一番の友達 ~平凡Dom、褐色Subが誘惑中♡

切羽未依

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花火デート

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 今年は、二人きりで、建国祭の花火を見に行こうと、フェブもユアリィも思っていたのに、魔術大学の学生たちは、建国祭の警備をするのが恒例だった。
 おまけにユアリィは、警備計画チームの一員になってしまって、毎日、準備のために、夜遅くまで寮に帰って来ないだけでなく、当日は、ずーーーーーーーーっと、警備本部にいなくてはいけない。
 寮内の噂によると、ユアリィが東寮の次期寮長候補に挙がっていて、警備計画チームに入れられたのも、その選抜せんばつのためだとか。


 ということとは全く関係なく、ユアリィとフェブはケンカをしていた。
 2段ベッドの上の段で、フェブが結界魔術で封じて、ユアリィに見られないように、気付かれないように、自慰をしていたのを、ユアリィに結界を破られて見られてしまったのだ。

 見られてしまったのは、まだいい。(よくないけどっっっ!!)
「ぼくが手伝ってあ・げ・る」
 と伸ばされたユアリィの手を、フェブは振り払ってしまったのだ。


 以来、寝る前に、ちょっとしたプレイをする以外は、口を利いていないという、しょーもない事態におちいっている。
「ごめん、ユアリィ」
 フェブが謝っても、ユアリィに無視される。フェブは何も言えなくなってしまって、黙るしかなかった。


 大学での昼食。食堂に入り、定食のトレイを取って、つい無意識にフェブは、ユアリィを探してしまう。

――いた。
 見付けたけれど、フェブは行かなかった。隣に、オーガスがいたからだ。

 鮮やかな赤毛は、ふわふわのくせっ毛、細面ほそおもてで、薄い唇、深いみどりの細めの瞳。
 オーガスは、ユアリィと同じく、警備計画チームの一員で、西寮の次期寮長候補という噂だ。代々、王城の侍従・侍女を務めている名門貴族の子息。

 そして、見るからにDomドム

 オーガスの隣に座っているユアリィは、濃い褐色の肌。青い瞳。少し伸びた黒髪を後ろで、ムリヤリ、ちょこんと結んでいる。
「髪、伸びたね。俺、切ってやろうか?」
 貧乏なせいで、おうちカットが当たり前のフェブが、何気なく言うと、とんでもなくブチギレられた。
「絶ッ対!切らないっ」
「…そうだよね。俺なんかに切られて、ヘンになったら、ヤだよね」
「そういう問題じゃない!」


 食堂の空いている席に、定食のトレイを置いて、フェブは座り、ちらっと見てしまう。ユアリィが、オーガスにキスされていた。――いやいや、角度的に、そう見えただけだっ!!

 自分みたいな自信のないDomより、ああいう自信に満ち満ちたDomに支配された方が、Subサブは幸せなんじゃないかと思う。



 結局、仲直りできないまま、建国祭当日が来てしまった。
 フェブは、迷子案内の係にされて、建国祭の雰囲気さえ味わうこともできずに、集会場で、ギャン泣きの子どもたちの面倒をみていた。
 絶ッ対、警備計画チームのユアリィの陰謀にちがいない。

 でも、親戚しんせきが寄り集まるやしきで生まれ育ったフェブは、子どもの面倒をみるのが、得意だった。
「や~だ~、まだお兄さんと遊ぶぅ~」
 親が迎えに来ても、フェブから離れたがらない子どもが続出した。


 花火をチラ見もできずに、建国祭は終わった。集会場の後片付けをして、フェブが寮生たちと寮に帰ると、真夜中、近かった。ユアリィは、やっぱり、まだ帰っていなかった。
 大浴場で、子どもたちの涙とよだれと汗を洗い流し、フェブは2段ベッドの上の段に上がり、寝た。


 暑くてフェブが目を覚ますと、ユアリィが添い寝してた。フェブは、部屋の空気調整の円陣エンジンを魔力で、少し涼しくすると、ユアリィが、びくっと起きてしまった。フェブに抱きつく。ユアリィは、魔力の発動に敏感なところがある。
「ごめん、起こして。寝なよ」
 フェブは、ユアリィの髪を撫でた。しっとり濡れている。
 ユアリィが首を伸ばして、キスして来た。寝ぼけてんのかな?と思いながら、フェブはキスを受けた。だって、ケンカしてるんだから。

「わたあめ、ありがと」
 触れるだけのキスをして、ユアリィは言った。
 へとへとで、寮に帰って、大浴場の浴槽よくそうで沈没しかけて、いっしょに警備計画チームでコキ使われていたライに支えられた。部屋に戻ると、ユアリィは自分の机の上に、何か、あることに気付いた。
 2段ベッドの上の段で寝ているフェブを起こしてしまわないように、ぽっと、小さなあかりをともすと、リボンで結んだくちから棒が出ている、いちご色の紙袋だった。

「ユアリィ、わたあめ、好きだろ」
 フェブが言うと、くふふっ、とユアリィが笑った。
「うん。大好き」



 中学生になれば、建国祭は、友達同士で行くものだ。
 あちこちの通りに屋台やたいが出て、あんまりおこづかいを持ってないフェブは、他の友達とちがって、見る物、見る物を買うことはできなかった。
 まずは、お腹をいっぱいにすることが最優先だ。おもちゃは、その場の勢いで買って、後で「何で、こんなの買っちゃったんだろ…」と後悔することは経験済なので、買わない。生き物は、ちゃんと世話しても、すぐ死んでしまって悲しいので、もう買わない。でも、親戚の誰かが、買って来ちゃうんだよなあ…と、ごちゃごちゃ、考えながら、フェブは歩く。

 できたての、ふわふわの青いわたあめを、店の人が見せつけて来た。
「おひとつ、どう?」
 友達たちは、甘い匂いに誘われて、次々と買う。わたあめは、お祭りじゃなきゃ買えないから、食べたい。でも、お菓子は、食べ物を買って、お金が余ったら、後で買おうと、フェブは思う。

 友達たちが店の前で、色とりどりのわたあめを出すと、袋は捨てて、棒を持って、食べ始める。フェブは、自分一人だけ、買っていないことが目立たないように、友達たちの一番、後ろを歩く。

「フェブ、あげる」
 いきなり言われた。見ると、ユアリィが、半分、食べかけの薄赤のわたあめを、フェブに差し出した。ユアリィは、もう一方の手に、赤い紙袋を持っている。
「ぼく、わたあめ、大好きなんだ。いちご味と、りんご味、どっちか、決めらんなかったから、2つ、買っちゃった」
「どっちも自分で、食べればいいだろ」
 フェブは、恥ずかしさに頬が熱くなった。ユアリィが、フェブがたった一人、わたあめをことに気付いて、わざわざ買ってんだと、思った。

 ユアリィは、食べかけのいちご味のわたあめを、フェブに差し出す。
「いちご味をフェブに受け取ってもらえないと、ぼくは、りんご味の袋も開けられないんだよ」
 フェブは、ユアリィの手から、りんご味の袋を取って、開けて、棒を持って、差し出した。
 ぱくっと、ユアリィは、フェブが差し出す、りんご味のわたあめに食いつく。

 ほんとに、わたあめが好きなだけかよ…

 苦笑してフェブは、ユアリィの食べかけの、いちご味のわたあめを受け取った。



「ごめん、ユアリィ」
 謝っても、ユアリィが無視するから、ずっと言えなかったことを、フェブは言った。
「自慰してたのはっ、俺、イクの、早いだろ。ガマンする練習、してたんだ」


 Domには、『Cum射精しろ』という便利な命令コマンドがあるが、それに頼りたくなかった。


 ユアリィは必死に笑いをこらえたが、こらえきれなかった。
「………………………ぶへへへへへへへへ」
「笑うなよっ」
「うふふ。――じゃあ、ぼくも謝る」
「何を……」
 フェブは、ユアリィに「オーガスDomとプレイしちゃった」とか、「セックスしちゃった」とか、謝られるんじゃないかと、反射的に思ってしまった。

 ユアリィは、自分の黒髪を指で、いじった。
「髪ね、フェブが切ってくれるって言ったのに、ぼく、めちゃくちゃ怒っただろ」
「あ、うん…。ごめん」
「ぼく、髪、伸ばしてるんだ」
「何で?暑いのに」
 フェブが言うと、ぷんっと、ユアリィは、唇をとがらせた。
「フェブが、ぼくの髪、撫でるの、好きだから、伸ばそうと思ったのにぃぃぃ」
「え?あ。うんうん。好き。好きだよ」
「『え』って、聞き返されたよ…。――いつも、えっちの後、さらさら、撫でてくれるじゃないか~」
「ユアリィの髪、さらさらしてて、撫でてると、気持ちいいから」
「撫でて」
 ぎゅっと、ユアリィに抱き締められて、ふわっと、フェブは体が浮かび上がる。
「わわっ」

 部屋が、ぱっと明るくなって、上に掛けていたブランケットが舞い上がる。ブランケットは床に敷かれて、ユアリィに抱きつかれたまま、その上に下ろされた。

 2段ベッドと机の、狭い間で、向かい合う。
「疲れてるだろ」
 フェブに言われて、ユアリィは、ううんと首を振り、何かを思いついて、ぱあっと、青い瞳を見開いた。
「疲れてる時には、甘い物だよねっ」
 自分の机の上の、わたあめの袋が、ぴょお~んっと、跳ね上がり、二人の上に降りて来る。
「だめだよ。こんな夜中に、甘いものなんて」
 フェブが袋を取り上げて言うと、ぱっと、部屋が暗くなった。しかし、薄明るい。夏の夜明けは早かった。
「明け方に、甘いものなんて」
 言い直して、フェブは笑ってしまう。部屋は、また明るくなる。ユアリィは起き上がる。フェブも起き上がった。
「食ったら、歯、磨けよ」
「はぁい」
 フェブは袋を開けて、いちご味の薄赤のわたあめを、棒を持って出した。時間が経ったせいで、もう、ふわふわではなく、くたっと、固まってしまっている。

 差し出されても、ユアリィは、わたあめを受け取ろうとしなかった。かと言って、ぱくっと、食いついたりもしない。
――フェブは命令した。
Lick舐めて

 ユアリィは、フェブに見えるように、わたあめの端を、キスをするように首を傾けて、舌を出し、舐めた。舌で、わたあめが溶ける瞬間、じゅっと熱を感じる。甘酸っぱさだけを残して、口の中、消えてしまう。口を、べとべとにして、ユアリィは、わたあめを舐める。

「ちょうど帰り道で、屋台、片付けてて、もらった」
 フェブが言うと、ユアリィは、わたあめから口を離した。
「フェブ、そこは、『並んで買った』くらい、言わないと。」
「え?あはは。そうだね」
「フェブも食べて。美味しいよ」
「うん…」

 フェブが、わたあめに口を付けると、ユアリィが舌を伸ばして来る。

 やると思ってたけど!

 そう思いながら、フェブは瞳を閉じ、口を開き、甘いユアリィの舌を受け入れた。二人は、わたあめを溶かしながら、舌を絡ませて、べとべとの唇を重ね合わせる。

「んっ、ふ、っは、ぁんっ、」
「っは、あ、ん、っん、」

 わたあめを舐め尽くしても、二人はキスを続けた。唇と唇の隙間から垂れるよだれも、甘く、べとべとしている。ユアリィは、甘い涎の糸を引いて、唇を離すと、言った。

「フェブ、練習の成果、見せて」
「そっ、そんな、まだ、そんなでもないよっ」
 首をぶんぶん、振るフェブは、手に持っていた、わたあめの棒を袋に入れて、移動魔術で、ゴミ箱に捨てた。
 ユアリィの頬を両手で包み込む。ユアリィは、ひやっとした感触を感じて、顔をそむけた。
「や~だ~!」
「ユアリィっ、声、おっきい」
「キスする時点で、結界魔術で、外に声、聞こえなくしてるに決まってるだろ。――何で、元素魔術の水で、顔、洗おうとするんだよおおおお」
「べとべとしてるだろ」
 フェブは、自分の顔も手のひらに元素魔術の水を溜めた手で洗う。
「洗うんじゃなくて、舐めて」
「舌も、べとべとしてるから」
「フェブ、大キライ~」
「わわっ」

 ユアリィは、自分の両手のひらに元素魔術の水を溜めて、ばっしゃんばっしゃん、飛沫しぶきを散らして、顔を洗った。そして、立ち上がる。
「歯、磨いて、寝るっ」
 洗面所へ行こうとするユアリィの手を、フェブは掴んだ。掴まれても構わず、ユアリィは行こうとする。フェブは命令した。
Stay待て

 命令コマンドに、ユアリィの足は止まった。でも、背中を向けたままだ。フェブは、Subユアリィが誘ってくれなきゃ、命令できないDomって、ダメだなあ…と情けなくなる。

Look見て
 フェブの命令コマンドに、ユアリィは振り返る。不機嫌な顔はしているが、青い瞳は笑っちゃっている。

Strip脱いで
「え…」
 次の命令コマンドは、「Sitお座り」だと思っていたユアリィは、小さな声を上げてしまう。けれど、手は、パジャマを脱ぎ始めている。このまま、全部、脱いじゃったら…と思っただけで、ユアリィは体が熱くなる。

 パジャマの上着もズボンも脱ぎ、パンツも脱いで、ユアリィは、フェブの前に立たされる。自分の物を、フェブの目の前にさらしている。

 フェブは、ユアリィを見上げる。本当にきれいだと、いつも思う。
 濃い褐色のなめらかな肌、肩に触れるほどの結んでいない黒髪、長い手足、褐色の太い物。

 うっとりと、自分の体を這うフェブの視線に、ユアリィは、もじもじする。次の命令を、Subの体が欲しがってる。

Comeおいで
 フェブの命令コマンドに、ユアリィはフェブに抱きつき、押し倒して、キスした。

「んはっ、」
 いきなり口を塞がれて苦しくて、開いたフェブの口の中へ、ユアリィは舌を伸ばして、いちご味を味わう。フェブの舌は、わたあめより甘くて、ユアリィの舌はろける。

 ユアリィは、もっと味わいたくて、唇を首筋へ這わせながら、フェブのパジャマ代わりの襟なし半袖シャツを引き上げて、乳首に吸い付く。
「んひゃひゃ。それ、だめだって」
 フェブは笑いながら、引き上げられたシャツを脱ぐ。ちろちろ、ユアリィが舌先で、乳首をぶっても、フェブは明らかにくすぐったがって、身をよじる。
「やめろって」
「んも~。何も感じない?」
「くすぐったい」
「じゃなくて。」

 ユアリィは、フェブの体の両脇に、両腕を着くと、自分の体を引き上げ、フェブの目の前に、可愛らしい花のような乳首を突き出した。フェブは、ちゅぷっと吸い付き、舌で、れるれる、転がした。もう片方は、指先で、くりくり、こする。
「ぁんっ、ん、っふ、ぅ、」
 フェブは口も、指も、離した。

「何でそうなるのか、わかんない」
「ぼくだって、フェブにいじられるまで、自分の体が、こんなになっちゃうなんて、知らなかった。ひあっ」
 フェブは、自分の上、四つん這いになっているユアリィのそこに、指先で触れた。
「『ここ』、も?」
「自分で触っても、ヘンな感じが、する、だけっ」
「俺に弄られると?」
 ぬるっと、自分の中に、フェブの指が入って来る。ユアリィが机の引き出しの奥に隠してるクリームを、フェブは空間移動魔術で取り出して、指先に付けていた。

「っは、あ、っん、」
「熱い、ユアリィの中」
 ちゅぷちゅぷ、乳首を舐めながら、中を指先で、ぬるぬる、撫でる。
「どっちも、いっしょ、だめっ、ゃ、あ、んっ、っあぁ、」
 もう片方の乳首も、ちゅぷちゅぷ、舐めて、中を指先で、ぬるぬる、撫でる。
「んぁ、あ、あ、っあ、っん、ん、」
 ユアリィの細く引き締まった腰が揺れて、勃ち上がり始めている自分の物を、フェブの膝丈ひざたけズボンの上から、こすり付けている。
「ゃあんっ、」
 フェブは乳首から口を離し、指を引き抜いた。ユアリィはフェブに抱きつく。
「もっとぉ、どっちも、もっと弄ってぇ、もっとぉ、」
 ユアリィをフェブは抱えて、自分の下に寝かせて、命令した。
「Presen晒してt」

 ユアリィは、熱っぽく潤んだ青い瞳で、フェブを見つめて、すんなりと長い脚を開き、膝裏を手で持ち、高く掲げて、そこをさらした。
 フェブはもどかしく、膝丈ズボンとパンツを引き下ろした。ユアリィの物を擦り付けられて、フェブの物は勃ち上がっていた。

 晒されている、濃い褐色の肌色の中にある、ひくひくと震える小さな薄桃のつぼみの中へと、フェブは自分の物を挿し入れた。
「大きぃい、熱ぃい、硬ぃい、」
 ユアリィが声を上げる。そんなことないのに。と思って、いつもフェブは恥ずかしくなる。

 ユアリィは、両腕をフェブの首の後ろに掛け、両脚を肩に掛けて、引き寄せる。
「もっと来て、フェブ、ぼくの中、もっと奥まで来て」
 涙をこぼして、きらきら輝く青い瞳を、フェブは、本当にきれいだと思う。
「ユアリィ、大好きだよ」
「ぼくも大好きぃ」

――全部、挿入はいった。熱いフェブの物を、熱いユアリィの中を、じっと、二人は感じた。
 でも、もっと感じたかった。

 ずゅるゅっと、フェブは腰を引き、ぱんっと高らかに音を立てて、打ち付けた。
「んぁっ、ぁくんっ、ぁうっ、はうっ、んあ、ぅんっ、」
 ずゅるゅっ、ぱんっ、ずゅるゅっ、ぱんっ、ずゅるゅっ、ぱんっ、繰り返されるフェブの腰の動きに、ユアリィは声を上げる。わたあめが、棒に絡み付いてゆくみたいに、フェブの物に、自分の中が絡み付いているのを、きゅんきゅん、ユアリィは感じる。

「わたあめみたく、絡み付いて来るっ、ユアリィの中っ、」
 腰を打ち付けながら、フェブが言う。

 気付かれちゃってるぅぅぅ

 ぎゅうっと、ユアリィの中が締まり、ぐっと、フェブは、こらえて、腰を打ち付け続ける。ユアリィの腰は浮き、垂らした雫にまみれて、てらてら、褐色に光る自分の物を、フェブのお腹に擦り付ける。
「フェブのおちんこ、気持ちいいよぉぉ、ぼくのおちんこ、気持ちいいよぉぉ、」

 フェブは、ユアリィの浮いた腰を突き上げ、と゛ち゛ゅ゛と゛ち゛ゅ゛、奥を攻め立てる。同時に、フェブのお腹で、ユアリィの物は、す゛ゅ゛り゛す゛ゅ゛り゛、こすり上げられる。

 ふたつの快感は、混ざり合って、ユアリィの体を駆け昇り、脳天へと突き抜ける。

「ぃああ、ぃああ、ぃああ、ぃああ、」
 開いた口から涎を垂らし、ユアリィは声を上げる。汗に濡れた濃い褐色の肌は、快感にうねる。腕で、脚で、中で、フェブを抱き締める。

 もうムリっ!!!

 フェブは、こらえきれず、ユアリィの奥を高く突き上げ、イッた。
「あああああああああんっ」
 結界魔術で部屋を封じていなければ、寮内に響き渡るような声を、ユアリィは上げてイッた。
 今、まさに射精している物を、ユアリィの中に搾り上げられて、
「ぁぐぅ、っう、ぅ、」
 フェブも低く、うめく。お腹がけるように熱いのは、ユアリィの物が噴き上げた精だった。

 今日は、先にイかなかった!よかった……

 安堵と、射精後の倦怠感でフェブは、ユアリィの体に、ぐったり、のしかかり、自分のお腹の下の、ユアリィの物が、射精したのに、なんか熱くて硬くて大きいままのような気が、した…


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