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第2節【種族の章コラボ編】
6話《アジト突入大作戦会議》
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「革命…?」
ゼヌアスはそう問う。
レーヴァも、首をかしげた。
「革命って…具体的には何をする気なんですかね?」
「それが…謎の呪文を放ってそのまま命を断ってしまいまして」
「謎の呪文…ですか。」
「ええ。魔道士が解析したところ、どうやら特定のものを硬直させる魔法だったそうです。」
アラベルがそう言った。
「そ、そんな魔法があるの…?」
レーヴァは怯えながらそう言った。
「少なくとも俺はそんなの見たことないね。オリジナルの魔法かな?」
「怖いよ…殺されちゃうの?」
レーヴァは涙目になりながらそう言った。
「そんなことないよ!レーヴァは俺が守ってあげるから、心配しないで?」
ゼヌアスはレーヴァに向かってそう言った。
「うあああああん!ゼヌアス~~~!!!」
そう言ってレーヴァはゼヌアスに抱きついて泣き始めた。
「大丈夫だよ~よしよし」
(ベルはあんまりこうやって泣くことないからなぁ…ちょっと羨ましい…)
リアムはそんなことを思った。
「えっふん。ちょっとお兄様?」
「あっ…ごめん。えっと、その組織は、その革命というのを遂行するために行動しているそうで、この王都を囲うように作られた貧民街にアジトがあるようで、」
「ひんみんがい…?なにそれ?」
レーヴァはゼヌアスに質問する
「えーっと、貧民街っていうのは、あまりお金を持っていない人たちが住んでる場所のことだよ。」
「なるほど?」
「貧民街を形成してるのは基本的に獣人たちです。この国は、獣人は虐げられているので、獣人たちは私たち人間のような暮らしはできないんですよね。」
アラベルは少し悲しげにそう言った。
「そうなんですか。」
ゼヌアスはそう返す。
「レーヴァ国王様たちのソーラティアでは、そのようなことは一切ないのでございましょう?」
リアムはゼヌアスにそう聞いた。
「ええ。ソーラティアにはそのような法律は一切ありませんし、気候の関係上獣人があまりいませんから。」
「ああ…そういう」
ゼヌアスの解説に、リアムは肩を落とした。
「な、なんでじゅぅじんは、ひ、ひととおなじくらしが、できないんで、すかっ?」
レーヴァは頑張って声を出した。
「エガリテでは、5年前に獣人が大きな反乱を起こしました。それを現国王が弾圧、その一件から獣人には厳しい規制がかけられるようになったんです。」
「な…なるっほどぉ?」
アラベルの解説に、レーヴァはわかったようなわかっていないような反応をする。
「話がそれましたが、先程も言った通り、アジトは王都の東西の貧民街の端にあります。そして、定期的にその2箇所を移動しているそうです。」
「それで踏み込めない…と」
「ええ。もう少ししっかり準備を整えてから乗り込もうと思っていたのですが、ゼヌアス様の貴重品が盗まれてしまったとなれば、国際問題に発展するような大事件です。これは、直ちに組織の主要人物を確保しないと…」
「それもそうですね。」
こうして、4人は作戦を練っていくのだった。
~~~~~~~~~~
作戦会議は3時間に及んだ。
リアム達が提案した作戦では、レーヴァは基地で待機となっていたが、
「ゼヌアスは僕が守る!!!」
といって出撃することになった。
「では、俺から作戦の概要を再度説明させていただきます。」
リアムは、作戦の概要を説明し始めた。
^^^^^^^^^
作戦の概要は以下のとおりです。
まず、俺とベルを筆頭としたAチームと、レーヴァ様とゼヌアス様を筆頭としたBチームに別れて、
Aチームは東の、Bチームは西のアジトの近辺に待機します。
アラベルとゼヌアス様には、無線用のトランシーバーを渡します。このトランシーバーは2台ワンセットで、誰かに聞かれる心配もありません。周囲の声がそのまま聞こえますので、マイクのオンオフもありません。これで連携を取ってください。
そして、夜0時頃、Aチームの合図で同時にアジトに侵入します。
アジトはこの二箇所しかないとのことなので、この2箇所のどちらかに、ゼヌアス様の銃やボスなどがいると思われます。
そして、おそらく戦闘になることでしょう。
非武装のベルとゼヌアス様には護衛をつけますので、そこはご安心ください。
ゼヌアス様には謝礼品としてダガーナイフを差し上げます。
^^^^^^^^
「それでは、この作戦で乗り込むということで、異議はありますか?」
大きな紙に書いた作戦を見ながら、リアムはそう聞いた。
「異議ありません。」
ゼヌアスは真剣に答えた。
「ぼ、ぼくもこれで、お、おおっけーです。」
レーヴァはキョドりながら頭を縦に振った。
他の魔法騎士たちも、頭を縦にふった。
「では、この作戦で行くこととします。早急に行わなければならないので、突撃は今夜。突撃時間も考慮して、今夜9時にアジト周辺のスラム街に潜伏します。」
「了解です。」
そうして作戦会議が終わると、リアムが口を開いた。
「それでは、時間も時間ですので、昼食にいたしましょうか。ベル、案内頼める?」
「任せて。それではレーヴァ様、ゼヌアス様、こちらです。」
そうしてレーヴァたちは立ち上がり、アラベルの案内で食堂へ向かうことになった。
「ゼヌアス、僕、頑張るよ」
「ああ、頼りにしてます、国王様。」
レーヴァとゼヌアスは、そう言ってグータッチするのだった。
~~~
「さて、作戦はいつ決行しようか」
会議室のような空間で、ひときわ目立つ席に、ボスと呼ばれる長髪の獣人が座っていた。
「今夜はいかがでしょうか!夜中に始めることによって、この王都に我らの希望の炎を巻き起こすのです!」
「それはできない。」
仲間の一人がそう言うが、ボスはすぐにそれを止めた。
「なっ、なぜなのですか!我々を苦しめた人間が、憎くないのですか!」
「そういうことじゃないだろう。我々の、少なくとも私の目的は、このエガリテを人と獣人が共存できる国にすることだ」
仲間の一人は感情的になってそう言うが、ボスは淡々と話し続けた。
「私と違った意見を持っているのなら、この組織を抜けることも私は止めない。止める資格は私にはない。だが、もしそうなった場合、君はその戦火に巻き込まれるかもしれない。家族が犠牲になるかもしれない。それを止めることが私たちの仕事だ。違うか?」
「…いえ、申し訳ありません。」
「そうか。まぁいい。作戦決行は明日の正午。」
そう言ってボスは立ち上がる。
ボスは小柄で、足元ギリギリまで届く長い上着を羽織っていた。
「ですがボス、もし万が一ソーラティアが攻めてきた場合、どうするのですか?」
先程ととは違う仲間が、冷静にそう質問した。
「そこは私に考えがある。この国のやり方に異議を唱えているのは、獣人だけではないと、私が知っているからな。」
ボスはそう言いながら部屋の扉を開けた。
「私は一度休む。君たちも、適度に休憩は取るように。」
そう言って、ボスは扉をゆっくりと閉めた。
==========================
ここまで読んでいただきありがとうございました!
次回はとうとう突撃編です!
おそらく突撃編は2~3話で内容をしっかりとかくと思います!
次回は来週までには投稿できるように頑張ります…
ゼヌアスはそう問う。
レーヴァも、首をかしげた。
「革命って…具体的には何をする気なんですかね?」
「それが…謎の呪文を放ってそのまま命を断ってしまいまして」
「謎の呪文…ですか。」
「ええ。魔道士が解析したところ、どうやら特定のものを硬直させる魔法だったそうです。」
アラベルがそう言った。
「そ、そんな魔法があるの…?」
レーヴァは怯えながらそう言った。
「少なくとも俺はそんなの見たことないね。オリジナルの魔法かな?」
「怖いよ…殺されちゃうの?」
レーヴァは涙目になりながらそう言った。
「そんなことないよ!レーヴァは俺が守ってあげるから、心配しないで?」
ゼヌアスはレーヴァに向かってそう言った。
「うあああああん!ゼヌアス~~~!!!」
そう言ってレーヴァはゼヌアスに抱きついて泣き始めた。
「大丈夫だよ~よしよし」
(ベルはあんまりこうやって泣くことないからなぁ…ちょっと羨ましい…)
リアムはそんなことを思った。
「えっふん。ちょっとお兄様?」
「あっ…ごめん。えっと、その組織は、その革命というのを遂行するために行動しているそうで、この王都を囲うように作られた貧民街にアジトがあるようで、」
「ひんみんがい…?なにそれ?」
レーヴァはゼヌアスに質問する
「えーっと、貧民街っていうのは、あまりお金を持っていない人たちが住んでる場所のことだよ。」
「なるほど?」
「貧民街を形成してるのは基本的に獣人たちです。この国は、獣人は虐げられているので、獣人たちは私たち人間のような暮らしはできないんですよね。」
アラベルは少し悲しげにそう言った。
「そうなんですか。」
ゼヌアスはそう返す。
「レーヴァ国王様たちのソーラティアでは、そのようなことは一切ないのでございましょう?」
リアムはゼヌアスにそう聞いた。
「ええ。ソーラティアにはそのような法律は一切ありませんし、気候の関係上獣人があまりいませんから。」
「ああ…そういう」
ゼヌアスの解説に、リアムは肩を落とした。
「な、なんでじゅぅじんは、ひ、ひととおなじくらしが、できないんで、すかっ?」
レーヴァは頑張って声を出した。
「エガリテでは、5年前に獣人が大きな反乱を起こしました。それを現国王が弾圧、その一件から獣人には厳しい規制がかけられるようになったんです。」
「な…なるっほどぉ?」
アラベルの解説に、レーヴァはわかったようなわかっていないような反応をする。
「話がそれましたが、先程も言った通り、アジトは王都の東西の貧民街の端にあります。そして、定期的にその2箇所を移動しているそうです。」
「それで踏み込めない…と」
「ええ。もう少ししっかり準備を整えてから乗り込もうと思っていたのですが、ゼヌアス様の貴重品が盗まれてしまったとなれば、国際問題に発展するような大事件です。これは、直ちに組織の主要人物を確保しないと…」
「それもそうですね。」
こうして、4人は作戦を練っていくのだった。
~~~~~~~~~~
作戦会議は3時間に及んだ。
リアム達が提案した作戦では、レーヴァは基地で待機となっていたが、
「ゼヌアスは僕が守る!!!」
といって出撃することになった。
「では、俺から作戦の概要を再度説明させていただきます。」
リアムは、作戦の概要を説明し始めた。
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作戦の概要は以下のとおりです。
まず、俺とベルを筆頭としたAチームと、レーヴァ様とゼヌアス様を筆頭としたBチームに別れて、
Aチームは東の、Bチームは西のアジトの近辺に待機します。
アラベルとゼヌアス様には、無線用のトランシーバーを渡します。このトランシーバーは2台ワンセットで、誰かに聞かれる心配もありません。周囲の声がそのまま聞こえますので、マイクのオンオフもありません。これで連携を取ってください。
そして、夜0時頃、Aチームの合図で同時にアジトに侵入します。
アジトはこの二箇所しかないとのことなので、この2箇所のどちらかに、ゼヌアス様の銃やボスなどがいると思われます。
そして、おそらく戦闘になることでしょう。
非武装のベルとゼヌアス様には護衛をつけますので、そこはご安心ください。
ゼヌアス様には謝礼品としてダガーナイフを差し上げます。
^^^^^^^^
「それでは、この作戦で乗り込むということで、異議はありますか?」
大きな紙に書いた作戦を見ながら、リアムはそう聞いた。
「異議ありません。」
ゼヌアスは真剣に答えた。
「ぼ、ぼくもこれで、お、おおっけーです。」
レーヴァはキョドりながら頭を縦に振った。
他の魔法騎士たちも、頭を縦にふった。
「では、この作戦で行くこととします。早急に行わなければならないので、突撃は今夜。突撃時間も考慮して、今夜9時にアジト周辺のスラム街に潜伏します。」
「了解です。」
そうして作戦会議が終わると、リアムが口を開いた。
「それでは、時間も時間ですので、昼食にいたしましょうか。ベル、案内頼める?」
「任せて。それではレーヴァ様、ゼヌアス様、こちらです。」
そうしてレーヴァたちは立ち上がり、アラベルの案内で食堂へ向かうことになった。
「ゼヌアス、僕、頑張るよ」
「ああ、頼りにしてます、国王様。」
レーヴァとゼヌアスは、そう言ってグータッチするのだった。
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「さて、作戦はいつ決行しようか」
会議室のような空間で、ひときわ目立つ席に、ボスと呼ばれる長髪の獣人が座っていた。
「今夜はいかがでしょうか!夜中に始めることによって、この王都に我らの希望の炎を巻き起こすのです!」
「それはできない。」
仲間の一人がそう言うが、ボスはすぐにそれを止めた。
「なっ、なぜなのですか!我々を苦しめた人間が、憎くないのですか!」
「そういうことじゃないだろう。我々の、少なくとも私の目的は、このエガリテを人と獣人が共存できる国にすることだ」
仲間の一人は感情的になってそう言うが、ボスは淡々と話し続けた。
「私と違った意見を持っているのなら、この組織を抜けることも私は止めない。止める資格は私にはない。だが、もしそうなった場合、君はその戦火に巻き込まれるかもしれない。家族が犠牲になるかもしれない。それを止めることが私たちの仕事だ。違うか?」
「…いえ、申し訳ありません。」
「そうか。まぁいい。作戦決行は明日の正午。」
そう言ってボスは立ち上がる。
ボスは小柄で、足元ギリギリまで届く長い上着を羽織っていた。
「ですがボス、もし万が一ソーラティアが攻めてきた場合、どうするのですか?」
先程ととは違う仲間が、冷静にそう質問した。
「そこは私に考えがある。この国のやり方に異議を唱えているのは、獣人だけではないと、私が知っているからな。」
ボスはそう言いながら部屋の扉を開けた。
「私は一度休む。君たちも、適度に休憩は取るように。」
そう言って、ボスは扉をゆっくりと閉めた。
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ここまで読んでいただきありがとうございました!
次回はとうとう突撃編です!
おそらく突撃編は2~3話で内容をしっかりとかくと思います!
次回は来週までには投稿できるように頑張ります…
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