1 / 4
ホイミ
しおりを挟む
例えばゲームで、モンスターに攻撃をされたら体力が減っていって、最後には死んでしまうじゃないですか。
でも、死んでゲームオーバーになる前に、回復呪文で体力を回復させて、モンスターを倒してまた次の冒険に出る。
これって、何もゲームの話だけじゃないと思うんだ。
学校でも仕事場でも、一人で居ようが恋人と居ようが関係なく、突然モンスターが現れて俺の体力を削っていく。
しかも俺は、このゲームがめちゃくちゃ下手っぴで、力も弱く、少しのダメージで瀕死になる最弱のキャラクターだし、最初からなのか、途中からなったのか、気付いたらハードモードをプレイしている。
そして、体力が残りわずかとなった時、俺は決まってこう呟いてしまう。
「ああ。死にてえ。」
攻撃を受けて「死にてえ」なんて、矛盾しているようだが、そう思うのだから仕方がない。
そして、これまた矛盾しているのだが、俺は断じて死にたい訳ではないのだ。
人に殺されるのもごめんだし、ましてや自分で死ぬなんて怖くてできる訳がない。
だいたい、注射も目をつぶって、太もも辺りをつねって、痛さを分散しないとできないくらいに痛いのが嫌いだ。
練炭自殺みたいな苦しいのも嫌だし、毒薬を飲んで、ゲロを吐きながら死ぬのも、その姿を誰かに発見されるのも恥ずかしいて嫌。
つまりは生きたいのだ。
生きて、俺を苦しめたモンスターどもをぶっ倒して、次の冒険に出発したいのだ。
そして、そうなる為にはやっぱり、あと一発殴られたらやむをえなく、これ程までに嫌な死を受け入れてしまう、ギリギリは体力を回復しなければならない。
そう。回復呪文が必要なのだ。
「はいはい。魔法なんて使える訳ないだろ。」
「何言ってんだこいつ。良い大人だろ。」
「ゲームのやりすぎて頭がおかしくなったな。」
そんな言葉はもう聞き飽きた。
断言しよう。
回復呪文はある。
誰しもが日々戦って、大小様々な傷を負っているだろう。
そんな時例えば、自分の好きな歌、漫画や小説。
大好きな人との時間や美味しい食べ物。
もしかしたら、身近にあったのに何年も気付かない物とか、ずっと敵だと思ってたあいつだとか、こんなのがまささと思うの物もあるかもしれない。
誰しもがそれらを見たり聞いたり、食したり愛したり育んだりして、瀕死だった体力を全回復させて、また次の冒険に旅立つ。
うん。やっぱりこれは魔法だ。
先程話した通り、俺はこのゲームな苦手で、少しのダメージで瀕死になるくらいに弱い。
だから、いっぱい回復しないとすぐにゲームオーバーになってしまう。
厄介なことに、このゲームはセーブもロードもコンテニューもない。一回きりの超激ムズマゾゲーだ。
これから話すのは、もしかしたら俺にしか効かない魔法かもしれない。
でもこの魔法が、このゲームを必死にやっている冒険者達の助けになれば、この俺の冒険の書が、この激ムズマゾゲーの攻略になれば、この上なく幸せである。
でも、死んでゲームオーバーになる前に、回復呪文で体力を回復させて、モンスターを倒してまた次の冒険に出る。
これって、何もゲームの話だけじゃないと思うんだ。
学校でも仕事場でも、一人で居ようが恋人と居ようが関係なく、突然モンスターが現れて俺の体力を削っていく。
しかも俺は、このゲームがめちゃくちゃ下手っぴで、力も弱く、少しのダメージで瀕死になる最弱のキャラクターだし、最初からなのか、途中からなったのか、気付いたらハードモードをプレイしている。
そして、体力が残りわずかとなった時、俺は決まってこう呟いてしまう。
「ああ。死にてえ。」
攻撃を受けて「死にてえ」なんて、矛盾しているようだが、そう思うのだから仕方がない。
そして、これまた矛盾しているのだが、俺は断じて死にたい訳ではないのだ。
人に殺されるのもごめんだし、ましてや自分で死ぬなんて怖くてできる訳がない。
だいたい、注射も目をつぶって、太もも辺りをつねって、痛さを分散しないとできないくらいに痛いのが嫌いだ。
練炭自殺みたいな苦しいのも嫌だし、毒薬を飲んで、ゲロを吐きながら死ぬのも、その姿を誰かに発見されるのも恥ずかしいて嫌。
つまりは生きたいのだ。
生きて、俺を苦しめたモンスターどもをぶっ倒して、次の冒険に出発したいのだ。
そして、そうなる為にはやっぱり、あと一発殴られたらやむをえなく、これ程までに嫌な死を受け入れてしまう、ギリギリは体力を回復しなければならない。
そう。回復呪文が必要なのだ。
「はいはい。魔法なんて使える訳ないだろ。」
「何言ってんだこいつ。良い大人だろ。」
「ゲームのやりすぎて頭がおかしくなったな。」
そんな言葉はもう聞き飽きた。
断言しよう。
回復呪文はある。
誰しもが日々戦って、大小様々な傷を負っているだろう。
そんな時例えば、自分の好きな歌、漫画や小説。
大好きな人との時間や美味しい食べ物。
もしかしたら、身近にあったのに何年も気付かない物とか、ずっと敵だと思ってたあいつだとか、こんなのがまささと思うの物もあるかもしれない。
誰しもがそれらを見たり聞いたり、食したり愛したり育んだりして、瀕死だった体力を全回復させて、また次の冒険に旅立つ。
うん。やっぱりこれは魔法だ。
先程話した通り、俺はこのゲームな苦手で、少しのダメージで瀕死になるくらいに弱い。
だから、いっぱい回復しないとすぐにゲームオーバーになってしまう。
厄介なことに、このゲームはセーブもロードもコンテニューもない。一回きりの超激ムズマゾゲーだ。
これから話すのは、もしかしたら俺にしか効かない魔法かもしれない。
でもこの魔法が、このゲームを必死にやっている冒険者達の助けになれば、この俺の冒険の書が、この激ムズマゾゲーの攻略になれば、この上なく幸せである。
0
あなたにおすすめの小説
100000累計pt突破!アルファポリスの収益 確定スコア 見込みスコアについて
ちゃぼ茶
エッセイ・ノンフィクション
皆様が気になる(ちゃぼ茶も)収益や確定スコア、見込みスコアについてわかる範囲、推測や経験談も含めて記してみました。参考になれればと思います。
アルファポリスとカクヨムってどっちが稼げるの?
無責任
エッセイ・ノンフィクション
基本的にはアルファポリスとカクヨムで執筆活動をしています。
どっちが稼げるのだろう?
いろんな方の想いがあるのかと・・・。
2021年4月からカクヨムで、2021年5月からアルファポリスで執筆を開始しました。
あくまで、僕の場合ですが、実データを元に・・・。
アルファポリスのポイントとスコア、インセンティブを考える
まめたろう
エッセイ・ノンフィクション
アルファポリスのポイントとスコア、インセンティブを考えていきます。
どのような仕組みなのか?
勉強した結果や実践して確認した結果などについて紹介します。
私が書いている主な小説は以下の通り。こちらからのポイント、スコア、インセンティブだと思っていただければと思います(追加の可能性あり)。
今日もダンジョンでレベルアップ!
https://www.alphapolis.co.jp/novel/979192886/698023188
新しい家族は保護犬きーちゃん
ゆきむらさり
エッセイ・ノンフィクション
〔あらすじ〕📝初めて🐶保護犬ちゃんを迎え入れる我が家。
過去の哀しい実情のせいで人間不信で怯える保護犬きーちゃん。
初日から試行錯誤の日々と保護犬きーちゃんがもたらす至福の日々。
◇
🔶保護犬ちゃん達の過去・現在の実情の記述もあります🐾
🔶日々の些細な出来事を綴っています。現在進行形のお話となります🐾
🔶🐶挿絵画像入りです。
🔶拙いエッセイにもかかわらず、HOTランキングに入れて頂き(2025.7.1、最高位31位)ありがとうございます🙇♀️
壊れていく音を聞きながら
夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。
妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪
何気ない日常のひと幕が、
思いもよらない“ひび”を生んでいく。
母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。
誰も気づきがないまま、
家族のかたちが静かに崩れていく――。
壊れていく音を聞きながら、
それでも誰かを思うことはできるのか。
島猫たちのエピソード2025
BIRD
エッセイ・ノンフィクション
「Cat nursery Larimar 」は、ひとりでは生きられない仔猫を預かり、保護者&お世話ボランティア達が協力して育てて里親の元へ送り出す「仔猫の保育所」です。
石垣島は野良猫がとても多い島。
2021年2月22日に設立した保護団体【Cat nursery Larimar(通称ラリマー)】は、自宅では出来ない保護活動を、施設にスペースを借りて頑張るボランティアの集まりです。
「保護して下さい」と言うだけなら、誰にでも出来ます。
でもそれは丸投げで、猫のために何かした内には入りません。
もっと踏み込んで、その猫の医療費やゴハン代などを負担出来る人、譲渡会を手伝える人からの依頼のみ受け付けています。
本作は、ラリマーの保護活動や、石垣島の猫ボランティアについて書いた作品です。
スコア収益は、保護猫たちのゴハンやオヤツの購入に使っています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる