SOBE

秋本シラキ

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第14話 TAIRAX RECORDSと契約

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奇跡的に莉緒がバンドに復活し、明るい兆しが見えてきたSOBE。真澄は家に帰り、早速幸希に電話を入れることにした。



真澄「さ~~て電話電話」

真澄は電話をかけようとした・・・だが・・・

真澄「なんか・・・緊張する(汗)俺って何でこんな緊張ばっかする人生送ってるんだか・・・」



真澄は少々緊張気味だった。でも、思い切って電話をかけた。そして幸希が電話に出た。

幸希「もしもし~?」

真澄「あ~~どうも~、SOBEの真澄です~」

幸希「あ~~どうも~、お電話お待ちしておりました~」



幸希は問いかけた。

幸希「え~っと、莉緒さんはどうなさいましたか?」

真澄「はい、彼女、やっぱバンドを続けるとゆう事なので、喜んで契約させていただきます!」

幸希「本当ですか!?」

幸希は驚いた。



幸希「では、早速今度我が社に来ていただけますでしょうか?都合の良い日で大丈夫ですよ」

真澄「あ、はい!」



メンバーはTAIRAX RECORDSに行くことになった。真澄はみんなを集め、いつ行くか決めることにした。だが、全員が都合の良い日があまり無いので、なかなか決まらなかった。

真澄「困ったな~」

ヨウマ「そしたらさ、誰か行ける人が代表で行くってゆうのは?」

さいち「ん~~、みんなで行かなきゃ失礼じゃない?」

莉緒「でも、全員揃う時間って無いし・・・それでもいいんじゃない?幸希さんならわかってくれるって」



そこでセオスが手を挙げてこう言った。

セオス「よし!じゃあ俺が行く!」

続いてヨウマ

ヨウマ「え~~!!俺が行くよ~~!!俺行きたいもん!」

莉緒「いや!これはボーカルが代表で行かなきゃ意味無いでしょ!私が行くわよ!」

さいち「じゃ~私も着いていく!バイトの店長より幸希さんに会いたいわ!」



そして真澄

真澄「いや!これどう考えてもリーダーの俺が行くべきだろ!俺が行く!!」



真澄以外「あ、どうぞどうぞどうぞ!」

真澄「何でやねん!!(笑)」

メンバーはダ○ョウ倶楽部のネタで盛り上がってた。



真澄「って、これふざけてる場合じゃ無いんだよ(笑)早く決めなきゃなぁ・・・」

さいち「やっぱ、バイトは休んでみんなで行こうよ」

莉緒「そうね、全員で行かなきゃ失礼だし・・・」

結局、みんなで行くことにした。


1週間後、SOBEはTAIRAX RECORDSに到着した。

ヨウマ「でけ~~!!」

セオス「でっかい建物だこと・・・」

真澄「幸希さん相当な金持ちなんだな・・・」



メンバーはその巨大なレコード会社を見て、口がポカンと開いた状態になっていた。

真澄「じゃあ、中に入ろうか」



メンバーは少し汗をかいた状態で、中に入っていった。



莉緒「うわ~~!!超広い!!」

セオス「めちゃめちゃすごいなこの建物・・・」

ヨウマ「警備員・・・何人雇っちゃってるのこれ?(笑)」



メンバーはあまりにもすごすぎて少し呆れるほどだった。と、目の前に綺麗な受付嬢がいた。

受付嬢「いらっしゃいませ~、何の御用でしょうか?」

真澄「はい、今日は幸希さんに呼ばれて足を運んだんですが・・・」

受付嬢「あ、SOBEさんですね?話は幸希社長から聞いております。幸希さんなら最上階の30階にいらっしゃいます」

SOBE一同「さ・・・30階・・・」



メンバーは驚きを通り越して、リアクションが小さくなっていた。

セオス「ここ30階建てなんだ・・・アハ・・・アハハハハ・・・・・」




メンバーはエレベーターで30階に向かった。

真澄「すげ~、高層ビルによくあるエレベーターだな」

さいち「でも、ちょっと気持ち悪い(汗)」



30階に着いた。メンバーは幸希の部屋を探した。

莉緒「あ!あの部屋じゃない?社長室って書いてある!」

ヨウマ「うわ~~来ちゃった~~!!」

真澄「ノックするだけでも緊張しちゃうな」



メンバーはしばらく部屋の前で固まってた。

さいち「ねぇ誰かノックしようよ?」

ヨウマ「え~恐いよ~」

莉緒「真澄行ってよ!」

真澄「え~~俺まだ心の準備が出来てないんだけど!(泣)」



ここでセオスが手を挙げた。

セオス「しょうがないな。じゃあ俺がやる!」

莉緒「いや、ここはボーカルである私が!」

ヨウマ「いや!俺が行く!」

さいち「私が!」



そして真澄

真澄「い~や!やっぱリーダーの俺がいく!」



真澄以外「あ、どうぞどうぞどうぞ!」

真澄「アホか~~~~~!!!!!(笑)」


メンバーはまたしてもダ○ョウ倶楽部のノリになってしまった。このままじゃいつまでも部屋に入れないままなので、真澄がいい提案を思いついた。

真澄「じゃあさ、みんなでノックしようよ」

莉緒「そうだね、緊張はみんなで分け合おう!」

ヨウマ「それ、ナイスアイディア!」



そして、メンバーは一斉にノックした。

幸希「は~~~い???」

ヨウマ「うお~~!!今確かに幸希さんの声が聞こえたよ!」



真澄は少し震えた声で言った。

真澄「あ~~、SOBEです~~!!」

幸希「は~~~い、どうぞ~~!!」



メンバーはドアを開けた。

SOBE一同「失礼しま~~す!」



 ドアを開けると、そこには美人社長のオーラを解き放った幸希が待っていた。

幸希「お待ちしておりました~~」

真澄「(うほ!この前東京ドームで会った時より、また一段と綺麗になってるような・・・)」

セオス「(こんな綺麗な人の下で音楽が出来るなんて、俺って幸せ??・・・)」

ヨウマ「(うっひょ~~!!これアイドルでデビューしても売れるって!!)」



男性メンバーは男らしいとも言えることを考えてた。



幸希「椅子におかけになってください」

SOBE一同「ありがとうございます」

椅子に座ってもまだ落ち着けないメンバー達だった。



幸希「早速ですが、ここに判を押していただけます?」

真澄「え~~??いきなりですか??」

幸希は契約書を差し出した。



真澄は判を押した。

幸希「はい!これであなた達はめでたく、TAIRAX RECORDSの一員です!それじゃこれから写真撮ったりインタビューするので、お願いしますね」

真澄「あ・・・はい~・・・」

幸希の素早い行動に、メンバーはただ呆然と見ているだけだった。


メンバーは5人集まって、ボーカルの莉緒をセンターにして写真を撮った。

幸希「う~~ん、いいですね~~」

真澄「写真撮られるって、何か、魂抜ける・・・」



続いてメンバー一人一人にインタビューをしていった。真澄は幸希の最後の質問にこう答えてる。

幸希「SOBEの目標を教えてください」



真澄「そうですね~、レコード大賞で新人賞を取ることと、紅白に出場することですね」

幸希「ありがとうございました~」



今は2009年12月。SOBEのデビューは2010年の1月になる見通し。この二つの目標を達成するチャンスはいくらでもある。果たして、SOBEはこの世界で成功するのだろうか??



第15話へ続く
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