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しおりを挟む夏希ちゃんは上からあたしを見下ろして口角に笑みを滲ませる──
あたしを見ながら自分が脱いだシャツをねじると夏希ちゃんはそれであたしの手足を縛り付けた。
「晶は躰が柔らかいからどんな体位も楽にできるね」
「これはちょっと…っ…」
両手首を縛り輪になったその真ん中にあたしの片脚を膝まで通す。自分で膝を抱えたように縛りつけられて隠れていた部分が露になった。
「丸見え。すごいねこの格好……写メ撮っとく?」
「ちょ、やだ嘘やめてよっ?」
「は、なに今更? オナニー動画送ってきた人がなに恥ずかしがってるわけ?」
「人に撮られるのと自分で撮るのとちがっ…」
「一緒。…映像は同じ」
夏希ちゃんは言いながら写メのピントをあたしのそこに合わせてシャッターをきる。
カシャ──
そんな機械の音がして夏希ちゃんは写した画面をあたしに見せ付けた。
「ほら、すごいグロテスク」
「……っ…もう、やめてっ」
「……めちゃめちゃイヤラシイこれ…」
そう言いながら画面を眺めてあたしを見つめると夏希ちゃんはその写メにイヤラシク舌を這わせた。
画面をベローッと舐めて魅せると妖しい笑みを剥ける。
「新しいオカズができた…」
保存したらしい素振りを見せて夏希ちゃんはあたしに覆い被さる。
・
片足を自分で抱えて疼くそこを寛げた淫らなあたしの姿を眺めると、夏希ちゃんはそこに硬く反る猛りの先端を添える。
「突っ込んでグチャグチャに擦るとこも撮ってやるから」
「──…っ…」
「見たいだろ? 自分が犯されるとこ」
ニヤリとすると夏希ちゃんは組み敷いたあたしの強張る頬をペチペチと軽く叩(はた)いた。
その仕草はなんだか場末の飲み屋でホステスを犯すチンピラみたいだ──
Vシネマの役だろうか?
ただ、役に入り込んだ夏希ちゃんは今までとは全く違う“悪い男”の顔をちらつかせる。
役に入っただけで、人の顔付きってこんなに変わる物なのかとどこかで冷静に観察してしまう自分がいる。
やっぱりプロの役者だ……
そして…
乱暴な言葉攻めを口にする目の前の悪い男に何故かドキドキしはじめた自分がいた──
「やっぱ好き者だな……」
「──……」
「犯すって言っただけでアソコがヒクヒクしてる……」
「……っ…」
蔑みながら見下ろしてくる目線に責められてるようできゅうっと子宮が疼くのが自分でもわかっていた。
「ハア…っ…」
やばい…
夏希ちゃんがすごくカッコ良く見えてきた──
元々カッコ良くはあるんだけどいつもの甘えたな雰囲気が消えたせいか……
今日の夏希ちゃんは“シビレる男”って感じだ。
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