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番外編 転生したら悪役王太子コンスタンだった件
第六話 怒り
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エヴラールを父と母に紹介する。
そのために、僕はいろいろと根回しを行った。
紹介したい人がいるから、時間を作ってほしいと父と母にお願いしたり。エヴラールを王城まで連れてくるために、転移魔法陣を王族以外が使用するための許可を取ったり。
忙しい数日間だった。
「コンスタンがついに、『紹介したい人』とはなあ」
僕が話を出したあとは、父はそわそわと楽しみそうにしていた。その様子を見て、やはり僕は愛されているのだと自信が湧いてきた。
当日。
僕は転移魔法陣を使い、エヴラールを迎えに行った。
「エ……エヴラール?」
待ち合わせ場所にいつものように先に来ていた彼の姿を目にして、僕は目を丸くした。
「コンスタンさま!」
白い前髪を掻き上げて整髪料で固め、黒い上着に身を包んだエヴラールは、息を呑むほど様になっていた。
「コンスタンさまと結ばれるためには、大切な日ですから。気合を入れてめかしこんできました」
「僕と結ばれるためじゃなくて、王配になるためだろ」
「まあまあまあ、同じことではないですか。さあさ、案内してくださいませ」
彼は爽やかな笑みで、本心を隠してくる。
「はあ、わかったよ。ちゃんと僕のあとをついてこいよ」
僕は背を向け、歩き出した。
転移魔法陣はどこでも使えるわけではない。転移魔法陣が刻まれた建築物間でしか、転移は行えない。
転移魔法陣は初代国王の時代に造られたものだそうで、どういう原理で動いているのだか、僕は知らない。
「ほう、この神殿に転移魔法陣があったのですね」
街中の神殿前まで案内されたエヴラールは、感心した声を上げた。
「悪用するなよ」
「まさか、滅相もない」
笑顔が胡散臭い。
神殿の人間に許可証を提示し、エヴラールも含めて魔法陣の間に案内させた。
「ほら、手」
魔法陣の間に入ると、僕は彼に手を差し出した。
「え……私と、手を繋ぎたいのですか!?」
彼が目をまん丸にさせたので、僕は赤くなって言い訳を口にする。
「そうじゃなくて、二人以上で転移するときは、一応身体の一部を触れ合わさせておくことになってんの!」
「うふふ。コンスタンさまったら、照れ屋なんですから」
彼は嬉しそうに笑いながら、僕の手を握った。
「僕の希望だったみたいな言い方をするな!」
「言って下されば、手などいつでも繋いでさしあげましたのに」
「だから、違う!」
ムキになりながらも、彼の手を握り返した。
内心では、彼の掌に触れられるこの瞬間が、長く続いてくれればいいのにと願っていた。
王城への転移は、一瞬で終わった。
魔法陣の上に立った次の瞬間には、僕たちは王城の中にいた。
「じゃあ、父上と母上が待っていらっしゃる部屋に行くぞ」
二人が待っているのは、王族用の茶会室だ。
息子の恋人を紹介されるのに、玉座の間は使わない。
「はい!」
「って、いつまで手を握ってるつもりだ! ここから先は人前なんだから、放せ!」
「おや、人前でなければ手を繋いでいてよろしいので?」
「う、うるさい! ばか!」
どうしてこんなやり取りで、赤面せにゃならんのだ。
ふしゃーと威嚇しながら、無理やり手を引き剥がしたのだった。
「いいか、ここから先はいつもみたいにふざけるんじゃないぞ」
「心得ておりますとも」
エヴラールに釘を刺している間に、侍女が恭しく王族用茶会室の扉を開けた。
「おお、コンスタンよ」
扉の向こうでは、椅子に腰かけた父と母がにこりと微笑んでいた。
「して、そちらが……?」
父は、僕の隣のエヴラールに視線を移した。
するとエヴラールが一歩前に進み出て、跪いた。
「エヴラール・ファロ―・フォン・オイレンベルクと申します。隣国のオイレンベルク家に生まれ、この国のファロ―子爵に養子として引き取ってもらい、養育されました」
気負うでもなく、いつも通りの声音で彼はすらすらと自己紹介した。
「おお、あのファロ―子爵の。さ、そんなところにいないで、席につきなさい」
「失礼いたします」
許可が下りたので、エヴラールと僕は父と母と同じテーブルに着いた。
侍女が紅茶を淹れてくれたので、僕はカップを傾けた。慣れ親しんだ味に、肩の力が適度に抜けていくのを感じる。
「かの国の情勢はせわしないから記憶がおぼつかないのだけれど、オイレンベルク家といったら、侯爵位に相当する家だったかしら?」
母が尋ねる。
「その通りでございます」
「ほう、それなら家柄も申し分ないのう」
エヴラールの答えに、父は朗らかに笑った。
「好青年のようだし、コンスタンが選んだのもわかるわ」
「そうでしょうとも!」
エヴラールのことを褒められ、我が事のように嬉しくなってしまった。
なんだ、簡単に認められそうではないか。
「だがな、コンスタン。獣人はいかんぞ」
「……は?」
何を言われたのか理解できず、紅茶のカップを手に持ったまま固まった。
「獣人を王太子の伴侶にするのはいかん。そんなことをすれば、獣人どもがこの王国を自分のものだと思うようになるだろう」
反対されているのだ。ただ、種族だけを理由に。
じわじわと現実を認識して、カップをゆっくりと置いた。
「色男だから、くらりと来ちゃうのもわかるけれどね。結婚相手は駄目よ。交際相手止まりにしておきなさい」
耳鳴りがする。
カップを置いたカチャリという物音が、やけに大きく聞こえた。
「わかっているな、コンスタン。その男を伴侶にするというのならば、おぬしを廃嫡にして三男のジェロームを王太子にするぞ。なあんてな、はっはっは」
なんでそんなことを冗談として口にできるのか、まるで理解できなかった。
「ふ……ふざけるな」
怒りが、ふつふつと湧いてきた。
そのために、僕はいろいろと根回しを行った。
紹介したい人がいるから、時間を作ってほしいと父と母にお願いしたり。エヴラールを王城まで連れてくるために、転移魔法陣を王族以外が使用するための許可を取ったり。
忙しい数日間だった。
「コンスタンがついに、『紹介したい人』とはなあ」
僕が話を出したあとは、父はそわそわと楽しみそうにしていた。その様子を見て、やはり僕は愛されているのだと自信が湧いてきた。
当日。
僕は転移魔法陣を使い、エヴラールを迎えに行った。
「エ……エヴラール?」
待ち合わせ場所にいつものように先に来ていた彼の姿を目にして、僕は目を丸くした。
「コンスタンさま!」
白い前髪を掻き上げて整髪料で固め、黒い上着に身を包んだエヴラールは、息を呑むほど様になっていた。
「コンスタンさまと結ばれるためには、大切な日ですから。気合を入れてめかしこんできました」
「僕と結ばれるためじゃなくて、王配になるためだろ」
「まあまあまあ、同じことではないですか。さあさ、案内してくださいませ」
彼は爽やかな笑みで、本心を隠してくる。
「はあ、わかったよ。ちゃんと僕のあとをついてこいよ」
僕は背を向け、歩き出した。
転移魔法陣はどこでも使えるわけではない。転移魔法陣が刻まれた建築物間でしか、転移は行えない。
転移魔法陣は初代国王の時代に造られたものだそうで、どういう原理で動いているのだか、僕は知らない。
「ほう、この神殿に転移魔法陣があったのですね」
街中の神殿前まで案内されたエヴラールは、感心した声を上げた。
「悪用するなよ」
「まさか、滅相もない」
笑顔が胡散臭い。
神殿の人間に許可証を提示し、エヴラールも含めて魔法陣の間に案内させた。
「ほら、手」
魔法陣の間に入ると、僕は彼に手を差し出した。
「え……私と、手を繋ぎたいのですか!?」
彼が目をまん丸にさせたので、僕は赤くなって言い訳を口にする。
「そうじゃなくて、二人以上で転移するときは、一応身体の一部を触れ合わさせておくことになってんの!」
「うふふ。コンスタンさまったら、照れ屋なんですから」
彼は嬉しそうに笑いながら、僕の手を握った。
「僕の希望だったみたいな言い方をするな!」
「言って下されば、手などいつでも繋いでさしあげましたのに」
「だから、違う!」
ムキになりながらも、彼の手を握り返した。
内心では、彼の掌に触れられるこの瞬間が、長く続いてくれればいいのにと願っていた。
王城への転移は、一瞬で終わった。
魔法陣の上に立った次の瞬間には、僕たちは王城の中にいた。
「じゃあ、父上と母上が待っていらっしゃる部屋に行くぞ」
二人が待っているのは、王族用の茶会室だ。
息子の恋人を紹介されるのに、玉座の間は使わない。
「はい!」
「って、いつまで手を握ってるつもりだ! ここから先は人前なんだから、放せ!」
「おや、人前でなければ手を繋いでいてよろしいので?」
「う、うるさい! ばか!」
どうしてこんなやり取りで、赤面せにゃならんのだ。
ふしゃーと威嚇しながら、無理やり手を引き剥がしたのだった。
「いいか、ここから先はいつもみたいにふざけるんじゃないぞ」
「心得ておりますとも」
エヴラールに釘を刺している間に、侍女が恭しく王族用茶会室の扉を開けた。
「おお、コンスタンよ」
扉の向こうでは、椅子に腰かけた父と母がにこりと微笑んでいた。
「して、そちらが……?」
父は、僕の隣のエヴラールに視線を移した。
するとエヴラールが一歩前に進み出て、跪いた。
「エヴラール・ファロ―・フォン・オイレンベルクと申します。隣国のオイレンベルク家に生まれ、この国のファロ―子爵に養子として引き取ってもらい、養育されました」
気負うでもなく、いつも通りの声音で彼はすらすらと自己紹介した。
「おお、あのファロ―子爵の。さ、そんなところにいないで、席につきなさい」
「失礼いたします」
許可が下りたので、エヴラールと僕は父と母と同じテーブルに着いた。
侍女が紅茶を淹れてくれたので、僕はカップを傾けた。慣れ親しんだ味に、肩の力が適度に抜けていくのを感じる。
「かの国の情勢はせわしないから記憶がおぼつかないのだけれど、オイレンベルク家といったら、侯爵位に相当する家だったかしら?」
母が尋ねる。
「その通りでございます」
「ほう、それなら家柄も申し分ないのう」
エヴラールの答えに、父は朗らかに笑った。
「好青年のようだし、コンスタンが選んだのもわかるわ」
「そうでしょうとも!」
エヴラールのことを褒められ、我が事のように嬉しくなってしまった。
なんだ、簡単に認められそうではないか。
「だがな、コンスタン。獣人はいかんぞ」
「……は?」
何を言われたのか理解できず、紅茶のカップを手に持ったまま固まった。
「獣人を王太子の伴侶にするのはいかん。そんなことをすれば、獣人どもがこの王国を自分のものだと思うようになるだろう」
反対されているのだ。ただ、種族だけを理由に。
じわじわと現実を認識して、カップをゆっくりと置いた。
「色男だから、くらりと来ちゃうのもわかるけれどね。結婚相手は駄目よ。交際相手止まりにしておきなさい」
耳鳴りがする。
カップを置いたカチャリという物音が、やけに大きく聞こえた。
「わかっているな、コンスタン。その男を伴侶にするというのならば、おぬしを廃嫡にして三男のジェロームを王太子にするぞ。なあんてな、はっはっは」
なんでそんなことを冗談として口にできるのか、まるで理解できなかった。
「ふ……ふざけるな」
怒りが、ふつふつと湧いてきた。
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