SOBE

秋本シラキ

文字の大きさ
12 / 26

第12話 幸と不幸~前編~

しおりを挟む
オーディションライブが終わり、1週間が経ったある日、真澄は莉緒に呼び出された。莉緒はとても重大な話をするために真澄を呼び出したのだった。



真澄「珍しいな、莉緒の方から呼び出すなんて」

莉緒「うん、めっちゃ重大な話でさ」



一体、莉緒は何を話すつもりなのだろうか!?

真澄「で、その話って何?」

莉緒「あのぅ、実はね・・・・・」



莉緒はとても話ずらそうな顔で口を開いた。この時、真澄には何か嫌な予感がした。

真澄「(まさか・・・)」



莉緒は決心したかのような表情で話した。

莉緒「非常に言いずらいんだけど、私・・・」



莉緒は一度息を飲んだ。そして・・・

莉緒「私・・・バンド抜けます!!!(>_<)・・・」

真澄「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



真澄は固まった。

真澄「・・・・・ウソだろ?・・・・・」

真澄は問いかけた。



莉緒「・・・・・ごめん(泣)・・・」

莉緒は泣き出した。

真澄「一体、なぜ?・・・」



莉緒はすべてを話してくれた。

莉緒「私、実は、他にやりたい仕事があったんだけど、でももしデビューできるとしたらバンド頑張ってみようと思って・・・で、もうすぐ本格的に就職の事を考えなきゃいけないような時期にこの前のオーディションライブが重なっちゃって・・・だから、この前のオーディションライブで、スカウトされないような結果になったら、バンドやめようと思ってたの。本当にごめん・・・・・」



真澄は黙ってしまった。

莉緒「ずっと黙っててごめん・・・・・」

莉緒は泣きながら話してくれた。



しばらくして真澄が口を開いた。

真澄「わかった。今までよく頑張ってくれたよ。あの大会で4位までいけたことは、一生の宝物だよ。だからもう泣かないで!」

莉緒「ありがとう・・・他のメンバーには私からちゃんと話しておくね・・・」



二人は家へ帰った。

真澄「あぁあ、残念だなぁ・・・でも、仕方無いよな・・・・・」

真澄は下を向いたまま帰宅した。



真澄「ただいま~~」

真澄は部屋に入った途端、布団の上に倒れた。

真澄「・・・・・・・・・・・・(涙)」

真澄は泣き崩れた。


一方、莉緒から脱退の話を聞いた他のメンバーも、泣いていた。

ヨウマ「こんな事があるなんて・・・・」

セオス「なんで抜けちゃうんだよ・・・・」

さいち「もう一回一緒にやりたいよ・・・・」



と、みんなが泣いて悲しんでいる、その時だった・・・・・・・



真澄の家電に電話がかかってきた。

真澄「ん~~??誰の番号だこれ??」

真澄は涙が乾かない状態で電話を取った。



真澄「はい高橋です?」

??「もしもし?真澄さんいらっしゃいますか?」

真澄「はい、僕ですが?・・・」



一体電話の主は誰なのか、真澄にはさっぱりわからなかった。まさか、この人が今後のSOBEの運命を大きく変える人だとは、この時はまだわからなかった。



真澄「どちら様でしょうか?」

??「私ー、この前の東京ドームで行われてたオーディションライブの最終ステージを見ていた、TAIRAX RECORDSの社長の幸希とゆう者ですがー・・・」

真澄「・・・・・・・・・・はい!!??」



真澄は驚いた。

真澄「え!!??幸希さんですか!!??」

この瞬間、真澄の涙が一瞬の内にして止まった。



そして幸希が話始めた。

幸希「はいー、スタッフの人に真澄さんの番号を聞きたくて・・・応募用紙に真澄さんの家電の番号が書かれてたみたいなので、かけさせていただきました。」

真澄「あ~~、はいーー・・・・いやぁ驚きました・・・」



そして幸希は早速本題に入った。

幸希「この前のライブですがぁ、SOBEさんの曲はTAIRAX RECORDSの色に合ってる曲なんですよね~。私が求めてるバンドが正にSOBEさんなんですよ~」

真澄「え!!??本当ですか!!??」



真澄はかなり驚いた。

幸希「普通なら3位以内に入ったバンドをスカウトするところですが、SOBEさんの場合は特例です。私が探してたバンドと言っても過言じゃありません。よかったら契約しませんか??」

真澄「け・・・契約ーーー!!!???」



真澄は目が飛び出そうになった。


真澄は口を開いた。

真澄「えっと、非常に嬉しいんですが、実は、さっきボーカルが脱退してしまいまして・・・」

幸希「あら!それは残念・・・・・」

幸希はガッカリした。



真澄「でも!こんなチャンス二度と無いと思ってるんで、何としてでもボーカルにもう一回ちゃんと話をして、戻ってきてもらおうと思います!なので、こちらからまた連絡するとゆう形でもよいですか??」

真澄は少し熱くなりながら話した。



しばらくして幸希が口を開いた。

幸希「・・・・・そうですか・・・わかりました、では、お待ちしております」

真澄はホッとした。



電話を切った真澄は、早速莉緒に会おうと連絡した。この日はもう夜遅かったので、明日改めて会うことになった。



翌日、真澄と莉緒は会った。

真澄「ごめんね~~急に呼び出しちゃって!」

莉緒「いいよいいよ~、んで、どうしたの??」



真澄は明るい表情で話し始めた。

真澄「実は、昨日の莉緒の発言、撤回してもらいたくてさ」

莉緒「・・・え??」



莉緒はわけがわからない顔をした。

莉緒「どうゆうこと??」



真澄はさらに明るい顔で話した。

真澄「うふふ~~~、実はね、昨日幸希さんから電話がかかってきたの!」

莉緒「幸希さん??誰??真澄の好きな人?」

真澄「ちゃうわ~~~!!!(笑)」



莉緒は幸希を忘れていた。

真澄「TAIRAX RECORDSの社長さんだよ~!この前ライブ来てた人だよ」

莉緒「あ~~!!あの人か!(笑)」



莉緒は思い出した。



莉緒「てか、何でそんなすごい人から電話がかかってきたの??」

真澄「ス・カ・ウ・ト!!」

莉緒「・・・・・マジで!!!???」



莉緒はかなり驚いた。

莉緒「私達、スカウトされたの!?」

真澄「そ~~。なんか、彼女が求めてるバンド・曲がうちらのようなバンド・曲なんだとよ」

莉緒「あ~~、そう言われてみれば、TAIRAX RECORDSのアーティストって、私達がやってる曲に似てるわよね!ポップって感じだし・・・」



そして、真澄はもう一度同じお願いをした。


真澄「だからね、莉緒には戻ってきてほしいの~、駄目??」



莉緒は少し考えた。

莉緒「う~~ん、どうしよう・・・」



しばらく考えた莉緒はこう発言した。



莉緒「ちょっと今すぐ答えは出せないから、何日か時間もらってもいい?答えが決まったら、また連絡するから」

真澄「そうだな。わかった。待ってるよ」



莉緒はしばらく何日間か考えることにした。真澄はその間に、他のメンバーに昨日のことを報告した。

セオス「マジで~~~~~!!!!????」

ヨウマ「うっそ~~~~~!!!!????」

さいち「キャーーーーーーーー!!!!!信じられない!!!!!」



当然のことながら、メンバーは全員驚いていた。そして、喜んでいた。

真澄「は~~~、みんなこんなに喜んでるんだから、あとは莉緒が続けるって言ってくれれば・・・」



果たして、莉緒はどんな答えを出すのか!?



第13話へ続く
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。 けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。 学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!? 大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。 真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

意味が分かると怖い話(解説付き)

彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです 読みながら話に潜む違和感を探してみてください 最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください 実話も混ざっております

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

(完)百合短編集 

南條 綾
恋愛
ジャンルは沢山の百合小説の短編集を沢山入れました。

処理中です...