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50話
触れる瞬間、アリスの唇が震えている気がした。それとも震えていたのは自分だったのかもしれない。アリスの唇は柔らかかった。2度、3度と確かめるみたいに、離しては触れてを繰り返した。
私、アリスと初めてのキスをしてる。
胸がドキドキして、緊張して手を握りしめる。柔らかいアリスの舌が唇を割入り歯列をなぞる。あっ……と短く声を上げたすきに、口内に熱い舌が侵入する。口蓋を愛撫し、舌をあわせる。最期に下唇を吸われ、熱い吐息を吐いて離れた。
「やばい、俺、こんなにドキドキするの初めてかも……アルちゃんの全部がたべたい」
「美味しくな、あっ……ん……」
アリスは私の耳を食み、舌先で皺をなぞるから、擽ったくて、少しゾクゾクした。
アリスがキスをしながら、ワンピースの背のボタンを器用に外して足元に落ちた。
アリスが指を鳴らすとすぐそばに天蓋付きの居城にあるアリスのベットが現れ、喫驚しアリスを見た。
「ここは俺の空間だから、何でも思うままだよ」
「アリス、俺って……」
「あぁ、猫かぶってたから」
「えっ!?」
うそ、そんな話は聞いてない。
「俺の容姿と身分に合わせてさ。それにアルちゃんは、本性見せたら逃げちゃうでしょ?」
「う゛っ……確かに、否定できない」
他のグイグイくる貴族の子息からは逃げていたから。
それに何、本性って。楽しそうに言っててちょっと怖い。
話している間に背中のボタンを外され、ドレスが下に落ちた。何という手際の良さである。
言われた傍から、なんだか逃げたくなってきてしまう。臆病者な私。
「だから外堀埋めて、側に居て、情に訴えて逃げられなくするつもりだったんだ。外堀はクリマスタ公爵が頑なだったからねぇ。でも結局、俺んとこ来たから、俺の勝ちだね」
私のチキンハートが警鐘を鳴らす。反射的に後ずさり、足元ドレスが足に引っかかり、よろけた。アリスが手を取り、引き寄せ腰を抱く。密着した太腿に硬くなった男性の象徴があたってる。ガリッと首筋を噛まれた。ジンジンと痛い。
「イタっ……」
「今、俺から逃げようとした?」
ブンブンと勢いよく首を振った。それはきっと生存本性である。先程噛まれた首筋を舐めあげられる。きっと血が滲んでいたのだろう。
「アルちゃんが俺を呼んだんでしょう。嬉しかったなぁ。俺はこれから無理矢理でもアルちゃんを抱く。俺の手で殺して、永遠に俺だけのものにするんだ」
そして肩に担がれ、乱暴にベット降ろされた。肩を押されベットに倒された。アリスは私に跨り上衣を脱いで、抵抗されると思ったのか両手を一纏めにされ手で押さえられた。
下着を破かれ、控えめな双丘が顕になる。激しいキスで口内を舌で蹂躙され、それと同時に胸を揉まれた後、胸の蕾を指先で擦られた。最初は慣れない刺激に違和感を感じたが、少しづつ甘く痺れていく。それにつられるように、お腹の奥が疼いてきて足を擦り合わせた。
弄られている胸と逆の蕾を舌で転がさせた。
「あっ……んんっ……」
更に快感が増し、ゾクゾクと震えるような感じが気持ちよかった。パンツが湿ってきているのを感じ、恥入る。
「ふっ…あ……あっ、イタっ……」
胸を噛じられて、ジンジンと痛かったけど……それと同時に気持ち良さを感じているなんて、なんて自分の体は淫乱なんだろうと密かに心の中で悶絶した。胸から顔を上げたアリスが私を見つめた。
「アルちゃん、愛している。好きじゃなくていいから、お願い…………嫌いにならないで」
「何それ……?」
そんな泣きそうな顔で笑わないでよ。つられて涙が出るじゃない!
手を振りほどき、馬鹿なアリスをきつく抱きしめる。
「私がアリスを嫌いになるなんて一生ないわ。だって今までずっとアリスが大好きだったんだから」
「アルちゃん……」
アリスの瞳に優しさが宿った気がした。そして深く優しい口づけを交わした。心が通ったキスは幸せな味がした。
でも実は少し怖かった。けど、それは初めてだからだとか、処女の喪失の痛みとかに対してで、アリスとエッチするのが嫌なわけじゃない。それでも必死にそんな素振りを見せないように気を使った。少しでも恐れや不安を見せたら、アリスが傷つきそうな気がしたから。
アリスの乱暴だった指先が優しく頬を撫でて、くしゃりと歪んだ顔で私を見下ろした。恐れや不安や後悔だけじゃなく、胸に灯る温かな感情に気づく。
「アルちゃんはどうして……俺は犯して殺そうとしてるのに」
「アリスのこと愛してるから。会えない間、アリスが恋しくて会いたかったのよ。居なくなって気づいたの。アリスが好き……ううん、大好きだって。ごめん、もっと早く気づけば良かったのに」
「俺もアルちゃんのことだけ、愛してるんだ」
「そんな悲しい顔しないで。知ってる? 人間って死んでもまた別の人間に生まれ変われるんだよ。だから次の生でもまた一緒にいようね」
輪廻観は仏教特有のものだから、この世界では一般的ではない。
「…………だったらいいな。そしたら次もずっと死ぬまで一緒だよ」
優しくおでこ、鼻先、ほっぺ、そして唇にキスをして、優しく胸を愛撫をされた。
「アリス……、気持ちよくなっちゃう……」
「いいんだよ。もっともっと気持ちよくなって」
何度も何度も舐られるたびに、感覚が研ぎ澄まされ快感が強くなってくる。そしてお腹の奥が疼いて仕方がない。然しアリスは一番触ってほしいそこに触れずに、そこ以外の耳や首、太腿などの所を愛撫するだけだった。もう、我慢が出来なくなって甘えた声で呼んだ。
「アリス……」
「なぁに?」
アリスはいつものように天使のように笑った。
私、アリスと初めてのキスをしてる。
胸がドキドキして、緊張して手を握りしめる。柔らかいアリスの舌が唇を割入り歯列をなぞる。あっ……と短く声を上げたすきに、口内に熱い舌が侵入する。口蓋を愛撫し、舌をあわせる。最期に下唇を吸われ、熱い吐息を吐いて離れた。
「やばい、俺、こんなにドキドキするの初めてかも……アルちゃんの全部がたべたい」
「美味しくな、あっ……ん……」
アリスは私の耳を食み、舌先で皺をなぞるから、擽ったくて、少しゾクゾクした。
アリスがキスをしながら、ワンピースの背のボタンを器用に外して足元に落ちた。
アリスが指を鳴らすとすぐそばに天蓋付きの居城にあるアリスのベットが現れ、喫驚しアリスを見た。
「ここは俺の空間だから、何でも思うままだよ」
「アリス、俺って……」
「あぁ、猫かぶってたから」
「えっ!?」
うそ、そんな話は聞いてない。
「俺の容姿と身分に合わせてさ。それにアルちゃんは、本性見せたら逃げちゃうでしょ?」
「う゛っ……確かに、否定できない」
他のグイグイくる貴族の子息からは逃げていたから。
それに何、本性って。楽しそうに言っててちょっと怖い。
話している間に背中のボタンを外され、ドレスが下に落ちた。何という手際の良さである。
言われた傍から、なんだか逃げたくなってきてしまう。臆病者な私。
「だから外堀埋めて、側に居て、情に訴えて逃げられなくするつもりだったんだ。外堀はクリマスタ公爵が頑なだったからねぇ。でも結局、俺んとこ来たから、俺の勝ちだね」
私のチキンハートが警鐘を鳴らす。反射的に後ずさり、足元ドレスが足に引っかかり、よろけた。アリスが手を取り、引き寄せ腰を抱く。密着した太腿に硬くなった男性の象徴があたってる。ガリッと首筋を噛まれた。ジンジンと痛い。
「イタっ……」
「今、俺から逃げようとした?」
ブンブンと勢いよく首を振った。それはきっと生存本性である。先程噛まれた首筋を舐めあげられる。きっと血が滲んでいたのだろう。
「アルちゃんが俺を呼んだんでしょう。嬉しかったなぁ。俺はこれから無理矢理でもアルちゃんを抱く。俺の手で殺して、永遠に俺だけのものにするんだ」
そして肩に担がれ、乱暴にベット降ろされた。肩を押されベットに倒された。アリスは私に跨り上衣を脱いで、抵抗されると思ったのか両手を一纏めにされ手で押さえられた。
下着を破かれ、控えめな双丘が顕になる。激しいキスで口内を舌で蹂躙され、それと同時に胸を揉まれた後、胸の蕾を指先で擦られた。最初は慣れない刺激に違和感を感じたが、少しづつ甘く痺れていく。それにつられるように、お腹の奥が疼いてきて足を擦り合わせた。
弄られている胸と逆の蕾を舌で転がさせた。
「あっ……んんっ……」
更に快感が増し、ゾクゾクと震えるような感じが気持ちよかった。パンツが湿ってきているのを感じ、恥入る。
「ふっ…あ……あっ、イタっ……」
胸を噛じられて、ジンジンと痛かったけど……それと同時に気持ち良さを感じているなんて、なんて自分の体は淫乱なんだろうと密かに心の中で悶絶した。胸から顔を上げたアリスが私を見つめた。
「アルちゃん、愛している。好きじゃなくていいから、お願い…………嫌いにならないで」
「何それ……?」
そんな泣きそうな顔で笑わないでよ。つられて涙が出るじゃない!
手を振りほどき、馬鹿なアリスをきつく抱きしめる。
「私がアリスを嫌いになるなんて一生ないわ。だって今までずっとアリスが大好きだったんだから」
「アルちゃん……」
アリスの瞳に優しさが宿った気がした。そして深く優しい口づけを交わした。心が通ったキスは幸せな味がした。
でも実は少し怖かった。けど、それは初めてだからだとか、処女の喪失の痛みとかに対してで、アリスとエッチするのが嫌なわけじゃない。それでも必死にそんな素振りを見せないように気を使った。少しでも恐れや不安を見せたら、アリスが傷つきそうな気がしたから。
アリスの乱暴だった指先が優しく頬を撫でて、くしゃりと歪んだ顔で私を見下ろした。恐れや不安や後悔だけじゃなく、胸に灯る温かな感情に気づく。
「アルちゃんはどうして……俺は犯して殺そうとしてるのに」
「アリスのこと愛してるから。会えない間、アリスが恋しくて会いたかったのよ。居なくなって気づいたの。アリスが好き……ううん、大好きだって。ごめん、もっと早く気づけば良かったのに」
「俺もアルちゃんのことだけ、愛してるんだ」
「そんな悲しい顔しないで。知ってる? 人間って死んでもまた別の人間に生まれ変われるんだよ。だから次の生でもまた一緒にいようね」
輪廻観は仏教特有のものだから、この世界では一般的ではない。
「…………だったらいいな。そしたら次もずっと死ぬまで一緒だよ」
優しくおでこ、鼻先、ほっぺ、そして唇にキスをして、優しく胸を愛撫をされた。
「アリス……、気持ちよくなっちゃう……」
「いいんだよ。もっともっと気持ちよくなって」
何度も何度も舐られるたびに、感覚が研ぎ澄まされ快感が強くなってくる。そしてお腹の奥が疼いて仕方がない。然しアリスは一番触ってほしいそこに触れずに、そこ以外の耳や首、太腿などの所を愛撫するだけだった。もう、我慢が出来なくなって甘えた声で呼んだ。
「アリス……」
「なぁに?」
アリスはいつものように天使のように笑った。
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