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「そんなに欲求不満なら、俺が満たしてやろうか」
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羽琉はすぐに自分を抜いたりせずに、ふっ、と笑って軽くキスをしてきた。
恋人でもないのに、どうしてこんなに甘い口づけをするんだろう。
まるでそこに気持ちがあるんじゃないかって、勘違いしてしまいそうになる。
彼の気持ちが自分になんて、会ったばかりでそんなことあるわけがないのに。
羽琉は鎖骨のあたりにも唇を落として吸いつき、赤い跡を残した。
その部分が甘く疼いて、なんだか落ち着かない。
「俺に抱かれた証、残しておくね」
「えっ?」
「彼氏とはレスなんだし問題ないだろ。これを見て、俺のこと思い出して」
羽琉とは旅先で出会っただけで体を重ねるのも今日が最初で最後で、また会うつもりも連絡を取り合うつもりもはっきり言って皆無だ。
なのにどうして、そんなことを言うの。
「どんだけ俺のを欲しがって、どんだけ俺ので乱れて啼いてたか、全部忘れないで」
羽琉はそう言って、また唇に軽いキスを落として柔らかく微笑んだ。
しばらくセックスの余韻に浸った後、羽琉はそっと自分を引き抜いた。
それにどこか物足りなさを覚えるなんて、本当にどうかしてる。
まだ自分の中に彼のモノがあるような、そんな感覚さえしていた。
羽琉は自分の処理をする前に、まだ微かに濡れている紗奈の部分を優しくティッシュで拭ってくれる。
その後、そっと布団を被せてくれて、優しく頭を撫でてくれた。
まるで恋人の事後みたい。
琉生に抱かれたのはもうずっと前のことだけど、こんなことをされた記憶もない。
なのにどうして、会ったばかりの羽琉がそんなことをしてくれるの。
「関係を持った人みんなにそんなこと言って、こんなふうに優しくするの?」
最初から軽い調子で話しかけてきて、女の扱いにも慣れてるふうだった。
セックスも上手で、彼女にするみたいなことをされたら勘違いする。
彼氏がいる自分でさえも、自惚れてしまいそうになるんだから。
「なに、ヤキモチ?」
からかうような口調で言われて、迷いもなくはっきりと否定した。
好きでもないのに、付き合ってもないのにヤキモチなんて妬くわけがない。
「違うわよ。ただそんなことばっかしてると、勘違いされると思って」
「勘違い、って?」
「だからっ……好きなんじゃないか、とか自惚れるっていうか」
「ふうん。紗奈も?」
「私はそんなことないけど」
初対面の男が自分を好きだなんて、そんな自惚れるほど絶対的な自信なんてない。
自分に魅力があるとは思えないし、ないから琉生に抱いてもらえないんじゃないかって。
そんな卑屈なことばかり考えて、そんな自分が心底嫌になる。
もっと自信があれば、愛されてる自信も持てればよかったのに。
「俺だって誰にでもこんなこと言ってるわけじゃない。ってか、初めて会う女を抱くなんてことも普段はないし」
そうは言っても、初対面でセックスをしたのは事実だ。
だから、てっきりいつもそういうことをしてるものだと思ってたのに。
声をかけてきた様子からどこか軽くて、そういうことに慣れてるんだって。
それが違うと言うのなら、どうして今日は抱いたりしたんだろう。
「じゃあどうして…」
「紗奈を抱いたかって?」
「……うん」
「興味があったから、かな。紗奈が欲求不満だったっていうのもあるけど」
「………」
「抱いて正解だったね。体の相性、バッチリみたいだし?」
羽琉は口元に妖しい笑みを浮かべて、またチュッと唇にキスをした。
それは触れる程度の軽いものなのに、なぜかまた欲情を刺激される。
恋人でもないのに、どうしてこんなに甘い口づけをするんだろう。
まるでそこに気持ちがあるんじゃないかって、勘違いしてしまいそうになる。
彼の気持ちが自分になんて、会ったばかりでそんなことあるわけがないのに。
羽琉は鎖骨のあたりにも唇を落として吸いつき、赤い跡を残した。
その部分が甘く疼いて、なんだか落ち着かない。
「俺に抱かれた証、残しておくね」
「えっ?」
「彼氏とはレスなんだし問題ないだろ。これを見て、俺のこと思い出して」
羽琉とは旅先で出会っただけで体を重ねるのも今日が最初で最後で、また会うつもりも連絡を取り合うつもりもはっきり言って皆無だ。
なのにどうして、そんなことを言うの。
「どんだけ俺のを欲しがって、どんだけ俺ので乱れて啼いてたか、全部忘れないで」
羽琉はそう言って、また唇に軽いキスを落として柔らかく微笑んだ。
しばらくセックスの余韻に浸った後、羽琉はそっと自分を引き抜いた。
それにどこか物足りなさを覚えるなんて、本当にどうかしてる。
まだ自分の中に彼のモノがあるような、そんな感覚さえしていた。
羽琉は自分の処理をする前に、まだ微かに濡れている紗奈の部分を優しくティッシュで拭ってくれる。
その後、そっと布団を被せてくれて、優しく頭を撫でてくれた。
まるで恋人の事後みたい。
琉生に抱かれたのはもうずっと前のことだけど、こんなことをされた記憶もない。
なのにどうして、会ったばかりの羽琉がそんなことをしてくれるの。
「関係を持った人みんなにそんなこと言って、こんなふうに優しくするの?」
最初から軽い調子で話しかけてきて、女の扱いにも慣れてるふうだった。
セックスも上手で、彼女にするみたいなことをされたら勘違いする。
彼氏がいる自分でさえも、自惚れてしまいそうになるんだから。
「なに、ヤキモチ?」
からかうような口調で言われて、迷いもなくはっきりと否定した。
好きでもないのに、付き合ってもないのにヤキモチなんて妬くわけがない。
「違うわよ。ただそんなことばっかしてると、勘違いされると思って」
「勘違い、って?」
「だからっ……好きなんじゃないか、とか自惚れるっていうか」
「ふうん。紗奈も?」
「私はそんなことないけど」
初対面の男が自分を好きだなんて、そんな自惚れるほど絶対的な自信なんてない。
自分に魅力があるとは思えないし、ないから琉生に抱いてもらえないんじゃないかって。
そんな卑屈なことばかり考えて、そんな自分が心底嫌になる。
もっと自信があれば、愛されてる自信も持てればよかったのに。
「俺だって誰にでもこんなこと言ってるわけじゃない。ってか、初めて会う女を抱くなんてことも普段はないし」
そうは言っても、初対面でセックスをしたのは事実だ。
だから、てっきりいつもそういうことをしてるものだと思ってたのに。
声をかけてきた様子からどこか軽くて、そういうことに慣れてるんだって。
それが違うと言うのなら、どうして今日は抱いたりしたんだろう。
「じゃあどうして…」
「紗奈を抱いたかって?」
「……うん」
「興味があったから、かな。紗奈が欲求不満だったっていうのもあるけど」
「………」
「抱いて正解だったね。体の相性、バッチリみたいだし?」
羽琉は口元に妖しい笑みを浮かべて、またチュッと唇にキスをした。
それは触れる程度の軽いものなのに、なぜかまた欲情を刺激される。
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