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3話「おかしな…」
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今日はすごく眠い…
そりゃそうだ、夜更かしをしちゃってまで
本に夢中になっていたからだ。
本をこんなに夢中になれるなんて
何ヶ月ぶりだろうか。
僕は眠いまま、そのまま仕事に向かった。
まだ灯りが付いてない街灯を見ていると
昨日の事がふと思い出した。
やはり彼女とは何かがある…と
なんでそう思うかは分からない
だけど僕の中にある何かが、動かそうとした。
こういうのって周りから見ると
妄想の激しい男なんじゃないかって思われるから
あまりそういう事を考えないようにした。
ゴツンッ!いたっ!
そう考えてると街灯にぶつかってしまい声が出た。
仕事場に辿り着くと
上司が不思議そうな顔をしながら
僕に話をかけてきた。
「君はお菓子を配る怪物を知っているか?」
僕は「知りません」と答えた
「お菓子を配る怪物は名前だけ聞いたら
危ない物を渡す怪物みたいなイメージを持つだろう
だが、本当は見た目が怪物なだけであって
中身はとても優しい性格なんだ」
それを聞くと
昨日の時に読んでいた本を思い出した。
巨人も見た目がデカく恐ろしいのに
中身がとても優しくとても弱虫なんだ。
僕は興味を持って話を聞いた。
「その怪物はな、どうやらここの近くに
出るらしいんだ…
そしてお菓子を渡して…消え去るらしい…」
…ちょっと待ってよ、それって昨日も一昨日も
もしかしてあの籠の入ったお菓子は
昨日出てきた恐ろしい怪物のだったのか?
それは大変だ!昨日ちゃんと錯乱状態になってて
全くお礼が出来ていない!
すると聞いていた仕事仲間が質問した。
「そのお菓子って、食べるとどうなるんですか?」
僕も気になる…てか…食べちゃった…
上司は答えた。
「それはな…」
すると電話が鳴ってしまい
上司は急いで立ち去ってしまった。
お菓子を食べるとどうなるか気になりすぎて
今日もまた、インクをこぼした。
しかも仕事仲間のスーツに。
全力で謝ったが仕事仲間はムスッとしてしまった。
お詫びにそのスーツのクリーニングは
僕がやる事にした。本当に申し訳ない。本当に。
仕事を終え、スーツを持って仕事場から去った。
今日も夜だが、天気はくもりになっていた。
僕は雨が降りそうだなと思って
ちょっと早歩きで家に帰ろうとした。
インクで汚れて雨で汚れてしまったら
仕事仲間に怒られてしまう。
街灯に照らされ、少し早歩きで行くと
目の前に昨日の彼女がいた。
話しかけようと思ったが、今は服が優先だ
雨が降ったら大変だと思った
すると
「今日は雨降らないよ」と言われた。
パッと後ろを振り返り彼女は微笑んだ
どうして僕の考えてる事が分かったのだろう…
降らないと言われ、少し安心した
僕は言った。
「君は…昨日話しかけてくれたんだよね…
あの時はごめんね…」
そう言ったら彼女は少し驚き
その後に寂しい顔になってたが
すぐにまた微笑んだ。
何に気づいたのだろうか…
彼女は言った。
「そうだよ?
もしかしてだけど昨日の幽霊に驚いたでしょ~」
そう言われ図星だった。
「…君も見えるの?昨日の怪物の事が」
そう言ったら彼女はちょっと怒った
「怪物って言わないでよ!
あの子すごく繊細な子だから
すぐ傷ついちゃうんだよ!」
ボクは思わず「ごめん」と謝った。
すると街灯の後ろから
ズキンと怪ぶ…いや幽霊が現れた。
「この子達はいい子なのよ
お菓子を配ったりしてあげてるの」
この子達が今朝話してくれたお菓子の幽霊達か…
よくよく見るとズキンはニヤニヤしてて
隣の幽霊はビクビクしている。
「あ、あの、昨日はごめん
あとお菓子を…ありがと!美味しかったよ!」
幽霊は嬉しそうな顔をしてくれた。
そういえば、この幽霊のお菓子って
一体どんな効果があるのだろうか。
そう疑問に思って、彼女に聞いてみた。
「幽霊から貰ったお菓子ってなんか効果あるの?」
すると彼女は悪そうな顔をした
僕は思わず1歩下がろうとしてしまった。
「私が見えるでしょ?つまりそういう事」
どういう事だ?彼女は幽霊だとでも言いたいのか
そんなはずはないと彼女の足元を見た。
ない…!
足がない?!
足がないってか透けてる!
僕は思わず腰が抜けてしまった!
彼女はケラケラと笑っている
後ろにいるズキンもぷぷぷと笑って
幽霊はすごく心配して慌ててた。
「相変わらず面白いね!あなたの反応は!
やっぱり飽きないねー!」
なんだ、まるで僕の事を元から知ってるような
その言い方は!僕達は初対面だぞ!
ちょっと怒ってしまい
僕は思わずムスッとしてしまった。
彼女は慌てて謝って説明をした。
「あなたの頭にある記憶がなくなっちゃってるの
だからその記憶を戻すためにこの子達と協力して
あなたに
この"お化けが見えるお菓子"をあげたわけ」
僕の記憶がなくなってる?…確かに僕は
よく忘れ物をしたり名前を忘れたりするが
大事な事は忘れない事もある。
でも、確かに…何かが欠けている…
僕は「ごめん、少しだけ1人にさせてくれ」
そう言って家に帰った。
そりゃそうだ、夜更かしをしちゃってまで
本に夢中になっていたからだ。
本をこんなに夢中になれるなんて
何ヶ月ぶりだろうか。
僕は眠いまま、そのまま仕事に向かった。
まだ灯りが付いてない街灯を見ていると
昨日の事がふと思い出した。
やはり彼女とは何かがある…と
なんでそう思うかは分からない
だけど僕の中にある何かが、動かそうとした。
こういうのって周りから見ると
妄想の激しい男なんじゃないかって思われるから
あまりそういう事を考えないようにした。
ゴツンッ!いたっ!
そう考えてると街灯にぶつかってしまい声が出た。
仕事場に辿り着くと
上司が不思議そうな顔をしながら
僕に話をかけてきた。
「君はお菓子を配る怪物を知っているか?」
僕は「知りません」と答えた
「お菓子を配る怪物は名前だけ聞いたら
危ない物を渡す怪物みたいなイメージを持つだろう
だが、本当は見た目が怪物なだけであって
中身はとても優しい性格なんだ」
それを聞くと
昨日の時に読んでいた本を思い出した。
巨人も見た目がデカく恐ろしいのに
中身がとても優しくとても弱虫なんだ。
僕は興味を持って話を聞いた。
「その怪物はな、どうやらここの近くに
出るらしいんだ…
そしてお菓子を渡して…消え去るらしい…」
…ちょっと待ってよ、それって昨日も一昨日も
もしかしてあの籠の入ったお菓子は
昨日出てきた恐ろしい怪物のだったのか?
それは大変だ!昨日ちゃんと錯乱状態になってて
全くお礼が出来ていない!
すると聞いていた仕事仲間が質問した。
「そのお菓子って、食べるとどうなるんですか?」
僕も気になる…てか…食べちゃった…
上司は答えた。
「それはな…」
すると電話が鳴ってしまい
上司は急いで立ち去ってしまった。
お菓子を食べるとどうなるか気になりすぎて
今日もまた、インクをこぼした。
しかも仕事仲間のスーツに。
全力で謝ったが仕事仲間はムスッとしてしまった。
お詫びにそのスーツのクリーニングは
僕がやる事にした。本当に申し訳ない。本当に。
仕事を終え、スーツを持って仕事場から去った。
今日も夜だが、天気はくもりになっていた。
僕は雨が降りそうだなと思って
ちょっと早歩きで家に帰ろうとした。
インクで汚れて雨で汚れてしまったら
仕事仲間に怒られてしまう。
街灯に照らされ、少し早歩きで行くと
目の前に昨日の彼女がいた。
話しかけようと思ったが、今は服が優先だ
雨が降ったら大変だと思った
すると
「今日は雨降らないよ」と言われた。
パッと後ろを振り返り彼女は微笑んだ
どうして僕の考えてる事が分かったのだろう…
降らないと言われ、少し安心した
僕は言った。
「君は…昨日話しかけてくれたんだよね…
あの時はごめんね…」
そう言ったら彼女は少し驚き
その後に寂しい顔になってたが
すぐにまた微笑んだ。
何に気づいたのだろうか…
彼女は言った。
「そうだよ?
もしかしてだけど昨日の幽霊に驚いたでしょ~」
そう言われ図星だった。
「…君も見えるの?昨日の怪物の事が」
そう言ったら彼女はちょっと怒った
「怪物って言わないでよ!
あの子すごく繊細な子だから
すぐ傷ついちゃうんだよ!」
ボクは思わず「ごめん」と謝った。
すると街灯の後ろから
ズキンと怪ぶ…いや幽霊が現れた。
「この子達はいい子なのよ
お菓子を配ったりしてあげてるの」
この子達が今朝話してくれたお菓子の幽霊達か…
よくよく見るとズキンはニヤニヤしてて
隣の幽霊はビクビクしている。
「あ、あの、昨日はごめん
あとお菓子を…ありがと!美味しかったよ!」
幽霊は嬉しそうな顔をしてくれた。
そういえば、この幽霊のお菓子って
一体どんな効果があるのだろうか。
そう疑問に思って、彼女に聞いてみた。
「幽霊から貰ったお菓子ってなんか効果あるの?」
すると彼女は悪そうな顔をした
僕は思わず1歩下がろうとしてしまった。
「私が見えるでしょ?つまりそういう事」
どういう事だ?彼女は幽霊だとでも言いたいのか
そんなはずはないと彼女の足元を見た。
ない…!
足がない?!
足がないってか透けてる!
僕は思わず腰が抜けてしまった!
彼女はケラケラと笑っている
後ろにいるズキンもぷぷぷと笑って
幽霊はすごく心配して慌ててた。
「相変わらず面白いね!あなたの反応は!
やっぱり飽きないねー!」
なんだ、まるで僕の事を元から知ってるような
その言い方は!僕達は初対面だぞ!
ちょっと怒ってしまい
僕は思わずムスッとしてしまった。
彼女は慌てて謝って説明をした。
「あなたの頭にある記憶がなくなっちゃってるの
だからその記憶を戻すためにこの子達と協力して
あなたに
この"お化けが見えるお菓子"をあげたわけ」
僕の記憶がなくなってる?…確かに僕は
よく忘れ物をしたり名前を忘れたりするが
大事な事は忘れない事もある。
でも、確かに…何かが欠けている…
僕は「ごめん、少しだけ1人にさせてくれ」
そう言って家に帰った。
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