SOBE

秋本シラキ

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第7話 リベンジとさいちにアクシデント

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オーディションライブで惜しくも3位とゆう結果に終わり、メンバー達は皆元気を無くしていた。このライブを見ていたマネージャーのしまこは、みんなを励ますために暖かい言葉を送った。

しまこ「みんなそんなに暗くならないで!すごく頑張ってたよ!初めてのオーディションライブで3位なんて、そうそうなれるものでは無いと思うよ!」



メンバーの顔に少し、明るさが戻った。

しまこ「次やる時は絶対1位になれるって!次もちゃんと私見てるから!」

真澄「ありがとう。しまこは優しいな」

ヨウマ「しまこがマネージャーでよかったね」



翌日、しまこは自宅で自分が撮ってたビデオを見ていた。

しまこ「みんないつも通り、うまくやってるんだけどなぁ・・・何がいけなかったんだろう?」



次に1位と2位のバンドの映像を見てみた。

しまこ「この人達は、SOBE以上に表現力があるように見えるわね。なんか、楽器だけじゃなくて、体すべてを使って表現しているように思える・・・」

しまこはなぜこのバンドが1位・2位になれたのかがわかった。早速しまこはメンバー全員にアドバイスするため、メールを送った。

真澄「表現力の差かぁ・・・」

セオス「もっと動かなきゃ駄目ってことか」



メンバー達はこれで次のオーディションに向けての課題が何なのかが、はっきりとわかった。

真澄「よし!リベンジだ!」



【COLORS】での次のオーディションライブは、3ヶ月も先であった。その間メンバー達は、いつものようにライブハウスでライブを重ねていった。ライブを重ねていくうちに、メンバー達の間には確かな自信が沸いてきた。

莉緒「なんか、今まで以上に私、頑張ってる気がする」

さいち「これなら次はいけそうね!」



そして、3ヶ月が経った。


メンバーは再び【COLORS】に集結した。

真澄「今度こそは、負けねぇぞ」

セオス「負けてたまるか」

メンバー達は強気だった。



偶然、この日も彼らの出番は19番目だった。

ヨウマ「またかよ~~!!だるいなぁ・・・」

さいち「余計緊張が増すわ~~!!」

それほど、彼らの注目度が高いとゆう証拠なのであろう。



今回も泰彰が審査員代表である。

泰彰「ほ~~、あのバンド、また参加するのか。楽しみだな」

泰彰はワクワクしていた。



そして、今日もしまこが駆けつけた。彼らにとってはとても強い味方だ。



しまこが会場に着いたと同時に、オーディションライブがスタートした。



この日も真澄はすべてのバンドの演奏を見ていた。

真澄「どれも凄腕なバンドさんばっかだな。でも、うちらも負けてないぜ」

莉緒「あのボーカルと比べたら、私といい勝負かもね」

相手を見る目が高くなってきた二人である。



そして、いよいよ彼らの出番がやってきた。いつものように円陣を組んだ。

真澄「いいかみんな!?前回うちらは3位だった。初めての挑戦で3位だったのは、はっきりいってかなりすごかった!でも、今日はそのさらに上を目指して、全力でいくぞ!!いくぞーーー!!!」

真澄以外「おーーー!!!」



メンバーは舞台に上がった。

泰彰「お~~きたきた!前回よりうまくなってるかな?」



ドラム真澄のカウントで、曲が始まった。



今回も「未来へ続く虹」と「大切な人へのMessage」を演奏した。何度も演奏しているせいか、完成度が高くなっている。

しまこ「今までより、かなり完成度上がってるわね」

マネージャーのしまこもそれに気付いていた。



泰彰「お見事だな」

審査員の泰彰も気付いていた。

泰彰「そういや、前回よりみんな、動きが多くなっているな」

さすが、この道20年の大ベテランである。



そして、ライブが終了した。あとは結果発表を待つだけとなった。

真澄「お疲れみんな~!最高にかっこよかったよ!」

莉緒「もう動けな~~い!」

ヨウマ「ヘトヘト・・・・・」



みんなかなりスタミナを消費したようだ。



そして、運命の結果発表が始まった。


泰彰がマイクを握った。

泰彰「まずは、奨励賞の発表から始めます。奨励賞は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エントリーナンバー5番!・・・」

この瞬間、メンバー全員がホッとした表情になった。



真澄「危ねぇ~助かった・・・」

さいち「また3位だったら、私泣くわよ(笑)」



そして、1位2と位の発表が行われた。

泰彰「では、第2位を発表します。第2位は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エントリーナンバー19番!SOBEのみなさんです!!」

この瞬間、メンバー達は泣き出した。そして立ち上がった。

SOBE一同「やったーーーーー!!!!!」



SOBEとしまこはみな抱き合った。



1位のバンドも発表され、SOBEはステージに上がり、表彰状と、次のステージへのパスを頂いた。

ヨウマ「やっとほしいものが手に入ったね」

真澄「そうだな」



席に戻り、リーダーの真澄は早速みんなに話をした。

真澄「いいかみんな?今回は2位だったけど、次のステージでは、1位のバンドだけがラストステージに進めるわけだから、最低でも今日1位だったバンド以上に頑張らないと駄目だからな?」

さいち「そうだね。こりゃ頑張るしかないわね!」



次のステージでは、今日の何倍以上も頑張る必要があった。

真澄「でもみんな、今日は本当によく頑張ったよ。今日のみんなは、本当に輝いてたよ」

真澄はねぎらいの言葉をかけた。



ヨウマ「んじゃあ今日はみんなでお祝いする??」

セオス「いいね!やろうやろう!」

SOBEは居酒屋に行くことにした。



会場を後にし、メンバーは歩いて居酒屋を探すことにした。

莉緒「どっかいい居酒屋ないかしらね~?」

ヨウマ「早く飲みた~い!」

真澄「俺も早く飲みたいな~!」



すると、その時だった。

効果音「バタッ!!」

メンバー達はビックリした。



真澄「何だ!?今の音!?」

メンバー達は後ろを振り返った。すると、なんと!!さいちが倒れていたのだった!



真澄「おい?さいち!?大丈夫かおい!?」

声をかけてもさいちは反応が無い。

真澄「おい!誰か救急車呼べ!完全に意識を失ってる!」



一体、さいちに何が起きたとゆうのか!?



第8話へ続く
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