ベストナイン

秋本シラキ

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第21球 サウスポーの必殺技

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今日は準決勝の日。この試合と決勝に勝てば、ついに俺達は甲子園出場が決まる。1戦1戦本当に気が抜けない。

ヨウマ「今日も勝つぞ!そして明日も絶対勝つぞ!」

真澄「甲子園出場まであと2勝だもんな!」

パル岡「ここまで来たからには、絶対勝とう!」



この日もよこちんや友香さんや応援団がかけつけてくれた。みんなの応援があったから、俺はここまで頑張ってこれたんだと思う。みんなに感謝しないといけないね。



準決勝の相手は平安高校。噂では、ここのエースピッチャーはサウスポーらしいが・・・

セオス「うちはほとんどの人が右打ちだから余裕だろ~~」

八木っちょ「いや、でもここまで残れたのには訳があると思うよ!きっと強敵だよ!」



そして平安高校のナインが集まり、互いに礼をし、試合開始の準備を始めた。



今日は俺達が後攻である。1回の表、俺はマウンドに上がった。スタンドから、よこちんの声が聞こえた。

よこちん「今日も頼んだわよ~~!!」



ここまで俺は連投が続いているが、監督が早く交代してくれるので、疲労はあまり溜まっていない。今日も最初から飛ばしていこうと決めた。



その結果・・・・・



審判「アウト!チェンジ!」



初回は簡単に3人で終わらせられた。

浩一「ナイスピッチーーング!!」

セオス「いいじゃんいいじゃん!」

ヨウマ「ふ~~~・・・・・」



続いて、1回の裏昭和ナインの攻撃。相手の先発は森田とゆうサウスポーだった。俺達はそいつがどんな球を投げてくるのか、投球練習を見ていた。



だが、そんなに打てそうにない球を投げてるとゆう感じはしなかった。

真澄「打てるんじゃない??」

純「いや、もしかしたら本番になったら決め球を投げてくるんじゃ??」

パル岡「まぁどんな球が来ようがうちらには関係ねぇよ。ここまで勝ち進んできたんだし!」



そして、1番真澄が打席に立った。

真澄「俺左投手はあまり得意じゃねーんだよなぁ(汗)」

そう、真澄は左打ちなので、あまり左投手は得意としていなかった。



だが・・・



効果音「カキーーン!!」

真澄「よしっ!!」



しぶとくセンター前に運んだ!

ナイン「よっしゃーーー!!!」

監督「よしよし、いいぞいいぞ」



ノーアウト1塁のチャンス。当然ここは送ってくる場面だ。とゆうわけで・・・



効果音「コン!」



2番大我はきっちり送りバントを決めた。1アウト2塁のチャンスを作った。バッターは予選で当たってる3番純だ。

純「よーーし!!先制点入れてやるわい!」



森田はコントロールに細心の注意を払い、カウント2‐1とした。

森田「(ちょっと早いけど、使っちゃうか)」



森田は純に決め球を投じた!



純はバットを出したが・・・・・



効果音「ブン!!」



純「・・・・・何!?」



審判「ストライーーク!!バッターアウト!」



純はベンチに帰る途中、セオスに耳打ちした。

セオス「・・・・・マジで!?」

純「あー、だから追い込まれる前に打ったほうが良いよ!追い込まれたら絶対あれが来るから」

セオス「・・・・・わ、わかった!なんとかしてみる!」



一体、純を三振に仕留めた球とは、なんなのか!?



2アウト2塁、4番セオスが打席に立った。

森田「(こいつか、予選ですでにホームラン3本も打っちゃってる怪物君は・・・)」



応援団は大声で応援した。

幸希「ホームラン!ホームラン!瀬ー!尾ー!」



しかし、森田はコントロールがいいので簡単に追い込まれてしまった。

セオス「うわーー、マジありえねぇ・・・」



そして・・・・・・・



効果音「ブン!!」

セオス「が~~~!!!」

審判「チェンジ!」



セオスも同じ球で三振に倒れてしまった!

セオス「あ、あいつやべぇぞ・・・」



セオスが打席に立っていた時、純はナイン達に森田の決め球について話していた。

純「みんな聞いてくれ!あいつスクリューボール使ってくるぞ!!」

ナイン「何ーーー!!!???」



スクリューボール・・・それは、シンカーの事だが、左投手が投げるシンカーをスクリューと呼ぶ。左投手が右打者を抑えるのに有効的である。

浩一「参ったな・・・でも追い込まれたら打つしか無いじゃん!」

泰彰「あれを打たなきゃ決勝進出は無いと考えよう」

大我「そうだね・・・なんとかしよう・・・」



俺達は森田をとらえる策を考えた。

試合は0‐0の均衡がやぶれないまま、6回の表まで進んだ。平安高校は1番からの好打順。

ヨウマ「ここまで点が入らないなんて初めてだな。なんとかここを抑えよう・・・」



俺は気合のこもったピッチングで、1番と2番を簡単に片付けた。

パル岡「よーーしいいぞ!」



2アウトランナー無しで、バッターは3番。

3番「もう簡単には凡退しないぞ!」



俺は初回から少し飛ばし気味で投げていたので、少々疲れが出始めていた。しかし、そんな事は言ってられない。ここでちゃんと抑えなかったら、後々絶対後悔すると思い、全力で投げた!

ヨウマ「うらっ!」



効果音「カキン!」

ヨウマ「あっ!」



3番打者にヒットを許した。

真澄「大丈夫大丈夫!次抑えればいいんだよ!」



そして、続く4番にも・・・



効果音「カキン!!」

ヨウマ「あっ!!」



連続でヒットを許してしまった。2アウトランナー1、2塁。

監督「う~~ん、そろそろやばいかなこりゃ(汗)」



応援団がすかさず応援に入った。

幸希「みなさん!有馬君がピンチです!ここはみなさん彼を応援してあげてくださーーい!!」

莉緒「「頑張れ」コールお願いしまーーす!!」

幸希「頑張れ頑張れあーりーまー!!」



応援団の応援を聞き、俺は生き返ったかのような気持ちになった。

ヨウマ「絶対ここ抑えてやる!」



そして、5番との対戦。だが、1‐2と、カウントを悪くしてしまう。

パル岡「ヨウマ!腕しっかり振れ!」



パル岡の言葉を聞き、4球目を投じた!・・・




だが、その球は・・・甘く入ってしまった・・・




効果音「カキーーーーーン!!!!!」



俺は後ろを振り向きもしなかった・・・・・



森田「よっしゃ!!ついに均衡をやぶった!」



6回の表、3対0・・・2アウトランナー無しから3点を与えてしまった・・・

よこちん「えーーー!!!???うっそーーー・・・」

しまこ「信じられない・・・」

歩「どうしちゃったんだろう・・・」

さいち「あちゃーーー・・・参ったわね(汗)」



ここで俺は交代かと思ったが、監督は俺にマウンドを託した。それに答え、俺はなんとか6番打者を抑えた。

審判「チェンジ!」



俺はすぐにみんなに謝った。

ヨウマ「みんな・・・ごめん・・・」



すると・・・・・

セオス「3点ぐらい気にするな!俺達が4点取ればいいんだろ?」

純「野球は9回の裏に3アウト目を取られるまで何が起こるかわからないんだよ!」

真澄「俺達を信じろ!今まで大量得点で勝ってきたんだから、必ず逆転してみせる!」

パル岡「そうだ!だから3点なんて0点と同じと思え!」



俺はみんなから励まされた。

ヨウマ「み、みんな、ありがとう(泣)みんな最高の仲間達だよ(泣)俺、昭和高校に入ってよかった・・・」



そして、6回の裏の攻撃が始まった。この回は4番のセオスからだ。

セオス「しゃっ!!」



セオスは森田のスクリューに苦しみ、ここまで2打席連続空振り三振だった。なのでこの打席は初球から積極的にバットを出していった!



効果音「カキン!!」

セオス「よしっ!」

森田「ちっ!」



センター前ヒットで出塁した!

友香「お~~かっこいい~~!!ここからね♪」



続く八木っちょも初球を狙った!



効果音「カキン!」

八木っちょ「抜けた!」

森田「何!?」



ライト前ヒットで八木っちょが出塁した!これでノーアウト1、2塁。

ぴな「チャンス到来ね!」

監督「いいぞいいぞ~~!!」



続くバッターは、6番泰彰だ。

大我「かっとばせ~~!!」

真澄「ここで1点返そうぜ~~!!」



森田は気合を注入し、泰彰を追い込んだ。

森田「(よし、ここでスクリューだ!)」



森田は泰彰に決め球のスクリューを投じた!・・・




効果音「カキン!!」

森田「何!?」



泰彰はスクリューが来るのを読んでいた!打球はライト前へ!

泰彰「お前攻め方がワンパターンなんだよ」



セオスが生還し、3対1!

セオス「よーーし!!」

浩一「1点づつ返していこう!」



しかし、この回はこの1点のみだった。だが、昭和ナインに繋がりが出てきた。俺達の反撃は、ここからだ!!




第22球へ続く
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