ラブプレイ~Hな二人の純愛ライフ~

中村 心響

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「晶さん!?まだ?」

「あー、っま…待っててっ」

エントランスのロック解除を急かす夏希ちゃんに慌てながらあたしは高槻を引き摺り出した。

「ははっお前必死、力あるな!」

なんでこんなに楽しそうなんだコイツは──

まさしく人の不幸を楽しんでるってやつだ。

「出てってっ!もう来ないでよっ」

高槻は部屋の外に出されても笑っている。

何故にこんな余裕があるんだろう──

ほんと不思議に思える。

そんな高槻はふと表情を素に戻した。

「また様子見に来るから」
「来なくていいってば」

あたしの訴えに首の後ろを掻きながら笑うと高槻は背を向けて手を振った──

「晶さん?独り言?部屋の中誰か居るの!?──男の声聞こえたけどっ!?」

インターホンを通して騒ぐあたしと高槻の声が聞こえたらしい──


…っどうしよう

隠すと変だよね…

しゃがんで色々と策を練る…

「晶さんっ…」

ロックを解除する前に夏希ちゃんは部屋まで着ていた。
たぶんに高槻とのすれ違いで開いたドアを通ったのだろう…


急いで走ったのか夏希ちゃんの息が上がっている…

なんだかちょっと怒った表情だ──



「ここに高槻着たっ!?」

「………」

「なんで黙ってんの!?」

「………」

「今、下ですれ違ったんですがアイツに似た奴とっ!?どういうこと!?──」


激しい剣幕の夏希ちゃんをあたしはゆっくりと見上げた。

「……バイトから帰ったら待ち伏せされてた…」

「……っ…」

夏希ちゃんはショックを受けた様だった──

しゃがんだあたしと目線を合わせあたしの顔を覗き込む。

「部屋入れたの?なんで?何もされなかった?」

「なんにも…」

そう、まるで普通に遊びに着たように過ごして帰って行った──

夏希ちゃんは部屋に入って見渡した。

高槻に出したままのお茶を流しに捨てると夏希ちゃんはあたしのベットルームまで見て回る。

部屋の様子に変わったところは伺えない。

夏希ちゃんはポツリと口を開く──

「ほんとに来ただけなんだ…」

「うん…」


「新しい電話番号聞く為だけに態々やってきたみたい…」

「行動力すごいな…さすが体育会系」

「うん…アイツは体育会系の中でも群を抜いてるから…」

「俺…やっぱ負ける?」

「……ぷ…」

「笑って誤魔化すな」

「負けないよ…大丈夫」

「………」

「勝負になんないよ」

「……ほんとに?」

「うん、あたしが言うから間違いない!」

「それが一番確信持てないって知ってる?」

「──…ひどっ!?」

二人でしゃがんでボソボソ語ると夏希ちゃんの言葉にあたしは笑いながら返していた。
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