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7章 エルフの森の典型的で非典型なイベント
奴隷への道
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いくつかの逃げ道となりそうなルートの先にはすでに複数の兵が待ち構えている。
私とパーティメンバーが逃走することはできるだろう。こちらから何かをしない限りは特に何も言われはしないと思う。そもそもそんな目算でこの防衛戦を開始した。
貴族家のパーティ同士はダンジョン内では対等だ。エルフの森という資源の分配について対立していただけだ。だから捉えたとしても身代金を請求すべき関係には立たない。
けれどもエルフは資源そのものだ。おそらく捉えられるだろう。捉えられてそして。
どこで間違えてしまったのだろう。私はエルフの森を守れなかった。
『幻想迷宮グローリーフィア』ではそれは単なるイベント進行上の問題。けれども現実では、この現実では。共に闘っているエルフたちが目の前にいる。子どものエルフも含めて。恐ろしさを堪えながら村を守ろうと必死になっていたこの子たちは、ここ4日ほどずっと伝令係として私たちの周りを忙しく駆け回っていた。この子どもたちはどうなってしまうの。動転する私の前に、ふいに、影が差した。
「マリオン様、お下がり下さい」
「あら。見つかっちゃったわ」
ジャスティンが私たちの前に出てグラシアノが私の袖を掴み、ウォルターが私の後ろに隠れる。
目の前には180はあろうかという痩身の美女が巨木の陰に潜んでいた。頭頂高くに結い上げた深緑色のまっすぐな髪と尖った耳、魔王そっくりな風貌。
ギローディエ。
しまった。動転して前線しか見ていなかった。突然の敵の出現に肩が強張る。
「うふふ。別にあなたたちをどうこうするつもりはないわ。ダンジョン内でパーティ同士の殺し合いは御法度、なんでしょう?」
「ならば何故ここにいる」
「そうねぇ。物凄ぉく気になっちゃって見に来ちゃった、その子。何なのかしら?」
ジャスティンの鋭い言葉に、ギローディエの細長い指が私の背後を指す。
グラシアノをさらに背に隠す。
攻撃する気はないといいつつ、反対の手は懐に忍ばせたままだ。ギローディエのメイン武器は長短の弓と複数の毒を含む投擲ナイフ。弓は矢をつがえる必要はなく、構えればそこに矢が発生するマジックアイテム。今は長弓は背負っていてすぐには使えなさそうだし短弓は持ち歩いていないようだけれども油断はできない。思わず握り込んだ手の中で爪が手のひらに食い込む。
先程から私の影に隠れたウォルターがギローディエには聞こえない小さな声で、油断しろ油断しろとぶつぶつと呟いている。
すでに目の前にいるのなら、少しでも情報を引き出したい。エルフが無事に逃げられるような逃げ道を。そうだ、エルフ。
「あなたもエルフなのでしょう。何故エルフの森を襲うの?」
「んんん。そうねぇ。このエルフの森の出身、じゃないからかな。愛着もないし、これは戦争でしょう?」
「あなたは外からの冒険者、でもないんですよね?」
「そうなのねぇ。ダンジョン産だとは思うんだけど、よくわからない」
「よくわからない?」
「そう。気がついたら真っ暗なところにいたの。それはもう、とても心細かったのよう」
グラシアノが私の裾をキュッと掴む。
同じだ。グラシアノと。そしてマクゴリアーテとも。わけもわからずこのダンジョンの只中に、おそらくポップした。そして何もかもを失っている。
ギローディエの瞳は何かを思い出すようにかすかにゆれ、そしてしばらくしたら再び闇のように静かに平たくなった。
「それなら何故カステッロに付いている」
「別に付きたくて付いてるわけじゃないわ。まぁそんなに待遇も悪くはとは思ってるけど。その子と同じよ」
「その子?」
『その子』という単語が示すのはこの場ではグラシアノしかいない。
グラシアノは確かに、一緒にいたくて私たちと一緒にいるのではないのだろう。階層を上れも下りもできないのであればついてくるしかない。
ギローディエもカステッロと一緒でなければ階層を上り下りできないのか。
「あの、そうするとあなたはエルフの森を攻めたくて攻めているのではない、と?」
「そうとも言えないわねぇ。私は綺麗なものが好きなの。だから欲しいと思ったわ。それを手に入れたかったから、まぁ。攻めたかったといえば攻めたかったのよね。何だか呼ばれた気もするし」
「それは銀の枝の林檎か」
「ウォルター? え、本当に?」
「あら、知ってたの?」
ギローディエはこちらを向いたままゆっくりと背嚢をまさぐり、1本の枝を出す。それは薄っすらと銀色の光を帯びた枝とそこに実る1つの銀色の丸い玉。これが、林檎? 林檎というよりはなんとなく、ソルから生えた枝に実ったパナケイアのようだ。そういえばソルの枝も黄金に光り輝いていた。
「きれいでしょう?」
「本当に? その実にはほんの少しの強化機能くらいしかないの。高くは売れるけれどそれだけ。なのにエルフの森を攻撃するほどの価値が?」
「正直ここのエルフなんてどうでもいい。だってここのエルフが私に何をしてくれたっていうの?」
「だからって森を燃やすことはないでしょう?」
「本当にねぇ。でもそれはあなたたちが悪いのよ、反撃なんてしちゃうんだから。このまま1週間もすれば木材も含めて全てがビアステット家のものになっていたはずなのに。儲けが減ってしまったじゃない」
「儲け……?」
ギローディエは小首をかしげて不思議そうに私を見る。
なにか間違ったことを言ったかしら。そういう瞳。
「あなたたちも領地のためにダンジョンを潜っているのでしょう?」
「それは、ええと」
「違う。少なくとも俺はダンジョンを倒すために潜っている」
「ふぅん? 確かウォルター様、よね。まぁあなたは王家に戻ろうっていうんだからそうなのかもね。でもそちらのマリオンさんは違うでしょう?」
私。私の設定ではたしかに男爵家の復興のために冒険を志した。
けれども今は、今は……?
「カステッロ様は自領の発展のために潜られていて、ダンジョンはそのための大切な資材とおっしゃってたわ。私にはいまいちよくわからないけれど。でもそうね。私ね、綺麗なものが好きなの。たくさんの綺麗なものに囲まれて、楽しく暮らしたいの」
「でも、でもその理屈ならダンジョンで生まれたあなたも資材ってことになってしまうでしょう?」
「えぇ、そうね。仕方がないじゃない。その子も同じでしょう?」
「違う、グラシアノは」
「そう、グラシアノっていうのね。よければ少しだけお話したいのだけれど。ほら、私は仲間」
グラシアノは、グラシアノは私にとって魔王へと至る魔王の欠片。
けれどもすでに私にとってパーティメンバー。資材なんかじゃない。
でもギローディエは体にぴっちりと沿ったつなぎのボタンを胸元まで開いた。そこには黒い紋章が描かれていた。
ええと、あれはビアステット家の紋章?
「あなたもテイムされてるんでしょう? 仕方ないわよね」
ギローディエはなんだか酷くつまらなそうな、それでも何かを求めるような目でグラシアノを見つめる。
テイム?
本当に?
ギローディエはテイムされているの?
誰に? カステッロに?
エルフを?
モンスターではなくて?
亜人でしょう?
混乱する。エルフは亜人では。でもカステッロ陣営がもともとこの森のエルフをテイムしようと攻撃しているのであれば、ギローディエをテイムしてもおかしくはない、の?
テイム。テイムされるとどうなるの?
確かに最初、ソルはグラシアノをテイムしようとしていた。それは奴隷化とかわらない。私はそれに別に反対はしていなくて。でも。
「僕はあなたと戦いたくない」
「そう、やっぱりそうなのね」
「うん。それからあなたはやろうと思えばその紋様に打ち勝てるはず。僕らはそれより強いものに縛られているから」
「そう。そうかもしれないわ。でもまぁ、今はこれでいいの。カステッロ様が私を助けてくれたのも確かだもの」
「みんなも僕を助けてくれた」
「そう。じゃぁ、やっぱり私たちは似た者同士ね」
そのギローディエの表情はよくわからなかった。優しいような、何かに怒っているような。
突然、エルフの森の奥が光り始めてその影に落ち込んでしまったから。あれは、神樹?
「何かしら……。あら嫌だわ。こんなことしてる場合じゃないのに。じゃあまたね、グラシアノちゃん。またお話したいわ」
「あの、ちょっと」
「皆さんも。また会うこともあるかもしれない。特にそちらの、ウォルター様?」
ギローディエはそう呟いて、煙に紛れるように幻のように姿を消した。
私とパーティメンバーが逃走することはできるだろう。こちらから何かをしない限りは特に何も言われはしないと思う。そもそもそんな目算でこの防衛戦を開始した。
貴族家のパーティ同士はダンジョン内では対等だ。エルフの森という資源の分配について対立していただけだ。だから捉えたとしても身代金を請求すべき関係には立たない。
けれどもエルフは資源そのものだ。おそらく捉えられるだろう。捉えられてそして。
どこで間違えてしまったのだろう。私はエルフの森を守れなかった。
『幻想迷宮グローリーフィア』ではそれは単なるイベント進行上の問題。けれども現実では、この現実では。共に闘っているエルフたちが目の前にいる。子どものエルフも含めて。恐ろしさを堪えながら村を守ろうと必死になっていたこの子たちは、ここ4日ほどずっと伝令係として私たちの周りを忙しく駆け回っていた。この子どもたちはどうなってしまうの。動転する私の前に、ふいに、影が差した。
「マリオン様、お下がり下さい」
「あら。見つかっちゃったわ」
ジャスティンが私たちの前に出てグラシアノが私の袖を掴み、ウォルターが私の後ろに隠れる。
目の前には180はあろうかという痩身の美女が巨木の陰に潜んでいた。頭頂高くに結い上げた深緑色のまっすぐな髪と尖った耳、魔王そっくりな風貌。
ギローディエ。
しまった。動転して前線しか見ていなかった。突然の敵の出現に肩が強張る。
「うふふ。別にあなたたちをどうこうするつもりはないわ。ダンジョン内でパーティ同士の殺し合いは御法度、なんでしょう?」
「ならば何故ここにいる」
「そうねぇ。物凄ぉく気になっちゃって見に来ちゃった、その子。何なのかしら?」
ジャスティンの鋭い言葉に、ギローディエの細長い指が私の背後を指す。
グラシアノをさらに背に隠す。
攻撃する気はないといいつつ、反対の手は懐に忍ばせたままだ。ギローディエのメイン武器は長短の弓と複数の毒を含む投擲ナイフ。弓は矢をつがえる必要はなく、構えればそこに矢が発生するマジックアイテム。今は長弓は背負っていてすぐには使えなさそうだし短弓は持ち歩いていないようだけれども油断はできない。思わず握り込んだ手の中で爪が手のひらに食い込む。
先程から私の影に隠れたウォルターがギローディエには聞こえない小さな声で、油断しろ油断しろとぶつぶつと呟いている。
すでに目の前にいるのなら、少しでも情報を引き出したい。エルフが無事に逃げられるような逃げ道を。そうだ、エルフ。
「あなたもエルフなのでしょう。何故エルフの森を襲うの?」
「んんん。そうねぇ。このエルフの森の出身、じゃないからかな。愛着もないし、これは戦争でしょう?」
「あなたは外からの冒険者、でもないんですよね?」
「そうなのねぇ。ダンジョン産だとは思うんだけど、よくわからない」
「よくわからない?」
「そう。気がついたら真っ暗なところにいたの。それはもう、とても心細かったのよう」
グラシアノが私の裾をキュッと掴む。
同じだ。グラシアノと。そしてマクゴリアーテとも。わけもわからずこのダンジョンの只中に、おそらくポップした。そして何もかもを失っている。
ギローディエの瞳は何かを思い出すようにかすかにゆれ、そしてしばらくしたら再び闇のように静かに平たくなった。
「それなら何故カステッロに付いている」
「別に付きたくて付いてるわけじゃないわ。まぁそんなに待遇も悪くはとは思ってるけど。その子と同じよ」
「その子?」
『その子』という単語が示すのはこの場ではグラシアノしかいない。
グラシアノは確かに、一緒にいたくて私たちと一緒にいるのではないのだろう。階層を上れも下りもできないのであればついてくるしかない。
ギローディエもカステッロと一緒でなければ階層を上り下りできないのか。
「あの、そうするとあなたはエルフの森を攻めたくて攻めているのではない、と?」
「そうとも言えないわねぇ。私は綺麗なものが好きなの。だから欲しいと思ったわ。それを手に入れたかったから、まぁ。攻めたかったといえば攻めたかったのよね。何だか呼ばれた気もするし」
「それは銀の枝の林檎か」
「ウォルター? え、本当に?」
「あら、知ってたの?」
ギローディエはこちらを向いたままゆっくりと背嚢をまさぐり、1本の枝を出す。それは薄っすらと銀色の光を帯びた枝とそこに実る1つの銀色の丸い玉。これが、林檎? 林檎というよりはなんとなく、ソルから生えた枝に実ったパナケイアのようだ。そういえばソルの枝も黄金に光り輝いていた。
「きれいでしょう?」
「本当に? その実にはほんの少しの強化機能くらいしかないの。高くは売れるけれどそれだけ。なのにエルフの森を攻撃するほどの価値が?」
「正直ここのエルフなんてどうでもいい。だってここのエルフが私に何をしてくれたっていうの?」
「だからって森を燃やすことはないでしょう?」
「本当にねぇ。でもそれはあなたたちが悪いのよ、反撃なんてしちゃうんだから。このまま1週間もすれば木材も含めて全てがビアステット家のものになっていたはずなのに。儲けが減ってしまったじゃない」
「儲け……?」
ギローディエは小首をかしげて不思議そうに私を見る。
なにか間違ったことを言ったかしら。そういう瞳。
「あなたたちも領地のためにダンジョンを潜っているのでしょう?」
「それは、ええと」
「違う。少なくとも俺はダンジョンを倒すために潜っている」
「ふぅん? 確かウォルター様、よね。まぁあなたは王家に戻ろうっていうんだからそうなのかもね。でもそちらのマリオンさんは違うでしょう?」
私。私の設定ではたしかに男爵家の復興のために冒険を志した。
けれども今は、今は……?
「カステッロ様は自領の発展のために潜られていて、ダンジョンはそのための大切な資材とおっしゃってたわ。私にはいまいちよくわからないけれど。でもそうね。私ね、綺麗なものが好きなの。たくさんの綺麗なものに囲まれて、楽しく暮らしたいの」
「でも、でもその理屈ならダンジョンで生まれたあなたも資材ってことになってしまうでしょう?」
「えぇ、そうね。仕方がないじゃない。その子も同じでしょう?」
「違う、グラシアノは」
「そう、グラシアノっていうのね。よければ少しだけお話したいのだけれど。ほら、私は仲間」
グラシアノは、グラシアノは私にとって魔王へと至る魔王の欠片。
けれどもすでに私にとってパーティメンバー。資材なんかじゃない。
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テイム?
本当に?
ギローディエはテイムされているの?
誰に? カステッロに?
エルフを?
モンスターではなくて?
亜人でしょう?
混乱する。エルフは亜人では。でもカステッロ陣営がもともとこの森のエルフをテイムしようと攻撃しているのであれば、ギローディエをテイムしてもおかしくはない、の?
テイム。テイムされるとどうなるの?
確かに最初、ソルはグラシアノをテイムしようとしていた。それは奴隷化とかわらない。私はそれに別に反対はしていなくて。でも。
「僕はあなたと戦いたくない」
「そう、やっぱりそうなのね」
「うん。それからあなたはやろうと思えばその紋様に打ち勝てるはず。僕らはそれより強いものに縛られているから」
「そう。そうかもしれないわ。でもまぁ、今はこれでいいの。カステッロ様が私を助けてくれたのも確かだもの」
「みんなも僕を助けてくれた」
「そう。じゃぁ、やっぱり私たちは似た者同士ね」
そのギローディエの表情はよくわからなかった。優しいような、何かに怒っているような。
突然、エルフの森の奥が光り始めてその影に落ち込んでしまったから。あれは、神樹?
「何かしら……。あら嫌だわ。こんなことしてる場合じゃないのに。じゃあまたね、グラシアノちゃん。またお話したいわ」
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