男装バレてイケメン達に狙われてます【逆ハーラブコメファンタジー】

中村 心響

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第三章 恋愛編

2

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その間アルはベットの上で半裸のままほっとかれていた


‥せめて上着だけでも返して欲しいんですけど💧


アルは何も言えず露になった胸を手で隠す


とうとうバレちゃった…


どうしよう…準優勝剥奪とかなっちゃったら…
王族会議とかにかけられちゃうかも―――

もっと悪ければ詐欺罪で捕まっちゃうかな…

・・・💧
…やばい💦




自分の身に降り掛かることを想像していると部屋に誰かが入ってきた



「ジュリア?
急ぎの用って何かしら?」


行かず後家シスターズの長女、ジェシカだった


ドア付近でぼそぼそとジュリアが耳打ちするとジェシカはアルに歩み寄り、胸を隠していた手をグィっと開かせた



「・・・あら・・

ほんと・・・綺麗だわ」


――そこかぁ!?‥//
もっと他にゆーことあるでしょっ!?



はだけたアルの身体を見てジェシカは呟く・・・


「・・これは・・是非、絵に残さなきゃ」


「/////…💧」


「やっぱり姉様もそう思う!?


・・・ねぇアル・・・」




「はぃ?💧…」


「あなた、下もお脱ぎなさい」



「―――!?

それはっ‥////💧」


「いい~じゃなぃ?
女同士なんですものっ!

内緒にしたいんでしょ?」


そんなこと言ったって絵に描いたら内緒にならないじゃん!?なんか矛盾してるっ──



そんなアルの考えを見抜いてジェシカが言った

「大丈夫よ、絵は私達だけで楽しむからっ
ウッホにはちゃんと口止めするし、勿体ないわ!
せっかくそんな綺麗な身体してるんですもの。
絶対!絵に残すべきよっ」


「…そんな💧」


もはやこの二人にとって、アルが男装して闘技会に出たなんてことは関係ないらしい💧



…捕まらないだけましか・・💧



前向きに考えるアルだった…








「あぁ!姉様、やっぱり片膝はもう少し立てた方がエロチックでいいと思わない?」



…えっ///!?



「そうね!シーツを身体に纏わせたらどうかしら?
やっぱり時代は“もろ見せ”より“チラリズム”よね」


…なっ///!?



「あと、枕を腰の下に置きましょ!


ほらっ──…のけ反った感じがとてもエロチックだわっ」




…い、いつまでやるの!?


アルは様々なポーズをとらされ続ける


…絵のモデルってけっこう体力仕事だ…っ…



この日からアルはモデルだけでなく、お茶だ!買い物だ!観劇だ!と引っ張り回され、城の警備よりも行かず後家シスターズのお守りを余儀なく任命されたのだった・・・



~・~・~・~・



アルが絵のモデルをするようになって数日が経っていた。
我が儘な行かず後家シスターズの扱いにもなれた今日この頃、アルはジェシカ達に連れられ街にショッピングに来ていた


「姉様、ちょっと見て!
これ結構良くなくて?ホラッ!」


とある衣料品店。ところ狭しと並べられている衣服を手に取りジュリアはアルに合わせてみる


「ホラッ!やっぱり似合っててよ、アル!」


ジュリアが手に取った衣服は、胸元部分がハート型にカットされたレースで縁取りしてある白いエプロン付きのメイド服だった💧




「‥💧‥//」


「ジュリア、こっちはどうかしら?
やだ…っ…アル、あなた何着ても似合うわ!
ちょっと待って、アンドレのはないのかしら?」


「―――💧‥」


ジェシカが手にしていた衣服は赤い軍服のようなデザインだった‥
よく見ると札にオスカル様用と書かれてある。
アルは長いブロンドのヅラも被せられていた💧

そう、ここはジュリア御用達のコスプレショップタワー“アキバー1号館”


一つのタワーにいろんな専門店が入っており一日居ても飽きない造りになっている

“モデル用の服を買いに行くわよ”と言われては毎回ここに連れてこられている💧


ジェシカ達がはしゃぎながら服を選んでる間にアルは近くのベンチに腰掛け一息ついた。

脱いだり着たり‥
けっこう疲れるな💧


今日もアルはいろんな店で試着させられていた



ハードワークにふうー、と溜め息をつくと妙な気配がアルを襲う…


…やっぱり‥💧


ここ数日、アルは妙な視線に追われていることを感じ取っていた

「ねぇアル!
こっちにいらっしゃいよ」

服を選び終えた姉妹が試着のために再びアルを呼ぶ。アルは視線を気にかけ姉妹の元へ向かった。



◇◇◇


「隊長! こちら今週の街警備の報告書です! 目を通して頂きたいのですが‥」


朝の隊員達の訓練も終わり執務室で書類に目を通していたルイスに新たな報告書が手渡された



ルイスはそれに目を通す──


――――‥💧



「これは‥

‥いつからだ💧?」


報告書に眺めながらルイスが部下に確認をとった


「はっきりと気付いたのはここ四日くらい前からです‥💧」


「四日前!?💧」


顔を上げて驚いたルイスはもう一度報告書に目を落とした


長い足を組み口に手をあて考え込む‥
色男は困惑した表情もなかなか絵になる。


《街保安組合調査報告書》

〇月〇日
高級住宅街地、スタンレー家周辺に怪しい“獣”影、発見!

〇月〇日
同上

〇月〇日
同上

〇月〇日
同上──



‥‥‥💧

「ザドルは賞金王だし、あそこは今、小さい子供達がいる‥
引き続き警備にあたってくれ💧」


「はぃ!了解しました!」


部下は敬礼をすると素早く持ち場に戻っていく



…獣‥‥影か💧
まさかな?
あいつは約束にはうるさい奴だし‥‥💧


ルイスは頭に浮かんだ可能性をとりあえず打ち消した

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