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5章 等比的に増加するバグと、とうとう世界に現れた崩壊の兆し
目に見えて崩壊を始めた世界の姿
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「あらぁ? そういえば次は31階層なのね」
突然の声に驚き振り返ると、ヘイグリットが手元を覗き込んでいた。
「ここはモンスターを見かけたらすぐに倒して場所を離れるしかないわよねぇ」
「あの」
「あら、申し遅れました。私はヘイグリット・パッサージオ。踊り子をしているわ」
「踊り子?」
「ええ。このあたりの踊り子は女の子がひらひら踊るのが主流だそうだけど私は剣舞なの。新年に職人街で踊るからよろしかったら見に来て頂戴な」
そう行ってヘイグリットは両腰に穿いた2振りの剣を示した。双子の魔剣ヘクサヘクサか。わずかに金色を帯びた柄頭が鈍く光る。
パッサージオ?
ヘイグリット、というかユニークボスに氏なんてなかったと思うのだけれど。それに踊り子?
「ねぇ、あなたも一緒に飲まない? とっても楽しいの」
「マリオン様はお酒を召されません」
「あら、そうなの。残念ねぇ。じゃぁまた。何かご縁があれば」
ヘイグリットが手を振りながら立ち去るのを確認してジャスティンが低い声で告げる。
「マリオン様。見えないかも知れませんがなかなかの使い手です」
それはそうでしょう。ヘイグリットは魔人。48階層の階層ボス。剣技だけであれば魔王をも凌ぐ。
いずれ倒さねばならない相手。
「勝てそう?」
「彼にですか? ……私では無理でしょう。アレクサンドル様もおそらく」
「そう、そんなに強いのね」
けれども戦うのはまだ18階層も先。それにアレクはここから固有の剣技を覚えて更に強くなる。
だからきっと倒せる。
倒す? 彼を?
ユニークボスは攻略対象としなければ倒して進むしかない。ユニークボスは一度倒せば同じ階層に入り直しても復活しない。1人しかいないボス。だから倒すということはつまり殺すということ?
私たちは彼を殺さなければならないの?
今も冒険者たちと杯を打ち合っている彼を。先程私に話しかけてきたヘイグリットはこちらに対して敵意も何もなかった。それどころか一緒に飲まないかと話しかけてきた。
ヘイグリットは魔人だ。だから厳密な意味では人ではない。迷宮に住まっている。
けれどもこれまで戦ったドラゴンやワイバーンなんかのモンスターとは違う。41階層以降に登場する階層ボスはいずれもアレクやソルタン、ジャスティンと同じようにそれぞれに個性がありイベントが設定された攻略対象キャラクター。
酒場で楽しそうに冒険者と酒を酌み交わす姿を見ると人と同じにしか思えない。
それはまだ先だけれども漠然と、この道の先には彼らを殺すという未来がつながっている。本当に?
殺す。彼を? 何故? ボスだから?
酷くもやもやとした気分。
「マリオン様、そろそろ夕食を取りましょう」
「そう、ね」
「先程の彼に美味い食事処を教えてもらいました。旅人だそうですが都下の飲食店を食べ歩いているようです」
食べ歩いている。
ゲーム内にそんな情報はなかったけれど、王都をうろつくなら当然食事もするだろう。
おすすめの店は住宅街の入口にあり、落ち着いた雰囲気のレストランだった。
ここならばと思ってジャスティンに相席をすすめる。
「いえ、マリオン様と同席するわけにはいきません」
「駄目よジャス。ここは庶民のお店なの。令嬢なんて来ないわ。私たちのことを知っている人なんて誰もいない。それに私は平服。貴族だなんて気づかれない。ジャスが後ろで立っていると随分浮いてしまうもの」
「しかし」
「駄目、いいから座って」
無理やり前の席に座らせる。
ジャスティンと向かい合って座るのはどのくらいぶりだろう。恐らく7歳とか8歳くらい。それ以降はダンジョンで軽食を作る時以外、つまり食事の席というものに同席するのは随分久しぶりだった、
おずおずと私の前に座るジャスティンはいつもと違って落ち着かなさそうに見える。実家を離れて1年と3ヶ月ほど。おそらく実家にはもはや私の居場所はないだろう。だから私の縁者はもうジャスティンだけだ。
小さいころは兄妹のように育った、はずだ。でも私の今世の記憶はぼんやりとして霞がかっている。私とジャスティンはどんな関係だったのかな。
食事はとても美味しかったけれども無言で進み、デザートも食べ終えた。
「マリオン様。今後はこのようなことはお止めください」
「そう、残念」
「お心遣いに感謝致します」
感謝されたくて一緒にご飯を食べたわけではないのだけれど。
私たちはプローレス伯爵家の離れに戻り、その翌日は装備の改造と装飾品の新調に費やした。アイス・ドラゴンの皮革は私たちのパーティにとっても重要な素材。そこに術式を刻んでいく。ジャスティンはその間、自らの訓練をして過ごしている。
私たちはダンジョンを倒すことを目的としている。そのための行動。
ダンジョンを倒してしまったら、私はどうするのかな。
誰かとのトゥルーエンドを生きるというのも1つだし、冒険者としてのトゥルーエンド、ゲームでは誰との好感度も規定値に満たない失敗エンドとみなされるけれど、そんなエンドも悪くない。私はエンドの後もこの世界で生きていくのだから。
けれども翌朝、私のその考えは見込み違いであると思い知らされた。
夜開け前に私はジャスティンに起こされた。
とても寒い朝。手足のかじかみを温めて軽く食事を取り、着替えて出かける。
冷たい石畳を通る間も人の息吹が感じられた。真っ暗だけれど、みんなが新年を祝うために動き出してひっそりと身を潜めている、そんな朝。
パナケイア商会にたどり着いて店前に並べる屋台の最終確認をしていた時、王都教会の鐘の音がガランゴロンと鳴り響いた。
間も無く夜が明ける。街中の皆が道に出て、東の方向を眺める。新しい太陽の訪れを祝うために。
そしてそのオレンジ色の輝きがゆるゆると遠くに見える山々の間から現れて星々の瞬きを塗りつぶしながら上昇しようとした時だった。
世界を揺らすザリザリとした音が聞こえた。
そしてバチリ、と電源が落ちたかのように世界に闇が満ちた。先程の太陽も様々に煌めく星の灯も全て失せた真の闇。
その後一瞬だけ、モニタがバグった時のようにバラバラとカラフルな四角いノイズが空一面に浮かび、次の一瞬の後にはブゥンと世界が振動する音とともにもとの光景に戻った。
何事もなかったように新しいオレンジ色の太陽がゆっくりと空に登っていく。
幻? 幻覚?
けれどもそれを目撃したのは私だけではなかった。周囲は大きくざわめき、凶兆だという声も聞こえる。
「マリオン様、今のは何でしょう。幻覚でも見たのでしょうか」
「わからない。わからないけどきっと、何かのバグ」
「バグ、ですか?」
この世界はバグっている。
私が1年目の終わりにノーマルエンドを迎えることを拒否したから。
だからバグが現れている。狂ったウォルター、設定にない廃嫡、アレクのいたという知らない名前の国、全ての記憶を失ったグラシアノに壊れたマクゴリアーテ、予定より速いヘイグリットの登場。そして、ゲーム時間では訪れなかったはずの2回目の初日の出。
私の前に現れる様々なバグ。世界に隠され、その計算を次々に、場合によっては加速度的に増加させているかも知れないバグ。
この世界を正常に戻すためには、何かが致命的に破壊される前に何らかのエンディングを迎えないといけないのかもしれない。ふと、そう思った。
でもエンディング後はどうなってしまうの?
このゲームは全て終わってしまって新しいゲームがスタートする?
今ある全てを忘れ去って。
突然の声に驚き振り返ると、ヘイグリットが手元を覗き込んでいた。
「ここはモンスターを見かけたらすぐに倒して場所を離れるしかないわよねぇ」
「あの」
「あら、申し遅れました。私はヘイグリット・パッサージオ。踊り子をしているわ」
「踊り子?」
「ええ。このあたりの踊り子は女の子がひらひら踊るのが主流だそうだけど私は剣舞なの。新年に職人街で踊るからよろしかったら見に来て頂戴な」
そう行ってヘイグリットは両腰に穿いた2振りの剣を示した。双子の魔剣ヘクサヘクサか。わずかに金色を帯びた柄頭が鈍く光る。
パッサージオ?
ヘイグリット、というかユニークボスに氏なんてなかったと思うのだけれど。それに踊り子?
「ねぇ、あなたも一緒に飲まない? とっても楽しいの」
「マリオン様はお酒を召されません」
「あら、そうなの。残念ねぇ。じゃぁまた。何かご縁があれば」
ヘイグリットが手を振りながら立ち去るのを確認してジャスティンが低い声で告げる。
「マリオン様。見えないかも知れませんがなかなかの使い手です」
それはそうでしょう。ヘイグリットは魔人。48階層の階層ボス。剣技だけであれば魔王をも凌ぐ。
いずれ倒さねばならない相手。
「勝てそう?」
「彼にですか? ……私では無理でしょう。アレクサンドル様もおそらく」
「そう、そんなに強いのね」
けれども戦うのはまだ18階層も先。それにアレクはここから固有の剣技を覚えて更に強くなる。
だからきっと倒せる。
倒す? 彼を?
ユニークボスは攻略対象としなければ倒して進むしかない。ユニークボスは一度倒せば同じ階層に入り直しても復活しない。1人しかいないボス。だから倒すということはつまり殺すということ?
私たちは彼を殺さなければならないの?
今も冒険者たちと杯を打ち合っている彼を。先程私に話しかけてきたヘイグリットはこちらに対して敵意も何もなかった。それどころか一緒に飲まないかと話しかけてきた。
ヘイグリットは魔人だ。だから厳密な意味では人ではない。迷宮に住まっている。
けれどもこれまで戦ったドラゴンやワイバーンなんかのモンスターとは違う。41階層以降に登場する階層ボスはいずれもアレクやソルタン、ジャスティンと同じようにそれぞれに個性がありイベントが設定された攻略対象キャラクター。
酒場で楽しそうに冒険者と酒を酌み交わす姿を見ると人と同じにしか思えない。
それはまだ先だけれども漠然と、この道の先には彼らを殺すという未来がつながっている。本当に?
殺す。彼を? 何故? ボスだから?
酷くもやもやとした気分。
「マリオン様、そろそろ夕食を取りましょう」
「そう、ね」
「先程の彼に美味い食事処を教えてもらいました。旅人だそうですが都下の飲食店を食べ歩いているようです」
食べ歩いている。
ゲーム内にそんな情報はなかったけれど、王都をうろつくなら当然食事もするだろう。
おすすめの店は住宅街の入口にあり、落ち着いた雰囲気のレストランだった。
ここならばと思ってジャスティンに相席をすすめる。
「いえ、マリオン様と同席するわけにはいきません」
「駄目よジャス。ここは庶民のお店なの。令嬢なんて来ないわ。私たちのことを知っている人なんて誰もいない。それに私は平服。貴族だなんて気づかれない。ジャスが後ろで立っていると随分浮いてしまうもの」
「しかし」
「駄目、いいから座って」
無理やり前の席に座らせる。
ジャスティンと向かい合って座るのはどのくらいぶりだろう。恐らく7歳とか8歳くらい。それ以降はダンジョンで軽食を作る時以外、つまり食事の席というものに同席するのは随分久しぶりだった、
おずおずと私の前に座るジャスティンはいつもと違って落ち着かなさそうに見える。実家を離れて1年と3ヶ月ほど。おそらく実家にはもはや私の居場所はないだろう。だから私の縁者はもうジャスティンだけだ。
小さいころは兄妹のように育った、はずだ。でも私の今世の記憶はぼんやりとして霞がかっている。私とジャスティンはどんな関係だったのかな。
食事はとても美味しかったけれども無言で進み、デザートも食べ終えた。
「マリオン様。今後はこのようなことはお止めください」
「そう、残念」
「お心遣いに感謝致します」
感謝されたくて一緒にご飯を食べたわけではないのだけれど。
私たちはプローレス伯爵家の離れに戻り、その翌日は装備の改造と装飾品の新調に費やした。アイス・ドラゴンの皮革は私たちのパーティにとっても重要な素材。そこに術式を刻んでいく。ジャスティンはその間、自らの訓練をして過ごしている。
私たちはダンジョンを倒すことを目的としている。そのための行動。
ダンジョンを倒してしまったら、私はどうするのかな。
誰かとのトゥルーエンドを生きるというのも1つだし、冒険者としてのトゥルーエンド、ゲームでは誰との好感度も規定値に満たない失敗エンドとみなされるけれど、そんなエンドも悪くない。私はエンドの後もこの世界で生きていくのだから。
けれども翌朝、私のその考えは見込み違いであると思い知らされた。
夜開け前に私はジャスティンに起こされた。
とても寒い朝。手足のかじかみを温めて軽く食事を取り、着替えて出かける。
冷たい石畳を通る間も人の息吹が感じられた。真っ暗だけれど、みんなが新年を祝うために動き出してひっそりと身を潜めている、そんな朝。
パナケイア商会にたどり着いて店前に並べる屋台の最終確認をしていた時、王都教会の鐘の音がガランゴロンと鳴り響いた。
間も無く夜が明ける。街中の皆が道に出て、東の方向を眺める。新しい太陽の訪れを祝うために。
そしてそのオレンジ色の輝きがゆるゆると遠くに見える山々の間から現れて星々の瞬きを塗りつぶしながら上昇しようとした時だった。
世界を揺らすザリザリとした音が聞こえた。
そしてバチリ、と電源が落ちたかのように世界に闇が満ちた。先程の太陽も様々に煌めく星の灯も全て失せた真の闇。
その後一瞬だけ、モニタがバグった時のようにバラバラとカラフルな四角いノイズが空一面に浮かび、次の一瞬の後にはブゥンと世界が振動する音とともにもとの光景に戻った。
何事もなかったように新しいオレンジ色の太陽がゆっくりと空に登っていく。
幻? 幻覚?
けれどもそれを目撃したのは私だけではなかった。周囲は大きくざわめき、凶兆だという声も聞こえる。
「マリオン様、今のは何でしょう。幻覚でも見たのでしょうか」
「わからない。わからないけどきっと、何かのバグ」
「バグ、ですか?」
この世界はバグっている。
私が1年目の終わりにノーマルエンドを迎えることを拒否したから。
だからバグが現れている。狂ったウォルター、設定にない廃嫡、アレクのいたという知らない名前の国、全ての記憶を失ったグラシアノに壊れたマクゴリアーテ、予定より速いヘイグリットの登場。そして、ゲーム時間では訪れなかったはずの2回目の初日の出。
私の前に現れる様々なバグ。世界に隠され、その計算を次々に、場合によっては加速度的に増加させているかも知れないバグ。
この世界を正常に戻すためには、何かが致命的に破壊される前に何らかのエンディングを迎えないといけないのかもしれない。ふと、そう思った。
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