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第5章 自重が足りてないって言われたよ⁈
060話 新魔法の可能性
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港町カポリを出て、進路を北へと進みグラーニュ領のコルキアへ向かう。
移動中、アラヤはソーリンの馬車操縦術を、つまりは操縦士を覚えようと、御者台のソーリンの隣に座り感覚共有を発動していた。これは、ヤブネカ村を出発してから、周囲に敵が居ない時のみに行ってきた事だ。たまに手綱を借りたりもしたが、まだまだ習得はできていない。
この辺りは丘が多く、道路は登り下りが頻繁にある。グラビティで馬車を軽くはしたが、ムーブヘイストは馬に負荷がかかり過ぎると判断して使用していない。
このペースだと、5日程でコルキアに到着するらしい。
ソーリンは、デピッケルを出た事が無かったのに、地図と脳内マップを照らし合わせて、分岐路も迷わずに進んでいる。初見の地を迷わないって、結構凄い事だと思う。
馬を休める休憩中も、特に何も起こらない。気配感知で、近くの丘に魔物の住処がある事を気付いたが、たまに狐っぽい顔が頭だけ出して警戒しているだけで、襲って来る気配は無い。
警戒は怠らないが、アラヤはこういった時間で魔法の練習をする事にした。
練習するのは覚えてから未だに使用していない魔法だ。それは、火属性魔法誘爆性付与、風属性魔法サクション(吸引)、土属性魔法オーラゼーション(鉱石化)、サンドストーム(砂嵐)、闇属性魔法コラープス(虚脱)だ。
先ずはその辺にある小石を拾い、誘爆性付与を発動する。石に小さな魔方陣が現れ、直ぐに見えなくなる。
その石を丘の上に置き、離れた場所からフレイムを近くに放つ。
ボン‼︎
丘が抉れる程の爆発が起こった。これは、ちょっとした爆弾として使えそうだ。
近くに居た魔物達は危険を感じたらしく、慌ただしく逃げて行った。
次はサクション(吸引)なのだが、要は吸い込むだけで吐き出すことはできない。水樽に手を入れて使用したら、物凄い勢いで無くなったけど、体には何の影響も現れない。いろいろと試して、液体なら触れた面から吸収され、固体だと引き寄せる(引力)ことがわかった。使い道は…今のところ思いつかない。
続いてオーラゼーション。鑑定ではあらゆるものを鉱石化とあるけど、物ではなくものという表現が引っかかる。先ずは足元の砂を掬い上げ、ギュッと力を込めて握りながら唱える。
「オーラゼーション」
手を開くと、不恰好な砂の塊ができている。鑑定すると、【[砂岩石]砂が微量の魔素で鉱石化したもの。非常に脆く壊れやすい】と表示される。壊れやすいというだけあって、少し力を入れただけで粉々になった。
(壊れにくく、内側からも漏れない為には、内膜と外殻が必要だな)
再び砂を掬い上げ、今度は唱える前にその砂に魔力を集中させる。そして両手に竜鱗防御と保護粘膜を発動させて、優しく包み込んだ。後は感覚補正を使用しながら魔法を唱える。
「オーラゼーション」
手を開くと、テニスボール程の鉱石球が出来上がっていた。鉱石は、色は中で圧縮されている砂の色で、光沢があり透明なガラスに覆われているかのようだ。
鑑定してみると、【[魔鉱石・砂]純度の高い魔素により鉱石化した砂属性の鉱石。魔力を与える事により、砂を放出することができる】
「できた!魔石とは違うけど、似たようなものだろう」
次はサンドストーム。出来たばかりの魔鉱石を左手に持ち、魔法と同時に魔力を流す。
「サンドストーム」
ザァァァーッ‼︎
魔鉱石から流れ出る砂が、そのまま魔法に使用され砂嵐となり丘を平らに削り飛ばした。吹き荒れる砂塵による摩擦量は、かなりの威力だった。
「ちょっと、アラヤ⁉︎さっきから何やってるのよ⁈」
「この辺りの地形を変える気ですか?」
「アラヤさんは、もう規格外な人としか思え無いですね…」
辺りを見回すと、確かに激しい戦闘があったかのように地形が荒れている。
「だって、誘爆性付与やサンドストームは広い場所でしか練習できないから…ごめんなさい」
三人から呆れたような眼差しで見られて、しょんぼりと反省するアラヤ。
三人も、急に派手な練習を始めた事に驚いただけであって、別に彼を責めているわけではない。
「確かに、広範囲魔法等は練習場所がありませんものね」
「前もって言えば、私達も一緒に魔法の練習するんだからね?」
「まさか、魔法で魔石を作るものがあるなんて驚きですよ。これから実験をする際には、是非私も呼んでほしいです」
「うん、次からは一緒に練習しよう」
皆にフォローされて、アラヤは元気を取り戻した。魔法の練習はここで止めて、再び出発することにした。
それからも、特に何もなく夕方になり、野営の準備を開始する。
今日からは、魚料理を作ってもらえる。今日のメインのリクエストは各魚の刺身だ。
「慣れてないから、ちょっと厚く切っちゃったよ」
「全然、大丈夫!美味いよ。魚醤とも合うね!」
「こうなると、わさびが欲しくなりますね」
「まさか、生で魚を食べる事になるとは…」
ソーリンは若干躊躇っている。もちろん、サナエさんが全ての刺身にクリーンを掛けてあるから大丈夫なのだけど。刺身に魚醤を垂らして、恐る恐る口に入れる。
「う、美味い…⁈」
「脂が乗ってて美味しいでしょ?このイカやタコの刺身も食べてみて?」
「魔物のデビルパスとキラースクイッドですよね…」
魔物のイメージが強くても、一度食べてしまえばそんな概念は飛んでしまう。
「うわ、何だこの食感⁉︎どちらも美味い!止まらないですね!」
始めての刺身を体験してから2日。すっかりソーリンも、刺身の虜となったのだった。
3日目の朝、野営地から2時間程走ると、丘が段々と平地に変わってきた。道も、少しずつ整備されてきている。
「もうしばらく走ったら、グラーニュ領地内になるんですけど、関所があるんです。ですから荷物をある程度、今のうちに出しておいてもらえますか?」
荷台にあるはずの積み荷は全て、アラヤの亜空間収納に納めてある。行商人として領内に入るので、積み荷が無いと怪しまれるかもしれない。
とりあえず、塩と海産物が入った樽と木箱を邪魔にならないスペースに出していく。今の広さに慣れていたので、積み荷があるとやはり窮屈に感じるね。
やがて、幅の広い川が見えてきて、その川に大きな石橋が掛かる場所が見える。橋の先には砦状の関所があり、今は頑丈な鉄の門が閉められていた。
馬車が門の前まで行くと、門番らしき守衛が2人出てきた。
「許可証と積み荷の確認をする」
ソーリンが許可証を提示している間に、もう1人の守衛が荷台へと乗り込んできた。
「女、子供連れか」
アラヤ達を一瞥した後に、積み荷の中身を確認し始める。
「中身は塩と海産物か。カポリから来たんだな。領内の行き先は何処だ?」
「コルキアでございます。そこで葡萄酒を調達する予定です」
アヤコさんがそう答えると、守衛は少し残念そうな顔をする。
「コルキアは今、少しばかり荒れてる。行くなら、充分に気をつけるんだな」
「そうですか、それはご心配いただきありがとうございます。良かったら、何があったかお聞かせ下さいませんか?」
「うーん、あまり言いたく無いが…。グラーニュ領主のミッシェル=ダガマ子爵の奴隷達が逃げ出してな。コルキアに逃げたという情報があり、街は今捜索隊が探し回っている状態だ」
「奴隷ですか…」
「まぁ、他の領地の反応はそうだよな。正直、俺も奴隷なんて認めたくないが、帝国と近いこの領地じゃ、あたり前化してきてるんだよ。だから、見かけても優しく接するなんて真似はするなよ?お前達が変な目で見られるからな?」
「おーい!まだか⁈」
「おう、積み荷は問題無しだ!」
相方に呼ばれて、守衛は荷台を降りる。そこへ、アラヤが海産物の干し貝の詰め合わせを彼に手渡す。
「いろいろとありがとうございます。どうぞこれを、皆さんでお召し上がり下さい」
「おう、ありがとうな。気を付けて行け」
鉄の門は開かれて、馬車はゆっくりと領地内へと入った。荷台から守衛に軽く手を振って、アラヤ達四人はコルキアに向けて出発した。
移動中、アラヤはソーリンの馬車操縦術を、つまりは操縦士を覚えようと、御者台のソーリンの隣に座り感覚共有を発動していた。これは、ヤブネカ村を出発してから、周囲に敵が居ない時のみに行ってきた事だ。たまに手綱を借りたりもしたが、まだまだ習得はできていない。
この辺りは丘が多く、道路は登り下りが頻繁にある。グラビティで馬車を軽くはしたが、ムーブヘイストは馬に負荷がかかり過ぎると判断して使用していない。
このペースだと、5日程でコルキアに到着するらしい。
ソーリンは、デピッケルを出た事が無かったのに、地図と脳内マップを照らし合わせて、分岐路も迷わずに進んでいる。初見の地を迷わないって、結構凄い事だと思う。
馬を休める休憩中も、特に何も起こらない。気配感知で、近くの丘に魔物の住処がある事を気付いたが、たまに狐っぽい顔が頭だけ出して警戒しているだけで、襲って来る気配は無い。
警戒は怠らないが、アラヤはこういった時間で魔法の練習をする事にした。
練習するのは覚えてから未だに使用していない魔法だ。それは、火属性魔法誘爆性付与、風属性魔法サクション(吸引)、土属性魔法オーラゼーション(鉱石化)、サンドストーム(砂嵐)、闇属性魔法コラープス(虚脱)だ。
先ずはその辺にある小石を拾い、誘爆性付与を発動する。石に小さな魔方陣が現れ、直ぐに見えなくなる。
その石を丘の上に置き、離れた場所からフレイムを近くに放つ。
ボン‼︎
丘が抉れる程の爆発が起こった。これは、ちょっとした爆弾として使えそうだ。
近くに居た魔物達は危険を感じたらしく、慌ただしく逃げて行った。
次はサクション(吸引)なのだが、要は吸い込むだけで吐き出すことはできない。水樽に手を入れて使用したら、物凄い勢いで無くなったけど、体には何の影響も現れない。いろいろと試して、液体なら触れた面から吸収され、固体だと引き寄せる(引力)ことがわかった。使い道は…今のところ思いつかない。
続いてオーラゼーション。鑑定ではあらゆるものを鉱石化とあるけど、物ではなくものという表現が引っかかる。先ずは足元の砂を掬い上げ、ギュッと力を込めて握りながら唱える。
「オーラゼーション」
手を開くと、不恰好な砂の塊ができている。鑑定すると、【[砂岩石]砂が微量の魔素で鉱石化したもの。非常に脆く壊れやすい】と表示される。壊れやすいというだけあって、少し力を入れただけで粉々になった。
(壊れにくく、内側からも漏れない為には、内膜と外殻が必要だな)
再び砂を掬い上げ、今度は唱える前にその砂に魔力を集中させる。そして両手に竜鱗防御と保護粘膜を発動させて、優しく包み込んだ。後は感覚補正を使用しながら魔法を唱える。
「オーラゼーション」
手を開くと、テニスボール程の鉱石球が出来上がっていた。鉱石は、色は中で圧縮されている砂の色で、光沢があり透明なガラスに覆われているかのようだ。
鑑定してみると、【[魔鉱石・砂]純度の高い魔素により鉱石化した砂属性の鉱石。魔力を与える事により、砂を放出することができる】
「できた!魔石とは違うけど、似たようなものだろう」
次はサンドストーム。出来たばかりの魔鉱石を左手に持ち、魔法と同時に魔力を流す。
「サンドストーム」
ザァァァーッ‼︎
魔鉱石から流れ出る砂が、そのまま魔法に使用され砂嵐となり丘を平らに削り飛ばした。吹き荒れる砂塵による摩擦量は、かなりの威力だった。
「ちょっと、アラヤ⁉︎さっきから何やってるのよ⁈」
「この辺りの地形を変える気ですか?」
「アラヤさんは、もう規格外な人としか思え無いですね…」
辺りを見回すと、確かに激しい戦闘があったかのように地形が荒れている。
「だって、誘爆性付与やサンドストームは広い場所でしか練習できないから…ごめんなさい」
三人から呆れたような眼差しで見られて、しょんぼりと反省するアラヤ。
三人も、急に派手な練習を始めた事に驚いただけであって、別に彼を責めているわけではない。
「確かに、広範囲魔法等は練習場所がありませんものね」
「前もって言えば、私達も一緒に魔法の練習するんだからね?」
「まさか、魔法で魔石を作るものがあるなんて驚きですよ。これから実験をする際には、是非私も呼んでほしいです」
「うん、次からは一緒に練習しよう」
皆にフォローされて、アラヤは元気を取り戻した。魔法の練習はここで止めて、再び出発することにした。
それからも、特に何もなく夕方になり、野営の準備を開始する。
今日からは、魚料理を作ってもらえる。今日のメインのリクエストは各魚の刺身だ。
「慣れてないから、ちょっと厚く切っちゃったよ」
「全然、大丈夫!美味いよ。魚醤とも合うね!」
「こうなると、わさびが欲しくなりますね」
「まさか、生で魚を食べる事になるとは…」
ソーリンは若干躊躇っている。もちろん、サナエさんが全ての刺身にクリーンを掛けてあるから大丈夫なのだけど。刺身に魚醤を垂らして、恐る恐る口に入れる。
「う、美味い…⁈」
「脂が乗ってて美味しいでしょ?このイカやタコの刺身も食べてみて?」
「魔物のデビルパスとキラースクイッドですよね…」
魔物のイメージが強くても、一度食べてしまえばそんな概念は飛んでしまう。
「うわ、何だこの食感⁉︎どちらも美味い!止まらないですね!」
始めての刺身を体験してから2日。すっかりソーリンも、刺身の虜となったのだった。
3日目の朝、野営地から2時間程走ると、丘が段々と平地に変わってきた。道も、少しずつ整備されてきている。
「もうしばらく走ったら、グラーニュ領地内になるんですけど、関所があるんです。ですから荷物をある程度、今のうちに出しておいてもらえますか?」
荷台にあるはずの積み荷は全て、アラヤの亜空間収納に納めてある。行商人として領内に入るので、積み荷が無いと怪しまれるかもしれない。
とりあえず、塩と海産物が入った樽と木箱を邪魔にならないスペースに出していく。今の広さに慣れていたので、積み荷があるとやはり窮屈に感じるね。
やがて、幅の広い川が見えてきて、その川に大きな石橋が掛かる場所が見える。橋の先には砦状の関所があり、今は頑丈な鉄の門が閉められていた。
馬車が門の前まで行くと、門番らしき守衛が2人出てきた。
「許可証と積み荷の確認をする」
ソーリンが許可証を提示している間に、もう1人の守衛が荷台へと乗り込んできた。
「女、子供連れか」
アラヤ達を一瞥した後に、積み荷の中身を確認し始める。
「中身は塩と海産物か。カポリから来たんだな。領内の行き先は何処だ?」
「コルキアでございます。そこで葡萄酒を調達する予定です」
アヤコさんがそう答えると、守衛は少し残念そうな顔をする。
「コルキアは今、少しばかり荒れてる。行くなら、充分に気をつけるんだな」
「そうですか、それはご心配いただきありがとうございます。良かったら、何があったかお聞かせ下さいませんか?」
「うーん、あまり言いたく無いが…。グラーニュ領主のミッシェル=ダガマ子爵の奴隷達が逃げ出してな。コルキアに逃げたという情報があり、街は今捜索隊が探し回っている状態だ」
「奴隷ですか…」
「まぁ、他の領地の反応はそうだよな。正直、俺も奴隷なんて認めたくないが、帝国と近いこの領地じゃ、あたり前化してきてるんだよ。だから、見かけても優しく接するなんて真似はするなよ?お前達が変な目で見られるからな?」
「おーい!まだか⁈」
「おう、積み荷は問題無しだ!」
相方に呼ばれて、守衛は荷台を降りる。そこへ、アラヤが海産物の干し貝の詰め合わせを彼に手渡す。
「いろいろとありがとうございます。どうぞこれを、皆さんでお召し上がり下さい」
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