6 / 26
第6話 なつかしの母校とオーディションライブ
しおりを挟む
メンバーは【GIG HOUSE】でオーディションのポスターを目にし、すぐさまそのオーディションに音源を送って応募した。送れる音源は2曲までであり、「未来へ続く虹」と「大切な人へのMessage」がいいと思い、この2曲にすべてを託した。
真澄「まず、音源審査が通らないと・・・」
音源審査を通過して、やっとオーディションライブに参加できるとゆうものである。
莉緒「結果発表は1ヶ月後ね。ドキドキだわぁ・・・」
メンバー達は1ヶ月待つことになった。
真澄は何としても受かりたいので、翌日わざわざ富士神社まで行き、お祈りをしてきた。そこで偶然さいちに会った。
さいち「あれ?」
真澄「あれ?」
さいちは一体何をしにきたのだろうか?
真澄はさいちに聞いた。
真澄「もしかして、俺と同じことをしにきた?」
さいち「・・・うん(笑)」
お互い、それが何なのかが言わなくてもわかった。
さいち「やっぱね、守ってもらいたいもんね」
真澄「お前、俺と性格似てんな(笑)」
二人はその後、せっかくなので昭和小を訪れた。
真澄「うわ~~なつかしい!!」
さいち「玄関の時計とかなつかしいわね!私これが動くのを見るために、毎朝早く来てたもん!」
真澄「あ~~俺もそれやった(笑)」
二人は校庭へ出てみた。
真澄「ひゃ~~なつかしいな」
さいち「見て!まだうさぎの小屋があるよ!そういえば私達飼育栽培委員会だったよね~、よくこの子達に餌あげたよね~」
真澄「あ~~~そうだったなぁ!!よく覚えてんな」
校内に戻り、階段を上がっていった。
二人はなつかしい校内を見て、涙が出そうになった。
真澄「図書コーナーとか、ランチルームとか、体育館とか、本当なつかしいね」
さいち「いろんな思い出が詰まった学校だね」
真澄「なんといっても、6年2組の教室だよね~」
さいち「一日だけでもいいから、6年2組に戻りたいよね」
二人は様々な過去を思い出し始めていた。夕方になり、二人は校舎を後にした。
真澄「じゃあ、音源審査の通知がきたら、また連絡するわ」
さいち「受かるといいね」
真澄「莉緒の歌声は天使の歌声だぜ~~、きっと受かるさ」
さいち「そうね!」
二人は音源審査が通るような気がしていた。
そして1ヶ月が経ち、真澄の家に1通の封筒が届いた。
それは、音源審査の合否を告げるものであった。真澄は早速空けてみることにした。
真澄「(心臓音)ドクン・・・ドクン・・・」
ゆっくりと空けてみると、1枚の紙が入っていた。そこには、大きな字で「合格」と書かれてあり、真澄の両目には確かにその2文字が映し出された。
真澄「キタ―――( ゜∀ ゜)―――!!!!!」
真澄は早速みんなに報告した。今回はさすがにメールではなく、電話で伝えることにした。
莉緒「やったね!超嬉しい!」
ヨウマ「うほほ~~い!!!」
セオス「感動・・・(泣)」
さいち「よかった~~~!これであとはライブ審査だね」
真澄は親友一同にも連絡した。
よこちん「すごいじゃ~~~ん!!!さすが真澄だね!尊敬するよ」
八木っちょ「真澄すごいな!デビューできたらサインくれな!」
一郎「いやぁすごい!お前達すご過ぎだよ!神だよ!」
真澄はたくさんのありがたい言葉を頂いた。
しかし、そこで安心してはいけない。ライブ審査も通らなくてはいけないからだ。
真澄「絶対勝つ!!」
ライブは2週間後、新宿の【COLORS】で行われることとなった。これによりメンバーはそれぞれ、自宅で猛練習を積んだ。
莉緒「今までやってきたことをすべてぶつけるつもりで頑張ろう」
セオス「ここまで来たら、全力でいくだけだ」
さいち「もう腱鞘炎になってもかまわない!」
ヨウマ「燃え尽きるだけ!」
みんなの思いは強いものであった。
ただ、集まるバンドはみな、強敵であることは充分予想される。
真澄「この僅差の戦いの中で、うまく上に行かなくてはいけないな」
現実は厳しいものである。
そして、本番当日を迎えた。
さいち「ついにきたわね!」
ヨウマ「てか審査員多すぎだよ(汗)」
15人の審査員によって、次のステージに進めるとゆうルールである。出場するバンドは20組で、その中から2組だけが選ばれる。
このオーディションは第1ステージで、いわば地区予選である。第2ステージは地方予選、そしてラストステージは全国の中からNo.1バンドを決めるものである。
真澄「何としてもここを通過しないと」
莉緒「奨励賞ってのがあるみたいだけど、これじゃ3位ってことだから、次に行けないのね」
セオス「厳しいなぁ、3位なのに次に行けないなんて・・・」
なんとしても、1位か2位になる必要があった。失敗は絶対に許されないので、プレッシャーもあった。
真澄「とにかく今日はやるしかない!みんな。失敗を恐れずに、思いっきり楽しむつもりでやろう!あまり固くならずにさ!」
真澄はみんなを励ました。
そして、ついに始まりを告げる鐘が、会場内に響き渡った。ここで司会者による審査員の紹介が行われた。
司会者「まず、今回の審査員代表から紹介させていただきます。そちらの方がこの道20年の大ベテラン、泰彰様であります」
泰彰「よろしくおねがいしま~す!」
泰彰は人のミスを見逃さない、審査のスペシャリストである。
莉緒「うっひょ~~、こりゃミスできないぞ~」
真澄「やりがいがあっていいんじゃない?みんな頑張ろうよ」
審査員の紹介が終わり、ライブが始まった。SOBEは今回は20番中19番目である。
ヨウマ「かなり後じゃんか~、待つのだるいね」
さいち「なるべく早くやりたかったんだけどな~」
自分達の出番がくるまで、真澄はすべてのバンドの演奏をじっくりと見ていた。
真澄「みんなうまいなぁ・・・うちらなんか、まだ始めたばっかに等しいからなぁ・・・」
真澄も少し、不安を抱き始めていた。
真澄「でも、ここまでこれたんだから、思いっきりやるだけだよな」
真澄は開き直った。
そして、ついにSOBEの出番がやってきた。莉緒はさすがに緊張していた。
真澄「落ち着いて。いつものようにやれば、きっと大丈夫だから」
莉緒「うん、ありがとう」
真澄「みんなも、自分を信じてやれば大丈夫だから!」
そして円陣を組んだ。
真澄「いくぞーーーーー!!!!!」
真澄以外「おーーーーー!!!!!」
メンバー達はステージに立った。
莉緒の緊張は、歌い始めたらどこかへ飛んで行った。セオスもさいちもヨウマも、審査員の事など気にせず、ただ演奏に集中していた。
真澄「いいぞみんな。その調子その調子」
審査員代表の泰彰の目には、楽しく音楽をやっている彼らが映っていた。
泰彰「このバンド、なかなかいいなぁ」
ライブは無事終了した。
真澄「お疲れ~~!!」
セオス「ふ~~~、燃え尽きた」
ヨウマ「あとは結果発表を待つだけだね」
最後のバンドの演奏も終わり、30分間審査員達の間で厳密な審査が行われた。
泰彰「このバンドもよかった。これもよかった。これも・・・」
泰彰は目が回りそうになった。
そして、運命の瞬間がやってきた。
泰彰がマイクを握った。
泰彰「まずは、奨励賞の発表です。奨励賞は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エントリーナンバー19番!SOBEのみなさんです!」
SOBE一同「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
メンバーの中には、誰一人として喜ぶ者はいなかった。
セオス「そ、そんな・・・・」
莉緒「駄目だったか・・・」
メンバー達はステージに上がり、表彰状を頂いたが、メンバーの顔に笑顔は無かった。
その後、1位と2位の発表が行われた。
真澄「あの人達、俺らの上をいってたんだな」
ヨウマ「まぁ、この悔しさをバネにして、また今度頑張ろうよ」
一体、SOBEは今後、どうなってしまうのか!?
第7話へ続く
真澄「まず、音源審査が通らないと・・・」
音源審査を通過して、やっとオーディションライブに参加できるとゆうものである。
莉緒「結果発表は1ヶ月後ね。ドキドキだわぁ・・・」
メンバー達は1ヶ月待つことになった。
真澄は何としても受かりたいので、翌日わざわざ富士神社まで行き、お祈りをしてきた。そこで偶然さいちに会った。
さいち「あれ?」
真澄「あれ?」
さいちは一体何をしにきたのだろうか?
真澄はさいちに聞いた。
真澄「もしかして、俺と同じことをしにきた?」
さいち「・・・うん(笑)」
お互い、それが何なのかが言わなくてもわかった。
さいち「やっぱね、守ってもらいたいもんね」
真澄「お前、俺と性格似てんな(笑)」
二人はその後、せっかくなので昭和小を訪れた。
真澄「うわ~~なつかしい!!」
さいち「玄関の時計とかなつかしいわね!私これが動くのを見るために、毎朝早く来てたもん!」
真澄「あ~~俺もそれやった(笑)」
二人は校庭へ出てみた。
真澄「ひゃ~~なつかしいな」
さいち「見て!まだうさぎの小屋があるよ!そういえば私達飼育栽培委員会だったよね~、よくこの子達に餌あげたよね~」
真澄「あ~~~そうだったなぁ!!よく覚えてんな」
校内に戻り、階段を上がっていった。
二人はなつかしい校内を見て、涙が出そうになった。
真澄「図書コーナーとか、ランチルームとか、体育館とか、本当なつかしいね」
さいち「いろんな思い出が詰まった学校だね」
真澄「なんといっても、6年2組の教室だよね~」
さいち「一日だけでもいいから、6年2組に戻りたいよね」
二人は様々な過去を思い出し始めていた。夕方になり、二人は校舎を後にした。
真澄「じゃあ、音源審査の通知がきたら、また連絡するわ」
さいち「受かるといいね」
真澄「莉緒の歌声は天使の歌声だぜ~~、きっと受かるさ」
さいち「そうね!」
二人は音源審査が通るような気がしていた。
そして1ヶ月が経ち、真澄の家に1通の封筒が届いた。
それは、音源審査の合否を告げるものであった。真澄は早速空けてみることにした。
真澄「(心臓音)ドクン・・・ドクン・・・」
ゆっくりと空けてみると、1枚の紙が入っていた。そこには、大きな字で「合格」と書かれてあり、真澄の両目には確かにその2文字が映し出された。
真澄「キタ―――( ゜∀ ゜)―――!!!!!」
真澄は早速みんなに報告した。今回はさすがにメールではなく、電話で伝えることにした。
莉緒「やったね!超嬉しい!」
ヨウマ「うほほ~~い!!!」
セオス「感動・・・(泣)」
さいち「よかった~~~!これであとはライブ審査だね」
真澄は親友一同にも連絡した。
よこちん「すごいじゃ~~~ん!!!さすが真澄だね!尊敬するよ」
八木っちょ「真澄すごいな!デビューできたらサインくれな!」
一郎「いやぁすごい!お前達すご過ぎだよ!神だよ!」
真澄はたくさんのありがたい言葉を頂いた。
しかし、そこで安心してはいけない。ライブ審査も通らなくてはいけないからだ。
真澄「絶対勝つ!!」
ライブは2週間後、新宿の【COLORS】で行われることとなった。これによりメンバーはそれぞれ、自宅で猛練習を積んだ。
莉緒「今までやってきたことをすべてぶつけるつもりで頑張ろう」
セオス「ここまで来たら、全力でいくだけだ」
さいち「もう腱鞘炎になってもかまわない!」
ヨウマ「燃え尽きるだけ!」
みんなの思いは強いものであった。
ただ、集まるバンドはみな、強敵であることは充分予想される。
真澄「この僅差の戦いの中で、うまく上に行かなくてはいけないな」
現実は厳しいものである。
そして、本番当日を迎えた。
さいち「ついにきたわね!」
ヨウマ「てか審査員多すぎだよ(汗)」
15人の審査員によって、次のステージに進めるとゆうルールである。出場するバンドは20組で、その中から2組だけが選ばれる。
このオーディションは第1ステージで、いわば地区予選である。第2ステージは地方予選、そしてラストステージは全国の中からNo.1バンドを決めるものである。
真澄「何としてもここを通過しないと」
莉緒「奨励賞ってのがあるみたいだけど、これじゃ3位ってことだから、次に行けないのね」
セオス「厳しいなぁ、3位なのに次に行けないなんて・・・」
なんとしても、1位か2位になる必要があった。失敗は絶対に許されないので、プレッシャーもあった。
真澄「とにかく今日はやるしかない!みんな。失敗を恐れずに、思いっきり楽しむつもりでやろう!あまり固くならずにさ!」
真澄はみんなを励ました。
そして、ついに始まりを告げる鐘が、会場内に響き渡った。ここで司会者による審査員の紹介が行われた。
司会者「まず、今回の審査員代表から紹介させていただきます。そちらの方がこの道20年の大ベテラン、泰彰様であります」
泰彰「よろしくおねがいしま~す!」
泰彰は人のミスを見逃さない、審査のスペシャリストである。
莉緒「うっひょ~~、こりゃミスできないぞ~」
真澄「やりがいがあっていいんじゃない?みんな頑張ろうよ」
審査員の紹介が終わり、ライブが始まった。SOBEは今回は20番中19番目である。
ヨウマ「かなり後じゃんか~、待つのだるいね」
さいち「なるべく早くやりたかったんだけどな~」
自分達の出番がくるまで、真澄はすべてのバンドの演奏をじっくりと見ていた。
真澄「みんなうまいなぁ・・・うちらなんか、まだ始めたばっかに等しいからなぁ・・・」
真澄も少し、不安を抱き始めていた。
真澄「でも、ここまでこれたんだから、思いっきりやるだけだよな」
真澄は開き直った。
そして、ついにSOBEの出番がやってきた。莉緒はさすがに緊張していた。
真澄「落ち着いて。いつものようにやれば、きっと大丈夫だから」
莉緒「うん、ありがとう」
真澄「みんなも、自分を信じてやれば大丈夫だから!」
そして円陣を組んだ。
真澄「いくぞーーーーー!!!!!」
真澄以外「おーーーーー!!!!!」
メンバー達はステージに立った。
莉緒の緊張は、歌い始めたらどこかへ飛んで行った。セオスもさいちもヨウマも、審査員の事など気にせず、ただ演奏に集中していた。
真澄「いいぞみんな。その調子その調子」
審査員代表の泰彰の目には、楽しく音楽をやっている彼らが映っていた。
泰彰「このバンド、なかなかいいなぁ」
ライブは無事終了した。
真澄「お疲れ~~!!」
セオス「ふ~~~、燃え尽きた」
ヨウマ「あとは結果発表を待つだけだね」
最後のバンドの演奏も終わり、30分間審査員達の間で厳密な審査が行われた。
泰彰「このバンドもよかった。これもよかった。これも・・・」
泰彰は目が回りそうになった。
そして、運命の瞬間がやってきた。
泰彰がマイクを握った。
泰彰「まずは、奨励賞の発表です。奨励賞は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エントリーナンバー19番!SOBEのみなさんです!」
SOBE一同「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
メンバーの中には、誰一人として喜ぶ者はいなかった。
セオス「そ、そんな・・・・」
莉緒「駄目だったか・・・」
メンバー達はステージに上がり、表彰状を頂いたが、メンバーの顔に笑顔は無かった。
その後、1位と2位の発表が行われた。
真澄「あの人達、俺らの上をいってたんだな」
ヨウマ「まぁ、この悔しさをバネにして、また今度頑張ろうよ」
一体、SOBEは今後、どうなってしまうのか!?
第7話へ続く
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる