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第5章 自重が足りてないって言われたよ⁈
061話 奴隷
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馬車は今、コルキア手前の森の林道を走っていた。後半日も走れば、コルキアに着く距離まで来たのだ。
「魔石作りも順調だね」
「まぁね、だいぶ慣れてきたよ。これはサナエさんの分ね」
あれから、魔鉱石の作り方をいろいろ試した。手中に魔法を留めて、オーラゼーションを発動する事でも魔鉱石は作れたのだ。
つまり、魔法の鉱石化が可能だったのだ。ただし、手を竜鱗防御と保護粘膜で守っているからできる事だけど。
サナエに手渡すのは、フレイム魔鉱石とアイス魔鉱石を2個ずつだ。攻撃系魔法の他にもヒール魔鉱石等も作ってある。皆んなに、使えない属性魔法の魔鉱石を渡す為だ。
「オーラゼーションは、魔力消費が激しいから今日はこれで終わりかな」
今日は朝から作っていたので、既に魔力切れの手前だった。
「ちょっとだけ、横になってるね」
「分かりました。おやすみなさい」
魔力の回復を早めようと、少し仮眠をとることにした。普通の馬車と違い、ベッドがあるから質の良い仮眠ができるだろう。
アラヤは疲れていたようで、横になるなり直ぐに爆睡してしまう。
「誰か…助けて…‼︎」
か細い、今にも消えそうな声が聞こえ、アラヤはバッと跳ね起きた。辺りを見回すと、サナエさんとアヤコさんが驚いた表情で見ている。
「どうしたの?怖い夢でも見た?」
「いや、誰かが、助けを呼んだ気がして…」
「私達には何も、聞こえませんでしたけど」
だとすると、超聴覚で聞こえた声なのか?アラヤは御者台へと顔を出す。
「アラヤさん、どうかしましたか?」
「いや、ちょっと助けを呼んだ声が聞こえてね」
「声ですか?私は気が付きませんでしたけど。引き返しますか?」
「いや、俺が寝ぼけてただけかも…ん⁈」
気のせいだったかなと思った矢先、今度は血の匂いを感じた。気配感知に集中する。感知できるギリギリのところに、複数の魔物の反応を見つけた。
「ソーリン、馬車を止めてアヤコさんと待機してて、サナエさんは俺に付いて来てくれ」
「分かりました!」
サナエさんと二人、その場へと急行する。近付くにつれて血の匂いは濃くなって、フォレストファングの群れを視認した。
「フッ‼︎」
瞬発力を生かした斬撃を入れ、フォレストファング達に【威圧】を発動する。
威圧に反応した半数以上が硬直し、残りは失神した。
倒れたフォレストファング達の先に、血だらけで倒れてる人達が見えた。
「サナエさん、彼等の治療をお願い‼︎」
「分かった!」
アラヤは、硬直した敵を素早く斬り倒していく。まだ動いている反応があるので、今のうちに数を減らしておかないといけない。
「大丈夫ですか⁉︎」
サナエは倒れている人達の元に着くと、早速ヒールを唱える。倒れているのは三人で、二人が男女の大人、そして子供が一人。おそらく家族だろう。
傷は噛みつきと引っ掻き傷だ。出血が多く、三人とも今は意識を失っているようだ。
「この人達…」
サナエは傷口をヒールで回復しながら、三人の特徴的な体の部位が気になってしょうがなかった。
「獣耳と尻尾…猫じゃなくて犬みたいだわ」
ズボンの隙間から伸びるフサフサの尻尾と、頭部に垂れた耳がある。それはまるでコスプレをしている人達のような出で立ちである。
全てのフォレストファングを退治したらしく、アラヤがヒールの加勢に駆け付けた。
全属性魔法の熟練度が上がっているアラヤのヒールの方が、サナエより速さも回復範囲も上である。
「これで大丈夫…?」
「うん、後は血が足りてないだろうから、しばらくは安静にして、食べやすい食事を取らないとね」
「そっか…とりあえずは救えたんだね。それにしても、この人?達は一体…」
「鑑定で見ると、彼等は亜人族の人犬種みたいだね。異世界もののアニメとかでよく見るけど、やっぱり耳が頭にあるんだね。毛並みを触りたいけど今は我慢だ。とりあえず、馬車へと連れて行こう」
「分かった」
三人を馬車へと連れて行くと、ソーリンが慌てて駆けてきた。
「アラヤさん!その亜人達は、例の逃げ出した領主の奴隷なのでは⁈」
「おそらく、そうだろうね。三人共、胸元に奴隷紋の焼印が刻まれているみたいだし」
「どうするおつもりですか?なるべくこの問題には関わらない方が良いですよ?」
「一度助けたのに、置いてくなんて事出来ないよ。せめて、意識が回復してから彼等の話を聞かないと」
話を聞いたその後で、彼等を逃す、匿う、置いていく、連行すると選択肢は変わる。とにかく今は、彼等が目覚めるのを待つのみだ。
待っている間、アースクラウドで野営場所を作り、昼食の準備をする。
料理ができていくにつれて、彼等の鼻がピクピクと動いている。どうやら気が付いたらしい。
「目が覚めたのなら、食事にしませんか?」
「私達に食事を…⁈下さるんですか⁈」
「ええ、もちろんですよ。血が足りてないと思うので、レバー等を用意してあります」
「あ、ありがとうございます!」
起きた三人は、畏まって何度も頭を下げる。サナエさんが、出来上がった料理を食べ易いように、少し冷ました状態で持ってきた。
三人は、目の前に置かれた肉中心の料理を、涙を流しながら嬉しそうに食べている。尻尾をパタパタする仕草は、犬を連想させて可愛く見えてしまう。彼等は、食事もまともに食べれない環境だったのだろうか。
「ねぇ、アラヤ。私には彼等が何て喋っているのか分からないわ。ラエテマやムシハの言語じゃ無いみたい」
「うん、そうみたいだね。考えられるのは、元々亜人族が多く住むズータニア大陸の言語か、その多くを奴隷として扱うグルケニア帝国の言語かだね」
彼等が食べ終わるのを待って、事の詳細を話してもらった。サナエさんとソーリンには、アヤコさんが通訳をする。
「私達は、元々グルケニア帝国の奴隷でした。捕まった帝国兵との交換条件として、私達を含めた多くの奴隷がこの地に来ました。私達は、この地の領主に引き渡されて、こちらでも奴隷として扱われていました」
やはり領主の奴隷達だったみたいだな。ソーリンも苦い表情を見せている。
「つい先日、領主の街で住民による暴動が起きました」
「暴動⁈」
「はい。領主のミッシェル=ダガマ子爵の息子の、数多い悪事が発端だと思われます。私達はその混乱に乗じて逃げ出しました」
「何故、コルキアを目指して来たのですか?帝国やズータニアへ向かうなら、逆方向ですよね?」
「多くの奴隷仲間達はそうしたと思います。私達は子連れでしたし、彼等の邪魔にはなりたくなかった。それに、コルキアには奴隷ではない亜人族が住むと、良くしていただいていた館の使用人から聞いた事があったので」
「なるほど。その亜人族の元を目指してコルキアに来たんですね?」
「はい。しかし、コルキアの街の入り口には我々を探している捜索隊が居て、街に入る事も出来ずに森に潜んでタイミングを見計らってました。そこで魔物の群れに見つかってしまったというわけです」
事情は大体分かった。しかし、関所に居た衛兵は、コルキアに逃げたという情報があって、コルキアに捜索隊がいると言っていた。おそらくは使用人が報告したのかもしれない。その意図は…多くを逃がす為の囮として、この家族を選んだのかもしれない。もちろん、憶測に過ぎないけど。
「その奴隷紋を消さない限り、領主の奴隷と分かってしまうね」
奴隷紋は、ダガマ子爵家の家紋みたいだ。これが、隷従の呪いみたいなものだったら、アラヤはなす術が無いと考えていた。しかし、自分の所有物という焼印だけのようだ。
「街に入る方法、俺に考えがあるんだけど、乗るかい?」
「アラヤさん⁈」
「心配無いよ、ソーリン」
アラヤは自信ありげに、その小さな体の胸を張った。だって、せっかく出会ったモフモフを、触らないままに見捨てるなんて有り得ないよね?
「魔石作りも順調だね」
「まぁね、だいぶ慣れてきたよ。これはサナエさんの分ね」
あれから、魔鉱石の作り方をいろいろ試した。手中に魔法を留めて、オーラゼーションを発動する事でも魔鉱石は作れたのだ。
つまり、魔法の鉱石化が可能だったのだ。ただし、手を竜鱗防御と保護粘膜で守っているからできる事だけど。
サナエに手渡すのは、フレイム魔鉱石とアイス魔鉱石を2個ずつだ。攻撃系魔法の他にもヒール魔鉱石等も作ってある。皆んなに、使えない属性魔法の魔鉱石を渡す為だ。
「オーラゼーションは、魔力消費が激しいから今日はこれで終わりかな」
今日は朝から作っていたので、既に魔力切れの手前だった。
「ちょっとだけ、横になってるね」
「分かりました。おやすみなさい」
魔力の回復を早めようと、少し仮眠をとることにした。普通の馬車と違い、ベッドがあるから質の良い仮眠ができるだろう。
アラヤは疲れていたようで、横になるなり直ぐに爆睡してしまう。
「誰か…助けて…‼︎」
か細い、今にも消えそうな声が聞こえ、アラヤはバッと跳ね起きた。辺りを見回すと、サナエさんとアヤコさんが驚いた表情で見ている。
「どうしたの?怖い夢でも見た?」
「いや、誰かが、助けを呼んだ気がして…」
「私達には何も、聞こえませんでしたけど」
だとすると、超聴覚で聞こえた声なのか?アラヤは御者台へと顔を出す。
「アラヤさん、どうかしましたか?」
「いや、ちょっと助けを呼んだ声が聞こえてね」
「声ですか?私は気が付きませんでしたけど。引き返しますか?」
「いや、俺が寝ぼけてただけかも…ん⁈」
気のせいだったかなと思った矢先、今度は血の匂いを感じた。気配感知に集中する。感知できるギリギリのところに、複数の魔物の反応を見つけた。
「ソーリン、馬車を止めてアヤコさんと待機してて、サナエさんは俺に付いて来てくれ」
「分かりました!」
サナエさんと二人、その場へと急行する。近付くにつれて血の匂いは濃くなって、フォレストファングの群れを視認した。
「フッ‼︎」
瞬発力を生かした斬撃を入れ、フォレストファング達に【威圧】を発動する。
威圧に反応した半数以上が硬直し、残りは失神した。
倒れたフォレストファング達の先に、血だらけで倒れてる人達が見えた。
「サナエさん、彼等の治療をお願い‼︎」
「分かった!」
アラヤは、硬直した敵を素早く斬り倒していく。まだ動いている反応があるので、今のうちに数を減らしておかないといけない。
「大丈夫ですか⁉︎」
サナエは倒れている人達の元に着くと、早速ヒールを唱える。倒れているのは三人で、二人が男女の大人、そして子供が一人。おそらく家族だろう。
傷は噛みつきと引っ掻き傷だ。出血が多く、三人とも今は意識を失っているようだ。
「この人達…」
サナエは傷口をヒールで回復しながら、三人の特徴的な体の部位が気になってしょうがなかった。
「獣耳と尻尾…猫じゃなくて犬みたいだわ」
ズボンの隙間から伸びるフサフサの尻尾と、頭部に垂れた耳がある。それはまるでコスプレをしている人達のような出で立ちである。
全てのフォレストファングを退治したらしく、アラヤがヒールの加勢に駆け付けた。
全属性魔法の熟練度が上がっているアラヤのヒールの方が、サナエより速さも回復範囲も上である。
「これで大丈夫…?」
「うん、後は血が足りてないだろうから、しばらくは安静にして、食べやすい食事を取らないとね」
「そっか…とりあえずは救えたんだね。それにしても、この人?達は一体…」
「鑑定で見ると、彼等は亜人族の人犬種みたいだね。異世界もののアニメとかでよく見るけど、やっぱり耳が頭にあるんだね。毛並みを触りたいけど今は我慢だ。とりあえず、馬車へと連れて行こう」
「分かった」
三人を馬車へと連れて行くと、ソーリンが慌てて駆けてきた。
「アラヤさん!その亜人達は、例の逃げ出した領主の奴隷なのでは⁈」
「おそらく、そうだろうね。三人共、胸元に奴隷紋の焼印が刻まれているみたいだし」
「どうするおつもりですか?なるべくこの問題には関わらない方が良いですよ?」
「一度助けたのに、置いてくなんて事出来ないよ。せめて、意識が回復してから彼等の話を聞かないと」
話を聞いたその後で、彼等を逃す、匿う、置いていく、連行すると選択肢は変わる。とにかく今は、彼等が目覚めるのを待つのみだ。
待っている間、アースクラウドで野営場所を作り、昼食の準備をする。
料理ができていくにつれて、彼等の鼻がピクピクと動いている。どうやら気が付いたらしい。
「目が覚めたのなら、食事にしませんか?」
「私達に食事を…⁈下さるんですか⁈」
「ええ、もちろんですよ。血が足りてないと思うので、レバー等を用意してあります」
「あ、ありがとうございます!」
起きた三人は、畏まって何度も頭を下げる。サナエさんが、出来上がった料理を食べ易いように、少し冷ました状態で持ってきた。
三人は、目の前に置かれた肉中心の料理を、涙を流しながら嬉しそうに食べている。尻尾をパタパタする仕草は、犬を連想させて可愛く見えてしまう。彼等は、食事もまともに食べれない環境だったのだろうか。
「ねぇ、アラヤ。私には彼等が何て喋っているのか分からないわ。ラエテマやムシハの言語じゃ無いみたい」
「うん、そうみたいだね。考えられるのは、元々亜人族が多く住むズータニア大陸の言語か、その多くを奴隷として扱うグルケニア帝国の言語かだね」
彼等が食べ終わるのを待って、事の詳細を話してもらった。サナエさんとソーリンには、アヤコさんが通訳をする。
「私達は、元々グルケニア帝国の奴隷でした。捕まった帝国兵との交換条件として、私達を含めた多くの奴隷がこの地に来ました。私達は、この地の領主に引き渡されて、こちらでも奴隷として扱われていました」
やはり領主の奴隷達だったみたいだな。ソーリンも苦い表情を見せている。
「つい先日、領主の街で住民による暴動が起きました」
「暴動⁈」
「はい。領主のミッシェル=ダガマ子爵の息子の、数多い悪事が発端だと思われます。私達はその混乱に乗じて逃げ出しました」
「何故、コルキアを目指して来たのですか?帝国やズータニアへ向かうなら、逆方向ですよね?」
「多くの奴隷仲間達はそうしたと思います。私達は子連れでしたし、彼等の邪魔にはなりたくなかった。それに、コルキアには奴隷ではない亜人族が住むと、良くしていただいていた館の使用人から聞いた事があったので」
「なるほど。その亜人族の元を目指してコルキアに来たんですね?」
「はい。しかし、コルキアの街の入り口には我々を探している捜索隊が居て、街に入る事も出来ずに森に潜んでタイミングを見計らってました。そこで魔物の群れに見つかってしまったというわけです」
事情は大体分かった。しかし、関所に居た衛兵は、コルキアに逃げたという情報があって、コルキアに捜索隊がいると言っていた。おそらくは使用人が報告したのかもしれない。その意図は…多くを逃がす為の囮として、この家族を選んだのかもしれない。もちろん、憶測に過ぎないけど。
「その奴隷紋を消さない限り、領主の奴隷と分かってしまうね」
奴隷紋は、ダガマ子爵家の家紋みたいだ。これが、隷従の呪いみたいなものだったら、アラヤはなす術が無いと考えていた。しかし、自分の所有物という焼印だけのようだ。
「街に入る方法、俺に考えがあるんだけど、乗るかい?」
「アラヤさん⁈」
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