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第十九話 ロベリア、悪意
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「む? ルノ、なんだその指輪は」
部屋に戻ると、左手の人差し指につけた黒い指輪を早速アレクシスに見咎められてしまった。
ヒュフナー教授にもらった魔除けの指輪だ。
アレクシスはそれを親の仇でも見つけたかのように睨み付けている。
彼がこんなに嫉妬を露わにするなんて珍しい。
いつもだったらもうちょっと取り繕う筈だ。
「まさか誰かに贈られたものか?」
「ああ。使役学のヒュフナーっていう教師にもらった」
けろっと答える。
「む、ヒュフナー先生か……それなら、まあ……」
アレクシスの眉が困惑に歪む。
どうやらアレクシス自身もあの教授の知り合いのようだ。
「オレにちょっかいかけようなんていう物好き、お前以外にいないから安心しろ」
オレがそう言うと、アレクシスは咄嗟に顔を綻ばせかけ、ムッと眉根を顰める。
「いや、そうだったら確かに嬉しいが、君は麗しい見目をしている。流石にそれはない」
麗しい見目だなんて、彼は何を見て言っているのだろう。
オレは大仰に溜息を吐いた。
「それよりルノ」
アレクシスが窓のカーテンを閉めながら振り向く。
「なんだ」
「オレも君に贈り物があるんだ。受け取ってくれないか」
彼のその言葉を聞いて合点がいった。
彼がオレの指輪を見た途端渋い顔をした理由に。
もちろん平時でもオレに贈り物をする奴がいれば気に食わないんだろう。
だが今回はオレへのプレゼントがあったから、自分の贈り物が二番煎じになってしまったようでなおさら嫌だったのだろう。
「指輪をもらった後だからといって、お前からの贈り物が色褪せたりすることはない。安心しろ」
「あっ……」
肩を竦めて言うと、アレクシスの顔がたちまち赤くなっていく。
どうやら自分で自分の敵愾心に気づいてなかったようだ。可愛い奴だな。
まあグロースクロイツ家みたいな古い家に気を付けろとは言われたが、アレクシスと関わること自体に危険がある訳はない。ヒュフナー教授の忠告は頭の片隅にでも置いておけばいいだろう。
「それで、贈り物って?」
「ああ、これだ」
アレクシスが懐から取り出したそれを差し出す。
それを目にした瞬間はそれが何かの装飾品のように見えた。
それは怖ろしく精巧なカラスの紋様が柄に彫られたナイフだったのだから。
鞘にも彫刻が施されていて、高価な代物だということが窺える。
「どうしたんだ、これ?」
「最近は何かと物騒だからな。ルノが自分の身を守れるようにと」
オレにナイフを手渡すと、アレクシスはにこりと胡散臭い笑みを浮かべる。
「ふうん、なるほど」
ナイフを受け取ったオレは、ナイフを鞘から引き抜いてみる。
サラリと涼しい音がして、鋭い切っ先が露わになった。
「オレにナイフを持たせてないと理性を抑えていられる自信がないってか?」
彼に限ってそんなことはないだろうと知っているが、彼を見上げてニヤリと揶揄う。
「なっ、い、いや、そういう意味じゃなくてだな……!」
思った通り、面白いくらいに慌ててくれた。
「まあなんでもいいけど。……ありがとよ」
「あ、ああ……! 他にも欲しいものがあれば是非言ってくれ」
彼の笑顔を見ながらオレは内心で訝る。
最近物騒だから。果たして本当にそんな理由でオレへのプレゼントにナイフを選んだのだろうかと。
アレクシスの性格ならば普通に装飾品を贈ってきそうなものだ。
さて、一体どんな心境の変化によるものだろうか……。
考えながらナイフの鞘の留め具をベルトに付ける。
「どうだ。これでローブの下に隠して持ち歩ける」
「似合ってるぞ」
アレクシスがにこにこと微笑んでくれる。
そんな表情をされたら調子に乗りそうになってしまいそうになる。
普通の装飾品ならまだしも、ナイフは一応武器だから。
それを装備した姿を褒められたら、男らしくカッコいい自分を褒められてる気がしてしまう。
……まあ、オレのことを『麗しい』なんて形容するアレクシスのことだ。
きっと彼の目には全然違うオレの姿が見えているのだろうけど。
それにしても「もう剣は握らない」と思っていたのに、こうしてナイフを腰に帯びるとそれだけで力が湧いてくる気がするのが不思議だ。意外にアレクシスはそこまで見越してこのプレゼントを選んだのかもしれない。
「ルノ」
彼がオレの名を呼ぶので、そちらを向く。
「もし怪しい奴に尾けられてる気配とか感じたら、すぐにオレに言うんだぞ」
アレクシスが珍しく真剣な面持ちをしていた。
少なくともそう見えた。
「……分かった」
彼は何を知っているのだろうか。
何となく、彼に直接聞くことは憚られたのだった。
*
廊下を右に曲がる。
すると影も右に曲がってついてくる。
歩く速度を速める。
すると影も歩を速めてついてくる。
間違いない、尾けられている。
まさかこんなにも早くアレクシスの忠告が現実のものとなるとは。
不味い。アレクシスに助けを求めようにも何処にいるのか分からない。
せめてこの時間は何の授業を受けているのか知っていれば、推測のしようもあるのに。
クソ、肝心なところで役に立たない奴。
じゃあ教師でも誰でもいいから助けを求められないか――――
しかし先に行けば行くほど人気が少なくなっているのに気付いた。
人のいない方向へと追い立てられている!
心臓がバクバクと鳴っている。
傭兵をやってた頃はこれくらいの窮地、何ともなかったのに。
たったの数週間勉強に励んでた程度でこれだ。
死んだらどうなるのかと恐怖が足をもつれさせる。
そういえば、少し前まで死なんて怖くなかった。
オレは一体何をこんなにも恐れているのだろう……
考えていると、行き止まりで立ち止まることになってしまった。
「もう逃げられないぞ」
フードを深く被った背の高い男が、静かに囁きかける。
オレをここまで追ってきた影は彼だ。
「観念して例の物を渡してもらうとしようか」
「例の物?」
例の物と言われても、とんと心当たりがない。
こんな怪しい奴に追われるような物騒な物など持っている訳がない。
「とぼけても無駄だ。受け取ったのは分かっている」
どうやらそれは誰かにもらったものらしい。
もしかしたら相手が勝手に勘違いしているのかもしれない。
オレならその『例の物』とやらを貰っているだろうと。
一体誰からそんなものを貰ったと勘違いしているんだ?
アレクシスの顔が思い浮かぶ。
アレクシスなら同じ部屋に住んでいるし、アレクシスが一方的に愛の告白をしてくるしで、何か大事なものを託されててもおかしくないと見えるかもしれない。
何より……ヒュフナー教授の忠告を思い出す。
『グロースクロイツ家のような古い家系とはあまり関わり合いにならない方がいい』
グロースクロイツ家の嫡男であるアレクシスのせいでオレはこんなことに巻き込まれてるのか?
奴の実家は一体どんな危険なことをしてるんだ?
「ただ『渡せ』とだけ言われても分かんねーよ。何が欲しいんだ?」
「…………」
フードの男は黙り込む。
その様子から、フードの男自身も自分の追い求めている物がどんな見た目形をしているのか知らないのではないかという気がした。
ただ『渡せ』とだけ言ってみてオレが差し出してくれたら僥倖、くらいの考えか。
「……仕方がない」
フードの男が刃物を抜いたのか、マントの下でキラリと金属が光った。
(来る……っ!)
あの空気が自身の周りを覆う。
死を目前にした時の、生温い空気だ。
すべてがゆっくりに感じられ、死が目前に迫ってくる。
精霊に助けを求める詞も、何も浮かばない。
魔術師としての知識は何の役にも立たない。
死を目の前にして、ただ本能が身体を突き動かす。
ローブの下を右手が弄り――――
キィンッ!
金属のぶつかる音が響き渡る。
オレの振り上げたナイフが男の得物を弾き返したのだ。
男のナイフがくるくると宙を舞う。
(え……?)
その時、見えてしまった。
――――そのナイフにも、オレのと同じカラスの意匠があるのを。
「な……ッ!?」
「くッ!」
フードの男は地面に落ちたナイフを素早く拾うと身を翻す。
逃げようとしているのだと気づいた時にはもう遅かった。
「待てッ!」
オレの言うことなど聞く筈もなく、フードの男はあっという間に姿を消した。
「あの男は一体……」
あの男はアレクシスから貰ったこのナイフと同じナイフを持っていた。
一体全体どういうことだ……?
部屋に戻ると、左手の人差し指につけた黒い指輪を早速アレクシスに見咎められてしまった。
ヒュフナー教授にもらった魔除けの指輪だ。
アレクシスはそれを親の仇でも見つけたかのように睨み付けている。
彼がこんなに嫉妬を露わにするなんて珍しい。
いつもだったらもうちょっと取り繕う筈だ。
「まさか誰かに贈られたものか?」
「ああ。使役学のヒュフナーっていう教師にもらった」
けろっと答える。
「む、ヒュフナー先生か……それなら、まあ……」
アレクシスの眉が困惑に歪む。
どうやらアレクシス自身もあの教授の知り合いのようだ。
「オレにちょっかいかけようなんていう物好き、お前以外にいないから安心しろ」
オレがそう言うと、アレクシスは咄嗟に顔を綻ばせかけ、ムッと眉根を顰める。
「いや、そうだったら確かに嬉しいが、君は麗しい見目をしている。流石にそれはない」
麗しい見目だなんて、彼は何を見て言っているのだろう。
オレは大仰に溜息を吐いた。
「それよりルノ」
アレクシスが窓のカーテンを閉めながら振り向く。
「なんだ」
「オレも君に贈り物があるんだ。受け取ってくれないか」
彼のその言葉を聞いて合点がいった。
彼がオレの指輪を見た途端渋い顔をした理由に。
もちろん平時でもオレに贈り物をする奴がいれば気に食わないんだろう。
だが今回はオレへのプレゼントがあったから、自分の贈り物が二番煎じになってしまったようでなおさら嫌だったのだろう。
「指輪をもらった後だからといって、お前からの贈り物が色褪せたりすることはない。安心しろ」
「あっ……」
肩を竦めて言うと、アレクシスの顔がたちまち赤くなっていく。
どうやら自分で自分の敵愾心に気づいてなかったようだ。可愛い奴だな。
まあグロースクロイツ家みたいな古い家に気を付けろとは言われたが、アレクシスと関わること自体に危険がある訳はない。ヒュフナー教授の忠告は頭の片隅にでも置いておけばいいだろう。
「それで、贈り物って?」
「ああ、これだ」
アレクシスが懐から取り出したそれを差し出す。
それを目にした瞬間はそれが何かの装飾品のように見えた。
それは怖ろしく精巧なカラスの紋様が柄に彫られたナイフだったのだから。
鞘にも彫刻が施されていて、高価な代物だということが窺える。
「どうしたんだ、これ?」
「最近は何かと物騒だからな。ルノが自分の身を守れるようにと」
オレにナイフを手渡すと、アレクシスはにこりと胡散臭い笑みを浮かべる。
「ふうん、なるほど」
ナイフを受け取ったオレは、ナイフを鞘から引き抜いてみる。
サラリと涼しい音がして、鋭い切っ先が露わになった。
「オレにナイフを持たせてないと理性を抑えていられる自信がないってか?」
彼に限ってそんなことはないだろうと知っているが、彼を見上げてニヤリと揶揄う。
「なっ、い、いや、そういう意味じゃなくてだな……!」
思った通り、面白いくらいに慌ててくれた。
「まあなんでもいいけど。……ありがとよ」
「あ、ああ……! 他にも欲しいものがあれば是非言ってくれ」
彼の笑顔を見ながらオレは内心で訝る。
最近物騒だから。果たして本当にそんな理由でオレへのプレゼントにナイフを選んだのだろうかと。
アレクシスの性格ならば普通に装飾品を贈ってきそうなものだ。
さて、一体どんな心境の変化によるものだろうか……。
考えながらナイフの鞘の留め具をベルトに付ける。
「どうだ。これでローブの下に隠して持ち歩ける」
「似合ってるぞ」
アレクシスがにこにこと微笑んでくれる。
そんな表情をされたら調子に乗りそうになってしまいそうになる。
普通の装飾品ならまだしも、ナイフは一応武器だから。
それを装備した姿を褒められたら、男らしくカッコいい自分を褒められてる気がしてしまう。
……まあ、オレのことを『麗しい』なんて形容するアレクシスのことだ。
きっと彼の目には全然違うオレの姿が見えているのだろうけど。
それにしても「もう剣は握らない」と思っていたのに、こうしてナイフを腰に帯びるとそれだけで力が湧いてくる気がするのが不思議だ。意外にアレクシスはそこまで見越してこのプレゼントを選んだのかもしれない。
「ルノ」
彼がオレの名を呼ぶので、そちらを向く。
「もし怪しい奴に尾けられてる気配とか感じたら、すぐにオレに言うんだぞ」
アレクシスが珍しく真剣な面持ちをしていた。
少なくともそう見えた。
「……分かった」
彼は何を知っているのだろうか。
何となく、彼に直接聞くことは憚られたのだった。
*
廊下を右に曲がる。
すると影も右に曲がってついてくる。
歩く速度を速める。
すると影も歩を速めてついてくる。
間違いない、尾けられている。
まさかこんなにも早くアレクシスの忠告が現実のものとなるとは。
不味い。アレクシスに助けを求めようにも何処にいるのか分からない。
せめてこの時間は何の授業を受けているのか知っていれば、推測のしようもあるのに。
クソ、肝心なところで役に立たない奴。
じゃあ教師でも誰でもいいから助けを求められないか――――
しかし先に行けば行くほど人気が少なくなっているのに気付いた。
人のいない方向へと追い立てられている!
心臓がバクバクと鳴っている。
傭兵をやってた頃はこれくらいの窮地、何ともなかったのに。
たったの数週間勉強に励んでた程度でこれだ。
死んだらどうなるのかと恐怖が足をもつれさせる。
そういえば、少し前まで死なんて怖くなかった。
オレは一体何をこんなにも恐れているのだろう……
考えていると、行き止まりで立ち止まることになってしまった。
「もう逃げられないぞ」
フードを深く被った背の高い男が、静かに囁きかける。
オレをここまで追ってきた影は彼だ。
「観念して例の物を渡してもらうとしようか」
「例の物?」
例の物と言われても、とんと心当たりがない。
こんな怪しい奴に追われるような物騒な物など持っている訳がない。
「とぼけても無駄だ。受け取ったのは分かっている」
どうやらそれは誰かにもらったものらしい。
もしかしたら相手が勝手に勘違いしているのかもしれない。
オレならその『例の物』とやらを貰っているだろうと。
一体誰からそんなものを貰ったと勘違いしているんだ?
アレクシスの顔が思い浮かぶ。
アレクシスなら同じ部屋に住んでいるし、アレクシスが一方的に愛の告白をしてくるしで、何か大事なものを託されててもおかしくないと見えるかもしれない。
何より……ヒュフナー教授の忠告を思い出す。
『グロースクロイツ家のような古い家系とはあまり関わり合いにならない方がいい』
グロースクロイツ家の嫡男であるアレクシスのせいでオレはこんなことに巻き込まれてるのか?
奴の実家は一体どんな危険なことをしてるんだ?
「ただ『渡せ』とだけ言われても分かんねーよ。何が欲しいんだ?」
「…………」
フードの男は黙り込む。
その様子から、フードの男自身も自分の追い求めている物がどんな見た目形をしているのか知らないのではないかという気がした。
ただ『渡せ』とだけ言ってみてオレが差し出してくれたら僥倖、くらいの考えか。
「……仕方がない」
フードの男が刃物を抜いたのか、マントの下でキラリと金属が光った。
(来る……っ!)
あの空気が自身の周りを覆う。
死を目前にした時の、生温い空気だ。
すべてがゆっくりに感じられ、死が目前に迫ってくる。
精霊に助けを求める詞も、何も浮かばない。
魔術師としての知識は何の役にも立たない。
死を目の前にして、ただ本能が身体を突き動かす。
ローブの下を右手が弄り――――
キィンッ!
金属のぶつかる音が響き渡る。
オレの振り上げたナイフが男の得物を弾き返したのだ。
男のナイフがくるくると宙を舞う。
(え……?)
その時、見えてしまった。
――――そのナイフにも、オレのと同じカラスの意匠があるのを。
「な……ッ!?」
「くッ!」
フードの男は地面に落ちたナイフを素早く拾うと身を翻す。
逃げようとしているのだと気づいた時にはもう遅かった。
「待てッ!」
オレの言うことなど聞く筈もなく、フードの男はあっという間に姿を消した。
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