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第15章 その力は偉大らしいですよ⁉︎
215話 裏切り者
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会議の結果、エンリルに除染作業から離れてもらい、シルウェストレには引き続き作業を継続してもらう事になった。
エンリル程土壌を飛ばさないから効率は落ちるけれど、目立たない上に精霊視認持ちでないと彼等は見えないので、邪魔されずに作業できるだろう。
『うつけはしばらく浮遊邸で大人しくしとれ』
既に浮遊邸の後方に、エンリルの寝床用に新たに土地を拡大してある。こうなる事態も予想していたからね。
『フム、寝心地はまあまあだな。しかし、擁壁が邪魔で中が見えぬではないか』
「当たり前だろ?君が顔を出せば、家畜達が怖がってしまうんだから」
目隠し用の擁壁だが、声もなるべく抑える様にジャミングも掛けてある。
アラヤが巨大樹の葉を敷き詰めていると、エンリルが何か言いたげに顔を近づける。
「…何?」
『お主、あのゲーブからも加護を貰ったのだな。よくもまぁ、あの偏屈が気を許したな』
「どの目線で言ってるんだよ。相手は大精霊だぞ?失礼な事を言ってると、また大気圏行きになるぞ?」
ゲーブとの面会を考えたら、アラヤもエンリルの事は言えた立場では無い。しかしエンリルには効果があったらしく、ぐぬぬと唸りながら大人しく身を屈めて横になった。よほど大気圏での謹慎が応えたらしい。
タオやハルの安否を知らせる為に、浮遊邸は進路をナーサキからデピッケルへと変えて移動を開始した。
「あ、アフティ、後で私の部屋に来てくれる?」
アラヤがレミーラの鍛治指南が終わり、浴場へと向かう途中、カオリがアフティを呼び止めているところを見かけた。
最近、カオリは自室で執筆活動をしている様なのだが、小説じゃないからガッカリですとアヤコが言っていた。
アフティに何の用だろう?と思ったが、まぁ仲良くなっているなら良いかと気にせずに浴場に向かった。
一方、室内で執筆をしていたカオリは万年筆を置き、原稿用紙を束ねていた。
「ようやく完成したわ」
その厚みは、一冊の分厚い本になる予定である。ただ、その原稿を見下ろすカオリの表情は、満足しているとは言えなかった。何故なら、カオリにはまだその内容が分からなかったからだ。
「まさか、先生に見せられた幻覚未来の魔導書の記憶が残っているとは驚きよね。流石はカメラアイの技能といったところかしら」
ラエテマ王城の地下墳墓の先にあった魔導書。それをそのまま移し書きしたのだ。
ただ、今のままでは全く解読できない。あの時は、意味を良く理解もせずに祭壇でアスモデウスを召喚してしまった。
今にして見ると、魔導書には3つの区切りがあった。召喚の儀式らしき文面は後半で、それとは別の文面には、初めは文書のみ。次は術式らしき単語が飛び飛びにあったのだ。
「これはきっと古代文字。今の私の言語理解のレベルでは足りない」
そこで、扉をノックする音が聞こえる。ゆっくりと入って来たのは寝間着姿のアフティだ。
「あ、あの、こんな格好で何の御用でしょうか?」
「フフッ、似合ってるわよ?…にいやは今日は私の日じゃ無いの。だから、私の相手を頼まれてくれる?」
寝間着姿で寄る様に言われたアフティは、ひょっとしたらという予想はあった。
彼女は色欲魔王。異性だけという拘りは無い。同性も対象として見る事はあるだろう。だがしかし、ハウンにも念押しされている。この情事が原因で、アラヤとの関係が悪化することだけは避けたい。
「あ、あの、一応、アラヤ様に許可を得て頂きたく存じます」
「にいやに?大丈夫だと思うわよ?」
「すみません、それでも、恐れ多いというか…後が怖いです…」
カオリはつまらなそうに溜め息を吐いた。彼女達は真面目過ぎる。確かに、これは浮気と言えなくもない。だが、人一倍色欲を欲するカオリにとっても、アラヤ以外に愛情を持って行為に及ぶ気は無い。確かに欲は満たしたいが、これは技能をコピーする為の行為だからだ。
「じゃあ、今晩はキスだけで良いわ。後はにいや担当の日でなんとかする」
「えっ、あっ、ちょっ…」
徐ろにアフティの唇を奪うと、少し長めのディープキスをした。これで、仮死状態までの2時間は彼女の技能が自身に上乗せされる。
「ありがとう。おかげで言語理解がLV 4 になったわ」
「は、え?」
アフティは、一瞬彼女の言ってる意味が分からなかったが、彼女の興味が既に原稿に向けられていると知ると、おずおずと部屋を退室した。彼女を不快にしたかもという不安もあったが、怒っている感じでも無かった。
「リーダー、起きてるかな…」
ただ、モヤモヤした気分が残ったアフティは、ハウンの元へとその足を向けるのだった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「これはどういう状況か、説明してもらえるかな?」
場所はラエテマ王城の地下墳墓。大罪教団の衣装の男達が、ゆっくりと王族の棺の周りを囲んでいく。
松明の明かりが届きづらい闇に潜んでいた男は、ゆっくりとその姿を明るみまで現した。
「いやはや、気付かれていたとは驚きました。流石は追跡の達人スフィリ司教ですな」
姿を現した男は、祭事用の仮面を付けている。ただ、その背格好や声色からして中年男性の様だ。しかも、表舞台には現れる事の無い自身の事を知っている事から、面識のある人物なのは間違いない。
「此処に来た理由を答えてもらおうか?」
「それは貴方もでしょう?厳重な王城の地下墳墓に、大罪教団員が許可なく入って良いのですか?」
「ふ、我等は事前に許可を頂いている」
「それは…なるほど。私が現れると予想していたのですか。参ったな…」
仮面の男はゆっくりとその仮面を取り外した。スフィリはその顔を見て、構えていた杖を危うく落としそうになった。
「と、トランスポート司教⁈」
それは司教の中でも大司教に次ぐ地位の高い人物で、大罪教が独自に編み出した闇・無属性合成魔法【ゲート】を使用できる。
故に、異世界召喚された魔王を転移させたのは彼である。彼には娘が居て、彼女もまた司教でありゲートの使い手でもある。そして、魔王配下候補や団員の育成をしている施設に在住している。
「おや?別の人物を予想していたかね?まぁ、疑われる人物と言えばブナイアか、フェアラー辺りかな?なら、仮面を取るのは早計だったかな」
外した仮面は、彼の指でクルクルと回されながら亜空間収納へと消えた。
「まさか裏切り者が貴方だったとは…理由をお聞きしたい。貴方が何故、この場所にやって来たかを…」
「フフフ、君もこの場所で待っていたのなら分かっている筈だろう?この棺の、更に下に用があるのだよ」
彼は、背後にある棺をコンコンと叩いて見せる。その棺は子供用の小さな棺で、横に王家のシジルが刻まれている。
「やはり狙いは…。させませんよ!」
スフィリは、トランスポートを捕まえようと部下達と一斉に飛び掛かった。
『ジャマダナ。ケシテオクカ?』
スフィリ達は、金縛りにあったように動けなくなっていた。スフィリの目の前に、複数の目がギョロギョロと動いている。
(魔物⁉︎いや、精霊なのか⁈)
その奇妙な精霊の力は、彼がいくら技能や力でどうこうしようともがいても全く効果が無かった。
「待たせた」
突然、背後から声が聞こえ、スフィリの横を何者かが通り過ぎた。その手には、人の生首が掴まれている。若干、腐敗が進んでいるが、僅かに見覚えがある顔だ。
「おお、来たか。ようやく手に入った供物だ。丁寧に運べよ?」
生首を持つ男が、こちらを一瞥する。その目には何の感情も宿っていないように光が淀んでいる。格好で見れば冒険者の剣士の様にも見えるな。
「ああ、彼等は滞りなく始末できたかね?」
「ああ。例の少佐と共に、斬って焼いた。…コイツ等もするか?」
男が、剣の柄に手を触れている。身動きができない今、もし斬りかかれでもしたら確実に助からない。
「いやいや、せっかく我々の行動に気付いたのだ。ここは一つ、褒美として見逃してあげよう。ケイオス、解いてやれ」
「何ダ、ツマラナナイナ」
金縛りが解かれたスフィリ達は、反動で一斉に尻餅をついた。自由にされたものの、部下達は恐怖で体が震えて動けなくなっている。
「スフィリ司教、どうせだから君には一緒に来てもらうとしようかな」
棺の蓋が開けられ、中に地下へと続く階段を見つけた。トランスポートに先に入る様に促され、スフィリは仕方なく松明を手に先頭を進むのだった。
エンリル程土壌を飛ばさないから効率は落ちるけれど、目立たない上に精霊視認持ちでないと彼等は見えないので、邪魔されずに作業できるだろう。
『うつけはしばらく浮遊邸で大人しくしとれ』
既に浮遊邸の後方に、エンリルの寝床用に新たに土地を拡大してある。こうなる事態も予想していたからね。
『フム、寝心地はまあまあだな。しかし、擁壁が邪魔で中が見えぬではないか』
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目隠し用の擁壁だが、声もなるべく抑える様にジャミングも掛けてある。
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「…何?」
『お主、あのゲーブからも加護を貰ったのだな。よくもまぁ、あの偏屈が気を許したな』
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タオやハルの安否を知らせる為に、浮遊邸は進路をナーサキからデピッケルへと変えて移動を開始した。
「あ、アフティ、後で私の部屋に来てくれる?」
アラヤがレミーラの鍛治指南が終わり、浴場へと向かう途中、カオリがアフティを呼び止めているところを見かけた。
最近、カオリは自室で執筆活動をしている様なのだが、小説じゃないからガッカリですとアヤコが言っていた。
アフティに何の用だろう?と思ったが、まぁ仲良くなっているなら良いかと気にせずに浴場に向かった。
一方、室内で執筆をしていたカオリは万年筆を置き、原稿用紙を束ねていた。
「ようやく完成したわ」
その厚みは、一冊の分厚い本になる予定である。ただ、その原稿を見下ろすカオリの表情は、満足しているとは言えなかった。何故なら、カオリにはまだその内容が分からなかったからだ。
「まさか、先生に見せられた幻覚未来の魔導書の記憶が残っているとは驚きよね。流石はカメラアイの技能といったところかしら」
ラエテマ王城の地下墳墓の先にあった魔導書。それをそのまま移し書きしたのだ。
ただ、今のままでは全く解読できない。あの時は、意味を良く理解もせずに祭壇でアスモデウスを召喚してしまった。
今にして見ると、魔導書には3つの区切りがあった。召喚の儀式らしき文面は後半で、それとは別の文面には、初めは文書のみ。次は術式らしき単語が飛び飛びにあったのだ。
「これはきっと古代文字。今の私の言語理解のレベルでは足りない」
そこで、扉をノックする音が聞こえる。ゆっくりと入って来たのは寝間着姿のアフティだ。
「あ、あの、こんな格好で何の御用でしょうか?」
「フフッ、似合ってるわよ?…にいやは今日は私の日じゃ無いの。だから、私の相手を頼まれてくれる?」
寝間着姿で寄る様に言われたアフティは、ひょっとしたらという予想はあった。
彼女は色欲魔王。異性だけという拘りは無い。同性も対象として見る事はあるだろう。だがしかし、ハウンにも念押しされている。この情事が原因で、アラヤとの関係が悪化することだけは避けたい。
「あ、あの、一応、アラヤ様に許可を得て頂きたく存じます」
「にいやに?大丈夫だと思うわよ?」
「すみません、それでも、恐れ多いというか…後が怖いです…」
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「じゃあ、今晩はキスだけで良いわ。後はにいや担当の日でなんとかする」
「えっ、あっ、ちょっ…」
徐ろにアフティの唇を奪うと、少し長めのディープキスをした。これで、仮死状態までの2時間は彼女の技能が自身に上乗せされる。
「ありがとう。おかげで言語理解がLV 4 になったわ」
「は、え?」
アフティは、一瞬彼女の言ってる意味が分からなかったが、彼女の興味が既に原稿に向けられていると知ると、おずおずと部屋を退室した。彼女を不快にしたかもという不安もあったが、怒っている感じでも無かった。
「リーダー、起きてるかな…」
ただ、モヤモヤした気分が残ったアフティは、ハウンの元へとその足を向けるのだった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
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「何ダ、ツマラナナイナ」
金縛りが解かれたスフィリ達は、反動で一斉に尻餅をついた。自由にされたものの、部下達は恐怖で体が震えて動けなくなっている。
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