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閑話 天使との箱庭
クリマスタ公爵家の後嗣として、父であるクレマスタ公爵閣下の娘のアルセナは連れてこられた王城で……迷子になっていた。
「ここどこ?」
アルセナは似たような回廊を曲がり、気づけば外に出ていた。しかし、普段から父親に“どんなことにも動ずるな”と言われたいたからか、それとも本人の性格なのかはわからないが、ちっとも慌ててなかった。
「んんーー!」
空にはきれいな青空。ポカポカ暖かい陽気に気をよくして、両手を天に伸ばし体を伸ばした。
――暇だし、散策でもしよう。なんか言われたら、迷子になったっていえばいいしね。
ガラス張りの温室が目に入ったので、アルセナは向かった。中は蒸し暑く、見たことある花もない花もたくさん咲き誇っていた。単純に好奇心で、一番目立っている一際大きくて禍々しい赤い色の花に手を伸ばした。
「やめろ!」
手を停めて無表情に振り返るアルセナ。美貌の男が立っていた。その男は美しい黒髪に紫の瞳の見たこともない美形だったが、アルセナには違った。父親が超絶美形なのでなんとも思わなかった。
「それに触ると手が溶けるぞ」
さすがに驚いたアルセナは手を慌てて引っ込めて、無事を確認するように手を摩った。再び振り向くとその男はいなかった。アルセナは足早に温室を後にした。
外に出ると、なんだかヘンテコな鳴き声が聞こえた。
「キュピー、キュピー、キュピー……」
その声の元はこの大木の上らしい。アルセナが見上げる木の上には白い毛玉が震えていた。可哀相に思ったアルセナは履いていたブーツを脱ぎ捨て、エプロンドレスをたくし上げ、深く深呼吸をした。
――女は度胸よ
アルセナは木に登り始めた。初めて木登りするアルセナにはとても大変だったが何とか白毛玉までたどり着いた。
――犬?狐?初めてみる動物だわ。
アルセナが手を伸ばすとその手から逃げるようにさらに安い遠い場所へ移動したが、毛玉が落下した。少女は思わず両手を伸ばしてキャッチした。そしてそのまま落下して……ただただ青い空をゆっくりと眺めていた。そして、ドンという衝撃を背中に受けるが、想像よりもずっとずっと痛くない。ゆっくりと目を開けると目の前にはアッシュグレイ髪をした綺麗な男性がいた。
「大丈夫かい? お転婆さん」
アルセナは頷いた。毛玉は丸まり動かない。
「怪我がないようで良かったよ」
少女をそっと地面に下ろすと男性は去っていった。アルセナは大きな声で礼を言った。すると青年は振り返り笑った。
元来た道を戻ろうと少女は歩き始めた。誰かが泣く声が聞こえたアルセナはそちらに向かうと、そこには金髪の美少女と思しき子供がいたが、服装が男の子用なので男の子だとアルセナは思った。
「どうしたの?」
アルセナはその子供に話しかけた。
「お母様が男らしくないからお菓子を食べちゃダメっていうんだ……。でも食べないとどうにかなってしまいそうなんだ」
アルセナは自分のポケットに王城に来る前に食べたチョコレートが入っていることを思い出した。アルセナはチョコレートのような甘すぎる物はたくさん食べ過ぎると胸やけがして吐き気がするから、こっそりポケットにしまっていたのだ。
「はい、あーんして」
アルセナがチョコレートをその男の子の口に放り込めば、天使のような顔を破顔させた。
「ありがとう、おいしいね……あっでも、君の大事なチョコレートが無くなっちゃうよ」
「私は大丈夫よ。甘いすぎる物は得意じゃないの。また王城に来るときに内緒でお菓子を持ってきてあげるね」
「やったぁ~~! 誰にも秘密だよ」
「うん」
「じゃあ、約束……」
少年は右手の小指を立てた。それにアルセナは自身の小指を絡ませた。
「指切りげんまん嘘ついたら針千本の~ます。指切った」
「……でもでも、針千本なんてこわいね。死んじゃうよ」
少年は涙ぐんだ。
「大丈夫よ。もし約束が反故になっても針呑むのは私なんだから……」
「ぼく……君が死んじゃうのやだな。だから……」
少年は少女の小指に再び小指を絡ませた。
「指切りげんまん嘘ついたらチョコ千個の~ます。指切った」
少年は面映く微笑んだ。少年の優しい気持ちに釣られて、アルセナも微笑んだ。
「ぼく……お菓子以上に欲しいもの見つけたかもしれない」
「え? 何て言ったの?」
「別に。それよりそれ……何?」
少年はアルセナの胸に抱かれた白毛玉を指さした。
「あぁ、なんかの動物みたい」
「ふーん。それ持って帰るの?」
「うん。家で飼ってあげようと思って……」
「あっそ」
何故か少年は機嫌が悪くなった。
「王宮の物は勝手に持って帰れないんだよ。僕が預かってあげる」
アルセナの両腕から白毛玉はあっという間に奪い取られた。
「きゅっ! きゅっきゅっ! ぎゅっきゅきゅきゅぴーん!!」
「どうしたの?」
いきなり暴れだした毛玉にアルセナ疑問に思った。
「大丈夫だよ、ねっ!ね」
「ぎゃっぴん……きゅーーん」
毛玉は静かになった。そして毛むくじゃらの体からくるくると愛らしい大きな瞳が現れ、アルセナを一途に必死に見つめている。
「かわいいね」
天使の様な笑みを振りまいて、毛玉ちゃんを撫でれば、再び丸くなり、毛玉になった。アルセナは天使の様な笑みを見て、内心身悶えた。
「どうして君はここに来たの?」
アルセナは迷子になった経緯を話した。
「行こっか」
少年は少女の手を取って、歩きだした。石造りの廊下を歩いた。王城の中心部に着くと一人の騎士がいた。制服は真新しく、階級章も無いので新人騎士だろうと予想がついた。上品な顔をした美丈夫の騎士は少女を見て急いで駆け寄ってきた。
「クレマスタ公爵令嬢ですか? クレマスタ公爵閣下がお探しです。お怪我などございませんか?」
「えぇ大丈夫ですわ」
少女が答えると、騎士は安堵の息を漏らし、少年の面影を少しばかり残した顔で人懐っこい笑みを浮かべた。
「ねぇ」
少年を振り返ったが誰も居なかった。少女の父親であるクレマスタ公爵は、心配して娘を抱きしめた。
数日後、アルセナは父親の執務室に呼ばれた。
「すまない」
そういって娘を抱きしめるクレマスタ公爵。アリスタは訳も分からず黙って立っている。
「来週から王宮に連れていくことにする」
「はい、お父様。喜んで行きます」
「逃げてもいいんだよ……」
「私は誇り高きクレマスタ公爵令嬢です。逃げるなどという選択肢はございません」
そうかと少女の父親は言い、寂しそうに笑う。
「では、クレマスタ公爵家の誇りを胸に励め」
「かしこまりました」
アリスタは何故か、王宮に連れてこられても図書館や中庭で自由に過ごすように命ぜられるだけだった。手持無沙汰にベンチに座ると、見知った鳴き声を聞き、顔を向けるとあの白い毛玉がこちらに一心不乱に駆け寄って来ていた。白毛玉はアリスタの膝の上に飛び乗り、彼女の顔を舐め、しっぽをちぎれんばかりに振っている。その後、白毛玉はマケールと名付けられた。
「また会ったね。僕はアリスフォード」
あの天使のような少年が微笑んだ。アリスタは吃驚した。なぜなら、煙の様に消えてしまった少年は本物の天使だったのではないかと思っていたからだ。それから二人はすぐに打ち解けて、仲良く幼少期を過ごした。アルセナが天使のような少年の身分を知ったのは、何年も経ってからだった。
「ここどこ?」
アルセナは似たような回廊を曲がり、気づけば外に出ていた。しかし、普段から父親に“どんなことにも動ずるな”と言われたいたからか、それとも本人の性格なのかはわからないが、ちっとも慌ててなかった。
「んんーー!」
空にはきれいな青空。ポカポカ暖かい陽気に気をよくして、両手を天に伸ばし体を伸ばした。
――暇だし、散策でもしよう。なんか言われたら、迷子になったっていえばいいしね。
ガラス張りの温室が目に入ったので、アルセナは向かった。中は蒸し暑く、見たことある花もない花もたくさん咲き誇っていた。単純に好奇心で、一番目立っている一際大きくて禍々しい赤い色の花に手を伸ばした。
「やめろ!」
手を停めて無表情に振り返るアルセナ。美貌の男が立っていた。その男は美しい黒髪に紫の瞳の見たこともない美形だったが、アルセナには違った。父親が超絶美形なのでなんとも思わなかった。
「それに触ると手が溶けるぞ」
さすがに驚いたアルセナは手を慌てて引っ込めて、無事を確認するように手を摩った。再び振り向くとその男はいなかった。アルセナは足早に温室を後にした。
外に出ると、なんだかヘンテコな鳴き声が聞こえた。
「キュピー、キュピー、キュピー……」
その声の元はこの大木の上らしい。アルセナが見上げる木の上には白い毛玉が震えていた。可哀相に思ったアルセナは履いていたブーツを脱ぎ捨て、エプロンドレスをたくし上げ、深く深呼吸をした。
――女は度胸よ
アルセナは木に登り始めた。初めて木登りするアルセナにはとても大変だったが何とか白毛玉までたどり着いた。
――犬?狐?初めてみる動物だわ。
アルセナが手を伸ばすとその手から逃げるようにさらに安い遠い場所へ移動したが、毛玉が落下した。少女は思わず両手を伸ばしてキャッチした。そしてそのまま落下して……ただただ青い空をゆっくりと眺めていた。そして、ドンという衝撃を背中に受けるが、想像よりもずっとずっと痛くない。ゆっくりと目を開けると目の前にはアッシュグレイ髪をした綺麗な男性がいた。
「大丈夫かい? お転婆さん」
アルセナは頷いた。毛玉は丸まり動かない。
「怪我がないようで良かったよ」
少女をそっと地面に下ろすと男性は去っていった。アルセナは大きな声で礼を言った。すると青年は振り返り笑った。
元来た道を戻ろうと少女は歩き始めた。誰かが泣く声が聞こえたアルセナはそちらに向かうと、そこには金髪の美少女と思しき子供がいたが、服装が男の子用なので男の子だとアルセナは思った。
「どうしたの?」
アルセナはその子供に話しかけた。
「お母様が男らしくないからお菓子を食べちゃダメっていうんだ……。でも食べないとどうにかなってしまいそうなんだ」
アルセナは自分のポケットに王城に来る前に食べたチョコレートが入っていることを思い出した。アルセナはチョコレートのような甘すぎる物はたくさん食べ過ぎると胸やけがして吐き気がするから、こっそりポケットにしまっていたのだ。
「はい、あーんして」
アルセナがチョコレートをその男の子の口に放り込めば、天使のような顔を破顔させた。
「ありがとう、おいしいね……あっでも、君の大事なチョコレートが無くなっちゃうよ」
「私は大丈夫よ。甘いすぎる物は得意じゃないの。また王城に来るときに内緒でお菓子を持ってきてあげるね」
「やったぁ~~! 誰にも秘密だよ」
「うん」
「じゃあ、約束……」
少年は右手の小指を立てた。それにアルセナは自身の小指を絡ませた。
「指切りげんまん嘘ついたら針千本の~ます。指切った」
「……でもでも、針千本なんてこわいね。死んじゃうよ」
少年は涙ぐんだ。
「大丈夫よ。もし約束が反故になっても針呑むのは私なんだから……」
「ぼく……君が死んじゃうのやだな。だから……」
少年は少女の小指に再び小指を絡ませた。
「指切りげんまん嘘ついたらチョコ千個の~ます。指切った」
少年は面映く微笑んだ。少年の優しい気持ちに釣られて、アルセナも微笑んだ。
「ぼく……お菓子以上に欲しいもの見つけたかもしれない」
「え? 何て言ったの?」
「別に。それよりそれ……何?」
少年はアルセナの胸に抱かれた白毛玉を指さした。
「あぁ、なんかの動物みたい」
「ふーん。それ持って帰るの?」
「うん。家で飼ってあげようと思って……」
「あっそ」
何故か少年は機嫌が悪くなった。
「王宮の物は勝手に持って帰れないんだよ。僕が預かってあげる」
アルセナの両腕から白毛玉はあっという間に奪い取られた。
「きゅっ! きゅっきゅっ! ぎゅっきゅきゅきゅぴーん!!」
「どうしたの?」
いきなり暴れだした毛玉にアルセナ疑問に思った。
「大丈夫だよ、ねっ!ね」
「ぎゃっぴん……きゅーーん」
毛玉は静かになった。そして毛むくじゃらの体からくるくると愛らしい大きな瞳が現れ、アルセナを一途に必死に見つめている。
「かわいいね」
天使の様な笑みを振りまいて、毛玉ちゃんを撫でれば、再び丸くなり、毛玉になった。アルセナは天使の様な笑みを見て、内心身悶えた。
「どうして君はここに来たの?」
アルセナは迷子になった経緯を話した。
「行こっか」
少年は少女の手を取って、歩きだした。石造りの廊下を歩いた。王城の中心部に着くと一人の騎士がいた。制服は真新しく、階級章も無いので新人騎士だろうと予想がついた。上品な顔をした美丈夫の騎士は少女を見て急いで駆け寄ってきた。
「クレマスタ公爵令嬢ですか? クレマスタ公爵閣下がお探しです。お怪我などございませんか?」
「えぇ大丈夫ですわ」
少女が答えると、騎士は安堵の息を漏らし、少年の面影を少しばかり残した顔で人懐っこい笑みを浮かべた。
「ねぇ」
少年を振り返ったが誰も居なかった。少女の父親であるクレマスタ公爵は、心配して娘を抱きしめた。
数日後、アルセナは父親の執務室に呼ばれた。
「すまない」
そういって娘を抱きしめるクレマスタ公爵。アリスタは訳も分からず黙って立っている。
「来週から王宮に連れていくことにする」
「はい、お父様。喜んで行きます」
「逃げてもいいんだよ……」
「私は誇り高きクレマスタ公爵令嬢です。逃げるなどという選択肢はございません」
そうかと少女の父親は言い、寂しそうに笑う。
「では、クレマスタ公爵家の誇りを胸に励め」
「かしこまりました」
アリスタは何故か、王宮に連れてこられても図書館や中庭で自由に過ごすように命ぜられるだけだった。手持無沙汰にベンチに座ると、見知った鳴き声を聞き、顔を向けるとあの白い毛玉がこちらに一心不乱に駆け寄って来ていた。白毛玉はアリスタの膝の上に飛び乗り、彼女の顔を舐め、しっぽをちぎれんばかりに振っている。その後、白毛玉はマケールと名付けられた。
「また会ったね。僕はアリスフォード」
あの天使のような少年が微笑んだ。アリスタは吃驚した。なぜなら、煙の様に消えてしまった少年は本物の天使だったのではないかと思っていたからだ。それから二人はすぐに打ち解けて、仲良く幼少期を過ごした。アルセナが天使のような少年の身分を知ったのは、何年も経ってからだった。
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