ラブプレイ~Hな二人の純愛ライフ~

中村 心響

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拗ねるつもりはないけれど、気持ちは勝手に落ちていく……


「はあ……」

ため息も勝手に出ていった……

「うだうだ言わずに食べる!」

晶さんは言いながら俺の向かいにドカッと座る。

「しょうがないじゃん!作ろうと思ったらマスターが“おう晶、お前海外行くから食材買わないだろ?これ持って帰って食え!”ってくれたんだからさっ」

「こんなに沢山?……」

「冷蔵庫の整理も兼ねて……だと思う……」

「……て、ことは…」

「………」

「余り物……」

気まずい表情の晶さんを前にして、自分で呟いて余計に悲しくなった……

いいんだ……

所詮、俺はこんな扱いで十分なんだ……

何よりも晶さんがまたこの部屋に戻って来てくれただけで満足だし、言うことは何もない……

ないけど……

ないつもりではいるけれど……

「………」

「……ああもうっ…その顔うざいっ…」

晶さんは俺を見てそう言い放った。

「いいじゃんマスターの手作りで!あたしが作るより美味しいじゃんっ…」

「美味しいのはわかってるよっ…でもっ」

「でもなにっ」

「でもせっかくなら俺は晶さんのが食べたかった!…っ…」

握っていたフォークとナイフを置いて言いきった俺に晶さんは顔を向ける。

「なら……後であたしを食べればいいでしょ」

「………」

「でしょ…」

「うん……」

「じゃあ食べて」

「………」

言われてフォークとナイフを握り直した俺だったけど……またそれをテーブルに戻して腰を上げた。




「…あ…ちょっ…夏希ちゃ…」

晶さんが手にしていたフォークを取り上げてテーブルに置く。

「やっぱ順番が逆だと思う」

「……っ…」

驚いた晶さんの手を引きながら、俺はそう口にした。

しょうがない。誘ったのは晶さんだ。

晶さんのその言葉で料理のことなんてどうでもよくなった。

考えてみれば、やっと帰ってきたのに、ただいまのキスだっておあずけのままだ。

「きゃっ…」

ベッドに倒れ込んで小さく悲鳴を上げた晶さんに覆い被さる。

「先に決まってるじゃん……ずっと我慢してたんだから……」

「──……」

瞬きも忘れて見開いた晶さんの目を見つめ、半開きの唇をなぞる。

研修から飛んで帰ってきてくれたあの日から、病院に見舞いにきてくれる度にキス止まりだった──

一人ベッドの中で、その先をどれだけ想像して耐えたかしれない──


さっきまで強気だった晶さんの表情が、観念したように今は俺を受け入れる。

「ごめん晶さん……」

唇を寄せて強引さを謝ると晶さんは笑いながら俺の肩に腕を回した。

伏せられていく晶さんの白い瞼を見つめ、顔をゆっくり傾ける。

重なった唇を深く押し付けて離すと熱いため息がお互いの口から漏れていた……。



「……ふ…ふふっ」

笑いながら晶さんの腕が俺を抱き締める。ぎゅっと堅く抱き合うと俺の顔にも笑みが零れた。

「先に決まってる…ってことは、あたしは前菜になるのかな」

ベッドでただ抱き合いながら、晶さんがそう溢す。

俺は身体を離すと大袈裟に驚いて晶さんを見た。

「前菜? まさか!」

「きゃ…っ…」

ぐるっと回転して下にいた晶さんを上に抱えた。
細い腰に腕を絡め、下から晶さんの小さな顔を見上げる。

華奢な顎。整った可愛い唇。

この角度から見た晶さんもすごく気に入ってる。

素っぴんでも正統派の美人はどこから見ても完璧でため息が出るほどだ。

俺はそんな晶さんをうっとりと眺め、白い頬に指の甲で触れた。

「メインに決まってるじゃん……」

こんなに美味しそうなんだ。メイン以外であるはずがない──

「…晶さん……」

「…うん……」

「ただいま」

「……」

晶さんは小さく頷くとまた俺と唇を重ねていた。

離れた口から「おかえり」と微かに聞こえてくる。
可愛い笑みを見せてはまたキスをして、晶さんと何度もその行為を繰り返した。

ただ抱き締めるだけで、ただ唇を合わせただけで……

こんなに幸せを感じるなんてそうはない。

じわりと胸の奥から満たされていく感覚を噛み締める。

そんな俺を見つめると、晶さんはゆっくりと下に下りていった。



「襲うの?」

俺のシャツをゆっくり託し上げ、腹に顔を埋めた晶さんにそう尋ねる。

晶さんはクスクス笑いながらその肌に唇を押し当てた。

「うん……夏希ちゃんと一緒」

「一緒?」

「うん。……我慢できないから襲っちゃうの」

「……っ…」

軽く歯を当てながら晶さんの舌先が俺の腰骨の辺りを這い回っていた。

「…っ…ちょ…ま…晶さんそれくすぐったい…っ…」

「だめ。我慢しなさい」

「あっ…」

腹部の真ん中にキスされて急に腰が浮き上がる。

「はあっ…あっ…あ…まっ…」

「なあに?夏希ちゃん、なんだか女の子みたい……声出しすぎ…」

「弱いとこばっか攻めるからじゃん晶さんがっ…」

脇腹やへその周り、俺が身をよじりそうなほど弱い所だけを攻めてくる。

顔を上げた晶さんは俺を見下ろすと、ゆっくりと上半身に指先を這わせて乳首の先をつまんだ。

「……っ…」

「声でそう?」

歯を食い縛って耐える俺を覗き込む。

更にシャツを託し上げると晶さんは俺の胸元に顔を埋めた。

「──っ…ああっ…やばいっ…それ出るっ…ぜったい声でるからっ」

声が出る上にもう下半身はパンパンだ。俺に跨がる晶さんの下で抑えきれない熱を持つ。

晶さんはそこに擦り付けるように腰を落とし、尖らせた舌先で俺の小さな突起を撫で上げていた。



部屋着に身を包んでいた晶さんの下半身がゆっくりと前後する。

柔らかな素材の生地は晶さんの熱い部分の感触を、じんわりと俺の猛りに伝えてきていた。

「すごい勃ってきてるね…夏希ちゃんのココ…」

「……っ…」

擦り付けていた腰を浮かせ、晶さんは膨らんだ俺のそこを手のひらで包むように擦ってくる。

強弱を付け、時には握り締めるように思いきり力を入れて、俺の熱いそこを凌辱していた。

「気持ちいい?……」

疼く痛みと快感に興奮して口に溜まった唾液を飲み込む俺を晶さんは覗き込む。

「……ったまんない…」

身体の熱さで頭の中も思考回路が途切れる寸前だ。
虚ろになった瞳で晶さんを見上げると、俺は正直に今の気持ちを口にした。

優しく扱って欲しいけど、微かに与えられる痛みにも身体がしっかりと興奮してる。

「──…痛っ…」

ぎゅっとまた、晶さんに猛りを強く握られて小さく喘ぎを漏らした。

「痛い?」

「…っ……痛いけど…気持ちいい…」

直ぐにまた優しく前後に擦られて、痛みではない快感に包まれる。

意地悪な攻めに俺の下半身は服の中でしっかりとその形を露にしていた。

「痛いのにこんなに勃つんだ……やっぱり夏希ちゃんてヘンタイ……」

「……っ…」

晶さんは俺のその反応にふふっと笑う。
立体的に形を浮き上がらせたそこを、楕円を描くように晶さんは指先でなぞり、そしてジーンズの釦を外した。
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