44 / 82
40話 夜会
オーダーしていた新品のドレスを来て鏡の前で何度も確認する。
「やっぱり変かしら?」
「いいえ、とても素敵ですよ」
「やっぱりこっちのドレスのほうが……」
少しでもいいから可愛くなりたい。アンネのような可愛らしい……あの子の……中庭で会ったあの子のような可愛らしさが羨ましい。ゴシック調のドレスなんて私には似合わない。無理に着ても虚しいだけだ。私は小さく溜息を零した。
「いいえ、このままでは大丈夫」
アリスに会えるのは嬉しいけど、冷たくされたらと思うと悲しい。
「化粧が……」
目に涙が滲みそうになるのをぐっと堪えた。最近、泣き虫になったみたい。アリスがいないだけでこんなに心細くなるなんて……。
ドアをノックする音が聞こえたので、入室の許可を出した。エバンが濃紺の典礼服を着ている姿は、逞しいその体躯もあり、目が惹きつけられる。いつもはセットされていない銀髪を後ろに流している姿は、一介の騎士にはもったいないくらいの風格が漂っていた。今日の夜会は――領地で問題があった為――お父様は欠席なので、エバンをパートナーに連れて行きなさいと言われた。苦い顔でいないよりましだとか言っていたっけ。お父様は私の護衛騎士になること許しはしたが、あまりエバンのことを快く思ってないみたいだ。
「用意出来ましたか?」
「ええ、大丈夫です」
「姫、今日のドレスも一段と素敵です」
恥ずかしがるすきもないくらいに流れるように自然に跪いて、私の手の甲にキスを落とした。
「いいのに……無理してお世辞なんて」
「いいえ、本当に綺麗だからそう言ったんです。すいません、俺、女性を褒める言葉が拙くて……綺麗だとしか思わないんです。こんな素敵な人をエスコートできるなんて嬉しいです」
「ありがとう。エバンもとっても素敵だわ。あら、本当ね。私もエバンのこと素敵だから、そうとしか思わないわね」
クスクスと二人で笑う。少し心が軽くなった。何となく大丈夫な気がしてくる。
「さぁ行きましょうか」
「ええ」
差し出されたエバンの腕にそっと手を乗せた。
いつものように招待客が揃ってから王族がファンファーレと共に入室した。アリスの隣にはこないだの美少女がアリスと腕を組んで降りてきた。胸がチリチリする。どうやらこの美少女がバーレミオン王国の王族らしい。いつも、アリスは私を見つけて微笑んでくれたのに、今日は目さえ合わない。あれ? 今、バーレミオン王女と目があった気がしたけど、気のせいだろうか。
祝宴が始まり、宮廷楽師が曲を奏で始めた。
「姫、どうか私と踊る栄誉をください」
跪いて私に手を差し出すエバン様は理想の騎士様で、照れてしまう。彼の手に私の手を重ねれば、彼は嬉しそうに破顔する。その顔はいつもより無邪気な感じで、身近に彼を感じた。
少しばかり……他の女性の嫉妬と羨望の目が痛いが、エバンは私の顔を一心に見つめるから、気恥ずかしいながらも私も彼の視線を受け止めて彼だけ見つめれば、周りの視線も気にならなくなった。
エバンとのダンスはお父様やアリスと違い力強いリードでいつもよりも激しく、まるで競技ダンスのようで新鮮で楽しかった。
荒くなった呼吸を整える。エバンはさすが騎士様とでも言うように、全く呼吸は乱れていない。
「私の姫はダンスもうまいんですね。疲れてませんか?」
「息が上がってしまって、少し座りたいです」
「申し訳……」
「楽しかったからいいんです。また一緒に踊ってくださいね」
しょんぼりして反省するエバンの言葉を遮って、言葉を重ねた。
「もちろんです」
「きゃっ」
エバンが私をお姫様だっこして椅子まで運んでくれたけど、慣れない出来事に恥ずかった。周りの視線が気になり、ジャケットを握り胸に顔を寄せてやり過ごした。最近馴染み深くなった爽やかな新緑のようなエバンのコロンの匂いがした。
「少しお待ちください」
そう言ってエバンはグラスを2つ持って、急いでかえって来た。そして気泡が立つ琥珀色の液体が入ったシャンパングラスを受け取った。
「そんなに慌てなくてもいいのよ」
「一人したくないので。……それに、少しでも長くい、一緒にいられたなと……」
エバンのが恥ずかしそうに俯いて顔を朱に染めるから、私もつられて顔が熱くなる。それを冷やそうと手で仰ぎ、グラスの液体を飲み干した。アップルサイダーのさっぱりした甘さが喉を潤す。
「よおっ!」
「グライス!!」
「最近、付き合いわりーじゃん」
エバンに肩を掛けた男はグライスというらしい。鍛えているのが服越しでもわかるこの男性は同じ騎士だろうか?
「姫、申し訳ありません。すぐに追い払いますので」
エバンが私に声を掛ければ、グライスは私に気づき挨拶をしてきた。エバンの影になって気づかなかったのだろう。
「あっ、いえ、いいんですよ。ここのところずっと私に付いていらっしゃるのですから、羽でも伸ばして来てはいかがでしょうか?」
「いえ、こいつは学舎時代からの腐れ縁ですので、構わずとも大丈夫です」
「クスクスッ……グライス様も寂しげにですから。私も幼子ではございませんから、一人でも大丈夫です」
無碍にされたグライス様があまりにも寂しそうにするから笑ってしまった。それにしても、お父様もアリスもエバンさえも私を一人にさせてくれない。そんなにに頼りないのだろうか? 前世と合わせたらおばあちゃんみたいな年齢になるのに。
「これ、おかわり持ってくるから、どうぞごゆっくり」
グラスを上げて水を向けたあと、私は手を降ってエバンを置いてその場から去った。
宣言通り、アップルサイダーをもう一杯飲んだ。が、一人の男性に声を掛けられダンスに誘われた。私はモテないから不憫に思ったのだろう。ボランティア精神に溢れるとても優しい人だ。すると何故か他の男性たちがこぞって声を掛けて来て、私は男性に囲まれそうになったけど、その前に慌てて逃げ出し、テラスの階段を降り庭園へ向かった。ここは既知の場所だ。幼少期からよく知っている。
草むらの影に誰かが蹲っている。大変だ、具合が悪いのだろうか?
「あの、大丈夫ですか?」
声を掛けて振り返った男性は酒臭かった。
「ああ僕のことが好きで追いかけてきたんだね、小鳥ちゃん」
「違います。具合が悪そうだから心配で声をかけた……きゃっ」
男性は私の手首を掴んできて、引き寄せようと力を入れたので振り払おうと手を力いっぱい振るが外れなかった。
「僕のことが好きだから心配なんでしょう?」
「違います。貴方のことは好きではありません! 離してください!!」
駄目だ、話しが通じない。
「いてっ……いてててててて……」
「嫌がる女の子に無理強いはだめでしょう!?」
そこにはバーレミオン王国の王女様が、男性の腕を捻りあげていた。そして、胸を蹴り飛ばし、転がって尻もちを着いた男股間にハイヒールを履いた足を乗せ、笑った。
「金玉踏み潰されたく無かったら、さっさとどっか行ってくんない?」
すでに踏み潰されていた男は痛みに悲鳴を上げながら、大事そうに股間に手を当て走り去った。
「大丈夫? 僕、バーレミオン王国のライリー・フェル・バレンシアです」
最上級の淑女の礼を持って、私も自己紹介をした。頭を下げた私の首筋の匂いをライリー様は嗅いで一言”美味しそうだね”と言った。
驚いて顔を上げると可愛らしい笑顔をしたライリー様と目が合う。何故が背筋がゾクッとした。
「やっぱり変かしら?」
「いいえ、とても素敵ですよ」
「やっぱりこっちのドレスのほうが……」
少しでもいいから可愛くなりたい。アンネのような可愛らしい……あの子の……中庭で会ったあの子のような可愛らしさが羨ましい。ゴシック調のドレスなんて私には似合わない。無理に着ても虚しいだけだ。私は小さく溜息を零した。
「いいえ、このままでは大丈夫」
アリスに会えるのは嬉しいけど、冷たくされたらと思うと悲しい。
「化粧が……」
目に涙が滲みそうになるのをぐっと堪えた。最近、泣き虫になったみたい。アリスがいないだけでこんなに心細くなるなんて……。
ドアをノックする音が聞こえたので、入室の許可を出した。エバンが濃紺の典礼服を着ている姿は、逞しいその体躯もあり、目が惹きつけられる。いつもはセットされていない銀髪を後ろに流している姿は、一介の騎士にはもったいないくらいの風格が漂っていた。今日の夜会は――領地で問題があった為――お父様は欠席なので、エバンをパートナーに連れて行きなさいと言われた。苦い顔でいないよりましだとか言っていたっけ。お父様は私の護衛騎士になること許しはしたが、あまりエバンのことを快く思ってないみたいだ。
「用意出来ましたか?」
「ええ、大丈夫です」
「姫、今日のドレスも一段と素敵です」
恥ずかしがるすきもないくらいに流れるように自然に跪いて、私の手の甲にキスを落とした。
「いいのに……無理してお世辞なんて」
「いいえ、本当に綺麗だからそう言ったんです。すいません、俺、女性を褒める言葉が拙くて……綺麗だとしか思わないんです。こんな素敵な人をエスコートできるなんて嬉しいです」
「ありがとう。エバンもとっても素敵だわ。あら、本当ね。私もエバンのこと素敵だから、そうとしか思わないわね」
クスクスと二人で笑う。少し心が軽くなった。何となく大丈夫な気がしてくる。
「さぁ行きましょうか」
「ええ」
差し出されたエバンの腕にそっと手を乗せた。
いつものように招待客が揃ってから王族がファンファーレと共に入室した。アリスの隣にはこないだの美少女がアリスと腕を組んで降りてきた。胸がチリチリする。どうやらこの美少女がバーレミオン王国の王族らしい。いつも、アリスは私を見つけて微笑んでくれたのに、今日は目さえ合わない。あれ? 今、バーレミオン王女と目があった気がしたけど、気のせいだろうか。
祝宴が始まり、宮廷楽師が曲を奏で始めた。
「姫、どうか私と踊る栄誉をください」
跪いて私に手を差し出すエバン様は理想の騎士様で、照れてしまう。彼の手に私の手を重ねれば、彼は嬉しそうに破顔する。その顔はいつもより無邪気な感じで、身近に彼を感じた。
少しばかり……他の女性の嫉妬と羨望の目が痛いが、エバンは私の顔を一心に見つめるから、気恥ずかしいながらも私も彼の視線を受け止めて彼だけ見つめれば、周りの視線も気にならなくなった。
エバンとのダンスはお父様やアリスと違い力強いリードでいつもよりも激しく、まるで競技ダンスのようで新鮮で楽しかった。
荒くなった呼吸を整える。エバンはさすが騎士様とでも言うように、全く呼吸は乱れていない。
「私の姫はダンスもうまいんですね。疲れてませんか?」
「息が上がってしまって、少し座りたいです」
「申し訳……」
「楽しかったからいいんです。また一緒に踊ってくださいね」
しょんぼりして反省するエバンの言葉を遮って、言葉を重ねた。
「もちろんです」
「きゃっ」
エバンが私をお姫様だっこして椅子まで運んでくれたけど、慣れない出来事に恥ずかった。周りの視線が気になり、ジャケットを握り胸に顔を寄せてやり過ごした。最近馴染み深くなった爽やかな新緑のようなエバンのコロンの匂いがした。
「少しお待ちください」
そう言ってエバンはグラスを2つ持って、急いでかえって来た。そして気泡が立つ琥珀色の液体が入ったシャンパングラスを受け取った。
「そんなに慌てなくてもいいのよ」
「一人したくないので。……それに、少しでも長くい、一緒にいられたなと……」
エバンのが恥ずかしそうに俯いて顔を朱に染めるから、私もつられて顔が熱くなる。それを冷やそうと手で仰ぎ、グラスの液体を飲み干した。アップルサイダーのさっぱりした甘さが喉を潤す。
「よおっ!」
「グライス!!」
「最近、付き合いわりーじゃん」
エバンに肩を掛けた男はグライスというらしい。鍛えているのが服越しでもわかるこの男性は同じ騎士だろうか?
「姫、申し訳ありません。すぐに追い払いますので」
エバンが私に声を掛ければ、グライスは私に気づき挨拶をしてきた。エバンの影になって気づかなかったのだろう。
「あっ、いえ、いいんですよ。ここのところずっと私に付いていらっしゃるのですから、羽でも伸ばして来てはいかがでしょうか?」
「いえ、こいつは学舎時代からの腐れ縁ですので、構わずとも大丈夫です」
「クスクスッ……グライス様も寂しげにですから。私も幼子ではございませんから、一人でも大丈夫です」
無碍にされたグライス様があまりにも寂しそうにするから笑ってしまった。それにしても、お父様もアリスもエバンさえも私を一人にさせてくれない。そんなにに頼りないのだろうか? 前世と合わせたらおばあちゃんみたいな年齢になるのに。
「これ、おかわり持ってくるから、どうぞごゆっくり」
グラスを上げて水を向けたあと、私は手を降ってエバンを置いてその場から去った。
宣言通り、アップルサイダーをもう一杯飲んだ。が、一人の男性に声を掛けられダンスに誘われた。私はモテないから不憫に思ったのだろう。ボランティア精神に溢れるとても優しい人だ。すると何故か他の男性たちがこぞって声を掛けて来て、私は男性に囲まれそうになったけど、その前に慌てて逃げ出し、テラスの階段を降り庭園へ向かった。ここは既知の場所だ。幼少期からよく知っている。
草むらの影に誰かが蹲っている。大変だ、具合が悪いのだろうか?
「あの、大丈夫ですか?」
声を掛けて振り返った男性は酒臭かった。
「ああ僕のことが好きで追いかけてきたんだね、小鳥ちゃん」
「違います。具合が悪そうだから心配で声をかけた……きゃっ」
男性は私の手首を掴んできて、引き寄せようと力を入れたので振り払おうと手を力いっぱい振るが外れなかった。
「僕のことが好きだから心配なんでしょう?」
「違います。貴方のことは好きではありません! 離してください!!」
駄目だ、話しが通じない。
「いてっ……いてててててて……」
「嫌がる女の子に無理強いはだめでしょう!?」
そこにはバーレミオン王国の王女様が、男性の腕を捻りあげていた。そして、胸を蹴り飛ばし、転がって尻もちを着いた男股間にハイヒールを履いた足を乗せ、笑った。
「金玉踏み潰されたく無かったら、さっさとどっか行ってくんない?」
すでに踏み潰されていた男は痛みに悲鳴を上げながら、大事そうに股間に手を当て走り去った。
「大丈夫? 僕、バーレミオン王国のライリー・フェル・バレンシアです」
最上級の淑女の礼を持って、私も自己紹介をした。頭を下げた私の首筋の匂いをライリー様は嗅いで一言”美味しそうだね”と言った。
驚いて顔を上げると可愛らしい笑顔をしたライリー様と目が合う。何故が背筋がゾクッとした。
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
お兄ちゃんは、ヒロイン様のモノ!!……だよね?
夕立悠理
恋愛
もうすぐ高校一年生になる朱里には、大好きな人がいる。義兄の小鳥遊優(たかなしゆう)だ。優くん、優くん、と呼んで、いつも後ろをついて回っていた。
けれど、楽しみにしていた高校に入学する日、思い出す。ここは、前世ではまっていた少女漫画の世界だと。ヒーローは、もちろん、かっこよくて、スポーツ万能な優。ヒロインは、朱里と同じく新入生だ。朱里は、二人の仲を邪魔する悪役だった。
思い出したのをきっかけに、朱里は優を好きでいるのをやめた。優くん呼びは、封印し、お兄ちゃんに。中学では一緒だった登下校も別々だ。だって、だって、愛しの「お兄ちゃん」は、ヒロイン様のものだから。
──それなのに。お兄ちゃん、ちょっと、距離近くない……?
※お兄ちゃんは、彼氏様!!……だよね? は二人がいちゃついてるだけです。
ご褒美人生~転生した私の溺愛な?日常~
紅子
恋愛
魂の修行を終えた私は、ご褒美に神様から丈夫な身体をもらい最後の転生しました。公爵令嬢に生まれ落ち、素敵な仮婚約者もできました。家族や仮婚約者から溺愛されて、幸せです。ですけど、神様。私、お願いしましたよね?寿命をベッドの上で迎えるような普通の目立たない人生を送りたいと。やりすぎですよ💢神様。
毎週火・金曜日00:00に更新します。→完結済みです。毎日更新に変更します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
義兄に甘えまくっていたらいつの間にか執着されまくっていた話
よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。大好きな推しであるユリウスと自分が結ばれることはない。ならば義妹として目一杯甘えまくって楽しもうと考えたのだが、気づけばユリウスにめちゃくちゃ執着されていた話。
「義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話」のifストーリーですが繋がりはなにもありません。
ストーカーから逃げ切ったのも束の間、転移後はヤンデレ騎士団に殺されかけている現実!
由汰のらん
ファンタジー
ストーカーから逃げていたある日、ハルは異世界に召喚されてしまう。
しかし神官によれば、どうやらハルは間違って召喚された模様。さらに王子に盾ついてしまったことがきっかけで、ハルは国外追放されてしまう。さらに連行されている道中、魔族に襲われ、ハルの荷馬車は置き去りに。
そのさなか、黒い閃光を放つ騎士が、ハルに取引を持ちかけてきた。
「貴様の血を差し出せ。さすれば助けてやろう。」
やたら態度のでかい騎士は、なんとダンピールだった。しかしハルの血が特殊だと知ったダンピールはハルを連れ帰って?
いっそ美味しい『血』(治癒)と『体液』(バフ)と『癒し』を与えるダンピール騎士団のセラピストを目指します!
山に捨てられた元伯爵令嬢、隣国の王弟殿下に拾われる
しおの
恋愛
家族に虐げられてきた伯爵令嬢セリーヌは
ある日勘当され、山に捨てられますが逞しく自給自足生活。前世の記憶やチートな能力でのんびりスローライフを満喫していたら、
王弟殿下と出会いました。
なんでわたしがこんな目に……
R18 性的描写あり。※マークつけてます。
38話完結
2/25日で終わる予定になっております。
たくさんの方に読んでいただいているようで驚いております。
この作品に限らず私は書きたいものを書きたいように書いておりますので、色々ご都合主義多めです。
バリバリの理系ですので文章は壊滅的ですが、雰囲気を楽しんでいただければ幸いです。
読んでいただきありがとうございます!
番外編5話 掲載開始 2/28
婚約解消されたら隣にいた男に攫われて、強請るまで抱かれたんですけど?〜暴君の暴君が暴君過ぎた話〜
紬あおい
恋愛
婚約解消された瞬間「俺が貰う」と連れ去られ、もっとしてと強請るまで抱き潰されたお話。
連れ去った強引な男は、実は一途で高貴な人だった。