こんなもんだろう

二章9 ゲット

しばらく日がたち


学校

えみ【携帯買ってもらったよ】
駿「マジで！？見せて！」
えみ【家帰ったらね】
駿「え！？持って来てないの？」
えみ【持って来ちゃダメでしょ】
駿「そうなの？けどバレなきゃいいでしょ！」
春「あんた、そうゆう考え方ダメだから」
心「俺持って来ちゃった」
駿「え！？心買ってもらえる事になってたの！？」
心「あれ？言わなかったっけ？」
駿「聞いてないよ！」
心「えみちゃん帰ったら番号とメアド教えて」

えみが頷く。

駿「春は？」
春「私も買ってくれるって。明日くる」
心「駿は？」
駿「まだ言ってない」
心「え、何で？」
駿「なんか言えない」
心「言い出しっぺお前なんだから早く言えよ」
駿「わかってるけどさー」
春「私おばさんに言ってあげようか？」
駿「いいよ自分で言うから」
春「そ。早く言いなよ」
駿「わかってるよ！じゃあ今日言う！」
えみ【買ってもらえるといいね】
駿「うん。チョット今から言ってくるわ！」
春「は！？学校は！？」
駿「大丈夫！じゃあ行ってくるから！じゃ！」
春「チョット！」
心「いいよ、ほっとこ」
春「そこまでして欲しいかね」
心「この前の子と連絡とりたくてしょうがないんじゃない？」
春「もう・・・本当にしらない！」


放課後

駿「みんなー！」
春「駿！あんたどこにいたの？」
駿「その辺ウロウロしてた」
心「俺保健室に居たのに。で？どうなった？」
駿「見て」

駿が自慢げに携帯を見せてきた。

心「もう買って来たの？」
駿「うん。コンビニに売ってた」
心「は？」
駿「何か3千円分のカード買ってそれを使って先払いで使えるんだって」
心「へー。まぁいいや、帰ろ」



心「ただいまー」
駿、春「おじゃましまーす」
舞「おかえりー」
舞美「心見て！携帯かっちゃった」
心「ふーん」
舞美「何それ、素っ気ない」
心「えみちゃん番号とメアド教えて」

えみが頷く。

舞美「えー！心も買ったの！？」

えみが携帯を持って来て心に番号とメアドを教えた。

心「よし、駿のは？」
駿「あー、そうか」

駿と交換する。

心「舞見ちゃんは？そうだ、舞ちゃんも買ったんだよね？教えて」
舞美「え？私にも教えてくれるの？」
心「え？何で？」
舞美「教えてくれないかと思ってた」
心「何でよ、舞美ちゃんと舞ちゃんのは知りたいでしょ」
舞美「心！おいで！」
心「何？何で？」
舞美「来ないなら私から行く！」

舞美が心に抱きついた。

心「何！？どうしたの！？」

そして舞美と舞と連絡先を交換すると心の携帯が鳴った。

心「あ、何かきた。メールだ」

舞美〈あ〉

心「舞見ちゃん何これ？」
舞美「え？なんとなく」
心「子供みたいな事すんな！！」


その夜

心は自分の部屋でテレビを見ていた。
携帯がなる。

心（また舞美ちゃん？あのあと家の中でいっぱいメールしたじゃん）

心が携帯を開く。

心（あれ？えみちゃんだ）

えみ〈はじめまして、えみです〉
心〈どうも、心です〉
えみ〈今日は舞見ちゃんが興奮して大変だったね〉
心〈そうだね。あれは子供だよ。なんだかんだ面白かったけど〉
えみ〈え！心ちゃん面白かったの？〉
心〈え？面白かったよ。何で？〉
えみ〈心ちゃん嫌そうだったから〉
心〈めんどくさかったけどね〉
えみ〈そうなんだ。知らなかった。心ちゃん今何してるの？〉
心〈テレビ見てる。えみちゃんは？〉
えみ〈私は寝るところ〉
心〈早いね〉
えみ〈いつもこの位の時間だよ〉
心〈そうなの？〉
えみ〈それに疲れたし〉
心〈確かに疲れた。じゃあ俺も寝ようかな〉
えみ〈うん。そうしな〉
心〈そうする〉
えみ〈じゃあまた明日〉
心〈うん〉
えみ〈おやすみ〉
心〈おやすみ〉

心（何だったんだろう？）

その頃えみはテレビを見ていた。

えみ（何で寝る所なんて言ったんだろ？もっとメールしたかったのに。てかまだ8時だよ？寝るわけないじゃん！）



心（こんな時間に寝るわけないよなー。暇だったのかな？）