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第10話 第2ステージ
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ついに第2ステージの日がやってきた。何としても1位にならなければならないので、メンバーはやはり緊張していた。
ヨウマ「あ~、何で人間って緊張する生き物なんだよ(怒)緊張なんてしなくていいのに・・・」
この日は関東地方予選。神奈川から2バンド、千葉から2バンド、埼玉から2バンド、そして東京からSOBEを含め2バンドが出場する。この8バンドの中から1位が決まり、最終ステージに進める。どれも最強とも言えるバンドの集まりだ。
この日は東京駅の近くである、【HEAVEN】で行われる。【HEAVEN】に凄腕のバンド達が集結した。
真澄「なんかみんなどれもうまそうなやつらばっかだな~(汗)」
真澄は正直ビビッていた。
真澄「でも、俺がビビッてちゃ、メンバーのみんなにも影響しちゃう・・・もっと自信持たなきゃ!」
真澄はそう思った。
本番までまだ3時間あり、メンバー達は控え室で音を出さずに練習していた。
セオス「今日は今までで一番気合が入ってるかもな」
さいち「そうだね」
と、練習をしてる時にスタッフの人が控え室に入ってきた。
スタッフ「失礼しまーす。え~っと、今日のSOBEさんの出番は7番目になりま~す」
なんと、また後ろから2番目である。
莉緒「また~~??かったるいんだけど・・・」
真澄「まぁ、それだけ期待が大きいってことだよ」
ヨウマ「そうだね。堂々と胸張っていこうぜい!」
ちなみに、トリを務めるのは前回の第1ステージでSOBEのうえをいった1位のバンドであった。
さいち「あの人達に勝たなければ意味が無いってことね」
セオス「ようは、逆転勝ちしなきゃ駄目ってことか」
メンバー達はますます気合が入った。
真澄「でも、彼らもまた一層練習を積んできてるはずだから、本当に油断は出来ないな」
莉緒「そうだね。頑張らなきゃ・・・」
熱い戦いが予想される第2ステージである。
本番まであと1時間となった。メンバーの緊張はさらに高まっていった。
さいち「あ~~気持ち悪い(泣)」
莉緒「あ~~早く終わらせたいよ~・・・」
と、そこにマネージャーのしまこが駆けつけた。
しまこ「お~~っす!」
真澄「お~~しまこだ~~」
しまこ「みんなに差し入れ持ってきたよ~~!これみんなで食べて~~」
SOBE一同「お~~!!」
しまこはみんなのためにお菓子などを持ってきてくれた。
ヨウマ「うほほ~~い!!ありがとう!!」
メンバーの緊張が少しほぐれた。
しまこ「んじゃあ本番頑張ってね!客席で見守ってるから」
真澄「おう!ありがとう!」
しまこは部屋を出た。
そして本番がやってきた・・・
1バンド目からいきなり力強い演奏。メンバー達は正直ビビッた。
さいち「うわ!何この人達・・・」
莉緒「す・・・すごい・・・」
2バンド目も1バンド目に負けないぐらいの演奏を披露した。
セオス「どっひゃーー!!」
ヨウマ「何あれ!?」
3バンド目から6バンド目も、どれも上級クラスの演奏であった。
真澄「あいつらプロか!!??」
そして、ついにSOBEの出番が回ってきた。
6バンドの演奏を見て、さっきほぐれた緊張がまた高まってしまった。
セオス「ねぇ・・・心臓がやばいんですけど・・・」
ヨウマ「助けてお母ちゃーーーん!!!」
ここでリーダーの真澄はすかさず声をかけた。
真澄「俺達もあいつらみたいに腕があるところを見せ付けてやればいいんだよ!緊張を忘れるぐらいの気持ちで楽しめば大丈夫だから!」
莉緒「そうだね!音楽は、音を楽しむって書くもんね!」
そしていつものように円陣を組み、メンバー達はステージに上がった。
莉緒「みんなジャガイモ・・・みんなジャガイモ・・・」
ヨウマ「みんなマネキン・・・みんなマネキン・・・」
メンバーはそれぞれ緊張をほぐすための念仏を唱えていた。
セッティングが終わり、ついに演奏開始となった。
演奏し始めると、不思議とみんなの緊張はどこかへ飛んで行き、いつものようにパワフルな演奏が出来た。
真澄「いいじゃんみんな・・・これがSOBEの底力だ!」
審査員の人達も皆驚いていた。
審査員A「すごいな彼ら・・・」
審査員B「なんか、出るバンド1バンドづつレベルが高くなっていってる感じがする」
マネージャーのしまこも感激していた。
しまこ「これ絶対プロ行けるって!」
演奏は無事終了し、あとはトリのバンドだけとなった。
真澄「お疲れ~~!!みんなマジグレートだったよ!」
ヨウマ「いや~あの念仏がよかったのかなぁ(笑)」
そして、トリのバンドの演奏が始まった。
前回のようにレベルの高い演奏をしているように見えたが、真澄はあることに気付いた。
真澄「・・・勝った・・・」
莉緒「・・・え?」
真澄「ボーカルの声がさ、震えてるんだよね。ドラムもバスドラのタイミングが少しズレてるんだよね。さすがの彼らも、極度のプレッシャーを感じてるんだろうな」
さいち「マジで!?」
思いもよらない幸運が待っていた。
真澄「きっと、前の6バンドと俺らの演奏を見て、ちょっとビビッちゃったんだよ」
ヨウマ「やったね!それだけうちらのレベルが高くなってるって証拠だね!」
メンバーは勝利を確信した。
トリの演奏が終わった。トリのバンドのメンバーの顔を見ると、みんな「しまった・・・」とゆう顔をしていた。
真澄「キタ―――( ゜∀ ゜)―――!!!!!」
そして運命の結果発表。
審査員A「それでは、まず第3位から発表いたします。第3位は・・・・・・・・・・・・・・・・・エントリーナンバー3番!・・・」
SOBE一同「セーーーーーーーーーーーーフ!!!!」
メンバーは少し楽しんでいるようにも見えた。
審査員A「続いて、第2位の発表です!!第2位は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エントリーナンバー6番!・・・」
SOBE一同「セーーーーーーーーーーーーフ!!!!」
またしてもセーフだった。
真澄「おいこれ!来たんじゃないの!?」
莉緒「来てるよ来てるよ!!」
セオス「あ~~こんなところでもまた緊張してるよ(汗)」
そして、運命の瞬間がやってきた。
審査員A「それでは、発表いたします!第1位の発表です!第1位は!!!・・・・・・・・・・・エントリーナンバー・・・・・
7番!!!SOBEのみなさんです!!」
SOBE一同「よっしゃーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」
メンバーは抱き合った。
真澄「大逆転勝利だよ!!」
莉緒「嬉しい~~!!」
さいち「ビックリだよ!!病院で練習積んでおいてよかった!!」
ヨウマ「これ夢じゃないよね!?(ほっぺたをつねって)痛ぇ!夢じゃないや!」
セオス「ついに、最終ステージまで来たんだな・・・」
しまこ「今日はよこちん達も呼んでお祝いね」
メンバーはステージに上がり、賞状と最終ステージのパスを受け取った。
真澄「今度はメジャーデビューがかかった大事なオーディションライブだ!みんな!悔いの残らないように頑張ろうな!」
果たして、彼らは最終ステージも突破できるのだろうか!?
第11話へ続く
ヨウマ「あ~、何で人間って緊張する生き物なんだよ(怒)緊張なんてしなくていいのに・・・」
この日は関東地方予選。神奈川から2バンド、千葉から2バンド、埼玉から2バンド、そして東京からSOBEを含め2バンドが出場する。この8バンドの中から1位が決まり、最終ステージに進める。どれも最強とも言えるバンドの集まりだ。
この日は東京駅の近くである、【HEAVEN】で行われる。【HEAVEN】に凄腕のバンド達が集結した。
真澄「なんかみんなどれもうまそうなやつらばっかだな~(汗)」
真澄は正直ビビッていた。
真澄「でも、俺がビビッてちゃ、メンバーのみんなにも影響しちゃう・・・もっと自信持たなきゃ!」
真澄はそう思った。
本番までまだ3時間あり、メンバー達は控え室で音を出さずに練習していた。
セオス「今日は今までで一番気合が入ってるかもな」
さいち「そうだね」
と、練習をしてる時にスタッフの人が控え室に入ってきた。
スタッフ「失礼しまーす。え~っと、今日のSOBEさんの出番は7番目になりま~す」
なんと、また後ろから2番目である。
莉緒「また~~??かったるいんだけど・・・」
真澄「まぁ、それだけ期待が大きいってことだよ」
ヨウマ「そうだね。堂々と胸張っていこうぜい!」
ちなみに、トリを務めるのは前回の第1ステージでSOBEのうえをいった1位のバンドであった。
さいち「あの人達に勝たなければ意味が無いってことね」
セオス「ようは、逆転勝ちしなきゃ駄目ってことか」
メンバー達はますます気合が入った。
真澄「でも、彼らもまた一層練習を積んできてるはずだから、本当に油断は出来ないな」
莉緒「そうだね。頑張らなきゃ・・・」
熱い戦いが予想される第2ステージである。
本番まであと1時間となった。メンバーの緊張はさらに高まっていった。
さいち「あ~~気持ち悪い(泣)」
莉緒「あ~~早く終わらせたいよ~・・・」
と、そこにマネージャーのしまこが駆けつけた。
しまこ「お~~っす!」
真澄「お~~しまこだ~~」
しまこ「みんなに差し入れ持ってきたよ~~!これみんなで食べて~~」
SOBE一同「お~~!!」
しまこはみんなのためにお菓子などを持ってきてくれた。
ヨウマ「うほほ~~い!!ありがとう!!」
メンバーの緊張が少しほぐれた。
しまこ「んじゃあ本番頑張ってね!客席で見守ってるから」
真澄「おう!ありがとう!」
しまこは部屋を出た。
そして本番がやってきた・・・
1バンド目からいきなり力強い演奏。メンバー達は正直ビビッた。
さいち「うわ!何この人達・・・」
莉緒「す・・・すごい・・・」
2バンド目も1バンド目に負けないぐらいの演奏を披露した。
セオス「どっひゃーー!!」
ヨウマ「何あれ!?」
3バンド目から6バンド目も、どれも上級クラスの演奏であった。
真澄「あいつらプロか!!??」
そして、ついにSOBEの出番が回ってきた。
6バンドの演奏を見て、さっきほぐれた緊張がまた高まってしまった。
セオス「ねぇ・・・心臓がやばいんですけど・・・」
ヨウマ「助けてお母ちゃーーーん!!!」
ここでリーダーの真澄はすかさず声をかけた。
真澄「俺達もあいつらみたいに腕があるところを見せ付けてやればいいんだよ!緊張を忘れるぐらいの気持ちで楽しめば大丈夫だから!」
莉緒「そうだね!音楽は、音を楽しむって書くもんね!」
そしていつものように円陣を組み、メンバー達はステージに上がった。
莉緒「みんなジャガイモ・・・みんなジャガイモ・・・」
ヨウマ「みんなマネキン・・・みんなマネキン・・・」
メンバーはそれぞれ緊張をほぐすための念仏を唱えていた。
セッティングが終わり、ついに演奏開始となった。
演奏し始めると、不思議とみんなの緊張はどこかへ飛んで行き、いつものようにパワフルな演奏が出来た。
真澄「いいじゃんみんな・・・これがSOBEの底力だ!」
審査員の人達も皆驚いていた。
審査員A「すごいな彼ら・・・」
審査員B「なんか、出るバンド1バンドづつレベルが高くなっていってる感じがする」
マネージャーのしまこも感激していた。
しまこ「これ絶対プロ行けるって!」
演奏は無事終了し、あとはトリのバンドだけとなった。
真澄「お疲れ~~!!みんなマジグレートだったよ!」
ヨウマ「いや~あの念仏がよかったのかなぁ(笑)」
そして、トリのバンドの演奏が始まった。
前回のようにレベルの高い演奏をしているように見えたが、真澄はあることに気付いた。
真澄「・・・勝った・・・」
莉緒「・・・え?」
真澄「ボーカルの声がさ、震えてるんだよね。ドラムもバスドラのタイミングが少しズレてるんだよね。さすがの彼らも、極度のプレッシャーを感じてるんだろうな」
さいち「マジで!?」
思いもよらない幸運が待っていた。
真澄「きっと、前の6バンドと俺らの演奏を見て、ちょっとビビッちゃったんだよ」
ヨウマ「やったね!それだけうちらのレベルが高くなってるって証拠だね!」
メンバーは勝利を確信した。
トリの演奏が終わった。トリのバンドのメンバーの顔を見ると、みんな「しまった・・・」とゆう顔をしていた。
真澄「キタ―――( ゜∀ ゜)―――!!!!!」
そして運命の結果発表。
審査員A「それでは、まず第3位から発表いたします。第3位は・・・・・・・・・・・・・・・・・エントリーナンバー3番!・・・」
SOBE一同「セーーーーーーーーーーーーフ!!!!」
メンバーは少し楽しんでいるようにも見えた。
審査員A「続いて、第2位の発表です!!第2位は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エントリーナンバー6番!・・・」
SOBE一同「セーーーーーーーーーーーーフ!!!!」
またしてもセーフだった。
真澄「おいこれ!来たんじゃないの!?」
莉緒「来てるよ来てるよ!!」
セオス「あ~~こんなところでもまた緊張してるよ(汗)」
そして、運命の瞬間がやってきた。
審査員A「それでは、発表いたします!第1位の発表です!第1位は!!!・・・・・・・・・・・エントリーナンバー・・・・・
7番!!!SOBEのみなさんです!!」
SOBE一同「よっしゃーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」
メンバーは抱き合った。
真澄「大逆転勝利だよ!!」
莉緒「嬉しい~~!!」
さいち「ビックリだよ!!病院で練習積んでおいてよかった!!」
ヨウマ「これ夢じゃないよね!?(ほっぺたをつねって)痛ぇ!夢じゃないや!」
セオス「ついに、最終ステージまで来たんだな・・・」
しまこ「今日はよこちん達も呼んでお祝いね」
メンバーはステージに上がり、賞状と最終ステージのパスを受け取った。
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