みぶるへいむ 臘月覇神邂逅記編

AL CLOVER

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みぶるへいむ【朧月覇神邂逅記編】1話 であい

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あるはぴっかぴかの制服を着てぜるに見せびらかすためにぜるの寮に遊びに来ていた。
「…ぜる、こいつだれ?」
見たことない、黒髪のお兄ちゃんを指さすある。
「こら、指さすんじゃない」
ぐぐぐ!
「このちっこいの…なに?」
黒髪のお兄ちゃんがあるを指さした。
「あー!ゆびさしちゃだめなんだよー!」
「俺の妹…」
苦笑いするぜる。
「なんであるには注意するのにこいつゆるす!?ふこうへい!」
ぜるをぎっとにらみつけて文句言う!
「お前はまだちっちゃいから教育的に良くないから」
「!?」
あるがちっちゃいのはあるのせいじゃない…!
りふじん!
「それよりどうした?なにかあったか?」
「そうだった!あるの制服見せびらかしにきたんだった!」
「あーはいはい、かわいいかわいい」
「見てないでしょー!ちゃんと見ていって!」
「…なんでお前の制服黒じゃないんだ?」
「え?」
「俺たち、クロウズっていうだろ?クロウズはカラスさんなの分かるよな?」
「…うん」
「じゃあカラスさんは何色だ?」
「…くろ…?」
「そう、制服もクロウズにちなんで黒くできてる。じゃあここで疑問だ。なんでお前の白い?」
「…あるにはむずかしくてわからない…」
ぶはっ!
ずっと黙ってた黒髪のお兄ちゃんが噴出して笑い始めた。
「ごめ…!」
「そうだた!おまえだれ!なんでぜると仲良しそうにしてる!」
ぷるぷるちょっと震えつつ口かくしてる!
ぐぐぐ!こいつきらい!
「俺はゼルと同室のセヴァリロード・セイレムだ!よろしくなー!」
と、あるの頭なでてくる。
「がー!あたまなでるな!」
「ほら、おまえもご挨拶しろ?」
「やだ…」
じーーーーーーーーーーーっとぜるにみられて気まずい…
「…ある・くろーばー」
しぶしぶ名乗る。
「おー!よろしくなーある!この頭にのっけてる耳なんだ?」
「これはシルバウルフのおみみ!あるがやっつけた!強さのあかし!ふふん!」
「どうみても小動物に輪をかけるアイテムと化してるけどな」
がーーーーーん!
やっぱこいつきらい!

「内側にある力を感じろ!何か色のついた力を感じるだろう?それが魔力だ!」
「ぐぅおぉぉぉぉーーーーーーー!!!」
いのちをとした特訓がんばってるけど、魔力のかけらも感じないある…
「感じろ!がんばれ!まずは魔力を感じなければ先に進めない!」
教官のことばにあるは必死に魔力を感じようとしたけど、やっぱり何も感じない…
「…だめか…」
「ぜはーぜはー!あ…あるの中、魔力ある??ほんとにある??」
目を血ばちらせながら教官に質問するけど、教官も考えている。
「…あるの中には魔力があると思っているが…得意体質だと聞いているからもしかしたら魔力とは違う何か別の力なのかもしれないな…」
「じゃあこの特訓いみない…!?あるの必死かえせ!」
あるは授業を一生懸命うけて魔力を感じられるように特訓したけど、やっぱ魔力はないかもしれない…

「元素を変換し、新しく物質を構成するのが基本だ。まずは簡単なものから各々作成していくように」
今度は錬金術…
あるの苦手なものばっかり…
お水は雨になるからー…?
あたまをひねってがんばって考えてるけど、よくわからなくなってくる。
………
ぐーーー
「こら!クローバー!寝るな!」
「…はっ!?」
よだれたらして起きたけど、教官にしこたま怒られた…さd…

今度は実技!
これはいけるっ!
ざしゅざしゅはあるのできる得意分野!
今度は入学した同期みんな集まっての実技授業だった!
もちろんぜるもいる!
「ぜーるー!あるがんばるぅー!」
ぜるを見つけて飛びつきながらがんばるあぴーる!★
「おー、お前の場合これしか得点稼げないからがんばれー」
「…とくてん??」
「そう、入学の際に言われただろう?授業で得点稼いだら在学中でも見合った給与が支払われるって…お前まさか寝てたりして聞いてなかったのか?」
「!」
ずぼし…
なんでぜるはあるの事なんでもわかる?えすぱーか?
黙ってもじもじするある。
やっぱりかみたいな顔される…
「よー!あるは実技が得意なのか?」
「がーーー!なんでお前ここにいる!?」
セヴィーがしれっと出てくる!
「なんでって、合同訓練だろうが!いるよ!」
「ある、セヴィーをざしゅざしゅする…だからトーナメント当たれ」
「お手柔らかにしておくわぁ!」
…?
おてやわらかにしておいてねじゃなく??
「かちのこってこい!あるの実力みせてやるっ!」
セヴィーが面白そうに笑ってた。
ぐぐぐ!くやしい!
「気をつけろよ?こいつちっこいから近距離戦になったら見失うぞ」
「ほー?なら近づかなきゃ良いんだな?」
「まぁ他の対戦相手との闘い見てりゃ分かるさ」
「がー!ぜるはあるのなの!勝手にお話ししちゃだめーーー!」
あるは怒りの咆哮をあげた。

あるの実技より先にセヴィーの試合がはじまった!
くっくっく!戦い方みて対策たててやる!
対戦相手は見たことないけど、茶髪のお姉ちゃんだった。
「試合開始!」
教官が開始の合図をだした!
あるは真剣に観戦することにした。
まずお姉ちゃんが手をかざして魔法陣を出した!
お姉ちゃんは魔術つかうのか!
「吠えろ!煉獄の炎よ!」
これは知ってる!音声魔術ってやつ!
お姉ちゃんから炎の塊が出てセヴィーに向かって放たれた!
セヴィーも手をかざして同じように魔法陣を出した!
ぐぐぐ!こいつ魔術使い!?
「我が意に従え!」
セヴィーも炎の塊だした!
なんで氷系のつかわない??
お互いの炎の塊がぶつかり合って爆風があたりをつつんだ!
「…ぐぐぐ!あっちぃー!」
火の粉が飛んできてあるあっちー思いする。
ぜったいざしゅる!
あるはあらためて決意した。
でもなんで炎同士でぶつけた?
ぜるだったら相殺させるのには逆の属性つかう…
爆風がまだあたりをつつんでる時だった。
お姉ちゃんが次の魔術のためか手をかざした瞬間…
セヴィーが制服のふところに手を入れて何かを出した!
…飛び道具??
あるはじっと見つめた。
バンバンバン!!!
セヴィーが出したのは銃だった!
あるでもびっくりするすぴーどで、早打ちしてお姉ちゃんのおててと足先を容赦なく撃ち抜いた!
「へぇ、やるなぁ」
となりにいたぜるがにやっと笑ってセヴィーを見てた。
ぐぐぐ!負けたくない!
あるもぜるにほめられたい!
「ぐっ!」
お姉ちゃんが両手を撃ち抜かれてあんよも痛くて動けなくなってた。
セヴィー、容赦ない…
あるはお姉ちゃんのかたき、とる!と勝手に決意した。
「そこまで!勝者!セイレム!」
周りからおぉー!と歓声が飛び交う。
セヴィーが銃をしまってまたあるたちの所に帰ってきた。
「…容赦ない攻撃…!あなどれない!」
あるは今の観戦の感想を言ってやった。
「なかなか早いな。あえて相殺させずに爆風で動きを一瞬とめたのか」
「ま、そんな感じだな!」
ちょっと誇らしげなのがむかつく…!
「でもあるも早いぞ?」
ぜるが面白そうにセヴィーとあるを見ていった。
ふふん!ある、すばしっこいのはぜるにほめられたもんねー!
おむね張ってふふん!と言ってやった!
「それが楽しみなんだよなぁ!聞いた話じゃ、入試の教官に勝ったらしいじゃねぇか!結構噂になってるんだぜ?ちっこいのが教官に勝ったって!」
「!?」
う…うわさ!?
ある、そんなうわさ聞いてない!
「それ聞いてちっこいのってどいつかなーって思ってたんだけど、あるだろうなー!こいつが一番ちっこいから!」
「ある好きでちっこいわけじゃないもん!6さいだからこれが普通だもん!」
「それだ!よくこんな子供が合格したなーって思ってたんだ!」
ぐぐぐ!
「セヴィーだってまだ大人じゃないでしょー!」
「俺は16ですー?」
!!?
あるの10こ上…!
「え?何、セヴィーって16だったのか?俺は15だから一個上か」
ぜるよりお兄ちゃんだった!
「それより次誰が当たるんだ?」
セヴィーがトーナメント表を確認してる。
あるたちの入学は60人くらいだったから、結構お時間かかりそう…
「うーん…次はゼルが当たるか…?」
「あ、何次俺?対戦相手だれだろ…」
ぜるは対戦相手のお名前確認してる。
あるも自分の対戦相手のお名前確認することにした。
…ザンティール・ライザーさん?
女子寮じゃないから、どんな人かわからない…
「テンナ・ルーシルド…あー!あいつか!」
ぜるは対戦相手が誰かわかったみたいだった。
ずるいー!ある分かんないのに!
「…あるの対戦相手は…あーライザーか。」
ぜるがあるの相手も見てくれた。
「いいか?ライザーはお前と同じ近距離戦闘タイプだ。でも魔術も使ってくるから気をつけろよ?今度は助けてやれないからな?」
ちょっとかかんであるに教えてくれるぜるはやさしい。すき…!
「わかった!ある、ざしゅる!」
「近距離に持ち込めばお前に勝ち目があるから、魔法攻撃をさせないようにすぐ近づけ」
「うぃ!」
セヴィーの方をみて、にやーっと笑うある。
「セヴィーもすぐざしゅる。」
おめめひくつかせて笑ってるセヴィー。ちょっとこわい…

「ぜるー!がんばってー!」
あるはせいいっぱいで応援してる!
ぜるは魔法剣士だから片手で魔法、片手で剣使って戦う!
相手のテント何とかさんはセヴィーと同じ銃を使う!
魔法防壁を作りながら弾をはじくぜる!
…ぜる、イカす…っ!
わくわくしながら観戦!
「あいついつもボケ担当だと思ってたけど戦いになると小回りきくよなー」
なんでかしらないけど、あるのお隣にいるセヴィー。どっかいけ。
「ぜるは強いもん!」
噛みついてる間にぜるの氷魔法が銃を凍らせた!

勝った!
セヴィーが使う音声魔術とは違って、ぜるが使うのは精霊魔法!
精霊の力を借りる魔法で音を発する必要はない!
走って息ぜはぜはでも使える!
「…ずりぃーだろー、魔法剣士って…!」
相手のテント何とかさんが文句ぶちぶち。
「いずれ背中預けあって戦うんだ。相手の長所短所分かってりゃいいだろ?」
ぜるが試合後の握手のおてて出して言う。
「そりゃそうだな。俺ももっと強くなる!そのためにここに入ったんだ」
「あぁ、そうだな」

ぜるが勝ってある、るんるん★
やっぱぜるはすごい!
あるはすばしっこさだけだから、最初がかんじん!
「ぜる!テント何とかさんにぜる勝ったから、あるもお名前忘れちゃったけど、勝ってくる!」
「ライザーな。試合開始の合図で一気に行け」
「うぃ!」

あるはらいだーと向かい合っていた…!
「…らいだー…?」
「いや、ライザーだ」
「…なんではげちゃびん?」
「てめぇ!これは禿げてんじゃねぇ!剃ってんだよ!戦いの最中髪掴まれたら戦いにくいだろうが!」
「…ある、おみみつけてるけど、そんなこと一回もない…」
「こんのちびすけェ…!いい度胸してんじゃねぇか!試合で決着つけるぞ!」
「うぃ!はげちゃらいだー!」
らいだーはひたいをぴくぴくさせながらかまえた!
あるも最初に武器かまえる!
武器かまえられてたら、ある、早い!
らいだーはこぶしで戦うようだ…
お互い身を低くして合図をまつ…
ぜるもセヴィーも他のみんなも静かに待った。

「試合開始!」
教官が合図を切り出した瞬間、あるだっしゅ!
はげちゃらいだーもだっしゅであるにつっこんでくる!
はげちゃらいだーのこぶしが、あるのわき腹をすり抜けたとき、あるも回転しながらこぶしの武器を思いっきり叩くようにこうげきする!
あるはまだちからがたりないから、何度も同じばしょにこうげきをいれて、いりょく出すしかない!
はげちゃらいだーのこぶしに何度も回転しながら刃物でざしゅる!
はげちゃらいだーから目をそらさず、あるを殴るおててをよけながらざしゅざしゅ!
あるの得意技!
はげちゃらいだーの足の下をぬけて背中に回る!
「は!?」
ある、ちっちゃいのだけがとりえ…!
そのままはげちゃらいだーの背中に双剣のつかで打撃を連続でいれるある!
「ぐっ」
よろめいた瞬間にこぶしの武器を壊すある…!
勝った!
と思ったら、はげちゃらいだーが武器ないじょうたいでもあるに殴りかかってきた!
「まってー!ぶき壊した!あるの勝ち!」
「壊れたからって攻撃しないとでも思ったか!あめぇんだよ!」
「ぎゃー!」
あるははげちゃらいだーを蹴っ飛ばしていったん距離をとった!
「ぐぐぐ!あるがざしゅったらケガしちゃうでしょっ!あるはげちゃらいだーケガさせたくないっ」
「だぁぁぁぁぁぁれが『はげちゃらいだー』なんだ!?なめくさってんだろ!ライザーだって言ってんだろ!」
「…はげちゃらいだーの方がかっこいい…」
「ぶちなぐる!!!」
「なーぜー!!!ほめたのに!」
あるがほめたのに、はげちゃらいだーが怒ってた。なぞ…!
観戦してるぜるが苦笑いしてて、セヴィーもほかのみんなも笑ってた。
なーぜー!?
そのとき、あるのなかで何かがざわついた。
あーれー?
はげちゃらいだーのぴかぴかの頭がおめめにやきつく…!
このかんじ…?
あるはちょっとしたいわかんを覚えて、左手を剣もったまま、はげちゃらいだーに向ける。
…いっぱい重くなーれー?
すぐにはげちゃらいだーの顔色が変わった。
「!?」
あーれー??これって…もしかして、重くなーれー使えてる?なーぜー?
「…なんだこれ…!?動けねぇ!」
「ある、重くすることできる。でもまだ明るいのに使えるのなーぜー?」
「なんだそりゃ!?言ってる意味わかんねぇよ!体がうごかねぇ!」
あるは試しにもっと重くなーれーといしきを集中させた。
「ぐあ!」
完全にひざをついて動けなくなったはげちゃらいだーに、あるは言った。
「ねぇ!はげちゃらいだー!あるの勝ちにして!こうさんしてー!もっと重くしたらはげちゃらいだーケガしちゃうよー!あるぴかぴか頭きらいじゃないよー!」
「…こんなの…まだまだだ…!」
はげちゃらいだーがあきらめ悪い…!
あるはちょっと考えてはげちゃらいだーのおむねに双剣のつかを思いっきり叩きこんだ!
息ができないのかはげちゃらいだーがあわをふいた!
「きょうかん!勝負ついた!!!」
教官も試合の様子を見てうなずいてくれた。
「勝者!クローバー!」
あるはあわてて重くなるのをやめた!
「はげちゃらいだー!ぶじかー!」
あわあわしながらかけよるある。
でもどうして重くなるの使えたんだろう?
ふと、はげちゃらいだーの頭におめめがいった…
「…はげちゃらいだーの頭、お月様みたい…」
はっ!まさか!
はげちゃらいだーの頭がお月様みたいだから、つかえた!?
おうのー!夜じゃなくてもつかえるじょうけん、わかったかもしれない…!
いつもはげちゃらいだーそばにいてくれたら、あるむてき!
あるはぜるに向かってにーって笑ってみせた。
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