SOBE

秋本シラキ

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第20話 2011年第1弾シングル

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見事、レコード大賞で新人賞を獲得したSOBE。レコ大から2日が経ち、2011年を迎えた。この日はメンバーと親友達で真澄の家でパーティーを行った。

莉緒「あけおめ~~~!!!」

真澄「ことよろ~~~!!!」

よこちん「せ~~の!!」

全員「ひゅ~~~~~!!!!!」



全員一斉にクラッカーを鳴らした。

セオス「おめでとうございま~~す!!」

ヨウマ「いえ~~~い!!!」

さいち「最高~~~!!!」

八木っちょ「祝!2011年!」

一郎「楽しい年の幕開けだね~~!」

しまこ「今年もSOBEにとって素晴らしい年だといいわね~~」



パーティーは9人で行われ、夜まで行われたので近所迷惑もいいところだった。



 酒の入ったセオスが急にこんな事を言い出した。

セオス「んじゃ~久しぶりに青春アミーゴ歌っちゃう!!??」

真澄「オッケ~~~!!!」

セオスと真澄「Si~お~れ達はいつで~~も 二人でひとつ~だ~~あった じ~~もとじゃ ま~け~し~ら~ず~~ そ~~だ~ろ~」

よこちん「二人とも息ピッタリね~~」

ヨウマ「いいぞいいぞ~~!!」



青春アミーゴを歌い終わった。

セオス「よっしゃ~んじゃあ次はもちろんB’zだ~~!!」

真澄「オッケ~~~!!!」

セオスと真澄「あ~~なた~~の すべ~て~~がぼ~~くの~ しょーーーーーーどーーー!!!!!」

さいち「ひゅ~~ひゅ~~!!」

八木っちょ「ナイスコンビだね!」



と、二人が夜中に歌ってる時に近所の人から注意があった。



泰彰「うっるせ~~ぞおめぇら!!今何時だと思ってんだ!!」

真澄「す、すいませ~~ん!!・・・って、あれ?」

泰彰「あれ?」



なんと、オーディションライブで審査員を勤めていた泰彰は、最近真澄の家の近くに引越ししていた。

泰彰「あ~~君達か!」

真澄「あ~~どうも!おかげでメジャーデビューできました!」

莉緒「こんな形で再会するなんて(笑)」

泰彰「まぁ、許そう・・・」

真澄「あ~~どうもすいません(汗)」

泰彰「いいよいいよ、思う存分楽しみたまえ」

全員「ありがとうございます!」



パーティーは再び始まった。

セオスと真澄「ア~ナタトワタシデサア! アシタノタメニ! バンザーーイ!!!!!!」

しまこ「この二人おもろい(笑)」


歌い疲れたセオスはある事を思いついた。

セオス「そうだ!年末ちょっと忙しかったから、SOBEのホームページのぞいてないんだよね。BBSにファンからカキコが来てると思うからみんなで見てみない?」

ヨウマ「お!いいねぇ!」



全員で見てみた。

真澄「すっげ~~!!かなり来てんじゃん!」

莉緒「「莉緒さん最高でした!」だって!照れるわね(笑)」



と、そこであるものを発見した。

さいち「すご~い!パル岡君、友香さん、中ちゃんさん、さくらさんからもカキコがあるよ!」

真澄「予想GAIです」

セオス「欧米か!」



セオスは真澄に突っ込みを入れた。

真澄「あ~~それも正しいけど、「ソフトバンクか!」の方がよかったんじゃないかな?」

セオス「あ~~そっか~~(笑)」



セオスはギャグの勉強中でもあった。

一郎「この4人からはお褒めの言葉ばっかだな」

八木っちょ「これからも応援していきますだってよ~。真澄よかったね!」



真澄は泣きながら答えた。

真澄「嬉しいもんだねぇ(涙)」

セオス「号泣か!」

真澄「うまい!」

全員からセオスに拍手が送られた。



更にBBSを見ていた。

ヨウマ「お~~歩からも来てるし、大我さんからも来てるし、すごいね!」



と、ここで莉緒があるカキコを発見した。

莉緒「ね~、この純って人と浩一って人、私の大ファンだって!情報は全部チェックしてるし、プロフィールも全部言えるんだって!すごいね~」

この二人が、まさか過去に自分にからんできた二人だとは、当然思ってもいなかった。


それから朝になるまで新年会は行われ、会はお開きとなった。

真澄「お疲れ~~!!」

一郎「あ~~楽しかった!」

よこちん「またみんな遊ぼうね~~!!」

しまこ「は~~これから私は仕事ですよ・・・大変大変・・・」



翌日、幸希に呼ばれてSOBEはTAIRAX RECORDSに行った。

幸希「明けましておめでとうございま~す!」

SOBE一同「おめでとうございま~す!」

幸希「はいこれ!みなさんに」



幸希はあるものをメンバー一人一人に手渡した。

ヨウマ「これ、何ですか?」

幸希「開けてごらんなさい」



メンバーはおそるおそる、開けてみた。

さいち「・・・お!!」

真澄「なんと!!」

莉緒「わ~~お!!」

セオス「マジっすか!?」

ヨウマ「またすごいサプライズを!!」

幸希「そう、あなた達にお年玉」

SOBE一同「あざ~~~~す!!!!!」



幸希はお年玉を渡した。



その額は・・・・・

真澄「ん???これ、何枚入ってるんだ???」

莉緒「パンパンですよ(笑)」

幸希「うふっ。一人20万よ」

SOBE一同「どっひゃ~~~~~!!!!!」



これにより、ヨウマは失神した。

さいち「あららら(笑)」

真澄「計100万・・・すごすぎる・・・」



お年玉の贈呈も終わり、幸希は本題に入った。

幸希「次の新曲なんだけどー、2月9日(水)なんてどうかしら?セオス君の誕生日ね」

セオス「おーー!!それいいっすね!!」

幸希「んで、年が明けて最初のシングルなんで、爽快な曲が良いかと・・・」

真澄「そしたら、「自転車」がいいんじゃないすかね?」

莉緒「いいわね!」

幸希「じゃあそれにしましょう」



決定した。


幸希「それにしても、私自転車なんて、長い事乗ってないなー。中学以来かしら?」

真澄「本当ですか!?俺ほぼ毎日乗ってますよ!」

幸希「あらそうなんですか!?」

真澄「えぇ、自転車で東京から埼玉まで行ったことありますから!」

幸希「あらま!それはすごいですね!(笑)」

真澄はそんなエピソードを幸希に話した。



さいち「(この人、きっと高級なリムジン使ってるに違いないわ・・・)」

さいちはそんな事を想像してた。



そして、発売日がやってきた。純と浩一はやはり買っていた。

純「買っちゃった~~!!」

浩一「俺も買っちゃった~~!!」

純「今回はおまけとして、メンバー誰かの写真が入ってるんだよねぇ!誰が出るかな~~??」

浩一「お!俺ヨウマだ!」

純「やった!俺莉緒だよ!」

浩一「お~~すげぇじゃん!!」



二人は盛り上がっていた。



 また、女優ぴなも買っていた。

ぴな「う~~ん・・・元気が出る曲ね」



翌日、オリコンデイリーチャートを調べてみた。

真澄「あ~~~~!!!!また1位逃した!2位だ!」

セオス「いいじゃんいいじゃん!!」

ヨウマ「いい感じだね~~」



また、ウィークリーチャートでも初登場2位だった。

さいち「上出来じゃな~~い?」

莉緒「次また頑張ろう~」

真澄「まぁ、チャンスはまだまだいくらでもあるよな!うちらはまだデビューしたばかりだし!」

ヨウマ「そうだね!そして、紅白にも出なきゃだね!」

セオス「今年はやるぞ~~~!!!」



確かな成長を遂げているSOBE。次のシングル・アルバムでは、遂に1位獲得となるだろうか!?



第21話へ続く
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