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9章 この世界におけるプレイヤー
地中への道
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「ならば俺は1人でも行く。あの石を破壊すれば何か」
「それは絶対駄目ですアレク。あれが転移の罠だとして、破壊してしまえば二度と同じ場所に繋がらないかもしれません。つまりグラシアノと二度と会えなくなる可能性があります。それにやはりあの妙な光が気になります。重大なものではないかと」
ジャスティンは気遣わしげに私を見る。
「光? 光とは何だ?」
「アレク? ソルがあの石を動かそうとして蔦を弾き飛ばした時、たくさんの小さな四角い光が浮かんだでしょう?」
「マリー? 何を行っている。小さな四角い光?」
「覚えてないの?」
アレクは表情に困惑を浮かべる。
アレクはやはり覚えていない。まだ数時間しか経っていないのに忘れてしまった。正月の時のジャスティンと同じだ。ジャスティンを振り返ると僅かに頷いた。ジャスティンは覚えている。あの不吉なバグ。石を動かせばなにか良くないことが起こる、んじゃないか。
「アレク、どちらにせよ今から再び社に戻っても暗くなります。調査は困難でしょう。アレクは私やマリオン様と違って闇で探知はできないでしょう? モンスターが複数出没すれば対処しきれません。ですからどうか、明日に」
「しかし」
アレクが壁をその拳で叩く。こんなふうに苛立つアレクを見るのは初めてかもしれない。
「良案があるなら出してください。検討しましょう。私だってグラシアノを助けに行きたい。けれども意味がないのであれば私とマリオン様は動きません。アレクが1人で調査に行っても無意味です」
アレクはすがるように私を見た。
3人で調査に行く。おそらくあの石が転移陣とすれば、何らかの起動方法がある。私とジャスティンの探索ではモンスターなんかの存在はわかるけれども、暗闇で魔法の理を解き明かすことができるものではない。そもそもジャスティンは魔法が使えない。私が使えるのもバフだけ。
夜を徹して調査をするより明日の朝、ソルを待って改めたほうがいい。効率的だ。
そして転移先で戦闘になる可能性があるのであればなおさら、休憩が必要だ。なるべく安全にガドナーク戦を超えるためにも。
「2人はグラシアノが心配じゃないのか!?」
「心配です。心配だからこそ、です。未だ不十分ですが、私はグラシアノが最低限戦えるように鍛えました。だから無事だと信じています。だからこそ、確実に助けられる方法をとりましょう。闇雲に動いても無意味です。アレク、それはあなたも理解しているはずだ。万全を期しましょう」
アレクの表情が苦悶に歪む。
アレクはグラシアノに自分の弟を重ねている。かつてアレクは魔族のいる自宅に帰宅して思わず弟を呼んだ。飛び出した弟は魔族に殺された。勇気と無謀は違うのだ。
だからできることをする。
ティーフベルグの村人に社や列石の由来を聞いて回った。けれどもやはり、昔からの狩りの神ヤークの話はたくさん聞けたけれど、あの列石のいわれや『幻想迷宮グローリーフィア』でのティーフベルグの神であるはずのガドナークの名は全く耳にしなかった。
やはりこのイベント自体が壊れている、のだろうか。
そうであればベルセシオのもとには行けないのだろうか。
いいえ、ベルセシオは存在するはずだ。グラシアノもギローディエもその存在を確信していたから。そして2人が消えたということはおそらくベルセシオのもとにいる。魔王の欠片どうしは会えば殺し合う。けれどもグラシアノとギローディエはギクシャクしながらも普通に接していた。
それならばベルセシオも、おそらく大丈夫、だと思いたい。それにベルセシオは初期状態では水晶の岩に埋まっているはずだ。あれを砕いて開放させるには一定以上の純粋な攻撃力が必要で、おそらくグラシアノにもギローディエにも足りない。私たちのパーティではアレクかソルなら破壊できる。ジャスティンは微妙で、無理かもしれない。
だから、だからきっと大丈夫。忸怩たる思いを抱きながら夜を超え、翌朝早くソルが帰還した。
そうして早速列石に向かう。
「どうかしら」
「これが転移の陣だとすると多分なんとかなる。ただ解析に小一時間かかる」
「ソル、俺に何かできることはないか」
「うーんアレクにはないな。そうだな。この列石の位置と俺がこれから書く模様を記録してくれ。念のためマリーも。帰る時には必要になるかもしれない。まぁ俺が覚えてるけどな」
ソルは各列石を慎重に調べてそのあいだの土に線を刻んでいく。それぞれの列石を起点にそれは十芒星とかそのような星の形を作っていく。
「この列石は私の術式陣と同じようなもの?」
「発想は似てはいるが若干違うな。なんだかとても奇妙なものだ。よし、できたぞ。この真中に集まってくれ」
星の形の隙間に窮屈に集まると、何かふわりと空気が揺れたような気がした。そういえば『幻想迷宮グローリーフィア』のゲーム画面ではこんなよエフェクトが浮かび上がった気がする。
「これは何なの?」
「特定の場所に移動するための転移陣だ。この島じゃあんまり見ないが、魔女への緊急連絡や地神との特殊なフィールドに繋げるためのものだ。その列石に刻まれた文字を読むと『ガドナークの祭壇』とやらに繋がっている」
「ソル、ガドナークとは何だ?」
「さぁね。廃れた神とかかもな。本来は祀る者がきちんと管理をするんだが今はそこに祠があるだろ? 神がそっちのヤークというのに変わったんだとしたら、管理されなくなったんだと思う」
確かにティーフベルグでは誰もガドナークのことを知らなかった。
『幻想迷宮グローリーフィア』ではガドナークの伝承はきちんと伝わっていた。ティーフベルグの民によって管理され、ソルが描いたような模様が刻まれていたとすれば、乗ればそのまま転移できたのかもしれない。
「祭壇ということはこの先にガドナークというものがいるのか?」
「さて、この先からおかしな空気は感じないが何が起こるかわからない。だからマリー」
ー『泥濘とカミツレ』の魔女の名において、アレクサンドル・ケーリング=キヴェリアとジャスティン・バウフマンに風羽の靴と光輝の刃を与えよ。
ー『泥濘とカミツレ』の魔女の名において、ソルタン・デ・リーデルに叡智の冠と精霊の導きを与えよ。
ーニーヘリトレ、領域固定。
ーガドナークに請う。我をその祭壇に導き給え。
この先、『幻想迷宮グローリーフィア』ではベルセシオを水晶から解放しようとするならば、ガドナークと戦闘になる。それはガドナークの供物を横取りにする行為だからだ。そうしてティーフベルグの町は……。
私はこのことを先にみんなに話すべき?
まず私の術式が発動して装備が淡く光る。そしてソルの袖から蔦が伸び、それぞれの列石と列石の間に根を貼る。そうして周囲の景色は次第に薄暗くなり、足元の陣から出る僅かな光を残して全てが闇に沈んだ。
「それは絶対駄目ですアレク。あれが転移の罠だとして、破壊してしまえば二度と同じ場所に繋がらないかもしれません。つまりグラシアノと二度と会えなくなる可能性があります。それにやはりあの妙な光が気になります。重大なものではないかと」
ジャスティンは気遣わしげに私を見る。
「光? 光とは何だ?」
「アレク? ソルがあの石を動かそうとして蔦を弾き飛ばした時、たくさんの小さな四角い光が浮かんだでしょう?」
「マリー? 何を行っている。小さな四角い光?」
「覚えてないの?」
アレクは表情に困惑を浮かべる。
アレクはやはり覚えていない。まだ数時間しか経っていないのに忘れてしまった。正月の時のジャスティンと同じだ。ジャスティンを振り返ると僅かに頷いた。ジャスティンは覚えている。あの不吉なバグ。石を動かせばなにか良くないことが起こる、んじゃないか。
「アレク、どちらにせよ今から再び社に戻っても暗くなります。調査は困難でしょう。アレクは私やマリオン様と違って闇で探知はできないでしょう? モンスターが複数出没すれば対処しきれません。ですからどうか、明日に」
「しかし」
アレクが壁をその拳で叩く。こんなふうに苛立つアレクを見るのは初めてかもしれない。
「良案があるなら出してください。検討しましょう。私だってグラシアノを助けに行きたい。けれども意味がないのであれば私とマリオン様は動きません。アレクが1人で調査に行っても無意味です」
アレクはすがるように私を見た。
3人で調査に行く。おそらくあの石が転移陣とすれば、何らかの起動方法がある。私とジャスティンの探索ではモンスターなんかの存在はわかるけれども、暗闇で魔法の理を解き明かすことができるものではない。そもそもジャスティンは魔法が使えない。私が使えるのもバフだけ。
夜を徹して調査をするより明日の朝、ソルを待って改めたほうがいい。効率的だ。
そして転移先で戦闘になる可能性があるのであればなおさら、休憩が必要だ。なるべく安全にガドナーク戦を超えるためにも。
「2人はグラシアノが心配じゃないのか!?」
「心配です。心配だからこそ、です。未だ不十分ですが、私はグラシアノが最低限戦えるように鍛えました。だから無事だと信じています。だからこそ、確実に助けられる方法をとりましょう。闇雲に動いても無意味です。アレク、それはあなたも理解しているはずだ。万全を期しましょう」
アレクの表情が苦悶に歪む。
アレクはグラシアノに自分の弟を重ねている。かつてアレクは魔族のいる自宅に帰宅して思わず弟を呼んだ。飛び出した弟は魔族に殺された。勇気と無謀は違うのだ。
だからできることをする。
ティーフベルグの村人に社や列石の由来を聞いて回った。けれどもやはり、昔からの狩りの神ヤークの話はたくさん聞けたけれど、あの列石のいわれや『幻想迷宮グローリーフィア』でのティーフベルグの神であるはずのガドナークの名は全く耳にしなかった。
やはりこのイベント自体が壊れている、のだろうか。
そうであればベルセシオのもとには行けないのだろうか。
いいえ、ベルセシオは存在するはずだ。グラシアノもギローディエもその存在を確信していたから。そして2人が消えたということはおそらくベルセシオのもとにいる。魔王の欠片どうしは会えば殺し合う。けれどもグラシアノとギローディエはギクシャクしながらも普通に接していた。
それならばベルセシオも、おそらく大丈夫、だと思いたい。それにベルセシオは初期状態では水晶の岩に埋まっているはずだ。あれを砕いて開放させるには一定以上の純粋な攻撃力が必要で、おそらくグラシアノにもギローディエにも足りない。私たちのパーティではアレクかソルなら破壊できる。ジャスティンは微妙で、無理かもしれない。
だから、だからきっと大丈夫。忸怩たる思いを抱きながら夜を超え、翌朝早くソルが帰還した。
そうして早速列石に向かう。
「どうかしら」
「これが転移の陣だとすると多分なんとかなる。ただ解析に小一時間かかる」
「ソル、俺に何かできることはないか」
「うーんアレクにはないな。そうだな。この列石の位置と俺がこれから書く模様を記録してくれ。念のためマリーも。帰る時には必要になるかもしれない。まぁ俺が覚えてるけどな」
ソルは各列石を慎重に調べてそのあいだの土に線を刻んでいく。それぞれの列石を起点にそれは十芒星とかそのような星の形を作っていく。
「この列石は私の術式陣と同じようなもの?」
「発想は似てはいるが若干違うな。なんだかとても奇妙なものだ。よし、できたぞ。この真中に集まってくれ」
星の形の隙間に窮屈に集まると、何かふわりと空気が揺れたような気がした。そういえば『幻想迷宮グローリーフィア』のゲーム画面ではこんなよエフェクトが浮かび上がった気がする。
「これは何なの?」
「特定の場所に移動するための転移陣だ。この島じゃあんまり見ないが、魔女への緊急連絡や地神との特殊なフィールドに繋げるためのものだ。その列石に刻まれた文字を読むと『ガドナークの祭壇』とやらに繋がっている」
「ソル、ガドナークとは何だ?」
「さぁね。廃れた神とかかもな。本来は祀る者がきちんと管理をするんだが今はそこに祠があるだろ? 神がそっちのヤークというのに変わったんだとしたら、管理されなくなったんだと思う」
確かにティーフベルグでは誰もガドナークのことを知らなかった。
『幻想迷宮グローリーフィア』ではガドナークの伝承はきちんと伝わっていた。ティーフベルグの民によって管理され、ソルが描いたような模様が刻まれていたとすれば、乗ればそのまま転移できたのかもしれない。
「祭壇ということはこの先にガドナークというものがいるのか?」
「さて、この先からおかしな空気は感じないが何が起こるかわからない。だからマリー」
ー『泥濘とカミツレ』の魔女の名において、アレクサンドル・ケーリング=キヴェリアとジャスティン・バウフマンに風羽の靴と光輝の刃を与えよ。
ー『泥濘とカミツレ』の魔女の名において、ソルタン・デ・リーデルに叡智の冠と精霊の導きを与えよ。
ーニーヘリトレ、領域固定。
ーガドナークに請う。我をその祭壇に導き給え。
この先、『幻想迷宮グローリーフィア』ではベルセシオを水晶から解放しようとするならば、ガドナークと戦闘になる。それはガドナークの供物を横取りにする行為だからだ。そうしてティーフベルグの町は……。
私はこのことを先にみんなに話すべき?
まず私の術式が発動して装備が淡く光る。そしてソルの袖から蔦が伸び、それぞれの列石と列石の間に根を貼る。そうして周囲の景色は次第に薄暗くなり、足元の陣から出る僅かな光を残して全てが闇に沈んだ。
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