320 / 403
17
しおりを挟むやばい──
どうしようか…
白い天井と眩しい蛍光灯で目が霞む。
「ごめん!…」
もうこれしかない。
詫びの一手。
「ごめん晶さん……」
背を向けたままの晶さんにスカートを握り締めたまま詫びながら近づく。
「ごめん…っ…」
ああ…
俺はこの先一体どれだけの許しを貴女に乞うのだろうか──
立場が一向に逆転させられない。
そんな心の嘆きと妙に弾む胸の疼き──
ベッドに乗り上がり、壁際に顔を隠したままの晶さんの背中にピタリと身を寄せて後ろから抱き締めた。
「疑ってごめんっ…俺と店に行くのが嫌で晶さんが嘘ついたって思って…」
「急に臨時で喫茶店のバイトに出たの! 早上がりでそのついでに街に出ただけ!」
「それであの美容師と会ったわけだ?」
くるりと振り向いた晶さんを覗き込んでそう聞き返した。
「………」
「なんで無言?」
「マモルさんはたまたまメールが着て……」
「………」
「カラーの誘いだったから時間あったついでに…髪をって……」
「……ついで…」
「うん……」
「………」
覗き込む俺から目を逸らさずにそう口にする。
その目に嘘は感じない。
そんな晶さんを見つめて俺は小さな溜め息を吐いていた。
・
抱き締めた腕にぎゅっと力を入れて晶さんのうなじに口を押し当てる。
「ごめん…もう疑わない…」
「……謝るのはいいとしてお尻に当たってくるけど?」
「……たぶん…気のせいだよ」
当たってるのは気のせいだ。的確に言うと当ててるってヤツ──
少し興奮してきた下半身を俺は晶さんのヒップに擦り付けるようにゆっくり揺らす。
晶さんは黙ったまま動かずにいた──
「感じてきた?」
「ジーンズ越しで? 感じてるのは夏希ちゃんだけでしょ?」
ちょっと呆れ口調で目だけを高揚した俺の顔に向ける。
「じゃあジーンズ脱いでこれ履いて」
「それ嫌。もう捨てるヤツだから履きたくない」
「……っ…」
俺は強情を張る晶さんを自分に向かせて覆い被さる。
「履きなさいっ! 俺の為に選んで買ったなら一度履いてから捨てなさいっ…」
「なにそれっ!?」
「お願いっ…履いてっ」
あの手この手でスカートを握りしめて懇願する。
「晶さんが自分で履きたくないなら俺が履かせてあげるからっ…」
「……っ!?」
ウエストがゴムのせいか意図も簡単に俺はその行為に及ぶ。
足元からスカートを通して晶さんの腰まで履かせるとそのまま身に付けていたジーンズに手を掛けた。
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる