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34話 凱旋式 アリスの部屋
アリスに抱かれ、運ばれながら鼓動が早鐘を打つ。この国のドレスは後ろが巻きスカートのように1枚布が合わさって居るだけだ。カーテンのように開けばお尻が丸見えになってしまう。これも夜会等でドレスを脱がさず致す事が出来る仕様である。私のスカートを気にすれば、しっかりとアリスが手で抑えてくれていて、あの破廉恥なパンツが見えるようじゃないことだけは安心した。
「アリス……どうしたの?」
だってちょっと怖い顔をしてる。アリスは私を一瞥し、無言でしっかりした足取りで歩く。おそらくアリスの私室に向かっているのだろう。私達はただの幼馴染のはず。アリスは私に恋などしていない。ただ、そういう事に興味があるってだけなら……悲しい。そう思うと……鼻の奥がツンとして、少しだけ目に水が溜まる。私だって別に恋してるって言われたら……大切な幼馴染だということは確かだけど。
本ばかり読んで、友達と言える存在がいなかった私に、幼少期を彩ってくれた大事な存在だ。
「ああー、面倒くさい」
――えっ? いつもと雰囲気が……
そう言うと外に出て、外壁や窓の枠やらを土台に飛び乗り、屋根まで駆け上がった。ただの令嬢な私は軽く悲鳴を上げて、怖くてアリスしがみついた。
いつもは回廊を何度も曲がって――戦時に王族の居室までなかなか辿り着けないように迷路のようになっている―辿り着くはずだが、するとあっと言う間に、アリスの私室のバルコニーに辿り着いた。彼は気だるげに溜息を吐いてドアを蹴破った。こんなアリスは見たことがない。涙は夜風に紛れ、いつの間にか乾いていた。
ベットにそっと下ろして、私を座らせた。さっきの乱暴な感じとは違って、まるで大切な宝物を扱うみたいに優しい。彼は私の頬に手を当て、脇に膝を乗せた。ぎしりとベットが軋んだ。月明かりを背に、アリスの神がかった造作の美しい顔が近づいてくる。私の顔に影がかかり、私は目を閉じた。彼の温かい唇が私の唇重なり合う。いつもと違って触れるだけで離され、寂しくなる。目を開ければ、魅惑的に微笑んでる彼が居て……心臓が跳ねた。
アリスはタイを外して、シャツのボタンを外した。彼の綺麗な鎖骨が見える。アリスの肌は本当の綺麗で、傷跡一つ存在しない。それはきっと治癒魔法のせいだろうかなんてどうでもいいことを考えた。もっと彼の美しい生肌を見たくなって、誘惑に抗えない私は、お馬鹿にも先日のことを忘れてボタンに手を掛け、外した。アリスの顕になった鎖骨に胸板や胸筋に手を掛けた。とても滑らかな触り心地だった。それに見惚れているうちに、淑女に有るまじき欲望がむくむくと湧いてきてしまう。
――この美しい体に傷を付けたいと
前世でも今生でも初めて湧いた感情。私は思うままに胸板に口を寄せ、齧りついた。柔らかで弾力のある感触、そして鉄の味がした。傷のない美しい体に付いた私の歯型を見て、うっとりとしてしまった。
そうしているうちに世界が反転して、ベットの天蓋を眺めていた。驚く間もなく両手は頭の上に置かれ、手早く拘束された。
「アルちゃんの付けてくれたこれ……嬉しいな。一生残しとくね」
愛おしそうに歯型を撫でたあと、蠱惑的に微笑んだ。
「もちろん忘れて無いよね。やったらやられる覚悟があるってこと」
私の胸元のドレスに手を掛け、引きずり下ろした。小さな胸は取っ掛かりがなく、すぐに顕になった。少し冷たくなった夜の風邪が胸を撫でた。
ああ、脱がしたら脱がされる覚悟……は無かった私は後悔した。それにも構わず、手が余る胸をアリスは揉んだ。
「ダメ!」
そう言って胸を隠そうとしたが、元の位置に片手で留め置かれ、何度も深く口づけをされて頭がぼうっとして少しだけどうでもよくなる。そして再び胸を揉み、今度は固く主張し始めた敏感な尖端を指で摘んで玩び始めた。関係のないお腹の奥がむず痒くなる。
片手で弄りながら、もう片方を口に含んだ。生暖かい舌が胸の先を転がし、嬲った。それが段々と激しさを混せば、お腹の底も次第に強く甘く痺れてくる。強く尖端を握られ、ビクビクと下腹部が収縮した。
「おっぱいだけでイッちゃたの? アルちゃんはエロいね。俺、おっぱい敏感な子大好きだよ」
アリスは笑った。けれども、その目は笑ってなくて、劣情を含んだ目だった。捕食されそうな目を見て少し怖くなった。
「もういいでしょう?」
「なんで?」
「私がしたことよりもいっぱいしたでしょう……」
「アルちゃんは男というものがわかってない。こんなんで満足できるわけないよね」
迫って来られて、ベットの上を仰向けに後ずさりした。逃げられる訳などなくて無駄な抵抗に終わるどころか、今まで上半身だけだったベット上に自ら全身上ってしまった。
「そ、そんなの知らない」
胸を庇うようにうつ伏せになり、四つん這いになる。それも後で後悔するとは露知らず。私に覆いかぶさって、耳元で囁いた。
「俺の、わかる?」
私のお尻に押し付けられた固いものは想像より大きくて、硬かった。心臓は激しく脈打つ。言葉を紡ぐ余裕すらない。
黙って固まっていると、バサリとスカートを、カーテンを開くみたいに開けた。薄布一枚越しに無防備になったお尻が丸見えだ。
「えっ? こんなエロいパンツ履いて……誘ってたんだね」
「えっ? こういうのしかないんじゃ……だって、だってこれが普通だってアンが……」
恥ずかしくて、泣きそうだ。そう、私のパンツは真ん中がパックリ割れているのだ。
その割れ目をアリスはなぞって、自身でもはしたなく濡れてるのがわかって、恥ずかしくて死にそうだった。
「アリス……どうしたの?」
だってちょっと怖い顔をしてる。アリスは私を一瞥し、無言でしっかりした足取りで歩く。おそらくアリスの私室に向かっているのだろう。私達はただの幼馴染のはず。アリスは私に恋などしていない。ただ、そういう事に興味があるってだけなら……悲しい。そう思うと……鼻の奥がツンとして、少しだけ目に水が溜まる。私だって別に恋してるって言われたら……大切な幼馴染だということは確かだけど。
本ばかり読んで、友達と言える存在がいなかった私に、幼少期を彩ってくれた大事な存在だ。
「ああー、面倒くさい」
――えっ? いつもと雰囲気が……
そう言うと外に出て、外壁や窓の枠やらを土台に飛び乗り、屋根まで駆け上がった。ただの令嬢な私は軽く悲鳴を上げて、怖くてアリスしがみついた。
いつもは回廊を何度も曲がって――戦時に王族の居室までなかなか辿り着けないように迷路のようになっている―辿り着くはずだが、するとあっと言う間に、アリスの私室のバルコニーに辿り着いた。彼は気だるげに溜息を吐いてドアを蹴破った。こんなアリスは見たことがない。涙は夜風に紛れ、いつの間にか乾いていた。
ベットにそっと下ろして、私を座らせた。さっきの乱暴な感じとは違って、まるで大切な宝物を扱うみたいに優しい。彼は私の頬に手を当て、脇に膝を乗せた。ぎしりとベットが軋んだ。月明かりを背に、アリスの神がかった造作の美しい顔が近づいてくる。私の顔に影がかかり、私は目を閉じた。彼の温かい唇が私の唇重なり合う。いつもと違って触れるだけで離され、寂しくなる。目を開ければ、魅惑的に微笑んでる彼が居て……心臓が跳ねた。
アリスはタイを外して、シャツのボタンを外した。彼の綺麗な鎖骨が見える。アリスの肌は本当の綺麗で、傷跡一つ存在しない。それはきっと治癒魔法のせいだろうかなんてどうでもいいことを考えた。もっと彼の美しい生肌を見たくなって、誘惑に抗えない私は、お馬鹿にも先日のことを忘れてボタンに手を掛け、外した。アリスの顕になった鎖骨に胸板や胸筋に手を掛けた。とても滑らかな触り心地だった。それに見惚れているうちに、淑女に有るまじき欲望がむくむくと湧いてきてしまう。
――この美しい体に傷を付けたいと
前世でも今生でも初めて湧いた感情。私は思うままに胸板に口を寄せ、齧りついた。柔らかで弾力のある感触、そして鉄の味がした。傷のない美しい体に付いた私の歯型を見て、うっとりとしてしまった。
そうしているうちに世界が反転して、ベットの天蓋を眺めていた。驚く間もなく両手は頭の上に置かれ、手早く拘束された。
「アルちゃんの付けてくれたこれ……嬉しいな。一生残しとくね」
愛おしそうに歯型を撫でたあと、蠱惑的に微笑んだ。
「もちろん忘れて無いよね。やったらやられる覚悟があるってこと」
私の胸元のドレスに手を掛け、引きずり下ろした。小さな胸は取っ掛かりがなく、すぐに顕になった。少し冷たくなった夜の風邪が胸を撫でた。
ああ、脱がしたら脱がされる覚悟……は無かった私は後悔した。それにも構わず、手が余る胸をアリスは揉んだ。
「ダメ!」
そう言って胸を隠そうとしたが、元の位置に片手で留め置かれ、何度も深く口づけをされて頭がぼうっとして少しだけどうでもよくなる。そして再び胸を揉み、今度は固く主張し始めた敏感な尖端を指で摘んで玩び始めた。関係のないお腹の奥がむず痒くなる。
片手で弄りながら、もう片方を口に含んだ。生暖かい舌が胸の先を転がし、嬲った。それが段々と激しさを混せば、お腹の底も次第に強く甘く痺れてくる。強く尖端を握られ、ビクビクと下腹部が収縮した。
「おっぱいだけでイッちゃたの? アルちゃんはエロいね。俺、おっぱい敏感な子大好きだよ」
アリスは笑った。けれども、その目は笑ってなくて、劣情を含んだ目だった。捕食されそうな目を見て少し怖くなった。
「もういいでしょう?」
「なんで?」
「私がしたことよりもいっぱいしたでしょう……」
「アルちゃんは男というものがわかってない。こんなんで満足できるわけないよね」
迫って来られて、ベットの上を仰向けに後ずさりした。逃げられる訳などなくて無駄な抵抗に終わるどころか、今まで上半身だけだったベット上に自ら全身上ってしまった。
「そ、そんなの知らない」
胸を庇うようにうつ伏せになり、四つん這いになる。それも後で後悔するとは露知らず。私に覆いかぶさって、耳元で囁いた。
「俺の、わかる?」
私のお尻に押し付けられた固いものは想像より大きくて、硬かった。心臓は激しく脈打つ。言葉を紡ぐ余裕すらない。
黙って固まっていると、バサリとスカートを、カーテンを開くみたいに開けた。薄布一枚越しに無防備になったお尻が丸見えだ。
「えっ? こんなエロいパンツ履いて……誘ってたんだね」
「えっ? こういうのしかないんじゃ……だって、だってこれが普通だってアンが……」
恥ずかしくて、泣きそうだ。そう、私のパンツは真ん中がパックリ割れているのだ。
その割れ目をアリスはなぞって、自身でもはしたなく濡れてるのがわかって、恥ずかしくて死にそうだった。
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