30 / 58
第30話 栄光への道は砂漠に消えて
しおりを挟む
王子から水の聖女の捕縛を命令された貴族は、とても張り切りました。
何しろおべっかと追従が得意の幇間貴族ですから、侵略戦争では将軍の悪口を聞こえるように言うぐらいしか役立つ場面がなかったのです。
「命に代えましても命令を果たして参ります!」
政治的なパフォーマンスに過ぎませんが、出立にあたっては見送りの高官達へ大仰に腰の剣を抜いて騎士の誓いのポーズをしてみせたものです。
「王子は私に手柄を立てさせようとしてくださっているのだ!」
「しかし仮にも聖女様と呼ばれるお方。そのように簡単にいかないのでは・・・」
「馬鹿者!たかが女1人に何を怯えるか!貴様の銃は飾りか!」
貴族は無知蒙昧な兵卒を叱責します。
貴族の主観では、例え巷で聖女などと呼ばれて多少の不思議の技を持っていたとしても、所詮は「か弱い女1人」。軍船で乗り付けた王国小銃を揃えた王国兵士100人からの一個大隊にかかれば、ただの捕縛任務に過ぎないはずでした。
「それにしても辺鄙な場所に逃れたものよな。なんと姑息な」
事前の調査によれば聖女が追放されたのは、王国が植民地戦争で勝利し賠償の一部として領土の割譲を受けたものの岩と砂だらけの使い道のない乾燥地帯にある朽ちかけた修道院に過ぎません。
「砂ばかりの土地というのは忌々しいが、飲み水だけはしっかりと持って行かねばなるまい。隠れ場所がないのは手間が省けて良いがな」
砂ばかりの土地、その意味は自然豊かな土地と異なり隠れる場所などない、ということです。
例えば森林豊かな土地であれば森の中に身を隠されれば発見に時間がかかる可能性もありますし、草原地帯であれば火をかけられるなどの計略に合う可能性もあります。
「我々がするべきことは、堂々と行軍し、小細工を許さずに銃の筒先を揃えて迫り、ただ女1人を捕縛する。それだけにすぎん」
寡兵によるゲリラ戦的な小細工が利きにくい、大軍に有利な土地なのです。
であれば、人数差がそのまま戦力比となります。
「問題は捕らえた後だ。せっかくの手柄を奪われてはかなわん。最大限に活用しなくては。王子に最速で報告を届けるのは良いが、本国への配慮も欠かしてはならん・・・」
100対1の戦力比であれば、貴族が「すでに捕縛はなったもの」として、今後の宮廷での立ち居振る舞いなどの政治的計算に思いを致すの油断しすぎとの非難は難しいでしょう。
貴族は、今回の手柄を如何に王国宮廷での栄達に活かすか。
輝かしい想像上の己の将来像を妄想で磨くのに懸命であったのです。
◇ ◇ ◇ ◇
貴族の栄光への道への蹉跌は、ちょっとした違和感から始まりました。
「なんと。寂れた漁港と聞いていたが、思ったよりも活況を呈しているではないか」
貴族は水の聖女が追放されたのと同じルートをたどり辺地の修道院へ行軍するつもりです。
魔導蒸気機関船では喫水の関係で難しいため帆船へ乗り換える必要があるのです。
「何十と帆船がいるな。これほど豊かな土地であるとは聞いておらんが・・・」
その乗り換え中継地となっている河口の漁港に多くの船が出入りし非常に賑わっているように見えます。
もちろん王国の主要港とは比べものになりませんが、それでも入港待ちを含めて帆船が何十と出入りしているものですから、荷揚げや荷下ろしに従事する水夫や、帆船の水先案内人を載せた小型ボートも入り交じり大変な活気です。
「けしからんな。王国への徴税と賠償を逃れるために報告を謀ったか」
もちろんそれは貴族の誤解なのですが、その誤解を糺す人間は周囲にはいません。
報告書に記された通り、港は聖女が追放された際には全くの寂れた田舎の漁港に過ぎなかったのです。
「とにかくさっさと船を横付けにしろ!命令である!」
気の短い貴族の命令に従って王国軍船は他の順番待ちの帆船達を蹴散らすようにして港へ向かいます。
「うわっ、わりこんできやがった!なにしやがる!」
「危ねえ、ぶつかるぞ!」
港の入港待ちの船達から非難と悲鳴があがりますが、貴族はそもそも順序を守る意識がありません。
魔導蒸気機関を積んだ軍船は帆船のように港付近で他の船に牽いてもらう必要がありませんし、鉄で装甲された船体は他の木材の小舟との衝突など気にもかけないだけの堅牢さを誇るからです。
気の毒な小舟を数隻押しつぶして、軍船は無理矢理に入港します。
ひっくり返された船に乗った者達は、王国の旗を掲げた巨船を恨めしげに睨んでいました。
◇ ◇ ◇ ◇
下船した貴族が最初に向かったのは、港の役人の詰め所でした。
そこには王国の役人が滞在し、港の積み卸しの記録と聖女の監視報告を定期的に王国へ送っているはずだったからです。
「なぜ連中はおらんのだ!」
しかし、たどり着いた詰め所は空でした。
正確には王国の役人に雇われた文字が書けるだけの現地の人間が数人おりましたが、王国語も話せず通訳を介さないと意志疎通ができないのです。
おまけに上司がいないのを良いことに買収でもされたのか、ろくに記録もつけず昼間から飲酒しているありさまです。
「いったい何が起きている!!」
激高した貴族が剣を抜き脅しつけて聞き出したところ、役人達は半月ほど前に神殿へ視察に行ったまま帰ってこない、ということがわかりました。
「現地の盗賊にでも襲われたか・・・?」
現地での王国人の評判は良くありません。
本国の威光を笠に着て肩で風をきる癖に、ろくに仕事をせず賄賂を取るのだけは一人前。
そんなクズ役人が僻地には蔓延していたからです。
今の港が活況を呈しているのも、地域が急激に豊かになったことに加えて、皮肉なことに王国のクズ役人が不慮の事故で一掃されたことが一因でもあるのでした。
「まあ良い!水を補充して奥地に向かうぞ!」
部隊の補給を担当する兵士は妙に相場の安い水樽に首を傾げつつも、差額を懐にいれるため上に報告はしませんでした。
そうして貴族達は100名を越える兵士達で水の聖女の捕縛へと向かい ーーーー その消息を絶ったのです。
何しろおべっかと追従が得意の幇間貴族ですから、侵略戦争では将軍の悪口を聞こえるように言うぐらいしか役立つ場面がなかったのです。
「命に代えましても命令を果たして参ります!」
政治的なパフォーマンスに過ぎませんが、出立にあたっては見送りの高官達へ大仰に腰の剣を抜いて騎士の誓いのポーズをしてみせたものです。
「王子は私に手柄を立てさせようとしてくださっているのだ!」
「しかし仮にも聖女様と呼ばれるお方。そのように簡単にいかないのでは・・・」
「馬鹿者!たかが女1人に何を怯えるか!貴様の銃は飾りか!」
貴族は無知蒙昧な兵卒を叱責します。
貴族の主観では、例え巷で聖女などと呼ばれて多少の不思議の技を持っていたとしても、所詮は「か弱い女1人」。軍船で乗り付けた王国小銃を揃えた王国兵士100人からの一個大隊にかかれば、ただの捕縛任務に過ぎないはずでした。
「それにしても辺鄙な場所に逃れたものよな。なんと姑息な」
事前の調査によれば聖女が追放されたのは、王国が植民地戦争で勝利し賠償の一部として領土の割譲を受けたものの岩と砂だらけの使い道のない乾燥地帯にある朽ちかけた修道院に過ぎません。
「砂ばかりの土地というのは忌々しいが、飲み水だけはしっかりと持って行かねばなるまい。隠れ場所がないのは手間が省けて良いがな」
砂ばかりの土地、その意味は自然豊かな土地と異なり隠れる場所などない、ということです。
例えば森林豊かな土地であれば森の中に身を隠されれば発見に時間がかかる可能性もありますし、草原地帯であれば火をかけられるなどの計略に合う可能性もあります。
「我々がするべきことは、堂々と行軍し、小細工を許さずに銃の筒先を揃えて迫り、ただ女1人を捕縛する。それだけにすぎん」
寡兵によるゲリラ戦的な小細工が利きにくい、大軍に有利な土地なのです。
であれば、人数差がそのまま戦力比となります。
「問題は捕らえた後だ。せっかくの手柄を奪われてはかなわん。最大限に活用しなくては。王子に最速で報告を届けるのは良いが、本国への配慮も欠かしてはならん・・・」
100対1の戦力比であれば、貴族が「すでに捕縛はなったもの」として、今後の宮廷での立ち居振る舞いなどの政治的計算に思いを致すの油断しすぎとの非難は難しいでしょう。
貴族は、今回の手柄を如何に王国宮廷での栄達に活かすか。
輝かしい想像上の己の将来像を妄想で磨くのに懸命であったのです。
◇ ◇ ◇ ◇
貴族の栄光への道への蹉跌は、ちょっとした違和感から始まりました。
「なんと。寂れた漁港と聞いていたが、思ったよりも活況を呈しているではないか」
貴族は水の聖女が追放されたのと同じルートをたどり辺地の修道院へ行軍するつもりです。
魔導蒸気機関船では喫水の関係で難しいため帆船へ乗り換える必要があるのです。
「何十と帆船がいるな。これほど豊かな土地であるとは聞いておらんが・・・」
その乗り換え中継地となっている河口の漁港に多くの船が出入りし非常に賑わっているように見えます。
もちろん王国の主要港とは比べものになりませんが、それでも入港待ちを含めて帆船が何十と出入りしているものですから、荷揚げや荷下ろしに従事する水夫や、帆船の水先案内人を載せた小型ボートも入り交じり大変な活気です。
「けしからんな。王国への徴税と賠償を逃れるために報告を謀ったか」
もちろんそれは貴族の誤解なのですが、その誤解を糺す人間は周囲にはいません。
報告書に記された通り、港は聖女が追放された際には全くの寂れた田舎の漁港に過ぎなかったのです。
「とにかくさっさと船を横付けにしろ!命令である!」
気の短い貴族の命令に従って王国軍船は他の順番待ちの帆船達を蹴散らすようにして港へ向かいます。
「うわっ、わりこんできやがった!なにしやがる!」
「危ねえ、ぶつかるぞ!」
港の入港待ちの船達から非難と悲鳴があがりますが、貴族はそもそも順序を守る意識がありません。
魔導蒸気機関を積んだ軍船は帆船のように港付近で他の船に牽いてもらう必要がありませんし、鉄で装甲された船体は他の木材の小舟との衝突など気にもかけないだけの堅牢さを誇るからです。
気の毒な小舟を数隻押しつぶして、軍船は無理矢理に入港します。
ひっくり返された船に乗った者達は、王国の旗を掲げた巨船を恨めしげに睨んでいました。
◇ ◇ ◇ ◇
下船した貴族が最初に向かったのは、港の役人の詰め所でした。
そこには王国の役人が滞在し、港の積み卸しの記録と聖女の監視報告を定期的に王国へ送っているはずだったからです。
「なぜ連中はおらんのだ!」
しかし、たどり着いた詰め所は空でした。
正確には王国の役人に雇われた文字が書けるだけの現地の人間が数人おりましたが、王国語も話せず通訳を介さないと意志疎通ができないのです。
おまけに上司がいないのを良いことに買収でもされたのか、ろくに記録もつけず昼間から飲酒しているありさまです。
「いったい何が起きている!!」
激高した貴族が剣を抜き脅しつけて聞き出したところ、役人達は半月ほど前に神殿へ視察に行ったまま帰ってこない、ということがわかりました。
「現地の盗賊にでも襲われたか・・・?」
現地での王国人の評判は良くありません。
本国の威光を笠に着て肩で風をきる癖に、ろくに仕事をせず賄賂を取るのだけは一人前。
そんなクズ役人が僻地には蔓延していたからです。
今の港が活況を呈しているのも、地域が急激に豊かになったことに加えて、皮肉なことに王国のクズ役人が不慮の事故で一掃されたことが一因でもあるのでした。
「まあ良い!水を補充して奥地に向かうぞ!」
部隊の補給を担当する兵士は妙に相場の安い水樽に首を傾げつつも、差額を懐にいれるため上に報告はしませんでした。
そうして貴族達は100名を越える兵士達で水の聖女の捕縛へと向かい ーーーー その消息を絶ったのです。
0
あなたにおすすめの小説
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
スキルが農業と豊穣だったので追放されました~辺境伯令嬢はおひとり様を満喫しています~
白雪の雫
ファンタジー
「アールマティ、当主の名において穀潰しのお前を追放する!」
マッスル王国のストロング辺境伯家は【軍神】【武神】【戦神】【剣聖】【剣豪】といった戦闘に関するスキルを神より授かるからなのか、代々優れた軍人・武人を輩出してきた家柄だ。
そんな家に産まれたからなのか、ストロング家の者は【力こそ正義】と言わんばかりに見事なまでに脳筋思考の持ち主だった。
だが、この世には例外というものがある。
ストロング家の次女であるアールマティだ。
実はアールマティ、日本人として生きていた前世の記憶を持っているのだが、その事を話せば病院に送られてしまうという恐怖があるからなのか誰にも打ち明けていない。
そんなアールマティが授かったスキルは【農業】と【豊穣】
戦いに役に立たないスキルという事で、アールマティは父からストロング家追放を宣告されたのだ。
「仰せのままに」
父の言葉に頭を下げた後、屋敷を出て行こうとしているアールマティを母と兄弟姉妹、そして家令と使用人達までもが嘲笑いながら罵っている。
「食糧と食料って人間の生命活動に置いて一番大事なことなのに・・・」
脳筋に何を言っても無駄だと子供の頃から悟っていたアールマティは他国へと亡命する。
アールマティが森の奥でおひとり様を満喫している頃
ストロング領は大飢饉となっていた。
農業系のゲームをやっていた時に思い付いた話です。
主人公のスキルはゲームがベースになっているので、作物が実るのに時間を要しないし、追放された後は現代的な暮らしをしているという実にご都合主義です。
短い話という理由で色々深く考えた話ではないからツッコミどころ満載です。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
身代わりで呪いの公爵に嫁ぎましたが、聖女の力で浄化したら離縁どころか国一番の溺愛妻になりました〜実家が泣きついてももう遅い〜
しょくぱん
恋愛
「お前のような無能は、死神の生贄にでもなっていろ」
魔力なしの無能と蔑まれ、家族に虐げられてきた伯爵令嬢レティシア。 彼女に命じられたのは、近づく者すべてを病ませるという『呪いの公爵』アレクシスへの身代わり結婚だった。
鉄格子の馬車で運ばれ、たどり着いたのは瘴気に満ちた死の城。 恐ろしい怪物のような男に殺される――。 そう覚悟していたレティシアだったが、目の前の光景に絶望よりも先に別の感情が湧き上がる。
(な、何これ……汚すぎるわ! 雑巾とブラシはどこ!?)
実は、彼女が「無能」と言われていたのは、その力が『洗浄』と『浄化』に特化した特殊な聖女の魔力だったから。
レティシアが掃除をすれば、呪いの瘴気は消え去り、枯れた大地には花が咲き、不気味だった公爵城はまたたく間にピカピカの聖域に塗り替えられていく。 さらには、呪いで苦しんでいたアレクシスの素顔は、見惚れるほどの美青年で――。
「レティシア、君は一体何者なんだ……? 体が、こんなに軽いのは初めてだ」
冷酷だったはずの公爵様から、まさかの執着と溺愛。 さらには、呪いが解けたことで領地は国一番の豊かさを取り戻していく。
一方で、レティシアを捨てた実家は、彼女の『浄化』を失ったことで災厄に見舞われ、今さら「戻ってきてくれ」と泣きついてくるが……。
「私は今、お城の掃除と旦那様のお世話で忙しいんです。お引き取りくださいませ」
これは、掃除を愛する薄幸令嬢が、その愛と魔力で死神公爵を救い、最高に幸せな居場所を手に入れるまでのお話。
聖女の力を隠して塩対応していたら追放されたので冒険者になろうと思います
登龍乃月
ファンタジー
「フィリア! お前のような卑怯な女はいらん! 即刻国から出てゆくがいい!」
「え? いいんですか?」
聖女候補の一人である私、フィリアは王国の皇太子の嫁候補の一人でもあった。
聖女となった者が皇太子の妻となる。
そんな話が持ち上がり、私が嫁兼聖女候補に入ったと知らされた時は絶望だった。
皇太子はデブだし臭いし歯磨きもしない見てくれ最悪のニキビ顔、性格は傲慢でわがまま厚顔無恥の最悪を極める、そのくせプライド高いナルシスト。
私の一番嫌いなタイプだった。
ある日聖女の力に目覚めてしまった私、しかし皇太子の嫁になるなんて死んでも嫌だったので一生懸命その力を隠し、皇太子から嫌われるよう塩対応を続けていた。
そんなある日、冤罪をかけられた私はなんと国外追放。
やった!
これで最悪な責務から解放された!
隣の国に流れ着いた私はたまたま出会った冒険者バルトにスカウトされ、冒険者として新たな人生のスタートを切る事になった。
そして真の聖女たるフィリアが消えたことにより、彼女が無自覚に張っていた退魔の結界が消え、皇太子や城に様々な災厄が降りかかっていくのであった。
2025/9/29
追記開始しました。毎日更新は難しいですが気長にお待ちください。
英雄一家は国を去る【一話完結】
青緑 ネトロア
ファンタジー
婚約者との舞踏会中、火急の知らせにより領地へ帰り、3年かけて魔物大発生を収めたテレジア。3年振りに王都へ戻ったが、国の一大事から護った一家へ言い渡されたのは、テレジアの婚約破棄だった。
- - - - - - - - - - - - -
ただいま後日談の加筆を計画中です。
2025/06/22
「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます
七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。
「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」
そう言われて、ミュゼは城を追い出された。
しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。
そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる