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第六章 空き部屋
十一
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ようやく見つけた。彼女を、有紗のことを。
「有紗!」
彼女の名前を、若月は大きな声で叫んだ。不法侵入者の身であることも忘れ、ずんずんと部屋の中を進む。彼女と自分との間の鉄格子に若月が気付いたのは、それに激突して痛みを感じてからであった。
「あ、有紗!」若月は両手で、鉄格子を掴み力強く揺らした。ガシャガシャと、金属的な音が鳴るだけで、その鉄格子を外したり、壊したりすることは出来なかった。
対するユサは、終始冷静な態度だった。若月を一瞥し、俯く。しかし今の若月には、彼女の態度を気にする余裕は無かった。彼女が生きていた。この家を彷徨う中で何度も頭によぎった、彼女の死。そんなことは無かった。それが分かっただけで、十分だった。
「有紗、無事で本当に良かった。やっぱり藍田勝治に監禁されていたんだね。気付くのが遅くなってごめん。でも俺、助けに来たよ。もう大丈夫、大丈夫だから」
若月は大声で、彼女に言葉を投げ続ける。ユサはユサで、応えることは無い。両者の態度の明確な違いに、尚哉は言葉を続けることができなかった。
「これは、どういうことなんでしょうか」
隣の芳美が声を漏らす。本当にそのとおりだった。どうして彼が、ここにいるのか。若月が、自分達を拉致した張本人なのか。いや、仮にそうだとすれば、自ら拉致しておいて、ユサを見つけて喜ぶ若月はおかしかった。
そこで尚哉は、改めて若月の言葉を脳内で反芻させる。彼は「ユサが勝治に監禁されていた」と言った。
尚哉はユサを見た。拉致される直前まで、自分は彼女の店で、彼女と共にいたのだ。
「なあ。彼女はいつから、藍田勝治に監禁されていたっていうんだ」
尚哉は恐る恐る聞いてみると、若月は尚哉をちらりと一瞥する。「いつからも何も、九月下旬からだよ。突然、連絡がとれなくなって…」
続けて若月は、ユサと連絡が取れなくなってから今自分がこうしてここにいる理由も含めて、鉄格子先の三人に自らの経緯を話した。
尚哉は驚いた。彼の中では、ユサは九月末から失踪しているのだという。しかし何度も言うが、彼女はsweet poisonで、変わらず働いていたはずである。
また、もう一つ驚いたのは、彼女が藍田製薬の子会社で事務職員として働いていることだった。しかも、棚橋有紗として。
棚橋。その名字を、尚哉はここ最近何度も聞いていた。誰のことかなんて、言うまでもないことだった。
「有紗、ゆさ。なるほどな。そのままじゃないか」
ユサは何かを悟ったかのように虚な表情だ。そんな彼女に、尚哉は尋ねてみる。
「ユサ…いや、有紗ちゃん。棚橋綾子という名前を、聞いたことがあるかな」
尚哉の質問に、有紗はゆっくりと肯いた。
「私の、母です」
しん。その場が一瞬静まりかえった。
「お母さん、か。肉親という意味で良いんだよね」
「一応はそうなりますね」
「一応ね。お父さんは?」
「父はいません。というか、私を産んだ男は父でもありません。私がまだ、母のお腹にいた時に出て行かれたそうです。母とは遊びだったのか、私ができたことを面倒ごとと思ったのでしょうね」有紗は儚げに、訥々と話す。
彼女は顔剥ぎ二番目の被害者、棚橋綾子の実の娘だという。事実は小説よりも奇なり、彼女が働いていたガールズバーに自分は足繁く通っていたなんて、偶然にしてはできすぎやしないだろうか。
「偶然じゃないですよ」有紗は尚哉を見た。「だって、あなたがこの、S区所轄の刑事かつお店の常連と知って、あそこで働き始めたんですから」
「俺が、常連だから?」
キャストのユサに言われたら嬉しいフレーズだったが、今この時は素直に喜ぶシーンでも、その意味でもないことは百も承知だった。
「もしも俺が君に目がいかなかったら、どうしていたんだ」
「あのお店、新人の子が入ることって稀らしいじゃないですか。刑事さんが新人である私に、興味を持たない訳がない。確信していました」
絶対では無い。が、尚哉はまんまと、彼女の考えのとおりに動いてしまった訳である。
「…でもどうして、わざわざそこまで」
「あなたとある程度、仕事の話ができる仲になっておきたくて。刑事である、あなたと」
「なるほど。刑事である、か」
「私は警察の方々の動きを知っておきたかった。知っておく必要がありました」
先程から、有紗は男と二人で話している。若月は蚊帳の…いや、檻の外にいるままだ。
最初は、有紗が生きていたことに感極まった。しかしどうやら彼女は、若月程に、彼の助けを求めてはいなかったようだった。少なくとも、若月にはそう見えた。
失望、悲哀、怒りの感情が沸々と湧いてくるのを感じた。有紗が危機に陥っていると思い、若月はここにやってきた。わざわざ危険を犯してまで、助けにきたのである。故に彼女の態度は、気に食わなかった。
しかし。それ以上に気に食わないのは―。
有紗が話している男に、若月は目を向けた。この男のことを、若月はよく知っていた。
忘れる訳がない。若月は、大袈裟でもなく、彼に人生を滅茶苦茶にされたのだから。
若月は学生時代に、最寄り駅のコンビニで、万引きの指導を受けた過去がある。若月自身に身に覚えは無かったのだが、商品は彼のバッグに入っていた。
冤罪だった。若月は必死に訴えた。しかし当時は、監視カメラも整っておらず、無実を示すだけの証拠が無かった。加えて叔母の家に世話になっていたこともあり、そのことを契機に若月は勘当された。その後はアルバイトでその日暮らしの生活をしつつ、今の零細企業に勤めるに至っている。
その後思い返してみて、若月は思い出した。店内で何度かすれ違った男がいたことを。自分の荷物に商品を入れられたのは、その男しかできなかった。
その男は、自分を犯人に仕立て上げたのではないか。
真偽を確かめるためにも、若月は彼を探した。しかし、数年後にようやく見つけたその男は、交番の前で青の制服を纏い立つ姿をしていた。
更に調べてみると、彼は芳川薬品代表取締役の親族で、今は警察官らしい。出自のしっかりした警察官と万引き歴のある己を見比べると、今更問い詰めようにも、発言の信用・信頼度の高低は明らかだった。若月は泣き寝入りするしかなかった。
(どうして芳川尚哉が、ここに?)
彼がこうして、檻の向こうで拘束されている理由は分からないが、どうやら有紗と顔見知りらしい。そのことは若月にとって、余計に面白くなかった。
「あのさ」若月は檻を一度、両手で大きく揺らす。檻の向こう側にいる三人が、彼を見る。苛つきの中、緊張からか喉がカラカラだった。「何のことか知らないけど、二人話し合ってないで、教えてくれよ」ガシャガシャと、自棄になって再度檻を鳴らす。「なあ有紗、どういうことなんだよ、これ」
有紗は彼を一瞥するも、目を伏せた。
「あ、有紗?」
「ごめんなさい」
「え」
「孝司君。あなたには申し訳ないと思ってる。これは本当に、心から言ってるの」
「心から?一体何を…」
言っているのか。その先を、若月は続けることができなかった。彼女が自分に向ける目は、ひどく哀れみを帯びていた。まるで、車に轢かれた猫の亡骸を見るかのよう。何故そんな目で、俺を見る。それに何の、何に対する謝罪だ。
「私達が、教えてあげましょうか」
彼女の本心を測りかねていたその時、後方から女の声が聞こえてきた。
「有紗!」
彼女の名前を、若月は大きな声で叫んだ。不法侵入者の身であることも忘れ、ずんずんと部屋の中を進む。彼女と自分との間の鉄格子に若月が気付いたのは、それに激突して痛みを感じてからであった。
「あ、有紗!」若月は両手で、鉄格子を掴み力強く揺らした。ガシャガシャと、金属的な音が鳴るだけで、その鉄格子を外したり、壊したりすることは出来なかった。
対するユサは、終始冷静な態度だった。若月を一瞥し、俯く。しかし今の若月には、彼女の態度を気にする余裕は無かった。彼女が生きていた。この家を彷徨う中で何度も頭によぎった、彼女の死。そんなことは無かった。それが分かっただけで、十分だった。
「有紗、無事で本当に良かった。やっぱり藍田勝治に監禁されていたんだね。気付くのが遅くなってごめん。でも俺、助けに来たよ。もう大丈夫、大丈夫だから」
若月は大声で、彼女に言葉を投げ続ける。ユサはユサで、応えることは無い。両者の態度の明確な違いに、尚哉は言葉を続けることができなかった。
「これは、どういうことなんでしょうか」
隣の芳美が声を漏らす。本当にそのとおりだった。どうして彼が、ここにいるのか。若月が、自分達を拉致した張本人なのか。いや、仮にそうだとすれば、自ら拉致しておいて、ユサを見つけて喜ぶ若月はおかしかった。
そこで尚哉は、改めて若月の言葉を脳内で反芻させる。彼は「ユサが勝治に監禁されていた」と言った。
尚哉はユサを見た。拉致される直前まで、自分は彼女の店で、彼女と共にいたのだ。
「なあ。彼女はいつから、藍田勝治に監禁されていたっていうんだ」
尚哉は恐る恐る聞いてみると、若月は尚哉をちらりと一瞥する。「いつからも何も、九月下旬からだよ。突然、連絡がとれなくなって…」
続けて若月は、ユサと連絡が取れなくなってから今自分がこうしてここにいる理由も含めて、鉄格子先の三人に自らの経緯を話した。
尚哉は驚いた。彼の中では、ユサは九月末から失踪しているのだという。しかし何度も言うが、彼女はsweet poisonで、変わらず働いていたはずである。
また、もう一つ驚いたのは、彼女が藍田製薬の子会社で事務職員として働いていることだった。しかも、棚橋有紗として。
棚橋。その名字を、尚哉はここ最近何度も聞いていた。誰のことかなんて、言うまでもないことだった。
「有紗、ゆさ。なるほどな。そのままじゃないか」
ユサは何かを悟ったかのように虚な表情だ。そんな彼女に、尚哉は尋ねてみる。
「ユサ…いや、有紗ちゃん。棚橋綾子という名前を、聞いたことがあるかな」
尚哉の質問に、有紗はゆっくりと肯いた。
「私の、母です」
しん。その場が一瞬静まりかえった。
「お母さん、か。肉親という意味で良いんだよね」
「一応はそうなりますね」
「一応ね。お父さんは?」
「父はいません。というか、私を産んだ男は父でもありません。私がまだ、母のお腹にいた時に出て行かれたそうです。母とは遊びだったのか、私ができたことを面倒ごとと思ったのでしょうね」有紗は儚げに、訥々と話す。
彼女は顔剥ぎ二番目の被害者、棚橋綾子の実の娘だという。事実は小説よりも奇なり、彼女が働いていたガールズバーに自分は足繁く通っていたなんて、偶然にしてはできすぎやしないだろうか。
「偶然じゃないですよ」有紗は尚哉を見た。「だって、あなたがこの、S区所轄の刑事かつお店の常連と知って、あそこで働き始めたんですから」
「俺が、常連だから?」
キャストのユサに言われたら嬉しいフレーズだったが、今この時は素直に喜ぶシーンでも、その意味でもないことは百も承知だった。
「もしも俺が君に目がいかなかったら、どうしていたんだ」
「あのお店、新人の子が入ることって稀らしいじゃないですか。刑事さんが新人である私に、興味を持たない訳がない。確信していました」
絶対では無い。が、尚哉はまんまと、彼女の考えのとおりに動いてしまった訳である。
「…でもどうして、わざわざそこまで」
「あなたとある程度、仕事の話ができる仲になっておきたくて。刑事である、あなたと」
「なるほど。刑事である、か」
「私は警察の方々の動きを知っておきたかった。知っておく必要がありました」
先程から、有紗は男と二人で話している。若月は蚊帳の…いや、檻の外にいるままだ。
最初は、有紗が生きていたことに感極まった。しかしどうやら彼女は、若月程に、彼の助けを求めてはいなかったようだった。少なくとも、若月にはそう見えた。
失望、悲哀、怒りの感情が沸々と湧いてくるのを感じた。有紗が危機に陥っていると思い、若月はここにやってきた。わざわざ危険を犯してまで、助けにきたのである。故に彼女の態度は、気に食わなかった。
しかし。それ以上に気に食わないのは―。
有紗が話している男に、若月は目を向けた。この男のことを、若月はよく知っていた。
忘れる訳がない。若月は、大袈裟でもなく、彼に人生を滅茶苦茶にされたのだから。
若月は学生時代に、最寄り駅のコンビニで、万引きの指導を受けた過去がある。若月自身に身に覚えは無かったのだが、商品は彼のバッグに入っていた。
冤罪だった。若月は必死に訴えた。しかし当時は、監視カメラも整っておらず、無実を示すだけの証拠が無かった。加えて叔母の家に世話になっていたこともあり、そのことを契機に若月は勘当された。その後はアルバイトでその日暮らしの生活をしつつ、今の零細企業に勤めるに至っている。
その後思い返してみて、若月は思い出した。店内で何度かすれ違った男がいたことを。自分の荷物に商品を入れられたのは、その男しかできなかった。
その男は、自分を犯人に仕立て上げたのではないか。
真偽を確かめるためにも、若月は彼を探した。しかし、数年後にようやく見つけたその男は、交番の前で青の制服を纏い立つ姿をしていた。
更に調べてみると、彼は芳川薬品代表取締役の親族で、今は警察官らしい。出自のしっかりした警察官と万引き歴のある己を見比べると、今更問い詰めようにも、発言の信用・信頼度の高低は明らかだった。若月は泣き寝入りするしかなかった。
(どうして芳川尚哉が、ここに?)
彼がこうして、檻の向こうで拘束されている理由は分からないが、どうやら有紗と顔見知りらしい。そのことは若月にとって、余計に面白くなかった。
「あのさ」若月は檻を一度、両手で大きく揺らす。檻の向こう側にいる三人が、彼を見る。苛つきの中、緊張からか喉がカラカラだった。「何のことか知らないけど、二人話し合ってないで、教えてくれよ」ガシャガシャと、自棄になって再度檻を鳴らす。「なあ有紗、どういうことなんだよ、これ」
有紗は彼を一瞥するも、目を伏せた。
「あ、有紗?」
「ごめんなさい」
「え」
「孝司君。あなたには申し訳ないと思ってる。これは本当に、心から言ってるの」
「心から?一体何を…」
言っているのか。その先を、若月は続けることができなかった。彼女が自分に向ける目は、ひどく哀れみを帯びていた。まるで、車に轢かれた猫の亡骸を見るかのよう。何故そんな目で、俺を見る。それに何の、何に対する謝罪だ。
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