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罪と罰
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右左と、連続攻撃を繰り出す池田に対し、絶対に食らうことが出来ないというのに日本刀一本では圧倒的に手数が少なく、徐々に追い詰められる。
「くっ! 離れろ!」
お互いの息がかかるほどの接近戦はさすがに分が悪いと、真治が前蹴りを放ったが、池田はそれを回避して逆に真治の腹部に蹴りを入れる。
拳だけを警戒していたからか、カウンター気味に蹴りを食らって後ろに派手に吹っ飛んだ。
その勢いはビルから落下しそうな程だったが、どうにかしなければと思う真治の目に映ったのは、新崎の隣に立つ池田の手下だった。
「えっ」
手下が声を上げると同時に真治がぶつかり、その勢いを殺す為に思い切り蹴ってビルの屋上に身体を残すことに成功する。
その為に蹴られた手下は、地上で見物している人の中に落下して行ったわけだが。
新崎の隣に着地し、チラリと目を向けるが、池田も既に走り出している。
すぐにでも助けたいと考えたが、池田が相手ではその余裕がない。
「もう少し待っててください新崎さん」
そう伝えると、少しでもこの場から離れる為に、真治は池田へと向かって駆け出した。
「わかったぜわかったぜ! お前の弱点がハッキリとな!」
嬉しそうに笑いながら、駆け寄る真治を迎え撃つように池田はパンチを放った。
「くっ! 離れろ!」
お互いの息がかかるほどの接近戦はさすがに分が悪いと、真治が前蹴りを放ったが、池田はそれを回避して逆に真治の腹部に蹴りを入れる。
拳だけを警戒していたからか、カウンター気味に蹴りを食らって後ろに派手に吹っ飛んだ。
その勢いはビルから落下しそうな程だったが、どうにかしなければと思う真治の目に映ったのは、新崎の隣に立つ池田の手下だった。
「えっ」
手下が声を上げると同時に真治がぶつかり、その勢いを殺す為に思い切り蹴ってビルの屋上に身体を残すことに成功する。
その為に蹴られた手下は、地上で見物している人の中に落下して行ったわけだが。
新崎の隣に着地し、チラリと目を向けるが、池田も既に走り出している。
すぐにでも助けたいと考えたが、池田が相手ではその余裕がない。
「もう少し待っててください新崎さん」
そう伝えると、少しでもこの場から離れる為に、真治は池田へと向かって駆け出した。
「わかったぜわかったぜ! お前の弱点がハッキリとな!」
嬉しそうに笑いながら、駆け寄る真治を迎え撃つように池田はパンチを放った。
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