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英雄は帰りたくない
しおりを挟む曇天は旅をするには好都合だった。天気の良い中、木陰もない道を行くのは地味に体力が削られる。
そもそも馬に慣れない。通常は馬車や場合によっては魔動車を利用、あるいは徒歩だった。何か別の生き物の機嫌をとりながら動かすのは性に合わない。
ディレイとしては早く町についてしまいたい。それが現状、不可能な原因はある。
「やーだーなー」
後方からの恨みがましいような声が聞こえる。げんなりした気分でふりかえるとユウリが気乗りしないという顔のまま馬に乗っている。連れてきたという毛並みの良い大人しげな栗毛の馬は、主の意向を感じてかのろのろと歩いていた。
ディレイの機嫌の悪い表情に気がついていても改める気はないらしい。現在彼乗っているゲイルが連れてきた馬はやる気に満ちており、扱いづらい。
「いいかげんにしろ」
「ディレイが嫌だとかごねるかと思ったんだよね。あと何日かはさ」
「子供でもあるまいし」
彼も考えはしたが、何一つ解決はしないと判断したに過ぎない。事態が悪化する方が早いような気さえした。
ユウリが不在と知れ渡った王都がどんな状況かはわからない。そんなところに彼女を放り込むなどしたくない。最低限の落ち着きは取り戻してもらわねば困る。
それに笑顔でお仕事ちゃんとしてきてくださいねと送られてしまった手前、放棄するわけにもいかない。
まだ遠くない森に視線を向けて顔をしかめた。漠然とした不安のようなものは燻っている。無意識に指輪の存在を確かめていた。
「道は知っているだろ。先に行く」
「あ、待ったっ!」
よく考えなくても律儀に待つ必要はない。行き先は一緒である。途中で投げ出せば関係者がどうなるかについては、理解しただろう。
待つことをやめたディレイに気がついたのかユウリは容易く横に並ぶ。
これでも貴重な黒い色を持っている能力も認められた英雄ではある。望みの通り馬を動かすのは容易い。
ただ、やだなぁ。冷たいゴハンとぼやいて不満顔を見ていると全くそうは見えない。
ユウリのこの態度は極めて珍しいらしい。しかし、ディレイはよく見ている。確かに他に誰かがいるような状態では見たことはなかった気がした。
「なぜ、俺にはそんな不満な事ばかり言ってくるんだ」
「え? そりゃ、僕のために、何かしようってしないからだよね。
お願いは場合により聞いてくれるけど、自発的に僕の知らないところで何かしたりしなそうっていうの?」
「そうか」
ただの愚痴であってもユウリが言ったなら、解消しようとするものは出てくるかもしれない。一部は心酔というより崇拝に近いように見えたりもするのだから。
盲目で、望みを叶えようとするのが恐いとどこかの手紙で見たような気がする。
ただ、ディレイがなにもしてないか、と言えばそうでもない。
言うつもりもないが、魔導協会は全ての魔導師を途中で引き上げようとした。軽んじられるのも恐怖されるのもどちらも望まないからだ。
それを止めるほどの口のうまさも行動力もなかったが、確定前に魔導師に情報を流す程度はした。
嫌なやり方しやがってと本部から嫌味は言われたが、雑談程度でうるさいと無視を決め込んだ。だいたい、それをしたのはディレイだけではない。
知り合いでも捻くれたどうでもいいような理由をつけて留まったものは多い。
つまりは偏屈な魔導師すら、少しくらいは味方してやろうと思うような男だということだ。
「……愚痴くらいは聞いてやる」
「へ?」
少しばかり歩み寄っても良いかと思った。なんとなく遠ざけたいと思っていたのは、おそらくフラウのことがあったからなのだろうと。
ユウリが意図しないことでもやはり、面白くはなかった。無意識下に押し込んでいたのは、ユウリを気に入ってはいたと言うことでもある。
あの何とも言えない気持ちは処理しきれないが、いつかは思い出さない記憶になるだろう。
「ディレイは」
「なんだ?」
ユウリは一瞬、真面目な顔をしたと思ったのが、すぐに取り繕ったような笑みで隠してしまった。
「ん。なんでもない。早くローゼにあいたいな」
ユウリは夢見るようなことを言っていた。ディレイの呆れたような視線に気がつきもしない。
おそらく、ユウリはローゼに説教されるだろう。床に正座して何時間だろうか。
ユウリが期待するような甘い時間は何日後になるかわからない。下手をすると一週間以上は無理なのではないだろうか。
ディレイは指摘するまでもないかと全て聞き流した。
言えば、帰りたくないと逃亡されそうな気がする。ディレイはユウリのお守りなどしたくはない。
大人しく迎えを待って王都に帰ってもらいたい。
それに。最初のユウリの振る舞いを許したわけではない。ディレイが謝罪を求めないときは許さないことを決めているときだ。ローゼに告げ口をすることは少しも罪悪感を感じない。
ユウリの機嫌の良さは町の入り口までだった。
「俺、帰りたいなぁって」
「帰るだろ」
ユウリの張り付いたような笑みが段々引きつってきている。
言いたいことはディレイにもわかったが無視した。
町の入り口から妙に人が多い気がしてはいた。その上、普段は荷馬車以外の馬の乗り入れは止められるが、逆に預ける事を拒否された。
田舎になれば、好奇心が旺盛であったり暇なのか見物されることはあった。だた、今回は居心地が悪いどころではない。
ディレイはここに知り合いが多い。外していたフードを深く被って無視を決め込む。
ユウリは愛想良く手を振ったりもしているようだが、時々視線を向けられていたような気がした。
「ずるい」
「俺が手を振っても誰も喜ばない」
「ずるい」
ぼそぼそと文句を良いながらもユウリは愛想を振りまく。
迎えは既に来ていたようだ。広場にディレイもよく知っている青年がいた。フィラセントが出てくるとは思わなかった。
体力のなさは魔導師以下と評される彼にとって数日とは言え、馬車あるいは魔動車の旅は堪えるだろう。おそらく、ローゼに押し切られたというところか。
フィラセントの疲れ切ったような表情なのは旅程のせいか、背後の見物人たちのせいかはわからない。
広場に面した建物の窓からは誰も彼もが覗いている。
ディレイは魔導協会にも人出があることにひやりとした。悪気はないが、少しばかり驚かしてやろうとするようなものもいる。
あるいは歓迎のために幻影の花くらい降らす。
「あー、なんか、いたたまれない」
ユウリは家出同然ででてきた自覚はあるらしい。
フィラセントはユウリに馬を下りるように促した。さすがに馬上からの会話は骨が折れる。
「なぁにやってるんですか」
呆れきった態度でフィラセントはユウリを迎えた。
「お迎えご苦労」
「ディレイも申しわけない。面倒だったでしょう」
「別にいい」
「大変申し訳ないですが、王都まで同行していただきたい。これが逃げる気になったら私では捕まえられないですし」
「……そうだな」
茶番である。あるいは見せ物。
渋々、応じているという建前がいるという。もっとも、渋々というのは間違いではない。ユウリが大丈夫? と言いたげに見ているのが不快だ。
このあとは領主に挨拶すると言う話だったが、当の領主が面会拒否をした。代わりの使者が手紙を持ってきたようだ。
持病の癪がと言い出していてフィラセントが微妙な表情をしていた。つまりは仮病ということだろう。
そこまで拒否されることが滅多にないユウリの興味をひいたことに領主は気がついていない。
いつか、どうにかして会うだろう。不意打ちで領主の心臓が止まらないと良いがとディレイは心配になった。
あの執事がなんとかするだろうが、どこかで話をしておいた方がいい気はする。
貴族御用達の宿というのもこの町には二軒ほどある。そちらに場所を移して、話をする事になった。
これは予定通りである。
護衛代わりというより住人避けの警備兵を連れていった宿では、また別のものたちがいた。
この町において、領主と役人たちは微妙な仲であった。
主に領主が蔑ろにされているということが起因している。当の領主がのらりくらりと躱しているので問題にはなっていない。
その背景があって微妙に住人とも隔たりがあるのだが、当事者たちは自覚はあまりない。
魔導協会も協会も線を引いた付き合いをしている。こちらは国から直接送られている役人というものに警戒しているせいだ。
ディレイは彼らに興味が無い。
「お待ちしておりました」
「悪かったね。手間をかけさせた。でも、秘密だったんだけどな」
ユウリは軽く声をかけた。困ったなと首をかしげるような動作に相手は罪悪感をもつらしい。同じ事をされた場合、ディレイは殴りたくなる。フィラセントも同じなのか視線を巧妙に避けていた。
「申しわけございません」
青ざめて謝罪をしてくるがユウリは一瞥しただけで通りすぎた。
「俺、ものすんごく感じ悪いっ!」
部屋に戻るなりユウリがわめいた。二人分の迷惑そうな顔に気がつきもせず、一人掛けのソファに座り込んで頭を抱えている。
そのユウリを慰めるでもなく、フィラセントはちらと視線を投げただけだった。
ディレイは師匠の付き合いでここに何度か泊まったことはある。
入ってすぐにリビングに相当するような部屋があり、奥に寝室や浴室などがある構成だ。この宿としては普通より上等くらいの部屋である。特別室でもなく通常の部屋に通されるとは思わなかった。
ディレイは冷えた部屋に通されたのも意外な気がした。
「もうちょっとねぎらいとかいらないかなー? フィラセントは厳しくない?」
「あそこで甘い顔してると調子に乗るんですよ。あれでいいですよ。あとで笑顔の一つでもあれば騙されます」
「……それもどうなんだ」
「いいんですよ。英雄と話をしてというのが大事です。本当に働いているひとはこんな所まではでてきませんよ」
フィラセントは寒い寒いと暖房のスイッチを入れている。コートはまだ脱ぐつもりはないらしい。部屋を暖めるよりも自分を暖めたいらしい。
フィラセントは寒がりなんですよと冬になると着ぶくれていた。ディレイは見かねて少し温かくなる小型の魔導具を貸したことがある。あれは未だに返ってこない。
おそらく今後も返ってこないのだろう。
ため息をついてディレイはお茶をいれることにした。確かに寒い。少しずつ冬は近づいてきている。
「あ、私にもお茶いれてくれます?」
「好みは聞かない」
「いいですよ。温まりたい」
備品の位置はどの部屋でもだいたい同じだ。
用意されている茶の種類と品質はやはり違う。ディレイは自分の好みではなく、どこでも飲まれている大麦茶(オルゾ)を用意する。
「好みの濃さに調節しろよ」
「ミルクあります?」
「それくらい、自分でとってこい」
「わかりました」
フィラセントはそう言いながら暖房の前から動きそうもない。
ため息をついて冷蔵庫からミルクの瓶を取り出す。少し考えてから、適当にお茶をミルクで割る。おそらく部屋が暖まるより、お茶が冷える方が早い。そして、入れ直しを要求されそうな気がした。
「暖めていればよかっただろ?」
暖房の前から動かないフィラセントにお茶を渡す。ついでにディレイも暖房の側に立つことにした。体力がないから風邪を引いた場合、長々と引きずる。不調は早めに対処しないと深刻になりがちだ。
風邪とも病気とも無縁そうなユウリにはわからないのだろう。寒いとも言わず、用意されたお茶おいしーと脳天気そうに呟いている。
「ありがとうございます。
私が確認したあと誰かに入られるのも困りますから封鎖させておいたんですよ。魔導具起動しっぱなしも不安になりますし」
「仕掛けられていたか?」
「少々。あんなの探すのだけうまくなるとか嫌ですよ」
フィラセントは寒がりな癖に猫舌らしく、ふーふーと息を吹きかけている。妙なギャップがかわいいとか言われていた。本人はいつもは生真面目な顔をしているからだが、きっちりしてそうで案外雑である。
夏は暑いと薄着でタオルなど首から下げていたりする。
「……あれ? なんでディレイが煎れられるの知ってんの?」
お茶を飲んでいたユウリがふと我に返ったようで、そんなことを言いだしていた。
「ひとり分とかついでに頼まれた分を煎れているのは知っていましたよ。私も味は保証しませんが、煎れるのはできますし。出来ないのはユウリくらいでしょうか」
「え」
ユウリは絶句していた。
それは今まで困ってなかったということに他ならないのだが自覚は薄い。
「え、俺、なにもできない?」
「そこは求められてないからいいんじゃないのか?」
ディレイにしてもフィラセントにしても別に好んでやっているわけではない。他に誰もしてくれないから自分でするだけだ。
あるいは好みを伝えるのが面倒でもあったりする。人と一致しない好みでは文句さえ言われる。
ほっといてくれと言いたいが煎れてもらえば、甘んじてうけるしかない。
「むしろ他人の仕事をとるので、出来ないままでいいと思いますけどね」
「えー」
上達につきあわせられる可能性の高いフィラセントはさりげなく矛先を変えてきた。
ディレイもつきあわされるのは嫌である。
「さて、これからどうしますかね。まずは逃亡の理由とか諸々聞かせていただきたいのですが」
「はい」
ユウリもさすがそれの言葉には素直に従う。
ディレイは魔導協会と教会に行くと部屋を出た。互いに聞かせたくない話くらいはある。立場が違うということは理解していた。
それに魔導協会に行くことも必要だった。一応、仕事となるのだから契約的なものが必要となり書類を受け取るという、言わば呼び出しだった。
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