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第2章 ニベール編
第53話 星空の露天風呂と鉄壁の宿 ~異次元魔法の野営術~
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俺はブラブラしながら、皆が野営の準備をする様子を眺める。
レイナを見ていると腰の巾着袋から小さな木箱が出てきた。
彼女は木箱から火打ち石と干草を取り出すと、火花を散らして器用に火種を作った。
火種を上手く使って薪に火をつけている。
流石に手慣れてるな。
途中から魔法のファイアで手伝ってやると喜ばれた。
ヘルガは馬に水と飼い葉を与えている。
丁寧に毛グシをかけて毛並みを綺麗に整えてやったり蹄の掃除をして、甲斐甲斐しく馬の世話をしている。
勝手に馬に名前をつけて可愛がってる。
こいつは他人というか他者に優しくできる心を持ってるんだな。
ジョンは皆の周りで周囲の警戒をしている。
あいつは……まぁいいや。
ニーアは焚き火の近くで料理の準備だ。
屋敷で作り置きしておいた料理を味見しながら調味料を混ぜている。
味を整えているようだ。
屋敷から沢山持ってきた木製のスツールの上に出来上がった料理皿を並べていく。
このスツールは物を置く台にもなるし、椅子にも使える。
蓋を開けた中には調理器具や料理皿なんかを収納しておける便利な代物だ。
「ご主人様。食事の用意ができました」
「ああ、今そっちに行く」
ニーアに呼ばれて焚き火の方へ行く。
「うめえっ! 何回食ってもオーク肉は最っ高にうめーよ!」
「でっしょ~? ふっふ~ん。
あたしの方が先に食べたことあるんだから!」
ヘルガが意味の分からない自慢をしている。
「私、ニーアさんの料理って好きです」
「ふふっありがとう、レイナ。
ご主人様、お口に合いますか?」
「ああ、ニーアは料理が本当に美味いな」
「いや~しっかし、あの宿屋のババアよくも……」
「そんなことよりさっ。あの時のリュウ様の……」
皆で焚き火を囲みながら飯を食う。
陽が落ちた後の冷え切った空気を焚き火の炎が暖めてくれる。
ジョンとレイナはエールを飲んで少し気分が良くなっているようだ。
夜空を見上げると、夜空の一面に散りばめられた星々が煌めいていた。
星座の知識は覚えてないから、どれが何なのかなんてことは全く分からない。
ただ地球と似たような月が夜空に浮かんでいるってことだけは分かる。
あれを見ると、いつも違和感を感じる。
月の模様なんて覚えてないが、どうも地球のとは違う気がしてならない。
夜空を眺めていると、ふとレイナが叫んだ。
「リュウ様! 狼です!」
ハッとしてレイナが指差す方向に顔を向けると、暗闇に黄色い眼光が6つ浮かんでいた。
「俺に任せろ!」
ジョンが瞬時に狼の方へ飛び出した。
3匹の狼がジョンを遠巻きに取り囲んでいく。
焚き火の灯りにジョンと狼たちが照らされる。
俺は黙ってジョンの戦いを見守る。
ジョンはツーハンドソードのグリップを掴んだ右手を肩より上げて、ソードの根元側を左手で掴み、切っ先を前方斜め下に向けて構えた。
1匹の狼が近づいてジョンの間合いに入った。
ジョンが槍を突くような動作で素早く斜め下へ突いたソードが狼の顔に突き刺さり、キャインッと悲鳴をあげてのたうち回る。
別の狼が噛みつこうと低い姿勢で走り寄る。
ジョンは右手をグリップから離して、左手を中心にクルッと回転させながらソードの中頃を右手で掴んだ。
柄頭を振り下ろすようにして狼の頭部を殴りつけたかと思うと、右足が狼の腹を蹴り上げていた。
狼がキャインッと悲鳴を上げる。
殴られた狼が逃げ去ると、残る1匹も一緒に去っていった。
ジョンがツーハンドソードを大上段に構え直して、のたうち回っている狼に近づく。
勢いよくソードを振り下ろすと、狼の首が千切れ飛んだ。
「へへっ。こんなもんだろ。どーだレイナ、惚れたか?」
「ほ、惚れないっての!
あんたなんかよりリュウ様の方が、ずっと…………」
危なげなく狼たちを撃退したジョンが得意げな顔をしている。
まさか刃を握ってグリップで殴りつけるとは思わなかった。
随分とイメージと違う戦い方をするもんだ。
日本刀なら刃なんか握ったら指が落ちてしまうだろう。
不思議に思ってジョンに聞いてみると、白兵戦ではわざと刃のキレを悪くして手で掴めるようにしてるんだとか。
狼の死骸を前にジョンと話をしていると、ヘルガが耳寄りな情報を持ってきた。
「ねえリューイチ様。
あの狼を冒険者ギルドに持ってくと報奨金が銀貨1枚貰えるよ~」
「うん? なんで魔物じゃないのに報奨金が出るんだ?」
「んー羊とかの被害が多くってね。
街が報奨金を出して狼退治を推奨してるんだって」
「ほう、そうなのか。なら持って行くか」
報奨金が貰えるそうだから、ジョンが仕留めた狼を異次元空間に収納しておく。
狼が去って、また夕食が再開された。
皆が焚き火を囲んで楽しげに過ごす様子を眺める。
その中でニーアだけが言葉少なに浮かない顔をしていた。
---
夕飯を食った後は、俺の出番だ。
異次元魔法には大分慣れてきている。
最初の頃は30センチ四方だった出入口が、今では時間をかけて限界まで平べったく伸ばせば、最大で5メートル四方まで広げられるようになった。
異次元魔法を地面と並行になるよう少し浮かせて展開する。
下側から異次元空間に手を突っ込んで、屋敷から持ってきたトイレと風呂を取り出して地面に置く。
ジョンとレイナに見張をさせて、ニーアとヘルガと3人で風呂に入る。
風呂の天井を消し去って満天の星を堪能する。
「ふう、極楽だなぁ」
「素敵……夜空がとっても綺麗ですね」
「あーもう食べれないよ~」
俺たちが終わったら、ジョンとレイナも順番で風呂に入らせる。
2人とも俺の奴隷になったから、毎日風呂を使わせてやっている。
最初の頃なんかレイナは泣いて喜んでいたものだ。
庭の警備してた頃はお預けをくらっていたから、どうしても風呂に入ってみたかったらしい。
俺は2人が風呂に入っている間に、予め作っておいた簡易宿泊施設を異次元空間から取り出す。
岩をくり抜いて作った12畳位の寝室が、突如として草原に現れた。
分厚い岩板だから、ちょっとやそっとの攻撃ではビクともしない。
「ご主人様……こ、これって、もう宿屋いらないんじゃ……」
土を生み出す魔法の『アース』を使って、フカフカの土を部屋の床に撒く。
魔法で作った土には虫なんかいないから、とても清潔だ。
その上からシーツを敷く。
朝起きたら土を消せばシーツは綺麗なままだ。
次は部屋の空気を『ウォーム』で暖める。
部屋には窓も換気口も無いが、魔法で空気を作り出せるから窒息の心配はない。
今度は馬車を入れておく空間と、馬を休ませる小屋を作っていく。
馬が休むスペースには窒息しないように小さな通気口をいくつか空けておく。
地面にフカフカの土を敷き詰めて、飼い葉も沢山置いておく。
最後に俺が出て行った穴を塞いで密閉すれば完成だ。
これで馬が襲われることも、馬車が盗まれることもない。
全員入浴が終わったら簡易宿泊施設に入れて、出入り口を分厚い岩板で塞ぐ。
ここでは服を着たまま寝る。
全裸になるのは自室だけだからな。
性的なこともしないし、させない。
いつ何が起きても対処できるように心構えをしておく。
炎の灯りを消したら就寝タイムだ。
ニーアとヘルガを俺の両脇に寝かせる。
ニーアには腕枕をして就寝前の口づけをしてやる。
こうしてニベールへ向けた旅の1日目が終わりを迎えたのだった。
--------------------------------------------------
★【R18完全版】のご案内★
本作は「ノクターンノベルズ」にて、ここには書けない過激な描写(18禁シーン)を全て収録した
『R18完全版(オリジナル版)』
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カットされた「夜の営み」や「リューイチの容赦ない制裁」を楽しみたい方は、ぜひそちらをご覧ください。
激しいシーンを、遠慮なく細部に渡って克明に描写しております。
【探し方】
Web検索、またはノクターンノベルズのサイト内で
『 おっさん異世界物語 』
と検索してください。
(※作者名『眠れる森のおっさん』で検索しても見つかります)
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レイナを見ていると腰の巾着袋から小さな木箱が出てきた。
彼女は木箱から火打ち石と干草を取り出すと、火花を散らして器用に火種を作った。
火種を上手く使って薪に火をつけている。
流石に手慣れてるな。
途中から魔法のファイアで手伝ってやると喜ばれた。
ヘルガは馬に水と飼い葉を与えている。
丁寧に毛グシをかけて毛並みを綺麗に整えてやったり蹄の掃除をして、甲斐甲斐しく馬の世話をしている。
勝手に馬に名前をつけて可愛がってる。
こいつは他人というか他者に優しくできる心を持ってるんだな。
ジョンは皆の周りで周囲の警戒をしている。
あいつは……まぁいいや。
ニーアは焚き火の近くで料理の準備だ。
屋敷で作り置きしておいた料理を味見しながら調味料を混ぜている。
味を整えているようだ。
屋敷から沢山持ってきた木製のスツールの上に出来上がった料理皿を並べていく。
このスツールは物を置く台にもなるし、椅子にも使える。
蓋を開けた中には調理器具や料理皿なんかを収納しておける便利な代物だ。
「ご主人様。食事の用意ができました」
「ああ、今そっちに行く」
ニーアに呼ばれて焚き火の方へ行く。
「うめえっ! 何回食ってもオーク肉は最っ高にうめーよ!」
「でっしょ~? ふっふ~ん。
あたしの方が先に食べたことあるんだから!」
ヘルガが意味の分からない自慢をしている。
「私、ニーアさんの料理って好きです」
「ふふっありがとう、レイナ。
ご主人様、お口に合いますか?」
「ああ、ニーアは料理が本当に美味いな」
「いや~しっかし、あの宿屋のババアよくも……」
「そんなことよりさっ。あの時のリュウ様の……」
皆で焚き火を囲みながら飯を食う。
陽が落ちた後の冷え切った空気を焚き火の炎が暖めてくれる。
ジョンとレイナはエールを飲んで少し気分が良くなっているようだ。
夜空を見上げると、夜空の一面に散りばめられた星々が煌めいていた。
星座の知識は覚えてないから、どれが何なのかなんてことは全く分からない。
ただ地球と似たような月が夜空に浮かんでいるってことだけは分かる。
あれを見ると、いつも違和感を感じる。
月の模様なんて覚えてないが、どうも地球のとは違う気がしてならない。
夜空を眺めていると、ふとレイナが叫んだ。
「リュウ様! 狼です!」
ハッとしてレイナが指差す方向に顔を向けると、暗闇に黄色い眼光が6つ浮かんでいた。
「俺に任せろ!」
ジョンが瞬時に狼の方へ飛び出した。
3匹の狼がジョンを遠巻きに取り囲んでいく。
焚き火の灯りにジョンと狼たちが照らされる。
俺は黙ってジョンの戦いを見守る。
ジョンはツーハンドソードのグリップを掴んだ右手を肩より上げて、ソードの根元側を左手で掴み、切っ先を前方斜め下に向けて構えた。
1匹の狼が近づいてジョンの間合いに入った。
ジョンが槍を突くような動作で素早く斜め下へ突いたソードが狼の顔に突き刺さり、キャインッと悲鳴をあげてのたうち回る。
別の狼が噛みつこうと低い姿勢で走り寄る。
ジョンは右手をグリップから離して、左手を中心にクルッと回転させながらソードの中頃を右手で掴んだ。
柄頭を振り下ろすようにして狼の頭部を殴りつけたかと思うと、右足が狼の腹を蹴り上げていた。
狼がキャインッと悲鳴を上げる。
殴られた狼が逃げ去ると、残る1匹も一緒に去っていった。
ジョンがツーハンドソードを大上段に構え直して、のたうち回っている狼に近づく。
勢いよくソードを振り下ろすと、狼の首が千切れ飛んだ。
「へへっ。こんなもんだろ。どーだレイナ、惚れたか?」
「ほ、惚れないっての!
あんたなんかよりリュウ様の方が、ずっと…………」
危なげなく狼たちを撃退したジョンが得意げな顔をしている。
まさか刃を握ってグリップで殴りつけるとは思わなかった。
随分とイメージと違う戦い方をするもんだ。
日本刀なら刃なんか握ったら指が落ちてしまうだろう。
不思議に思ってジョンに聞いてみると、白兵戦ではわざと刃のキレを悪くして手で掴めるようにしてるんだとか。
狼の死骸を前にジョンと話をしていると、ヘルガが耳寄りな情報を持ってきた。
「ねえリューイチ様。
あの狼を冒険者ギルドに持ってくと報奨金が銀貨1枚貰えるよ~」
「うん? なんで魔物じゃないのに報奨金が出るんだ?」
「んー羊とかの被害が多くってね。
街が報奨金を出して狼退治を推奨してるんだって」
「ほう、そうなのか。なら持って行くか」
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狼が去って、また夕食が再開された。
皆が焚き火を囲んで楽しげに過ごす様子を眺める。
その中でニーアだけが言葉少なに浮かない顔をしていた。
---
夕飯を食った後は、俺の出番だ。
異次元魔法には大分慣れてきている。
最初の頃は30センチ四方だった出入口が、今では時間をかけて限界まで平べったく伸ばせば、最大で5メートル四方まで広げられるようになった。
異次元魔法を地面と並行になるよう少し浮かせて展開する。
下側から異次元空間に手を突っ込んで、屋敷から持ってきたトイレと風呂を取り出して地面に置く。
ジョンとレイナに見張をさせて、ニーアとヘルガと3人で風呂に入る。
風呂の天井を消し去って満天の星を堪能する。
「ふう、極楽だなぁ」
「素敵……夜空がとっても綺麗ですね」
「あーもう食べれないよ~」
俺たちが終わったら、ジョンとレイナも順番で風呂に入らせる。
2人とも俺の奴隷になったから、毎日風呂を使わせてやっている。
最初の頃なんかレイナは泣いて喜んでいたものだ。
庭の警備してた頃はお預けをくらっていたから、どうしても風呂に入ってみたかったらしい。
俺は2人が風呂に入っている間に、予め作っておいた簡易宿泊施設を異次元空間から取り出す。
岩をくり抜いて作った12畳位の寝室が、突如として草原に現れた。
分厚い岩板だから、ちょっとやそっとの攻撃ではビクともしない。
「ご主人様……こ、これって、もう宿屋いらないんじゃ……」
土を生み出す魔法の『アース』を使って、フカフカの土を部屋の床に撒く。
魔法で作った土には虫なんかいないから、とても清潔だ。
その上からシーツを敷く。
朝起きたら土を消せばシーツは綺麗なままだ。
次は部屋の空気を『ウォーム』で暖める。
部屋には窓も換気口も無いが、魔法で空気を作り出せるから窒息の心配はない。
今度は馬車を入れておく空間と、馬を休ませる小屋を作っていく。
馬が休むスペースには窒息しないように小さな通気口をいくつか空けておく。
地面にフカフカの土を敷き詰めて、飼い葉も沢山置いておく。
最後に俺が出て行った穴を塞いで密閉すれば完成だ。
これで馬が襲われることも、馬車が盗まれることもない。
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ニーアとヘルガを俺の両脇に寝かせる。
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