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「やだっ!? ちょ…パンツも一緒に脱げてるからっ…」

「どうせ脱ぐんだからその手をどけなさいっ」

抵抗する晶さんの手を払いながらパンツとジーンズをセットで足首までずりさげる。

足掻く晶さんの下半身は、はっきりいって丸見えもいいとこだ。

ただ、ミニのフレアスカートに生足ってかなり生唾物だった……

「うわ…っめちゃ可愛いっ…」

無性にムラムラするっ


喉をゴクリと唸らす俺を晶さんもスカートにノーパンが恥ずかしいのか赤い顔して見つめてくる。

内股でモジモジする長い足がエロさを増す。

フリフリのスカートの游ぐ裾に視覚という男心が刺激されていた。

「他に何買ったの…っ…」

何故か興奮しながら聞いていた。

俺とのデートを想像しながら何買ったんだ!?

脈打つ疑問に鼻が膨らみ掛ける。

「…ぶ、ブーツと、柄タイツを…」

「ブーツと柄タイ…」

俺はベッドの下にあった紙袋を拾い上げていた──。

まるで何かの禁断症状が出たように袋を豪快に漁りまくる。

その手にしたふくらはぎ丈のモコモコとしたハーフブーツを眺め、妙に胸が騒いだ。



袋から柄のタイツを二、三枚手にすると、俺はその中の一つの封を開けていた。

ストッキングに近い、肌色のペラペラとした揺れる薄手のタイツ。

広げてみると太もも部分まで編みタイツの模様が入り、ご丁寧に細いガーターベルトの柄が描いてあった。

「こんなのも買っちゃったわけ……」

俺のために…っ…


何気にエッチなデザインだ。顔を緩ませてタイツを眺める俺に、晶さんは言い訳するように口を開く。

「それはっ…タイトスカートに併せようかと思って選んだだけでっ」

「タイト…」

俺はもう一度、フレアスカートの入っていた紙袋を探った。

中にはストレッチデニムのタイトスカートが袋の底に見える。

紙袋が黒いデザインだから気付かなかった…

俺はフレアスカートを履いた晶さんを見つめ、手にしたタイツとブーツを交互に眺める──

「これも履かせてあげる…っ」

「………」

興奮して力んだ俺に、晶さんは折れたように諦めた顔を向ける。

取り合えず服装の組み合わせなんてどうでもよかったわけで、俺は晶さんの長い足先にタイツを被せた。

「えっ!? 待ってパンツはっ」

「必要ないから」

「やだっ!? そのまま!?」

俺は構わずに膝までさっとタイツを伸ばし、晶さんに有無を言わせずエロい柄の編みタイを履かしてやった……。

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