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第14章 面会は穏便にお願いしますよ⁉︎
203話 対話
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グルケニア帝国帝都。軍議室に集まった貴族達は、現状の戦況の結果を罵り合うか責任転嫁をしている。
「あの飛行戦艦に幾ら掛かったと思っている!ドラゴン1匹如きに4隻も落とされるとは!」
「…それよりもだ!地下通路からの奇襲作戦が事如く失敗したのは、ラエテマ王国の内通者がこの中に居るからではないのか⁉︎」
「今は居もしない間諜探しよりも、せっかく突破したバルス平野から更なる兵を送り込む方が先だろう!」
「ならば貴公の私兵を用いれば良かろう?」
言い争いはしばらく続いたが、1人の男の登場により静かになった。
「皇帝陛下…!」
現れたグルケニア帝国86代目皇帝フィリオ=パオロ2世は、絢爛豪華な鎧を身につけている。
「まさか⁉︎陛下自ら戦地に赴くおつもりか⁉︎」
現皇帝は、過保護であった先代が長く統治していた為に、戴冠式は齢45と皇帝としては遅咲きだった。
内政には多少の知識はあるものの、臣下や貴族諸侯達とは交流も少なく信がない。かと言って武や謀に秀でている訳でもなく、今回の様な戦争など先代から仕える将軍と宰相に任せきりであった。つまりは、誰からも頼られたり崇められる事は無かった。
故に、彼の登場には皆が驚いた。特に将軍と宰相は、彼が鎧を装着できた事にすら驚く始末だった。
「兼ねてからの諸侯等の働き、心から嬉しく思う。宰相、此度の計画の遅れはまだ許容の範囲であろう?ならば次の段階へと進むべきと考えるが…?」
軍議にすら参加した事が無いのにと、宰相は少し不快な態度が出そうになるを堪えた。
「陛下、おそれながら次の段階を踏むには、いささか早計かと」
「ふむ、その理由の一つは件のドラゴンか?」
「…!その通りでございます。ムシハ連邦の飛竜軍に対応する為に作られた飛行戦艦でございますが、かのドラゴンは飛竜と比較するには規格外でありました。彼奴が居る限り飛行戦艦での侵攻は実行できません」
「そうか。ではやはり、彼が話した通りという訳だな」
「彼?」
皇帝の背後から、1人の若い男が現れた。真紅の宝石の装飾がある絹の司教冠を冠り、純白の際服を纏っている。
「ふ、フレイ美徳教教皇⁉︎」
その場に居た者達は自身の目を疑った。その人物は突如として帝国に現れ、若干19歳でフレイ美徳教の教皇に選ばれた男。
噂では美徳教団の聖典に記される勇者の1人だと言われている。まぁ、勇者に関しては数人は知られているので称号的なものという認識が定着しているが。
「な、何故、この様な場所に⁉︎」
皆が、宰相と同じ疑問を持っていた。教皇という立場で軍議に来た事では無い。それ以前に、世界にあるフレイ美徳教団とフレイア大罪教団は、特定の国に不干渉な事が古くからの決まりであるというのが、世の常とされてきた。
彼は、皆の反応からそれを理解して優しく笑う。
「私は確かに教皇ではありますが、同じく慈愛の勇者でもあります。この世においての勇者の行動に、規則や制限はありません。よって、此処に参じたのは教皇としての立場ではなく、慈愛の勇者として参った次第です」
確かに、帝国は2人の勇者を家臣として迎えている。それは彼等が、帝国の待遇と仕事に了承したからに過ぎない。
「フフフ、皆驚いた様だな。まぁ無理もないが。彼は私にいろいろと教えてくれる。世界の有り様や神々の思惑等もな。して、先程の問題であると申したドラゴンについても、彼は既に手を打ってあるらしいぞ?」
「なっ⁉︎それはどういう⁉︎」
騒つく諸侯達を、将軍の男が睨みで黙らせると、今度は教皇を睨み見下ろす。
「神の教えとやらで、あの化け物をどうにかできるとは思えんが?」
「あのドラゴンは、ただのドラゴンではありませんよ?風の大精霊エアリエルの眷属竜、暴風竜エンリルですからね」
「だ、大精霊の眷属竜だとっ⁉︎」
「そうです。どうやら、貴方方が使用した【冥界の香油】(石油)に腹を立てたご様子です。エアリエル様は風を司る存在。大気を汚されたとなれば怒るのは当然の事でしょう」
「し、しかし、そんな伝説上の存在にどう手を打ったと言うのだ⁉︎」
「我が契約者たる光の大精霊ミフルが、エアリエルとの対話を行いました」
「…⁉︎」
伝説とされる大精霊同士で対話⁉︎もはや空想ではないかと疑いそうになる。そもそも、誰が信じるのだ?宰相が辺りを見ると、皆も訝しく思っている様だ。ただ、皇帝を除いてだが。
「エアリエルは、香油を使用しないのであればと、エンリルを暴れさせないと約束したそうです」
現にその日から、その暴風竜の姿は確認されていない。
「その話が本当ならば、飛行戦艦の侵攻を再開できるのだが…。いかんせん、確かめようの無い事ですからな…」
「なるほど…。確かに直ぐには信用されないのは仕方ありません」
すると、教皇の頭上に眩い光が出現し、一同は光に包まれた。
「くっ、これは一体⁉︎」
軍議室に居た筈なのに、視界が回復した後に見えたのは空の上で、皆が慌てふためき足をバタつかせる。
『慌てずとも、落ちる事は無い。これは我が屈折により見せる景色に過ぎないからな』
頭に響く高音の声と共に現れた、背に翼を生やした白髪の青年。それは人では無いと直ぐに分かる。人間離れした美しさもだが、張り詰める空気が、当てられている圧が、本能で神に近い存在であると理解しているのだ。
『エアリエルは、世の争いに対して不干渉・中立であると約束した。だが、それはあくまでもお前達が条件を守った場合だ。我も又、エアリエルと同様に不干渉でありたいと思う。此度はパートナーの我儘を聞いたに過ぎぬ。次も有るなどと期待するで無いぞ?』
再び光に包まれ、辺りは元の軍議室に戻っていた。大半の貴族が尻餅をついた状態で、互いに視線を合わせ先程の体験が真であるかと訪ねている。
「信じて頂けましたか?」
教皇の笑顔に、諸侯達は頭を下げて膝をついた。もはや彼を疑う者はいない様だ。
「はい。暴風竜が手出しして来ないと分かった今、侵攻を再開し、作戦は次の段階へと進むとしましょう」
議会が再開し、侵攻が決まった事に満足した皇帝と教皇は軍議室を出て行った。皇帝は初の戦争が負ける心配が無くなったと安堵し、教皇は自身の計画通りに進んでいる事に愉悦感を感じるのだった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
浮遊邸は、亜人の国パガヤのシンボルとも呼べるカルデラがある山の上空に停泊していた。というのも、土の大精霊であるゲーブが住むのは、そのカルデラの中心にある穴蔵らしいからだ。
『ゲーブよ、我だ。エアリエルだ。久しぶりに、我と話をしないか?』
エアリエルは宙に浮きながら声を掛けるが、返事は返ってこない。しばらくして、一部の土が盛り上がりだす。いよいよ登場かとアラヤ達も期待して待つ。
『うん?ゲーブでは無いな』
出て来たのは亀の様な甲羅を持つ巨大な竜だった。
『エアリエル様、お初にお目に掛かります。某はゲーブ様の眷属竜アダモスと申します』
『うむ。ゲーブはどうしたのだ?』
『申し訳ありませぬ。ゲーブ様は只今お休み中でございます。御面会される場合には、事前に連絡して頂かないと…』
エアリエルの表情がやや苛立ち始めた。明らかに周りの風が強まりだした。しかし、アラヤが念話で落ち着く様に宥めると、何とか冷静になってくれた。
『…では、いつなら会えるのだ?』
『ゲーブ様への面会方法なら、200年程前から取り決めがございまして。この国の闘技場にて、4日間生き残れた者には特別に加護をお与えになります。その際にならお会いになられると思います』
『それは、我の眷属が出場した場合でも、共に会う事は可能か?』
『加護を授かるのは1人ですが、許されると思います』
アラヤを見るエアリエルの笑みに、どうも嫌な予感しかしないのだが。
『良し、出るのだアラヤ』
『えぇっ⁉︎やっぱりそうなる?』
予感的中で、コロシアムの出場が決まった。1人で出るのは癪なので、オードリーやアスピダも巻き込む事にしようと、アラヤは思うのだった。
「あの飛行戦艦に幾ら掛かったと思っている!ドラゴン1匹如きに4隻も落とされるとは!」
「…それよりもだ!地下通路からの奇襲作戦が事如く失敗したのは、ラエテマ王国の内通者がこの中に居るからではないのか⁉︎」
「今は居もしない間諜探しよりも、せっかく突破したバルス平野から更なる兵を送り込む方が先だろう!」
「ならば貴公の私兵を用いれば良かろう?」
言い争いはしばらく続いたが、1人の男の登場により静かになった。
「皇帝陛下…!」
現れたグルケニア帝国86代目皇帝フィリオ=パオロ2世は、絢爛豪華な鎧を身につけている。
「まさか⁉︎陛下自ら戦地に赴くおつもりか⁉︎」
現皇帝は、過保護であった先代が長く統治していた為に、戴冠式は齢45と皇帝としては遅咲きだった。
内政には多少の知識はあるものの、臣下や貴族諸侯達とは交流も少なく信がない。かと言って武や謀に秀でている訳でもなく、今回の様な戦争など先代から仕える将軍と宰相に任せきりであった。つまりは、誰からも頼られたり崇められる事は無かった。
故に、彼の登場には皆が驚いた。特に将軍と宰相は、彼が鎧を装着できた事にすら驚く始末だった。
「兼ねてからの諸侯等の働き、心から嬉しく思う。宰相、此度の計画の遅れはまだ許容の範囲であろう?ならば次の段階へと進むべきと考えるが…?」
軍議にすら参加した事が無いのにと、宰相は少し不快な態度が出そうになるを堪えた。
「陛下、おそれながら次の段階を踏むには、いささか早計かと」
「ふむ、その理由の一つは件のドラゴンか?」
「…!その通りでございます。ムシハ連邦の飛竜軍に対応する為に作られた飛行戦艦でございますが、かのドラゴンは飛竜と比較するには規格外でありました。彼奴が居る限り飛行戦艦での侵攻は実行できません」
「そうか。ではやはり、彼が話した通りという訳だな」
「彼?」
皇帝の背後から、1人の若い男が現れた。真紅の宝石の装飾がある絹の司教冠を冠り、純白の際服を纏っている。
「ふ、フレイ美徳教教皇⁉︎」
その場に居た者達は自身の目を疑った。その人物は突如として帝国に現れ、若干19歳でフレイ美徳教の教皇に選ばれた男。
噂では美徳教団の聖典に記される勇者の1人だと言われている。まぁ、勇者に関しては数人は知られているので称号的なものという認識が定着しているが。
「な、何故、この様な場所に⁉︎」
皆が、宰相と同じ疑問を持っていた。教皇という立場で軍議に来た事では無い。それ以前に、世界にあるフレイ美徳教団とフレイア大罪教団は、特定の国に不干渉な事が古くからの決まりであるというのが、世の常とされてきた。
彼は、皆の反応からそれを理解して優しく笑う。
「私は確かに教皇ではありますが、同じく慈愛の勇者でもあります。この世においての勇者の行動に、規則や制限はありません。よって、此処に参じたのは教皇としての立場ではなく、慈愛の勇者として参った次第です」
確かに、帝国は2人の勇者を家臣として迎えている。それは彼等が、帝国の待遇と仕事に了承したからに過ぎない。
「フフフ、皆驚いた様だな。まぁ無理もないが。彼は私にいろいろと教えてくれる。世界の有り様や神々の思惑等もな。して、先程の問題であると申したドラゴンについても、彼は既に手を打ってあるらしいぞ?」
「なっ⁉︎それはどういう⁉︎」
騒つく諸侯達を、将軍の男が睨みで黙らせると、今度は教皇を睨み見下ろす。
「神の教えとやらで、あの化け物をどうにかできるとは思えんが?」
「あのドラゴンは、ただのドラゴンではありませんよ?風の大精霊エアリエルの眷属竜、暴風竜エンリルですからね」
「だ、大精霊の眷属竜だとっ⁉︎」
「そうです。どうやら、貴方方が使用した【冥界の香油】(石油)に腹を立てたご様子です。エアリエル様は風を司る存在。大気を汚されたとなれば怒るのは当然の事でしょう」
「し、しかし、そんな伝説上の存在にどう手を打ったと言うのだ⁉︎」
「我が契約者たる光の大精霊ミフルが、エアリエルとの対話を行いました」
「…⁉︎」
伝説とされる大精霊同士で対話⁉︎もはや空想ではないかと疑いそうになる。そもそも、誰が信じるのだ?宰相が辺りを見ると、皆も訝しく思っている様だ。ただ、皇帝を除いてだが。
「エアリエルは、香油を使用しないのであればと、エンリルを暴れさせないと約束したそうです」
現にその日から、その暴風竜の姿は確認されていない。
「その話が本当ならば、飛行戦艦の侵攻を再開できるのだが…。いかんせん、確かめようの無い事ですからな…」
「なるほど…。確かに直ぐには信用されないのは仕方ありません」
すると、教皇の頭上に眩い光が出現し、一同は光に包まれた。
「くっ、これは一体⁉︎」
軍議室に居た筈なのに、視界が回復した後に見えたのは空の上で、皆が慌てふためき足をバタつかせる。
『慌てずとも、落ちる事は無い。これは我が屈折により見せる景色に過ぎないからな』
頭に響く高音の声と共に現れた、背に翼を生やした白髪の青年。それは人では無いと直ぐに分かる。人間離れした美しさもだが、張り詰める空気が、当てられている圧が、本能で神に近い存在であると理解しているのだ。
『エアリエルは、世の争いに対して不干渉・中立であると約束した。だが、それはあくまでもお前達が条件を守った場合だ。我も又、エアリエルと同様に不干渉でありたいと思う。此度はパートナーの我儘を聞いたに過ぎぬ。次も有るなどと期待するで無いぞ?』
再び光に包まれ、辺りは元の軍議室に戻っていた。大半の貴族が尻餅をついた状態で、互いに視線を合わせ先程の体験が真であるかと訪ねている。
「信じて頂けましたか?」
教皇の笑顔に、諸侯達は頭を下げて膝をついた。もはや彼を疑う者はいない様だ。
「はい。暴風竜が手出しして来ないと分かった今、侵攻を再開し、作戦は次の段階へと進むとしましょう」
議会が再開し、侵攻が決まった事に満足した皇帝と教皇は軍議室を出て行った。皇帝は初の戦争が負ける心配が無くなったと安堵し、教皇は自身の計画通りに進んでいる事に愉悦感を感じるのだった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
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エアリエルは宙に浮きながら声を掛けるが、返事は返ってこない。しばらくして、一部の土が盛り上がりだす。いよいよ登場かとアラヤ達も期待して待つ。
『うん?ゲーブでは無いな』
出て来たのは亀の様な甲羅を持つ巨大な竜だった。
『エアリエル様、お初にお目に掛かります。某はゲーブ様の眷属竜アダモスと申します』
『うむ。ゲーブはどうしたのだ?』
『申し訳ありませぬ。ゲーブ様は只今お休み中でございます。御面会される場合には、事前に連絡して頂かないと…』
エアリエルの表情がやや苛立ち始めた。明らかに周りの風が強まりだした。しかし、アラヤが念話で落ち着く様に宥めると、何とか冷静になってくれた。
『…では、いつなら会えるのだ?』
『ゲーブ様への面会方法なら、200年程前から取り決めがございまして。この国の闘技場にて、4日間生き残れた者には特別に加護をお与えになります。その際にならお会いになられると思います』
『それは、我の眷属が出場した場合でも、共に会う事は可能か?』
『加護を授かるのは1人ですが、許されると思います』
アラヤを見るエアリエルの笑みに、どうも嫌な予感しかしないのだが。
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