ラブプレイ~Hな二人の純愛ライフ~

中村 心響

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まったりとしたピロートーク。キスをしてふざけ合っていると夏希ちゃんは急に腰を浮かせた。

「きた…」

「変なのがお腹に…」

「だから変なのじゃないって」

夏希ちゃんは言いながら躰を起こした。

上に居たあたしを夏希ちゃんはゆっくりと下に押し倒す。あたしは上半身で起き上がった数日ぶりの夏希ちゃんの躰を眺めた。

なんだか急に男らしく引き締まった感じがするのは役作りの為に躰を造っているからなのだろうか──

「光源氏ってムキムキだっけ?」

古文に疎いあたしは今度のドラマの説明をする夏希ちゃんにそう聞き返したことがあった──

撮影が始まるまでの短期間で背中の筋肉を造りたいらしい。

なんでも背中からのカメラアングルが多い役なのだとか…

光源氏の話しなら有名だから少しは知ってる。

たしか……

平安の女たらし…?


なんて言われてたような…


物語りは美的に語られてはいるけど早い話が近親やロリコンや浮気や…

取り合えず女たらしの代名詞と言われるカテゴリーは片っ端から手を付けて回る遊び人──

だったはず…


背中からのアングルが多くて背筋を造りたい──とな?

てことは、そう言うシーンがあるわけだ…。

舞いを踊るからとかで日舞とクラッシックバレエのレッスン漬けだっていってたな……

「日舞はわかるけどなんでバレエ?」

「日舞は仕草造りだって。バレエは一番綺麗な筋肉がつくんだよ。光はムキムキじゃなくて優男だから自然な筋肉をつけて艶気だせって社長がうるさいから…」

「なる」

「躰できたら写真集だすって…」

「うわ、はずっ」

「俺も恥ずい…」

「……頑張って」

あちゃらの業界はよくわからん。


わからんけど……

今の夏希ちゃんを見て思う──

すごく色気が出てきてるから……



細いラインは崩さずに筋肉が付いてきてて逞しいと言うよりは美しい…


これであの平安の衣を着るわけだ…

あの聖徳太子みたいな帽子被って扇子口にあてて“ホホ”って笑うのかいな?…

「ぷ…」

「人の躰眺めて笑うってどういうこと?」

「ごめん、ちょっと異次元に意識が飛んじゃって…」

「……そ?」

あたしの目の前にはもう衣を肩まで半端に脱がした光の君が錯覚で映っている。

光の君はあたしの台詞に妖しい笑みを浮かべた。

「ならば晶(しょう)の宮──果てなき永楽の悦とともに、そなたを月裏の異次元まで飛ばしてごらんになりましょう…」


「……──」


「覚悟は宜しいですか?…姫…」


「……は、い…」


魅惑的な笑みを浮かべる光の君に思わず目眩が起きた……


ちょっと…



光の君を演じる夏希ちゃんて──

…カッコイイかもしれないっ…


あたし、今さら夏希ちゃんのファンになっちゃったかも。。。


もとい…

藤沢 聖夜のファンに──

そう考えるあたしの片足を抱えると、夏希ちゃんはゆっくりと猛る自身を沈めてきた……
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