ベストナイン

秋本シラキ

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第23球 諦めたら終わり

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8回の裏、昭和ナインの攻撃。バッターは5番八木っちょからだ。

監督「よ~~し!何とかしてくれ~~!!」



4対2と、2点ビハインドで苦しい状況だが、俺達が今までやってきた事を信じ、俺はベンチから試合を見守っていた。




だが・・・・・



審判「ストライーーク!!バッターアウト!」



先頭の八木っちょが三振に倒れてしまった。八木っちょが暗い表情でベンチに戻ってきた。

八木っちょ「み、みんな、スマン!出塁できなかった!」



すかさず真澄が励ました。

真澄「大丈夫大丈夫!まだまだこれから!」




しかし・・・・・



審判「アウトーーー!!!」



6番泰彰がショートゴロに倒れてしまった。

泰彰「うわーーー・・・・終わったわ・・・」



これでベンチに、少し諦めムードが漂ってしまった。

大我「やばいなーー・・・」

一郎「大変だなこりゃ(汗)」

ヨウマ「お、俺があそこでちゃんと抑えてれば、こんなことには・・・」



バッターは7番パル岡。




その初球・・・・・




効果音「カキーーーン!!!」




ナインは打球の音を聞いた瞬間、目が覚めた!

真澄「おっ!?」

純「打った??」

セオス「やったか!?」



打球はレフト方向へ飛んでいった!!

浩一「い、いったか!?」

ヨウマ「頼む!入ってくれ!!」



そして・・・・・



見事!レフトスタンドに入った!!1点差に迫るホームランだ!!

ナイン「おーーーー!!!!」

よこちん「やった~~~!!!」

友香「1点差だ~~~!!!」



暗いムードになってしまっていた場内を、パル岡は再び明るくした。

パル岡「よっしゃーーー!!!」



そしてパル岡がホームインし、浩一とハイタッチした。

浩一「ナイスホームラン!」

パル岡「サンキュ!」



そしてベンチでも全員から祝福された。

監督「よくやった!」

ヨウマ「ありがとう!」

真澄「さすが恐怖の7番打者だよ!」



そして、パル岡が口を開いた。

パル岡「みんな、諦めたら終わりだぜ。ここで勝たなきゃ後で後悔するだけだよ。諦めずにあと2点取ろう!」



ナインはパル岡の言葉を聞き、再び追い上げムードに変わった。

そしてバッターは、8番浩一だ。

浩一「俺も続くぜ!」



ここは何としても浩一に続いてほしいところだ!

幸希「さ~みなさん!松岡君が見事なホームランを打ってくれました~~!!」

莉緒「浩一君にも続いてもらいましょ~~!!」

幸希「続け!続け!浩~~一~~!!」



応援団の応援のボルテージが、初回の攻撃の時よりも上がっていた!こんな終盤なのによくこんな声出るなとか思うよ。すばらしいです。



そして浩一は・・・・・



効果音「カキーーーン!!!」

森田「がっ!!」



2ベースヒットで出塁した!

浩一「よし!」

ヨウマ「最高~~~!!!」



ここでバッターは9番、木村君に変わって1年生の田村君が起用された。

田村「よ~~~し!」



実は田村君は、予選の2回戦でホームランを打っているので、ここは期待できる場面だ。



ベンチ・応援団が見守る中、田村君が打席に立つ。

森田「これ以上打たせてたまるか!」



森田は渾身の力を込めて投げた!

田村「うりゃーーー!!!」



効果音「カキーーーン!!!」



打球はレフトへ!しかし、途中で失速(泣)・・・

ナイン「あ~~~~!!!!」



レフトフライに倒れてしまった。この瞬間、場内から溜息が漏れた。

田村「うわっ・・・やっちったよ・・・」



3アウトをとられ、9回の表に進んだ。ここで監督がマウンドに行かせたピッチャーは・・・・・





ストッパー・一郎だった!!

ヨウマ「おーー!!」

真澄「勝負に出ましたな!」

八木っちょ「ここは確実に0点に抑えるってことだね!」



一郎はマウンドに向かった。



監督の思いは強かった。ここで諦めたら終わり。負けたら終わり。監督はそう思い、9回の表を0点に抑えてもらうため、ストッパー・一郎にマウンドを託した。

監督「よろしくな!」

一郎「3人で片付けてきます!」



この回のバッターは5番打者から。一郎は全力投球で5番打者を封じた!



5番「ぐはっ!」

審判「ストライーーク!!バッターアウト!」



続く6番も・・・



効果音「ビューーン!!」



6番「はっっっや!!!」

審判「バッターアウト!!」



さらに7番も・・・



効果音「ヒューーーン!!!」



7番「はっ!?」

審判「チェンジ!!」



なんと!簡単に三者連続で三振に仕留めた!ナイスピッチングである!!

ヨウマ「すっげ~~~(汗)・・・」



一郎が簡単に三人で終わらせてくれたので、気持ちよく9回の攻撃に入れる。この回のトップバッターは・・・



真澄「いってきます!!」



我が昭和高校の1番打者・真澄からだ。

ヨウマ「頼んだぞ~~!!」



真澄は全身全霊を込めて、打席に向かった。

真澄「絶対出塁してやる・・・ここで終わってたまるか!」



マウンドは9回も森田だった。

森田「最後の力を振り絞って終わらせてやるわい!」

真澄「かかってこい!」



真澄と森田の対決が始まった!真澄は甘い球が来るのを待っていた。

真澄「(まだこね~~な~~)」



ファールで粘り続けた、9球目だった!



真澄「きた!!」



効果音「カキーーン!!」



打球は勢いよくライト方向へ!



セカンド「とーーー!!!」



真澄「・・・・・え??」



審判「アウトーーー!!!」

森田「お~~助かった~~・・・」



なんと!残念なことにセカンドのファインプレーに阻まれてしまった!!

真澄「うそだろ~~~!!!???マジありえねぇ・・・」



誰もが一瞬、ヒットになると確信した。だが、残念なことにアウトになってしまった。

よこちん「マジついてないわね(泣)」

歩「今のが捕られてなければなー・・・」

しまこ「これで1アウトね(汗)」

さいち「どうなっちゃうのかしら・・・」



これで流れは完全に平安高校に傾いた。そんな中、2番大我が打席に立つ。

大我「俺がなんとかするしかない!」



大我も甘い球が来るまで待っていた。そして、5球目だった!



効果音「カキーーン!!」



今度こそ抜けるか!?



しかし!これはサード正面のライナー(泣)

ナイン「うわーーー・・・」

ぴな「ついてないわねーー(汗)」



これでついに2アウトになってしまった。

森田「ふっ、悪いが、決勝進出は俺らがいただくぜ!」



バッターは3番純。場内は明らかにやばい空気になっていた。

純「俺で終わりなんて嫌だぞ(笑)」



純も当然、諦めたら終わりとゆう気持ちを持ち、打席に立った。その結果・・・・・



効果音「カキン!」

純「あっ!!」



純はひっかけてしまった!それでも純は全力疾走で1塁に走る!

純「ここで終わってたまるかーーー!!!」



ショートが球を捕り、ファーストへ投げた!



効果音「パシッ!!」



果たして、判定は!?・・・・・



審判「セーーーフ!!!」

純「よーーーし!!!」

ナイン「オッケーオッケー!!!」



純の諦めたくないとゆう気持ちが産んだ内野安打だった!

真澄「よかった~~!」

パル岡「なんとかひっくり返そうぜ!」



そして、バッターは・・・



セオス「4番って、本当にいい場面でまわってくるように出来てるんだな」



4番、セオスだ。ここでこの日一番の歓声が沸いた。

幸希「瀬尾くーーーん!!!」

莉緒「おねがーーーい!!!」



果たして、この勝負の行方は!?




第24球へ続く
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