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狂い始める歯車
system_0635
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音が聞こえ続けている通路に入ると、こちらにやって来る、背中を向けた津堂の姿が見えた。
黒井の攻撃を防御するので必死で、背後まで気にする余裕がないのだろうか。
地面を滑りながら日本刀を構え、真治はがら空きの背中に向けて刃を横に振るった。
脇腹を斬り付ける一撃。
しかし、津堂はその攻撃を、後ろ向きにも関わらず後方に宙返りして回避。
刃が、追撃をしていた黒井に襲い掛かったのだ。
「邪魔だ!!」
その攻撃を黒井はソードブレイカーで受け止め、真治の頭を踏み付け、津堂を追い掛けて飛び上がる。
真治の頭上で、次の攻防が始まった。
黒井は腕を突き出すと同時に、ランスを津堂に突き付ける。
「くっ!」
何とか回避しようとしたが、攻撃を逸らすことが精一杯のようで。
防御の反動で身体が回転し、津堂はショップの商品にぶつかり、それと一緒に床に落下した。
今がチャンスだと、そう思ったのは真治も黒井も同じだった。
黒井はそのままランスを構えて津堂に。
真治は振り返り、倒れ込むような低い体勢で迫った。
上下からの同時攻撃。
そうはさせじと、床に短刀を突き刺し、グッと身体を引き寄せながら、滑るように横に飛び退いた津堂。
空中の黒井は方向転換が出来ないかもしれないが、真治は違った。
黒井の攻撃を防御するので必死で、背後まで気にする余裕がないのだろうか。
地面を滑りながら日本刀を構え、真治はがら空きの背中に向けて刃を横に振るった。
脇腹を斬り付ける一撃。
しかし、津堂はその攻撃を、後ろ向きにも関わらず後方に宙返りして回避。
刃が、追撃をしていた黒井に襲い掛かったのだ。
「邪魔だ!!」
その攻撃を黒井はソードブレイカーで受け止め、真治の頭を踏み付け、津堂を追い掛けて飛び上がる。
真治の頭上で、次の攻防が始まった。
黒井は腕を突き出すと同時に、ランスを津堂に突き付ける。
「くっ!」
何とか回避しようとしたが、攻撃を逸らすことが精一杯のようで。
防御の反動で身体が回転し、津堂はショップの商品にぶつかり、それと一緒に床に落下した。
今がチャンスだと、そう思ったのは真治も黒井も同じだった。
黒井はそのままランスを構えて津堂に。
真治は振り返り、倒れ込むような低い体勢で迫った。
上下からの同時攻撃。
そうはさせじと、床に短刀を突き刺し、グッと身体を引き寄せながら、滑るように横に飛び退いた津堂。
空中の黒井は方向転換が出来ないかもしれないが、真治は違った。
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