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野外演習は中止となり、すぐさま状況調査が行われた。第一発見者はリセラの班のメンバー4名で、近くにも違う班の者が数名いたらしい。
リセラの班のメンバー以外は、すぐにその場より逃げ出して、教師に知らせに行ったが、ダミアン王子やオルガは、無謀にもマンティコアに挑んでいったとのこと。
しかし、全く歯が立たす、追い詰められたところにミーシャ達が駆けつけたというわけだ。
マンティコアはリセラ達の前に突然現れたらしいが、それ以前の痕跡はなく、何処から来たのか、いつからいたのかは全く不明のまま、調査は難航した。
そして、数日後より変な噂が流れ始めた。
「ユーリ・ミホーク公爵令嬢! お前がリセラを狙って、あの魔物をあの森に放ったらしいな! 今日という今日は許せん! これは立派な殺人未遂だ! しかも、あんな魔物を連れ込んで王都を恐怖に晒すとは一体どういうつもりだ!」
ダミアン王子が3学年のユーリのいる教室に乗り込んで、ユーリを罵倒した。
「まさか。何故わたくしがそのような事を? 聞けば現れた魔物は凶悪なマンティコアだとか。
そのような魔物をわたくしが操れるとでも?」
冷静に返答したユーリを見て、憎々しげに
「ふん、知ってるんだぞ! 貴様はミーシャ・ラバンティ辺境伯令嬢と懇意にしてるだろ! お前はあの者にリセラを狙うよう指示したのだ! あの者の力があれば、あのような魔物など簡単に捕獲して、あの場に連れて来ることなど可能だ!
そしてバレるのを恐れて証拠隠滅のために、あいつはマンティコアをすぐに討伐したのだ!」
と大声で叫んだ。
ダミアン王子の元に、リセラや、オルガ、ミゼルも駆けつけ、今にも泣き出しそうなリセラを守るようにしながらユーリを睨みつけている。
「衛兵! ユーリ・ミホークを捕まえろ!
2学年のミーシャ・ラバンティも同様に捕まえて城に連れてこい!」
そして、ユーリを捕縛後、衛兵たちは2学年の教室に向かい、帰宅準備をしているミーシャに、第二王子の命令であると告げ有無を言わさずにミーシャを捕縛した。
そしてそのままお城の貴族牢に閉じ込められた。
リセラの班のメンバー以外は、すぐにその場より逃げ出して、教師に知らせに行ったが、ダミアン王子やオルガは、無謀にもマンティコアに挑んでいったとのこと。
しかし、全く歯が立たす、追い詰められたところにミーシャ達が駆けつけたというわけだ。
マンティコアはリセラ達の前に突然現れたらしいが、それ以前の痕跡はなく、何処から来たのか、いつからいたのかは全く不明のまま、調査は難航した。
そして、数日後より変な噂が流れ始めた。
「ユーリ・ミホーク公爵令嬢! お前がリセラを狙って、あの魔物をあの森に放ったらしいな! 今日という今日は許せん! これは立派な殺人未遂だ! しかも、あんな魔物を連れ込んで王都を恐怖に晒すとは一体どういうつもりだ!」
ダミアン王子が3学年のユーリのいる教室に乗り込んで、ユーリを罵倒した。
「まさか。何故わたくしがそのような事を? 聞けば現れた魔物は凶悪なマンティコアだとか。
そのような魔物をわたくしが操れるとでも?」
冷静に返答したユーリを見て、憎々しげに
「ふん、知ってるんだぞ! 貴様はミーシャ・ラバンティ辺境伯令嬢と懇意にしてるだろ! お前はあの者にリセラを狙うよう指示したのだ! あの者の力があれば、あのような魔物など簡単に捕獲して、あの場に連れて来ることなど可能だ!
そしてバレるのを恐れて証拠隠滅のために、あいつはマンティコアをすぐに討伐したのだ!」
と大声で叫んだ。
ダミアン王子の元に、リセラや、オルガ、ミゼルも駆けつけ、今にも泣き出しそうなリセラを守るようにしながらユーリを睨みつけている。
「衛兵! ユーリ・ミホークを捕まえろ!
2学年のミーシャ・ラバンティも同様に捕まえて城に連れてこい!」
そして、ユーリを捕縛後、衛兵たちは2学年の教室に向かい、帰宅準備をしているミーシャに、第二王子の命令であると告げ有無を言わさずにミーシャを捕縛した。
そしてそのままお城の貴族牢に閉じ込められた。
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