23 / 46
第23球 諦めたら終わり
しおりを挟む
8回の裏、昭和ナインの攻撃。バッターは5番八木っちょからだ。
監督「よ~~し!何とかしてくれ~~!!」
4対2と、2点ビハインドで苦しい状況だが、俺達が今までやってきた事を信じ、俺はベンチから試合を見守っていた。
だが・・・・・
審判「ストライーーク!!バッターアウト!」
先頭の八木っちょが三振に倒れてしまった。八木っちょが暗い表情でベンチに戻ってきた。
八木っちょ「み、みんな、スマン!出塁できなかった!」
すかさず真澄が励ました。
真澄「大丈夫大丈夫!まだまだこれから!」
しかし・・・・・
審判「アウトーーー!!!」
6番泰彰がショートゴロに倒れてしまった。
泰彰「うわーーー・・・・終わったわ・・・」
これでベンチに、少し諦めムードが漂ってしまった。
大我「やばいなーー・・・」
一郎「大変だなこりゃ(汗)」
ヨウマ「お、俺があそこでちゃんと抑えてれば、こんなことには・・・」
バッターは7番パル岡。
その初球・・・・・
効果音「カキーーーン!!!」
ナインは打球の音を聞いた瞬間、目が覚めた!
真澄「おっ!?」
純「打った??」
セオス「やったか!?」
打球はレフト方向へ飛んでいった!!
浩一「い、いったか!?」
ヨウマ「頼む!入ってくれ!!」
そして・・・・・
見事!レフトスタンドに入った!!1点差に迫るホームランだ!!
ナイン「おーーーー!!!!」
よこちん「やった~~~!!!」
友香「1点差だ~~~!!!」
暗いムードになってしまっていた場内を、パル岡は再び明るくした。
パル岡「よっしゃーーー!!!」
そしてパル岡がホームインし、浩一とハイタッチした。
浩一「ナイスホームラン!」
パル岡「サンキュ!」
そしてベンチでも全員から祝福された。
監督「よくやった!」
ヨウマ「ありがとう!」
真澄「さすが恐怖の7番打者だよ!」
そして、パル岡が口を開いた。
パル岡「みんな、諦めたら終わりだぜ。ここで勝たなきゃ後で後悔するだけだよ。諦めずにあと2点取ろう!」
ナインはパル岡の言葉を聞き、再び追い上げムードに変わった。
そしてバッターは、8番浩一だ。
浩一「俺も続くぜ!」
ここは何としても浩一に続いてほしいところだ!
幸希「さ~みなさん!松岡君が見事なホームランを打ってくれました~~!!」
莉緒「浩一君にも続いてもらいましょ~~!!」
幸希「続け!続け!浩~~一~~!!」
応援団の応援のボルテージが、初回の攻撃の時よりも上がっていた!こんな終盤なのによくこんな声出るなとか思うよ。すばらしいです。
そして浩一は・・・・・
効果音「カキーーーン!!!」
森田「がっ!!」
2ベースヒットで出塁した!
浩一「よし!」
ヨウマ「最高~~~!!!」
ここでバッターは9番、木村君に変わって1年生の田村君が起用された。
田村「よ~~~し!」
実は田村君は、予選の2回戦でホームランを打っているので、ここは期待できる場面だ。
ベンチ・応援団が見守る中、田村君が打席に立つ。
森田「これ以上打たせてたまるか!」
森田は渾身の力を込めて投げた!
田村「うりゃーーー!!!」
効果音「カキーーーン!!!」
打球はレフトへ!しかし、途中で失速(泣)・・・
ナイン「あ~~~~!!!!」
レフトフライに倒れてしまった。この瞬間、場内から溜息が漏れた。
田村「うわっ・・・やっちったよ・・・」
3アウトをとられ、9回の表に進んだ。ここで監督がマウンドに行かせたピッチャーは・・・・・
ストッパー・一郎だった!!
ヨウマ「おーー!!」
真澄「勝負に出ましたな!」
八木っちょ「ここは確実に0点に抑えるってことだね!」
一郎はマウンドに向かった。
監督の思いは強かった。ここで諦めたら終わり。負けたら終わり。監督はそう思い、9回の表を0点に抑えてもらうため、ストッパー・一郎にマウンドを託した。
監督「よろしくな!」
一郎「3人で片付けてきます!」
この回のバッターは5番打者から。一郎は全力投球で5番打者を封じた!
5番「ぐはっ!」
審判「ストライーーク!!バッターアウト!」
続く6番も・・・
効果音「ビューーン!!」
6番「はっっっや!!!」
審判「バッターアウト!!」
さらに7番も・・・
効果音「ヒューーーン!!!」
7番「はっ!?」
審判「チェンジ!!」
なんと!簡単に三者連続で三振に仕留めた!ナイスピッチングである!!
ヨウマ「すっげ~~~(汗)・・・」
一郎が簡単に三人で終わらせてくれたので、気持ちよく9回の攻撃に入れる。この回のトップバッターは・・・
真澄「いってきます!!」
我が昭和高校の1番打者・真澄からだ。
ヨウマ「頼んだぞ~~!!」
真澄は全身全霊を込めて、打席に向かった。
真澄「絶対出塁してやる・・・ここで終わってたまるか!」
マウンドは9回も森田だった。
森田「最後の力を振り絞って終わらせてやるわい!」
真澄「かかってこい!」
真澄と森田の対決が始まった!真澄は甘い球が来るのを待っていた。
真澄「(まだこね~~な~~)」
ファールで粘り続けた、9球目だった!
真澄「きた!!」
効果音「カキーーン!!」
打球は勢いよくライト方向へ!
セカンド「とーーー!!!」
真澄「・・・・・え??」
審判「アウトーーー!!!」
森田「お~~助かった~~・・・」
なんと!残念なことにセカンドのファインプレーに阻まれてしまった!!
真澄「うそだろ~~~!!!???マジありえねぇ・・・」
誰もが一瞬、ヒットになると確信した。だが、残念なことにアウトになってしまった。
よこちん「マジついてないわね(泣)」
歩「今のが捕られてなければなー・・・」
しまこ「これで1アウトね(汗)」
さいち「どうなっちゃうのかしら・・・」
これで流れは完全に平安高校に傾いた。そんな中、2番大我が打席に立つ。
大我「俺がなんとかするしかない!」
大我も甘い球が来るまで待っていた。そして、5球目だった!
効果音「カキーーン!!」
今度こそ抜けるか!?
しかし!これはサード正面のライナー(泣)
ナイン「うわーーー・・・」
ぴな「ついてないわねーー(汗)」
これでついに2アウトになってしまった。
森田「ふっ、悪いが、決勝進出は俺らがいただくぜ!」
バッターは3番純。場内は明らかにやばい空気になっていた。
純「俺で終わりなんて嫌だぞ(笑)」
純も当然、諦めたら終わりとゆう気持ちを持ち、打席に立った。その結果・・・・・
効果音「カキン!」
純「あっ!!」
純はひっかけてしまった!それでも純は全力疾走で1塁に走る!
純「ここで終わってたまるかーーー!!!」
ショートが球を捕り、ファーストへ投げた!
効果音「パシッ!!」
果たして、判定は!?・・・・・
審判「セーーーフ!!!」
純「よーーーし!!!」
ナイン「オッケーオッケー!!!」
純の諦めたくないとゆう気持ちが産んだ内野安打だった!
真澄「よかった~~!」
パル岡「なんとかひっくり返そうぜ!」
そして、バッターは・・・
セオス「4番って、本当にいい場面でまわってくるように出来てるんだな」
4番、セオスだ。ここでこの日一番の歓声が沸いた。
幸希「瀬尾くーーーん!!!」
莉緒「おねがーーーい!!!」
果たして、この勝負の行方は!?
第24球へ続く
監督「よ~~し!何とかしてくれ~~!!」
4対2と、2点ビハインドで苦しい状況だが、俺達が今までやってきた事を信じ、俺はベンチから試合を見守っていた。
だが・・・・・
審判「ストライーーク!!バッターアウト!」
先頭の八木っちょが三振に倒れてしまった。八木っちょが暗い表情でベンチに戻ってきた。
八木っちょ「み、みんな、スマン!出塁できなかった!」
すかさず真澄が励ました。
真澄「大丈夫大丈夫!まだまだこれから!」
しかし・・・・・
審判「アウトーーー!!!」
6番泰彰がショートゴロに倒れてしまった。
泰彰「うわーーー・・・・終わったわ・・・」
これでベンチに、少し諦めムードが漂ってしまった。
大我「やばいなーー・・・」
一郎「大変だなこりゃ(汗)」
ヨウマ「お、俺があそこでちゃんと抑えてれば、こんなことには・・・」
バッターは7番パル岡。
その初球・・・・・
効果音「カキーーーン!!!」
ナインは打球の音を聞いた瞬間、目が覚めた!
真澄「おっ!?」
純「打った??」
セオス「やったか!?」
打球はレフト方向へ飛んでいった!!
浩一「い、いったか!?」
ヨウマ「頼む!入ってくれ!!」
そして・・・・・
見事!レフトスタンドに入った!!1点差に迫るホームランだ!!
ナイン「おーーーー!!!!」
よこちん「やった~~~!!!」
友香「1点差だ~~~!!!」
暗いムードになってしまっていた場内を、パル岡は再び明るくした。
パル岡「よっしゃーーー!!!」
そしてパル岡がホームインし、浩一とハイタッチした。
浩一「ナイスホームラン!」
パル岡「サンキュ!」
そしてベンチでも全員から祝福された。
監督「よくやった!」
ヨウマ「ありがとう!」
真澄「さすが恐怖の7番打者だよ!」
そして、パル岡が口を開いた。
パル岡「みんな、諦めたら終わりだぜ。ここで勝たなきゃ後で後悔するだけだよ。諦めずにあと2点取ろう!」
ナインはパル岡の言葉を聞き、再び追い上げムードに変わった。
そしてバッターは、8番浩一だ。
浩一「俺も続くぜ!」
ここは何としても浩一に続いてほしいところだ!
幸希「さ~みなさん!松岡君が見事なホームランを打ってくれました~~!!」
莉緒「浩一君にも続いてもらいましょ~~!!」
幸希「続け!続け!浩~~一~~!!」
応援団の応援のボルテージが、初回の攻撃の時よりも上がっていた!こんな終盤なのによくこんな声出るなとか思うよ。すばらしいです。
そして浩一は・・・・・
効果音「カキーーーン!!!」
森田「がっ!!」
2ベースヒットで出塁した!
浩一「よし!」
ヨウマ「最高~~~!!!」
ここでバッターは9番、木村君に変わって1年生の田村君が起用された。
田村「よ~~~し!」
実は田村君は、予選の2回戦でホームランを打っているので、ここは期待できる場面だ。
ベンチ・応援団が見守る中、田村君が打席に立つ。
森田「これ以上打たせてたまるか!」
森田は渾身の力を込めて投げた!
田村「うりゃーーー!!!」
効果音「カキーーーン!!!」
打球はレフトへ!しかし、途中で失速(泣)・・・
ナイン「あ~~~~!!!!」
レフトフライに倒れてしまった。この瞬間、場内から溜息が漏れた。
田村「うわっ・・・やっちったよ・・・」
3アウトをとられ、9回の表に進んだ。ここで監督がマウンドに行かせたピッチャーは・・・・・
ストッパー・一郎だった!!
ヨウマ「おーー!!」
真澄「勝負に出ましたな!」
八木っちょ「ここは確実に0点に抑えるってことだね!」
一郎はマウンドに向かった。
監督の思いは強かった。ここで諦めたら終わり。負けたら終わり。監督はそう思い、9回の表を0点に抑えてもらうため、ストッパー・一郎にマウンドを託した。
監督「よろしくな!」
一郎「3人で片付けてきます!」
この回のバッターは5番打者から。一郎は全力投球で5番打者を封じた!
5番「ぐはっ!」
審判「ストライーーク!!バッターアウト!」
続く6番も・・・
効果音「ビューーン!!」
6番「はっっっや!!!」
審判「バッターアウト!!」
さらに7番も・・・
効果音「ヒューーーン!!!」
7番「はっ!?」
審判「チェンジ!!」
なんと!簡単に三者連続で三振に仕留めた!ナイスピッチングである!!
ヨウマ「すっげ~~~(汗)・・・」
一郎が簡単に三人で終わらせてくれたので、気持ちよく9回の攻撃に入れる。この回のトップバッターは・・・
真澄「いってきます!!」
我が昭和高校の1番打者・真澄からだ。
ヨウマ「頼んだぞ~~!!」
真澄は全身全霊を込めて、打席に向かった。
真澄「絶対出塁してやる・・・ここで終わってたまるか!」
マウンドは9回も森田だった。
森田「最後の力を振り絞って終わらせてやるわい!」
真澄「かかってこい!」
真澄と森田の対決が始まった!真澄は甘い球が来るのを待っていた。
真澄「(まだこね~~な~~)」
ファールで粘り続けた、9球目だった!
真澄「きた!!」
効果音「カキーーン!!」
打球は勢いよくライト方向へ!
セカンド「とーーー!!!」
真澄「・・・・・え??」
審判「アウトーーー!!!」
森田「お~~助かった~~・・・」
なんと!残念なことにセカンドのファインプレーに阻まれてしまった!!
真澄「うそだろ~~~!!!???マジありえねぇ・・・」
誰もが一瞬、ヒットになると確信した。だが、残念なことにアウトになってしまった。
よこちん「マジついてないわね(泣)」
歩「今のが捕られてなければなー・・・」
しまこ「これで1アウトね(汗)」
さいち「どうなっちゃうのかしら・・・」
これで流れは完全に平安高校に傾いた。そんな中、2番大我が打席に立つ。
大我「俺がなんとかするしかない!」
大我も甘い球が来るまで待っていた。そして、5球目だった!
効果音「カキーーン!!」
今度こそ抜けるか!?
しかし!これはサード正面のライナー(泣)
ナイン「うわーーー・・・」
ぴな「ついてないわねーー(汗)」
これでついに2アウトになってしまった。
森田「ふっ、悪いが、決勝進出は俺らがいただくぜ!」
バッターは3番純。場内は明らかにやばい空気になっていた。
純「俺で終わりなんて嫌だぞ(笑)」
純も当然、諦めたら終わりとゆう気持ちを持ち、打席に立った。その結果・・・・・
効果音「カキン!」
純「あっ!!」
純はひっかけてしまった!それでも純は全力疾走で1塁に走る!
純「ここで終わってたまるかーーー!!!」
ショートが球を捕り、ファーストへ投げた!
効果音「パシッ!!」
果たして、判定は!?・・・・・
審判「セーーーフ!!!」
純「よーーーし!!!」
ナイン「オッケーオッケー!!!」
純の諦めたくないとゆう気持ちが産んだ内野安打だった!
真澄「よかった~~!」
パル岡「なんとかひっくり返そうぜ!」
そして、バッターは・・・
セオス「4番って、本当にいい場面でまわってくるように出来てるんだな」
4番、セオスだ。ここでこの日一番の歓声が沸いた。
幸希「瀬尾くーーーん!!!」
莉緒「おねがーーーい!!!」
果たして、この勝負の行方は!?
第24球へ続く
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる