕は「大丈夫です」と謝りながら
その場から立ち去って、家に帰った。
リビングに立たずんでいると、僕は考えていた
あの彼女とまた会うのだろうか
会ったところでなんだ。
他人なはず。話しかけたら嫌われるかも。
この不安な考えを流そうと
少し部屋を掃除した。
部屋を掃除すれば心も掃除されると信じながら。
すると古い箱の中から一冊の本が出てきた。
随分と懐かしい本だ。
誰から貰ったか忘れてしまったが、
「山に住む弱虫大男」という本だ。
話の内容は、
山に住んでいる大男がいた
洞窟の中に住んでいると1人の女性が現れた
でも弱虫の大男は女性を怖がって洞窟から
飛び出して逃げてしまうんだ。
なんで女性が大男に現れたか…それは…
正直全部の話はわからない
結構前だからもう忘れてしまってる。
その日の夜はその本を読んで過ごした。
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