ベストナイン

秋本シラキ

文字の大きさ
35 / 46

第35球 サブマリン対昭和ナイン

しおりを挟む
圧倒的な強さで、ついに準決勝までやってきた!正直、ここまでこれるとは思っていなかった。もうここまできたからには、優勝するしかない!



準決勝の相手は北海道代表の十勝高校。この学校は、去年決勝で飛鳥高校に敗れた高校だ。なので相当強い・・・



十勝高校のスタメンは、以下の通り↓



1番センター  加部

2番セカンド  野川

3番サード   相馬

4番ライト   森谷

5番キャッチャー藤崎

6番レフト   宮下

7番ピッチャー 南島

8番ファースト 日和崎

9番ショート  石田



やはりここも4番森谷とピッチャーの南島がすごいんだとか・・・



そしてグランドに昭和ナインと十勝ナインが集まり、互いに礼をし、試合開始となった。今日は俺達が後攻だ。



1回の表、1番加部が打席に向かう。早速応援団による応援が始まった。

幸希「さ~~みなさん!ついに我らの昭和ナインは準決勝まで進みました~~!!今日も有馬君に0点に抑えてもらいましょう~~!!」

莉緒「今日も大きな声援お願いしま~~す!!」

幸希「頑張れ頑張れあーりーまー!!」



俺は気合を入れ、加部と対戦した。

ヨウマ「うりゃ!!」



効果音「ブン!!」

加部「がっ!!」



まずは三振!続く2番野川も・・・



効果音「ブン!!」

野川「うわっ!!」



また三振!!さらに3番相馬も・・・



効果音「ブン!!」

相馬「速い・・・」



なんと!簡単に三者連続三振で初回を終わらせた!

ナイン「すげ~~!!」

監督「ヨウマすごいな!」

ぴな「やるわね!」



そして1回の裏、昭和高校の攻撃が始まる。相手の先発の南島は、なんとアンダースローで投げてくる!彼のピッチングのおかげで十勝ナインは準決勝まで進んできた。彼の緩急をつけたピッチングに、俺達は勝てるのだろうか・・・

南島「今日も勝つぜ~~!!」



そして、1番真澄が打席に立った。

真澄「今まで対戦したことのないタイプだなぁ・・・打てるかな・・・」



まずは初球・・・



効果音「ビュン!」



真澄「うわっ!!」



審判「ストライーーク!!」



球速は120キロ台と、そんなに速くはないのだが、真澄は下から来るストレートに思わず飛びのいた!

真澄「ビ、ビックリした~~(汗)」



続く2球目は・・・



審判「ストライーーク!!」



緩~~~いスローカーブが来た!球速はなんと90キロ台・・・

真澄「お、遅すぎて打てません(汗)」



そして3球目は・・・




審判「ストライーーク!!バッターアウト!!」

真澄「おかしいって!!(笑)(汗)」



今度は緩~~いシンカーが来た!これも球速は90キロ台・・・真澄は全く手が出なかった。

監督「ん~~・・・困ったなぁ・・・」



続く2番大我も・・・



効果音「ビュン!!」

大我「うわっと!!」



大我は120キロ台のストレートを見逃してしまい、三振に倒れた・・・

大我「何これ!?」



3番純も・・・



効果音「ブン!!」

純「ギャッ!!」



90キロ台のスローカーブにタイミングが合わなかった・・・相手の南島も初回、三者連続三振に抑えた。

純「早くも、投手戦の予感が・・・」



 南島は満面の笑みでベンチに戻っていった。

南島「ふっ♪今日も調子がいいぞ♪」



一体、どうやったらこのサブマリンに勝てるのだろうか・・・

ヨウマ「絶対負けねーーぞーー!!」



俺は南島のピッチングを見て刺激を受け、2回も三振の山を築いた!



森谷「ばっ!!」

藤崎「ぐおっ!」

宮下「だはっ!」



これで両軍合わせて、9人連続で三振した事になる・・・かなりハイレベルな投手戦だ・・・

よこちん「今日はこれ、先に1点取った方が勝ちかもね(笑)」

しまこ「そうかもね~~(汗)」

歩「なんだか観てるこっちも緊張するわね(汗)」

さいち「そうね(笑)なんとか勝ってほしいわ~~・・・」



そして、2回の裏、打席に向かうのは・・・



セオス「サブマリンだかバファリンだか味醂(ミリン)だか何だか知らんが、ただの遅い球しか投げられんピッチャーだろ!?俺が打ち砕いてやるわーー!!」



昭和の怪物・セオスだ!!

監督「よーし!その強い気持ちがあれば大丈夫だ!打ってこいよーー!!」



南島はまず初球、スローカーブから入った。



セオス「うわーーー・・・」



審判「ストライーーク!!」



セオスは見逃した。

セオス「す、すっげぇおっそいな、間近で見ると・・・」



次もスローカーブだ!



審判「ストライーーク!!」

セオス「な、なぜ手が出ないんだ・・・」



ここで一旦セオスが打席を外した。

セオス「(ここで絶対ストレートが来るはずだ!)」



そしてセオスは3球目を待った。そして・・・・・





効果音「カキーーーン!!!」



打球は高々と打ちあがった!!

真澄「おーー!!??」

パル岡「どうだ!?」

浩一「伸びろ!!」

監督「いけ!!」



しかし、この時南島はにやりとしていた。

南島「ふっ♪・・・」

セオス「あれ?全然打球が伸びねぇぞ?(汗)」



セオスはレフトフライに倒れてしまった・・・

南島「はっはっは!このアンダースローからホームランを打つのは99%無理だ!!諦めろ!!」

セオス「ちっくしょーー・・・こりゃあ困ったぞ(汗)」



続く八木っちょ、泰彰も一発を狙ったが、共に外野フライに打ち捕られてしまった。

八木っちょ「ストレートが遅いのに、打てない・・・」

泰彰「なんてこった!!・・・」



やはり下から来る球は打ちにくいのだろうか・・・

監督「こりゃあホームランは無理だ。ヒットで繋いでいくしかない・・・」



北原監督が久しぶりに悩んでいた。



そして3回の表に進み、7番ピッチャー南島との対戦となった。

南島「打ってやる!!」



俺はピッチャー相手でも、思いっきり投げた!!



効果音「ビューーン!!」



南島「うわっ!!」

審判「ストライーーク!!バッターアウト!!」



148キロのストレートで南島を三振に打ち捕った!これで7人連続!

パル岡「いいね~~!球が走ってるよ~!」



続く8番日和崎も・・・



効果音「ブン!!」



日和崎「ちぇっ!」



9番石田も・・・



効果音「ブン!!」



石田「マジかよーー(汗)」



なんと!9人連続三振!一体この記録はどこまで続くのだろうか!?自分でも楽しみだ(笑)

監督「ヨウマ頑張ってんな~~。あとは打線が点を取れればいいんだが・・・」



それから3回の裏も、南島の緩急を付けたピッチングに歯が立たず、三者凡退・・・4回の表、俺は11人連続で三振を奪ったが、3番の相馬にヒットを打たれてしまい、記録が途絶えた(泣)しかし、牽制で刺したので、結果的には3人で攻撃を終えた。



それから昭和ナインは段々とアンダースローに慣れてきたのか、4回以降から1本ずつヒットが出るようになった。4回は純、5回は泰彰、6回は真澄がヒットで出塁した。だが、打線に繋がりがない。



一方俺は、7回の表を投げきり、ここまで被安打は3番の相馬に打たれた1本のみだ。

ヨウマ「ふ~~、なんとかここまできたぞ~。あとは打線の援護が・・・」



7回の裏、攻撃を始める前に、監督が選手達を集めた。

監督「みんな、いい策を考えたんだ!聞いてくれ!」



監督は南島を捕らえる秘策を思いついた!この回は4番セオスから始まる。果たして昭和ナインは、このラッキーセブンに先制点を入れる事はできるのだろうか!?



第36球へ続く
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

鷹鷲高校執事科

三石成
青春
経済社会が崩壊した後に、貴族制度が生まれた近未来。 東京都内に広大な敷地を持つ全寮制の鷹鷲高校には、貴族の子息が所属する帝王科と、そんな貴族に仕える、優秀な執事を育成するための執事科が設立されている。 物語の中心となるのは、鷹鷲高校男子部の三年生。 各々に悩みや望みを抱えた彼らは、高校三年生という貴重な一年間で、学校の行事や事件を通して、生涯の主人と執事を見つけていく。 表紙イラスト:燈実 黙(@off_the_lamp)

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

(完)百合短編集 

南條 綾
恋愛
ジャンルは沢山の百合小説の短編集を沢山入れました。

意味が分かると怖い話(解説付き)

彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです 読みながら話に潜む違和感を探してみてください 最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください 実話も混ざっております

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

学園のアイドルに、俺の部屋のギャル地縛霊がちょっかいを出すから話がややこしくなる。

たかなしポン太
青春
【第1回ノベルピアWEB小説コンテスト中間選考通過作品】 『み、見えるの?』 「見えるかと言われると……ギリ見えない……」 『ふぇっ? ちょっ、ちょっと! どこ見てんのよ!』  ◆◆◆  仏教系学園の高校に通う霊能者、尚也。  劣悪な環境での寮生活を1年間終えたあと、2年生から念願のアパート暮らしを始めることになった。  ところが入居予定のアパートの部屋に行ってみると……そこにはセーラー服を着たギャル地縛霊、りんが住み着いていた。  後悔の念が強すぎて、この世に魂が残ってしまったりん。  尚也はそんなりんを無事に成仏させるため、りんと共同生活をすることを決意する。    また新学期の学校では、尚也は学園のアイドルこと花宮琴葉と同じクラスで席も近くなった。  尚也は1年生の時、たまたま琴葉が困っていた時に助けてあげたことがあるのだが……    霊能者の尚也、ギャル地縛霊のりん、学園のアイドル琴葉。  3人とその仲間たちが繰り広げる、ちょっと不思議な日常。  愉快で甘くて、ちょっと切ない、ライトファンタジーなラブコメディー! ※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

処理中です...